>>277 なんか概ね同じような造りの文章のように見えるんだけれど、
でも朝日の方が「絶対悪」ヒトラーを用いている点で「分かり易い」感じだし、
それに、用いられている表現も、洗練されてると見る向きが多そうだやね。
・ガキっぽい欲望 ≒ ゆがんだ自意識
・大仰に飾り立てられ ≒ 抗いがたい響きの魔力
・正当化されているのが嬉しい ≒ 正当性を与える免罪符になってしまう
はじめてのワーグナー 厳かさと響きの魔力、熱狂生む (要ログイン)
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201303170337.html …
音楽と物語は一体となり、厳粛な時間を紡ぐ。
拍手で途切れたりすることもない。
この禁欲的な精神主義が、ヒロイックな管弦楽の響きを伴い、
人々を熱狂させてゆく。かのヒトラーとて例外ではなかった。
中世の歌合戦を素材に、ドイツ芸術の優位を歌いあげる
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
そのニュルンベルクがナチの本拠になったのは偶然ではない。
その抗いがたい響きの魔力は、ヒトラーのゆがんだ自意識に
正当性を与える免罪符になってしまうのである。
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