バロック好きな人

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257シャイベなんか知らないが、、、
ドイツ、特に北ドイツの文化はどこかストイックすぎて
ともすると楽しむというより苦しむための文化みたいなものを
生み出してはいないか?ブラームスでもそうだが、
悩みがあまりにも前面に出すぎている。
好き好きだろうけれど、人生を楽しむ術をあまり知らない者のつくった音楽
と言ったら一括りに言い過ぎか?
バッハでも無伴奏チェロに比べると無伴奏ヴァイオリンが
どこか旋律的にもものたりない。チェロはすばらしいのに。
これは自然や風土に由来するんでは?
鈍よりとした雲天がそうするのか?低音弦はすばらしい厚みを生かせるのに、
高音弦を伸びやかにゆったりと表現できない。
シャコンヌなどの良さもわかるが、技巧、和声、フ―ガ等で逃げているようにきこえる。
凝りすぎていてヴァイオリンの生かし方が上手いとは思えない。
多分に作為的で不自然。
ヴァイオリンと言う楽器がイタリアで完成された理由が
よく解るような気がするのだが、、、。チェロなら合うのか?
観念的な哲学を思わせる数学的堅牢さはあっても、自由で生き生きした広がりが感じられない。
作曲家の能力や曲想もさることながら
その作曲家の生き方或いはそれ以上に地域性、民族性などの文化的背景が大きいのでは?
別にバッハを否定する気はないが、楽器により明らかに得て不得手が聴いてとれる。
特に無伴奏チェロの豊かな広がりと同ヴァイオリンの単線的な物足りなさは単に楽器の違いだけではあるまい。