小澤は一流か?

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268名無しの笛の踊り
ここの連中が語る小澤の「演奏の内容」なんぞより、
ウィーン国立歌劇場音楽監督に招聘されるという事実のほうが
彼の「世界での評価」を知るうえでよほどハッキリした
データだろ。

最近日本で俄かファンの多いヴァントやチェリビダッケ
なぞは確かに独自の世界を築いている点で一定の魅力
はあるが、彼らにウィーン国立歌劇場の音楽監督は
無理だ。彼らの音楽には幅広さや普遍性が欠けているから。
小澤の音楽は日本のCDリスナーの多くが好む「渋み」
はないが、古典から現代音楽までのどれを演奏しても
様式破綻をきたさないだけの包容力と、ウェーベルンの
室内交響曲の緻密さにもグノーのオペラの感情にも
対峙しうる精神の広がりがある。