自作自演

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1レコードマニア
古いレコードを復刻したCDを集めているうちに、作曲家の自作自演に行きつきました。
ヨアヒム、サラサーテ演奏が演奏するヴァイオリン。
ラヴェルの指揮するボレロ。

次はストラビンスキーの指揮するバレエ音楽や、ホルストの指揮する《惑星》を買うつもりなのですが、
誰か聴いたことがあるひとは、いますか?
また、音楽の教科書にのっているのような作曲家の自作自演で、これはお薦めという物はありますか?
2名無しの笛の踊り:01/09/28 23:10
漏れの持ってるのは
・ストラビンスキーの自作自演集(CBS、BMG、ERMITAGE)
・ホルストの惑星は機械吹き込み(1923年Pearl)・電気吹き込み(1926年Koch)
・シベリウスのアンダンテ・フェスティヴォ(FINLANDIA)
・ブラームスのハンガリー舞曲1番
・マスカーニのカバ
・R.シュトラウスの自作自演集
・ラフマニノフのピアノコンチェルト
・サラサーテのチゴイネルとタランテラ
・ラベルのボレロ
他省略

映像はR.シュトラウスのが一部あったかな?

新し目では
バーンスタインとか三宅榛名
# 「捨て子エレジー」復刻してくんないかな?

番外編として
・マーラーのピアノロール
・ヴォルテミニョンの録音集

買った後、偽物って判ったもの
・ワーグナーのトリスタン(愛の2重症の一部)


お薦めってのは無いね。
自作自演集って聞こえは良いけど、ノイズの山だし。
演奏も好みのって少ないし...
作曲者は必ずしも良き演奏家って感じじゃないし。

自分で色々買って自分好みのをさがしな > 1
3レコードマニア:01/09/28 23:41
ワーグナーの録音は、私も買いました。
1880年のバイロイト音楽祭の録音とか言われていたけど、当時はまだ実用的な蝋管の蓄音機が発明されていなかったし、収録時間が初期の蓄音機にしては長すぎるし、第一1880年にはバイロイト音楽祭は開かれていないというお粗末な物でしたね。
4名無しの笛の踊り:01/09/28 23:57
良く見てみ。
1880年とは書いて無いぜ。
1880年頃だぜ。

音楽祭は開かれて無かったけど、ライブとは一言も触れられて無いな。
録音のためだけに集まったかもしれんな。
バイロイト初演は没後の1886年か。
本物かニセ物かは闇の中だな。
5名無しの笛の踊り:01/09/29 00:09
ヒンデミット指揮、作曲のホルン協奏曲。
ハチャトゥリアンの交響曲第2番。
ストラヴィンスキーのファイヤーバード
ラフマニノフのピアコン、など。

でも、俺、クラオタとまではいかないから、
自作自演の古ーい録音とかより、もっと聴きやすいいい音の録音を聴きたい。
演奏も自作だから良い、わけでもなく・・・
(オケが鈍くさいなど問題もある。でも、ヒンデミットのホルン協奏曲はいいよ!)
6名無しの笛の踊り:01/09/29 00:12
>>1-1000
自作自演はかっこわるぃ
sage
7:01/09/29 00:21
>>6
俺は、そっちの自作自演のネタスレと思ったが、違ったのでレスつけた。
8名無しの笛の踊り:01/09/29 00:26
ちょっと新しめだけれどブリテンの戦争レクイエム。
自演盤が最高と思う。
9名無し:01/09/29 05:16
エルガーも自作自演は最高と思う。
ミヨーも自作自演は最高と思う。
ウォルトンも自作自演は(以下略)
ジョリヴェも良い。
ショスタコは聴かない方が良い。
プロコフィエフの自作自演は良い
フルトヴェングラーは自作自演でない方が良い
10名無しの笛の踊り:01/09/29 16:14
>2
シベリウスは,これまで出回っていた録音がじつは偽物だったそうで,
新たに発見された,真正の自作自演盤がつい最近ONDINEから出ました.
11名無しの笛の踊り:01/09/29 16:15
そういえば,ラヴェルもやつも,実際には作曲者立ち会いの元
フレイタス=ブランコが指揮したんじゃなかったっけ?
12名無しの笛の踊り:01/09/29 17:42
ブーレーズがピアノを弾いている自作自演盤は最悪。
「良いピアニストだった」とか書いている批評家は全員首くくれ
132:01/09/29 18:28
げっ、シベリウスも偽盤逝きか?
サンクス > 10

