フルトヴェングラー

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19名無しの笛の踊り
はじめて投稿いたします。フルトヴェングラー、ウィーンフィル52年2月3日の
「第9」が日本フルトヴェングラー協会から頒布されるそうです。この演奏こそは
第9の決定盤だと思うので、ぜひ正当な評価を得て欲しいものだと思うからです。
しかも7月一杯の申し込み締め切りだそうです。かつてディスクルフランから出て
いましたが、音質の飛躍的向上を期待しているところです。バイロイトの寄せ集め
のオケではどうしても不満が残ります。が、この演奏を聴いたら最後、他のどの演
奏も全く物足りず、第9はフルヴェンに限ると言わざるを得ないのです。何しろ奇
跡があちこちで起こっているのですから。奇跡というのは起こそうとしてできるも
のではなく、まさに指揮者とオケのバイオリズムが一致した稀な瞬間で、あらゆる
曲を通じてもディスクの上に記録されたものはごくわずかではないでしょうか。こ
の日の演奏には解釈とか薫陶とかの人間業を超えた、霊感が漂っているのです。フ
ルトヴェングラーの52年盤、53年盤(協会盤に限る)、バイロイト盤はそれぞ
れかけがえのない価値があると思いますが、52年盤の感動は別格です。ぜひ多く
の方に聴いていただきたいと思います。