40代の肖像

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751名無しの笛の踊り
>>720 こんなんでどうだい?
「チャイコ厨房プロファイリング結果」
今年で43歳、ハゲが絶望的に進行している。確定申告が必要な職である。(本人談)

子供の頃は近所でも頭のいい子として有名だった。中学・高校と進むにつれ周囲との
差は小さくなり、一応は名門のひとつである国立の大学に入るがごく一般的な成績で
卒業、親のコネで大手の電機メーカーに就職する。
しかし甘やかされて育ったためか自分のアイデアが否定されるとふてくされて無断で
休むなど協調性に著しく欠け、周囲も本人もやり難くなったため5年で退社。

情報収集には入念で、日経や朝日などは隈なく目を通し、気になる事件や動きは
メモを取り、必要なら切り抜いてスクラップする。
掛け言葉になりそうな組み合わせを考えるのが趣味というよりも癖になっていて、
しばしば自分で考えたギャグにニヤニヤしてしまうので、電車の中などで他の乗客が
こっそりと逃げたりする。もちろん思いついた掛け言葉は翌日の掲示板用にメモ。
未だに親と同居なら面白いが、一応は別居。家に帰る前にコンビニ弁当を買って帰り、
時代劇を見ながらビールを空ける。テレビを見ながら残り少ない髪を自分で抜いてしまう
悪い癖には気付いていない。
親友といえるのは毎年年賀状を欠かしたことのない小学校時代からの友人K氏だが
最後に会ってからもう二年。他の同級生も彼らが結婚して子供が出来たら急に縁遠く
なっていった。(S氏の証言「家庭を口実にすれば会わなくて済むんで助かります」)

週末は親元へ戻るが親から早く結婚しろと迫られ、気分を害してワンルームへ戻る。
「やっぱり僕の味方はチコ、君だけだよ。君がモホでも構わない。」