悲愴

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48マニフィックス
他のレスにも書いたが、第一楽章の中間部で早くなる直前、ファゴットの部分を
何故みんなバスクラで演奏するのでしょう。フルトヴェングラー、メンゲルベルク
といった初期録音もそうですし、ロシア人指揮者も皆バスクラでやっている。ゴロ
ヴァノフやムラヴィンスキーですら。
ちゃんとファゴットでやっているのはスタインバーグを始め、ムーティ、ハイティンク
くらいか(ヤンソンスとスラトキンもそうだったきがするが・・・)。
何故なんでしょう。誰に質問しても判らないのだ。
ちゃんとファゴットで演奏している録音があると言う事は、まことしやかに言われてい
たように「PPPPPPでは演奏できない」、「クラリネットを受け継ぐわけだから音色の整
合性を求める」というのは理由として認められませんね。
演奏できない、というよりしにくいのが事実だとしても、その不合理を押してまでファゴット
を指定していると言うことを考え合わせれば、「音色の整合性」も無意味な理由とは言え
ないでしょうか。そこまで演奏者に手を加える権利はあるのでしょうか。