ゴルトベルク変奏曲

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レオンハルトは60年代のテルデックしか知りませんが、端正どころではありません。
和音で音が爆発し、そのあとフレーズが飛び散って流れていき対位法の折り目をなしていく、
そしてまた和音で砕け散る、そんな演奏です。音楽の構造そのものがこれほど激しい熱を
帯びた例はないですね。この激しさに比べればコープマンは言わずもがな、グールドでさえ
「表層の戯れ」に聞こえます。もちろん、「表層の戯れ」が悪いというわけではないので、
念のため。