今年は生演奏の第九を聴き比べようと思い、関西を中心に東京にもちょこっと出かけなんと10回も聴いてしまった。
聴いた結論は第九は合唱がそこそこならそれなりにシャンシャンと終わる曲だということがわかった。今日の合唱団は
普通レベルだったかな。東京ではプロの2つの違う合唱団を連日聴いたが100人弱でもアマの200人ぐらいの音量で
プロだからしかもうまい。さすがだった。
大阪フィルの第九は神戸でも聴いた。その時の大阪フィルは音は悪くないのだがとにかくバラバラ感が突出した感じで
ちょっと驚いた。今日もそんな感じなら今年最後の第九はガッカリとなるところだったが修正されていて第1楽章から
第3楽章までは、そつのない演奏だった。そういうふうであるならもっと味付けがあった方がいいのにと思ったりしてしまう。
でも第4楽章になって音がこっちに伝わって来ていい演奏になった。
ソリスト4人については4人の調和がとれていて合唱とのバランスもよく10回の中では今日が1番よかった。自分にとって
今年最後の第九をそれなりに満足できる感じで聴けて本当によかった。ちなみに自分が1番よかったと思ったのは東京芸術劇場
でのインバル指揮の都響の第九だった。