カルロス・クライバーについて

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39名無しの笛の踊り
1981年のスカラ座の日本引越し公演で、オテロとボエームを観た。
とくに、オテロは、B席なのに、NHKホールの二階席の上の
思いっきり左端のほうで、第二幕なんか柱が邪魔で庭園の場面が
全然みえなかったほどだけど、クライバーの指揮だけはよく見える
位置だった。実際、最初から終幕まで舞台よりも、まるで曲に合わせて
踊っているかのようなクライバーの指揮振りに目を奪われた。
舞台上の劇や人物の感情などすべてを彼自ら全身で表現していた姿が、
今でも目に焼き付いている。