アーノンクールはただのチンドン屋じゃないよ!

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>>25
どういたしまして。
アーノンクールの「モツ・レク」で批判されるところは、まさに
ウィーン楽友協会合唱団の質の低さ。
あの合唱団は「ウィーン」の名前に負けているような気がします。
確かに、あれと比べれば、シェーンベルク合唱団は質がいい部類に入るでしょうね。

古楽では声楽の復興が遅れ気味だったため、1960年代頃から
高い精度を誇るイギリスの合唱団が起用され、活躍しました。
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団とか、
オックスフォード・クライスト・チャーチとか。
その流れもあって、古楽演奏では、合唱に対する意識がかなり強いと思われます。
コレギウム・ヴォカーレにもイギリス人のメンバーが混ざっていますし。
アーノンクールの話題から離れますが、合唱を芸術の一環として鑑賞するにあたっては
イギリスの合唱団による演奏を参考としてでも聴かれることをお薦めします。
ノンヴィブラートは決して全てを表現するものではないですが、
合唱の基礎ですから。これが出来て初めてアクセントなどを盛り込むことが
できると考えます。