あえて問う。カラヤンってどうよ。

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「くるみ割り人形」はBPOとの66年録音の方がずっとすばらしいよ。
VPO盤は、軽く流した程度というか、何かやる気が無いような気がする。
BPO盤は各曲の対比の鮮やかさと絶妙なテンポが完成度の高さを感じさせる。

ついでだけど、アンチカラヤンの良く言う「カラヤンは万事レガート云々」というのも
音楽を良く聴いていない証拠だ。
いわゆるカラヤンレガートと言われるものの実体はかなり複雑で
レガートというよりは、リズムを際立たせないような弦の歌わせ方だったり
テヌート気味に押すフォルテやフレーズの終わりをぼかして
草書風な感じを出したりすることの複合だよ。
それに主旋律はレガート気味でも伴奏はかなりスタッカート気味に奏されることも多い。
カラヤンの音楽を論評するなら、もうちょっと真面目に聴いたほうが良いと思うぞ。