バロック好きな人

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210209
さて、ヨリックです。前古典派でとりあえず三人挙げろといわれれば、僕なら
鍵盤のガルッピ、声楽のペルゴレージ、ヴァイオリンのナルディーニを挙げます。
このスレでまだ話していないのはペルゴレージだけですね。
前古典派、それもギャラントスタイルに限るなら、その音楽の魅力は
メロディに多くを負う事になります。
ここに挙げた三人はメロディメーカーとしての才能が傑出していると思いますが
やはり、知名度・実力共にNo,1なのはペルゴレージでしょうか。
彼の死に関するロマンティックな逸話を抜きにしても、彼の音楽(特に長調)には独特な感覚があります。
どこか、悲しいのです。いや、悲しいってほど情緒的じゃないけど・・色で言うとスカイブルー。
華やかなコロラトゥーラでも、セルピーナのお為ごかしの茶目っ気も・・。
とっても明るくって、楽しくって、まぶしくって・・それなのにふと涙が出そうになる・・。
こんな感覚を覚える音楽はそうありません。強いて言えばモーツァルトに近いけどちょっと違う。
彼より、もっと軽くってドライなの、でも鮮やか。フレスコと油彩の差って感じ・・・.
(僕は彼のおまけモーツアルト的扱いに不満をもっています)

ペルゴレージや他のギャラントスタイルの曲を楽しむには、繰り返し聴かないほうが言いです(笑)
たまにふと聴いてみると、思いがけず心のツボにはまっちゃうことがあるんです。何か涙が出そうな感覚・・・
でも、普通に聴いたら綺麗だな・かわいいなと思っても、三曲聴くと退屈・・・そんな感じです。
おんなのこに一目ぼれする感覚に似ています(^^)