1 :
きゅうすから直接……!:
ここでは、宮城道雄以降の邦楽を対象にします。
「春の海」好きも前衛音楽好きもこのスレで。
吉原すみれ、東儀秀樹などの「現代の演奏家」についてもこのスレで。
松下真一の雅楽器のための”喚起”、
ちょっとがっかりした。
以前の彼らしいアヴァンギャルドさが少なくて。
でも、彼自体はage。
日本人の現代邦楽より、外国人の現代邦楽にこれから期待したい。
松下は合唱の「廻向」がお勧め、ってまたスレチガイヤ。
自作はようやく4分の3ほど完成。今週中にはあがるな。
4 :
ほんだな:2001/03/23(金) 12:57
器楽だけで面白い作品に出会ったことがありません。
私がたんに民謡や声明ばかり集めているというのもありますが。
そんな私が一番好きなのは、浜沢長三郎が歌った「正調貝殻節」。
5 :
名無しの笛の踊り:2001/03/23(金) 12:58
急須から直接はやめてくれ。
湯のみ持ってないんか?
6 :
名無しの笛の踊り:2001/03/26(月) 14:10
>>4 基本的には邦楽は「声楽」の流れの方が大きいからでしょう。
邦楽界では、三木稔、長沢勝俊が評価が高いし上演の回数も圧倒的に多い。
このあたりが、クラシック界の評価と違うところ。
7 :
名無しの笛の踊り:2001/03/30(金) 00:43
>>2 おれもそう思った。期待して聴いたんだけどね。
ちなみに、俺的には邦楽器より雅楽器の方が音が好きだ。
現代雅楽では黛の「昭和天平楽」を超える作品が未だに無い。
8 :
ほんだな:2001/03/30(金) 01:13
現代の声明作品に聴いてみたいのが多いんですけどね。
石井眞木の「蛙の声明」だとか。
9 :
名無しの笛の踊り:2001/03/30(金) 01:22
>>8 CDになってるよ。高いけど。春秋社刊
国立劇場委嘱作品シリーズ「現代の日本音楽」CD付き
第1集 一柳 慧
古代楽器のための「雲の岸、風の根」(1984年)
第2集 間宮芳生
「白い風ニルチッイ・リガイが通る道」(1992年)
最初の男と女はトウモロコシの実から生まれた(金関寿夫訳『アメリカ・インディアンの神話』による)
第3集 石井眞木
聲明の声、仏教打物の音のための「蛙の声明」(1984年)
―草野心平の詩による―
第4集 高橋悠治
「残絲に惑い・・・・・復元楽器のための作曲をかえりみて」(1988年−1996年)
第5集 菅野由弘
「西行―光の道」(1995年)※平成12年度刊行予定
第6集 吉川和夫
「論義ビヂテリアン大祭」―聲明と狂言の語りのために(1993年)
※平成12年度刊行予定
向こう5年間、年二冊ずつの発刊でシリーズ化して行く予定です。
■国立劇場ロビープログラム売場でお求めください。
問い合わせ:国立劇場内(財)清栄会
Tel.03-3265-6741(直)
http://www.ntj.jac.go.jp/topic/hanbai_m.html http://www.shunjusha.co.jp/book/90/90043.html
>>9 楽譜が出ているらしいことは知ってましたが、まさかCDにもなってるとは。
御教示いただきありがとうございます。
11 :
名無しの笛の踊り:2001/04/01(日) 05:30
邦楽の演奏家って現代音楽の作曲家の巧みな(藁)話術に騙されて
くだらない曲を委嘱させられてるのが多いような。。。
解説も上野晃みたいな老衰脳軟化の評論家に書かせてたりするし。
12 :
名無しの笛の踊り:2001/04/01(日) 10:01
>邦楽界では、三木稔、長沢勝俊が評価が高い
ただの人材不足
長沢の新作歌舞伎の音楽なんてあまりの稚拙さに吐きそうだった
13 :
6:2001/04/02(月) 10:23
>ただの人材不足
そう、邦楽界はよい曲に飢えている。
したがって、凡才でも活躍できる市場がある。
14 :
名無しの笛の踊り:2001/04/28(土) 11:16
今NHK-FMで現代邦楽流してるけど、やっぱ不気味なんだよね。
15 :
ほんだな:2001/04/30(月) 16:36
柴田南雄の邦楽CDを買いました。
邦楽に耳慣れていない私の耳には、数々の特殊奏法も、ふつうにやっている
ようにしか聞こえませんでした。
他に買った方はいますか?
