>>234、235
私も同意見です。ベームは、実演を何度か聞けました。それなりに良かったのですが
(春の祭典はひどかったけど・・・)、ベームの真骨頂を知ったのは大分後です。
以前のレスにもありましたが、60年代のBPOとの録音に出色のものが多い気がします。
贅肉のない、躍動感のある、筋肉質でしなやかで絶妙のアンサンブルを保ちながら厳し
く彫刻された音楽という感じです。モーツアルト、シューベルト、ブラームスなんか、
それ以後のベームとは別人のように感じます。
ロマンティックは、非常にぼやーっとした演奏だと思うんですよね。テンシュテット
が来日公演で同じ曲目をやるのを聞いて、何て繊細な弦の使い方をするのかと驚きま
した。テンシュテットの盤があれば、私も是非手に入れたいのですが・・・。