☆永遠のカリスマ指揮者宇宿先生を語ろう!☆

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290宇宿ファン
(続き)音のバランスを問題にする人もいる。しかし、各楽器のバランスさえ
とれていれば、その音楽がよいという保証はない。楽譜を縦に切ったとき、ミスがなく、
各楽器の音が見事に配列され、全体として調和がとれているから優れた音楽だとするのは、
一つの価値基準であるにすぎない。音楽には、もうひとつ横の流れというものがある。楽譜を
縦に切ったとき、各楽器のバランスが十全でなかったとしても、そこに流れとしての音楽の
ドラマがあり、呼吸する人間の息遣いが表出されているならば、その方が
余程に感動的ではないか。こうした視点を欠いた宇宿批判はほとんど意味をなさないと思われる。