指揮者は楽譜読めても楽器がひけないとなれん?

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29名無しの笛の踊り
記憶が確かならば、ギルバート・キャプランはアメリカの音楽愛好家で、
自分で起こした会社で財を築き、
それで、「復活」の指揮という、素人には到底実現不可能としか思えない夢を実現すべく、
お金を払ってプロの指揮者に「復活」の指揮のためだけのトレーニングを受けて、
自腹でオーケストラを雇い、自社の社員等に招待券を配って「復活」の演奏会を開いた。
そのことが話題になって、その後当のオーケストラから客演指揮者として招かれて「復活」を再演したり、
さらには世界各地のオケにも招かれ(ロンドン響との演奏はCD化された)、
日本にも来て新日フィルと「復活」の演奏会を開いている。

実は、実際にその来日演奏会を聴きに行ったことがある。
(話題性からというよりは、
当時は今ほどマーラーの演奏会が開かれなかったからという理由もあるが。)
アマチュア指揮者だけあって、
音楽の流れがぎこちない感じなきにしもあらずだったと記憶している。
ただ、指揮者がアマチュアであることは客も十分承知だったし、
当の指揮者も雑誌のインタビューで、自分がアマチュアであることを十分自覚していたから、
アメリカンドリーム実現のええ話ということでまとめてしまっていいのでは。