ヴィルヘルム・フルトヴェングラーについて

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67名無しの笛の踊り
>65さん
うーん・・・難しいですね・・・

フルトヴェングラー/フィルハーモニア、エドウィン・フィッシャー(p)
のベートーベンのP協、「皇帝」なんてどうでしょうか。丁寧な(笑)
フルトヴェングラーが聞ける一枚です。

1楽章の序奏、オーケストラの響きの中から立ちあがってくるピアノ
の弦の震え(なんとういうか、見えてきます)、2楽章でのピアノの
メロディ、声かなんかでしか出来ないようなはずのフレージングを
さくっと弾いてしまうフィシャーが最高です。

フルトヴェングラーは伴奏に徹していますが、各楽器のバランス、
特に中音域が厚い、が良く、音の響きの確かさは最近の指揮者では
なかなか出せないところだと思います。フレージングも全く無理が無く、
ピアノが出てきても全く違和感が無いですね〜。たまにピアニストと
オーケストラが全く違う音楽をやっている事がありますが、
この録音に関してはその心配は要りません。

LPでもって聞いているのですが、EMIの録音では妙に甘ったるさ
が先立ってしまい、あまり頂けません。なんだか砂糖をコーティング
したような印象を受けます。TESTAMENTから出ていたはずな
ので、そちらの方がまだ良いかもしれないですね(未聴)