バロック好きな人

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93名無しの笛の踊り
ヨリックです。
>83・88
前古典派の鍵盤曲はイタリアを中心にいろいろ聴きました。
ガルッピ、チマローザ、プラッティ、ペッシェッティ、ツィポーリ
トゥリーニ、パラディエス、アンナ・ボン・ディ・ヴェネツィア
ドゥランテ、W.F.バッハ といったところでしょうか・・。
もう、いいかげん退屈しましたが(笑)
モーツァルトのエレガンスの原点を見たかったのです。
どれも似ているんですが、比較的独自性が感じられるのは
ガルッピ、パラディエス、ツィポーリ、ドゥランテでしょうか・・。
特にガルッピはメロディメーカーとしてのセンスが傑出しています。
C.P.E.バッハもガルッピを高く評価していたらしいです。
二人の特性はかなり違いますが、バッハがダイナミックな形式面で
ロマン主義の先駆者なら、ガルッピは表現の叙情性の点でそうだともいえそうです。
同調者の点ではガルッピはバッハより時流に乗っていた分だけ多かったようですが
忘れられるのも早かったようです。ただ、とってもチャーミングで素敵なソナタは
こころの宝石箱ってかんじで、前古典派のもうひとつの側面を代表する名曲群だと思います。
意外とチェンバロによる録音に恵まれていないのですが、お勧めは
イラーリオ・グレゴレットがRIVO ALTO なるレーベルから出している
ガルッピのシリーズです。