でも、1948年のラジオインタビューは本物だよね?
1410:01/09/29 19:59
>13
偽物という話は知らないので,多分本物なんでしょうね.
15レコードマニア:01/09/29 23:31
>11
いえいえ。
作曲者立会いのもとで録音されたのが世界初録音のボレロで、次に録音されたのが作曲者の自作自演だそうです。
私は初録音の方は聴いていないのですが、フルートの神様のモイーズが参加しているそうで、ソロ楽器の音色は抜群だそうです。

ちなみに、ラヴェル指揮のボレロを聴いた感想ですが、
「時代相応の音質だな」
です。
やはり、クライマックスのダイナミックレンジが物足りない感じでした。
16:01/09/29 23:34
>>1-15
実はここまで
私1人の自作自演です(w
17名無しの笛の踊り:01/09/29 23:38
>>16
面白い?
18レコードマニア:01/09/29 23:44
>16
この人が言っていることは嘘です。

せっかくここまで真面目な話し合いが続いていたのに……。
19:01/09/30 00:22
同意>>18
20名無しの笛の踊り:01/09/30 00:28
良くも悪くも1がスレの命運を握ってるというのがよく分かるな。
育たないうちにアホなこというとスレが死にかかる。
21名無しの笛の踊り:01/09/30 00:29
>>17-20
自作自演(w
2210(14もだ):01/09/30 00:35
>18
ほんとだよね.16は逝ってよし!
23名無し:01/09/30 01:58
>>10
それは既にSYMPOSIUMからCDが出てる。例のフルヴェンの第九といっしょに
入ってる。
24レコードマニア:01/09/30 23:23
フォーレがピアノを弾いたレコードの復刻版CDを、誰か知りませんか?
25:01/10/02 12:02
あと、ドビュッシーがピアノ伴奏をした歌曲のレコードの復刻版CDも誰か知りませんか?
26名無しの笛の踊り:01/10/02 12:18
ラフマニノフなんかいっぱい録音してるね。
「パガニーニの主題」なんか初演前後の録音みたいでとても初々しい。録音わりーけど。
27名無しの笛の踊り:01/10/02 12:19
あとクライスラーも。これは音もまあまあまあまあ。
28名無しの笛の踊り:01/10/04 22:22
よくぞこのスレを立てて下さった。ハラハラ(T_T)

常日頃、自作自演に対する敬意があまりにも無さ過ぎると不満に感じておりました。
そもそも、古楽演奏なんてのは、作曲家が自作を如何に演奏していたかを
追及するために出てきたんでしょ。
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンが自作をどう演奏したか知りたくない人は居ませんよね。
だったら、録音が残ってる作曲家の演奏は、皆さん、多大な興味、関心と敬意を持って聴くべきでせう。
でも、「作曲者は必ずしも演奏家として優れているわけではない」「作曲者以上に優れた演奏はいくらでもある」
など言われ、どうもないがしろにされることが多いような気がします。
そりゃそうかもしれないけど、どんなに不器用であったとしても、作曲者の演奏には、
よく聴けば、作曲者の本当に伝えたいメッセージが感じられます。
演奏家が自分の感じるままに演奏するのも良いですが、少なくとも作曲者の録音が
残されていれば、それらは全て十分に聴きこんだ上で演奏して欲しいですね。

と言うことで、自作自演でも、こりゃあたいしたもんだと感じたもの。

R・シュトラウス:そっけないようで、どうしてどうして、言いたい事は全部言ってます
エルガー:録音の古さに目をつぶれば、今でも最も立派な演奏です
ブリテン:これは言わずもがなの決定盤
ヴィラ・ロボス:自分の曲を本当に愛しているのだなと、ほほえましい
ストラヴィンスキー:一般にあんまり評判良くないけど、余計な表情を敢えて付けない
        という強い意思が感じられ、これは尊重しなくちゃ
ブリテンみたいに演奏があれだけすごいのに作曲はなぁ、という態度はフィニスィーに受け継がれましたな。
ブリテンの態度は、フィニスィーに受け継がれた。
作曲がもう少し面白けりゃ言うことないのに、という態度。
あら、なんで2重?。別に2人を酷評してるわけではないので。
32名無しの笛の踊り:01/10/05 10:49
ホルストの指揮がへたくそだという噂は本当ですか?
まだ聴いたことがないので。
33名無しの笛の踊り:01/10/05 11:03
ソニーからコープランド管弦楽作品の自作自演集が出てたな。
あれいろいろ入っててお気に入りだったけど、もう手に入らない?
34名無しの笛の踊り:01/10/05 17:41
>>33
確か今年になってSONY MUSICで値段を下げた組み物で出たと思ったよ。
レギュラー価格でそれを揃えていたヲレはヴァカを見た?