16 :
名無しの笛の踊り:2001/04/30(月) 16:40
ここの邦楽と「洋楽・邦楽」の邦楽とどう違うのだ?
17 :
名無しの笛の踊り:2001/04/30(月) 16:40
邦楽器でしかできないことは、今世紀中に消える。
19 :
名無しの笛の踊り:2001/04/30(月) 22:05
ヴァイオリンでしかできないことも今世紀中に消える。
ピアノでしかできないことも今世紀中に消える。
バラライカでしかできないことも今世紀中に消える。
21 :
名無しの笛の踊り:2001/04/30(月) 22:10
>>18-20
それは電子的手段にとってかわられるという意味?
違う。なぜなのかは、いまは理論的にすぐ理由が思い付かないが、これは確信に近い。なくなってしまう事がいいとは思わないが、必ずこのような時がくる。
23 :
名無しの笛の踊り:2001/04/30(月) 22:19
>>22 をいをい、そんな言いっ放しはナシだよ。
具体的に言ってくれよ。
かなり長い理由になると思うし、一つだけいうならエキゾチズムで客をだませなくなった事が大きいな。
25 :
あ’:2001/04/30(月) 23:45
>24
邦楽でしかできないことって,エキゾチズム?
邦楽の人,怒るよ。
もっとも現代音楽での邦楽の扱いって,
いまだにそんな面が多いが。
あるいは、ほとんど純粋に邦楽になりきってるか。
26 :
名無しの笛の踊り:2001/04/30(月) 23:59
エキゾチズムでだまされる聴衆と、
肩書きや口先の空論にだまされる邦楽演奏家
27 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 16:52
NHK-FMでやってる邦楽の番組たまに聞くけど、かなり終わってるよ。
28 :
:2001/06/04(月) 18:22
>18
そう考える人が大多数になるか権力を握ればそうなりますね。
29 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 18:23
音楽は数と論理のみで出来ていると考えれば邦楽はいらない。
30 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 18:28
じきに音楽もいらなくなるだろう。
31 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 18:29
さらに人間もいらなくなるかも。
32 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 18:34
現代音楽(前衛)の楽器の使い方を見ると、確かに人間の
身体感覚を否定、或いは無視したものが多い。その意味では
>>19-22かもしれない。
でも俺はむしろファンキーなジャズに聴く身体感覚なんか
にあこがれるね(笑)。
33 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 18:37
でも所詮全ての音楽は西欧クラッシックの前衛音楽を頂点にするらしい
からそんな前向きな発言は止めた方がいいかも。
34 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 18:39
東儀って偉そうにしてるけど、ヒチリキってそんなにむずかいいのか?
なんかチャルメラと大して変わらん気がするが?
あとハンサムという売りもどうもなあ、ブサイクじゃないけど
カッコよくもねえよなあ。
35 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 19:05
音楽に関わっていいのは演奏家でも作曲家でもましてや聴衆でもなく音楽を「深く」
理解するらしい学者だけで十分になるらしい。とすると論理的に証明できないものは
音楽では無くなっていくだろう。過去の知恵の中からしか生まれない音楽。今と繋が
らない事もしくは今を卑下する事こそが純粋さの証。
ほら、邦楽って要らないでしょ?
36 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 19:06
知恵→知識だな
37 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 23:25
よく僕達、新世代の邦楽演奏家ですって売り出し方の厨房演奏家が、
当たり前の様にチープな(勿論意図してでは無い)シンセを使ってますが、
シンセつかったくらいで新世代とか、ロックとかいわんで欲しい。
38 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 23:33
あと、茶髪にしたくらいでカッコイイと思ってるのもやめて欲しい。
39 :
名無しの笛の踊り:2001/06/04(月) 23:51
現代邦楽に名曲ってあるの?
