小林研一郎って?

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493名無しの笛の踊り
>478さん
だから、アジア的な感性っていうのは「スパイス」になった時に
欧米人には思い付かないアイデアとしてはじめて武器になるの。
それがメインで他はありませんじゃ、通用しません。
あくまできちんとその曲が要求している言語で話して、それが
そのスタイルで聴こえてくるための約束事を踏襲して、その上で
浮かんでくるもので無くてはならないの。
本格ピラフを食べに行って、ナシゴレンが出て来た。
まあ、それはそれで美味しいものだし、一度や二度は「まあ、いいか」と
人は思う。でも、この二つは見た目は似ててもまったく違うもので
食べたいと思う人にとっては大きな違い。
三度目の注文でやっぱりナシゴレンが出て来たら、本格ピラフを食べたい人は
そのレストランに二度と来ないと思う。
ただしナシゴレンにここではまる人がいるのも事実。それがコバケンファン。
だから今の路線で行く限り、コバケンが西ヨーロッパに進出することは
あり得ない。あっても定着出来ない。アジア的・クラッシックは西ヨーロッパ人
にとって、たまに聴いてみるにはおもしろい程度のイロモノレベルだから。
所詮イロモノは本物に太刀打ち出来ない。それは、クライスラー&カンパニーが
ザルツブルグ音楽祭の前夜祭に公式参加と言うことにして欲しいと要求して
現地のひとに失笑されたのと同じ結果を生む。
彼等も下手では無い。しかし、絶対に感動を与えられるという才能を永年
磨き続けて来た世界的な演奏家達と同列に評価できるわけが無い。
本物の音楽を大切にする国の人ほど、それははっきりするでしょう。
東欧は基本的にアジアの音楽がかなり影響しています。
民謡の音階などはアジアと同じ五音音階の民族もあります。(マジャールなど)
その分アジア的な感性は受け入れ易い、というのがコバケンが活躍できている
理由でしょう。
ついでに言うと、ロシア人の音楽もあっちの人には「エキゾチック」と評価されます。