>>32
職人的な面で聴けば、下手というわけじゃないよ。
35六人組萌え:01/10/05 17:44
プーランクのピアノ曲の幾つかや「六重奏曲」「仮面舞踏会」
早いパッセージなんかテキトーに弾いているって感じだけど、
コンサートとかライヴで聴くと結構ハラハラ出来て面白かったの
かもしれません。
でも歌曲の伴奏は味があってなかなかいいYO。
36名無しの笛の踊り:01/10/05 21:13
>33
輸入盤で手に入ると思われ
37名無しの笛の踊り:01/10/05 21:32
ピアノロールマンセー!
プロコフィエフの「10の小品」のスケルツォ、大好き。
38名無しの笛:01/10/06 00:48
 コープランドの初期作品集(桶とオルガンのための交響曲とか)、ハチャトゥリアン
の交響曲2番(ウィーンpo版)は手元にあります。どっちも余り録音が多いものでは
無いので、自作自演が貴重というよりも、演奏する際の標準仕様?になりそうな感
じ。60年代以降の録音なので、音質的にも悪くは無いです。
 
392:01/10/06 01:55
>>28
>演奏家が自分の感じるままに演奏するのも良いですが、少なくとも作曲者の録音が
>残されていれば、それらは全て十分に聴きこんだ上で演奏して欲しいですね。

それは必要ないと思うぞ。
楽譜が残ってるんだもん、そんなのききこむ必要はないと思われ
作曲家は楽譜に何を伝えたいかをメッセージとして残してるからな
40名無しの笛の踊り:01/10/06 02:09
どっこい、作曲者に限って楽譜どおり演奏しなかったりするんだよ。
でそれが良かったりするんだよ。(cf.スクリャービン自演)
41名無しの笛の踊り:01/10/06 20:05
>>40
つーか、同時代の他の演奏家の演奏って聴いた事あんのか?
「作曲家に限って」って限定しとるが、ロマン派後期から生き残って
た演奏家の録音を聴くと楽譜通りに演奏しとらんぞ。
42名無しの笛の踊り:01/10/06 21:38
スクリャービンって、ピアノ上手いんでびつくり。これは聴くべき。 >40

メシアンの自演オルガン曲を聞くと、
あの「付加された逆行不能のリズム」とは、下手な演奏の採譜かと思う。
43名無しの笛の踊り:01/10/07 20:50
>>39
楽譜なんて物は、作曲家の覚書みたいなもんで、楽譜だけじゃ、どう演奏すればいいのか
わかないことだらけ。これは実際演奏してみれば分ること。
実際の意図したテンポはどうなのか、どの程度のダイナミックスを意図しているのか、
装飾音の弾き方はこれでいいのかなどなど、作曲家がその場に居れば問い質したい事だらけ。
だから、40が言うように、楽譜の記載と食い違ってても、作曲者の真意を知るために、
自作自演は貴重なんだよね。
グールドは作曲者に向かって「君はこの曲を理解してないね」など言ったそうだけど、
いくら天才でも、そこまで思い上がっちゃいけないよな。
44名無しの笛の踊り:01/10/07 21:15
>>43
そうかなあ?
作曲してみれば分ると思うけど、作曲という行為は「意図」が全てではないよ。
インスピレーションが働くときは、
作曲家の明確な意識下で全てが書かれるワケじゃあないんだから、
グールドの言うことにも一理あると思うけど。
45名無しの笛の踊り:01/10/07 22:19
演奏家ってのは作曲家の御用聞きにならなきゃいけないのかな?

