招き猫3

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964名無しの笛の踊り

http://www2k.biglobe.ne.jp/~critique/iso.htm

 前回も書きましたように、それでも読み手は音楽学者・評論家、礒山雅として見てしまいますから、その意味でそれは非常に危うい、ボーダー上の作業と言えるかも知れませんが、例えば(私自身に対する反省をを含めて言うと)、世のあまたある〈評論家〉、メディアの上に胡座して、もっともなこと、あるいはもっともらしいことを書くことである程度の糧を得て、新たな場の開拓に踏み込まぬひとびとと比べるならば、礒山氏の試みは、なんとかそれを打開しようとする、それも氏のキャラクターを十分に生かしながら展開しようとする意気込みと、その割に変に力まずに、肩に力の入らない内容や文体に徹しようという姿勢が感じられます。ひとは、彼の意見に賛成も反対もできますが、

そこに悪意や陰湿な陰謀めいたものを感じることはない

と思うのですが、どうでしょうか。