40 :
名無しの笛の踊り:2001/06/05(火) 04:59
「ヴァイオリンでしかできないことも今世紀中に消える。
ピアノでしかできないことも今世紀中に消える」ことに「同意」して
おきながら、なぜその長い理由のひとつが「 エキゾチズムで客を
だませなくなった事が大きい」のでしょうか。
41 :
名無しの笛の踊り:2001/06/05(火) 05:24
>>40 武満の「エクリプス」。
Are you understand ?
>>40昔は、邦楽器がステージにあがることすら、珍しかったし、めったに聞けるものではなかった。
それが、合奏楽器として認知されてしまうと、かつての時代の邦楽器作品もあらが見えてしまうわけ。
入野義朗の曲も発表当初は聞けたかもしれないが、久しぶりにライブで聞いたら退屈した。
現代ガムランにも、同じことが言えるケースもある。
43 :
名無しの笛の踊り:2001/06/05(火) 11:03
猿之助のスーパー歌舞伎の音楽の退屈さにあきれた
才能ない作曲家でも希少価値で食っていける業界のようだ
45 :
名無しの笛の踊り:2001/06/05(火) 18:20
>>42 それは言われなくても解ります。
しかしその理由では「ヴァイオリンでしかできないことも今世紀中に消える。
ピアノでしかできないことも今世紀中に消える」ことにはならないですよね。
Are you understand ?・・・最近の英米語ではそのように言うのですか
勉強になりました・・・・I am understandとでも
お答えいたします 。
自然淘汰、ま、そういうことだ。
47 :
:2001/06/05(火) 21:39
最近は人工淘汰がはやっているようですね。
48 :
名無しの笛の踊り:2001/06/05(火) 23:26
やり尽くされたとかいって、名曲は
武満の「エクリプス」「秋庭歌一具」だけですか?
そんなもんなんですか?
49 :
名無しの笛の踊り:2001/06/06(水) 09:52
話を戻してすまんが、石井眞木の「蛙の声明」ってCDになってたのか。
初めて知ったよ。サンクス。
>>8-10
初演ライヴのテープを後生大事に持ってるけど、抜粋版なんだよな。
しかし6000円…あうー。
「十一月の階梯」も入れていいんじゃないか
やっぱりキャップがいるかな?44,46,50さんは偽者
>>51は偽者です。そろそろ★キャップがいるかな?
53 :
名無しの笛の踊り:2001/06/06(水) 17:13
「やり尽くした」のではなく「まだ何も始まっていない」のでは・・・
毎年あきれるほどたくさんの「現代邦楽」が産声を上げますが、そのほとんどが
「別に邦楽器を使う必要はないのでは」と言う程度のものです。そしていわゆる
「現代音楽」同様に、たった一度の世界初演のみで姿を消していく・・・・
私自身、「現代邦楽は未来永劫不滅」などと言ふナイーヴな論理は持ち合わせて
おりませんが、「ヴァイオリンでしかできないことも今世紀中に消える。
ピアノでしかできないことも今世紀中に消える」と言うコンテクストのなかに
「現代邦楽」すらも含めてしまい、かつその事に「同意」を示すHazumoerer氏の
「現代邦楽消滅論」の意図がわかりません。
さらに「消滅」の理由が「エクゾティカ」云々もいまひとつ説得力に欠けます。
シュトックハウゼン「暦年」、クセナキス「入陽」の消滅が(ほぼ)確約されて
いるのは純粋に音楽的魅力の破綻に過ぎないのでは。
「音楽的魅力の破綻」、美しいフレーズですね。
意味分かりませんが。こんど、どこかで使わせていただきます。
55 :
ほんだな:2001/06/08(金) 02:31
>>53 現代邦楽滅亡論は、三枝成彰と池辺晋一郎の対談に詳しいですね。
どこかから本になってたはずです。
現代邦楽って「春の海」以来、「傑作」がどれだけうまれたのでしょうか?
そもそも「春の海」じたい、「じっさいのところ面白くない」と思ってる人
がかなりいるのかもしれません(私もそう)。
テレビでもしばしば流れてますけどね。
56 :
名無しの笛の踊り:2001/06/18(月) 07:31
57 :
名無しの笛の踊り:
伝統芸能板けっこう盛り上がってきた