作曲家ってのは曲を楽譜に起こす。演奏家ってのはその残した(遺した)のを基に自分自身の
解釈をして演奏する。それだけぢゃないの?
46名無しの笛の踊り:01/10/08 08:41
金曜朝にBS2でやってた、ストラヴィンスキーの晩年のドキュメンタリーは
はちゃめちゃにおもしろかった。「詩編交響曲」の録音セッションが中心
だったんだけど。大作曲家自作自演映像の情報も出そう。
47名無しの笛の踊り:01/10/08 10:16
そういえば,シノーポリの「ルー・サロメ」ってのも自作自演になるんだな。
48名無しの笛の踊り:01/10/08 22:07
>>44,>>45
そうねえ、やっぱ、作曲家のキャラクターによるでしょうね。
自分の思った通りに演奏して欲しい作曲家もいるだろうし、演奏者の自由な解釈を
楽しむ作曲家もいるでしょう。
私は聴き手として、まずは作曲家に(楽譜にじゃないよ)忠実な演奏を聴いた上で、
演奏家の好き勝手を楽しみたいですね。

皆さん、作曲家の自作自演は、一般に言われるよりずっと面白いよ。
49名無しの笛の踊り:01/10/08 22:11
ストラヴィンスキーの自演はペトルーシュカは凄いけど、
ハルサイはつまらん!
最初に、解説だかなんだか解らんことをくっちゃべってるせいだ!
50名無しの笛の踊り:01/10/08 22:17
作曲家の記譜のテクニックがたりず、意図がキチンとかけていない
場合もある。初演の立ち会いで「ごめん、書き足りなかった」と
謝る作曲家も多いよ。その場で書き直したりね。
だから自作自演も楽譜通りとは限らないし、楽譜を信じすぎるのも
いけない。もちろんそれは作曲家によることだけど。
あとは48に同意。
51名無しの笛の踊り:01/10/08 22:36
>>50
>場合もある。初演の立ち会いで「ごめん、書き足りなかった」と
>謝る作曲家も多いよ。その場で書き直したりね。

ストラビンスキーだっけか。本番の最中にバスーン(?)のところに行って、
楽譜を書き直して、演奏を続けたってのは。
52名無しの笛の踊り:01/10/08 22:53
クレンペラー自演のメリーワルツは、とてもあの人が書いたとは思えぬ軽い曲だった。
53名無しの笛の踊り:01/10/08 22:54
ハチャトゥリアンは演奏のたびに譜面直してたそうだ。特に2番の交響曲
54名無しの笛の踊り:01/10/09 07:32
…は2ちゃんのは華!
最近とみに多い気がする
スマソ
55名無しの笛の踊り:01/10/11 13:34
↑本当にそう?
56名無しの笛の踊り:01/10/12 13:00
ストラヴィンスキーのRCA録音(LP最初期)のCD化 きぼ〜んぬ。
CBS(米コロムビア、現ソニー)のたくさんの録音に比べて
何か演奏(指揮)にある種の気迫があって大変興味深い録音であるゾ。
特に合唱曲(パーテル・ノステル、アヴェ・マリア)が売り譜になってない
ヴァージョン(録音用?)を使った珍しい録音で、カナーリおもろいYO。
あと息子のスーリマのソロと共演したピアノと水槽のための協奏曲。
57名無しの笛の踊り:01/10/14 14:25
昔、NHK−FMでリヒャルト・シュトラウスの「詩吐変容」の
作曲家自身の指揮とフルヴェン指揮の録音を聴き比べで
放送してたが、作曲家自身の方が音を明晰に鳴らそうとし
ていて、ちょっと軽めの感じがしたが、フルヴェンの方は
くぐもった重厚な音響の深遠から、クライマックスのぶち
かましに持って行くのが物凄かった。。。。。。

作曲者の意図が案外こんな感じ?とわかるのも貴重だし、
別人には別人の解釈があり、やはり楽譜は図面に過ぎな
い面があると、アンビバレンツな思いを感じた。

やはり、作曲家自身の録音と聞き比べるのも面白いです。
58名無しの笛の踊り:01/10/14 23:55
上げとく
59名無しの笛の踊り:01/10/17 00:13
age
60名無しの笛の踊り:01/10/17 00:23
シゲティのヴァイオリンとバルトークのピアノによるバルトークの作品の録音
(Vnソナタ第2番, ラプソディー第1番, ベニー・グッドマンのClを加えた「コントラスツ」)
61名無しの笛の踊り:01/10/17 01:25
黛敏郎の自作自演は岩城なんかより比較にならんくらい良い。
何故、岩城に振らせていたのだろう。
62名無しの笛の踊り:01/10/19 00:13
age
63名無しの笛の踊り
>61
彼の自作自演って
《大仏讃歌》と《涅槃交響曲》しか聴いたことないけれど(LP)
《涅槃》は岩城の方がよかったなぁ.