6 :
名無しの笛の踊り:
◆よく出る質問(その3)
Q:指揮者って何をするんですか? メトロノームがあればいいのでは?
A:
・回答例その1:指揮者の仕事の少なからざる部分は、リハーサルの時点で終了しています。
すなわち、どのようなテンポでどのような強弱や表情を付けるのかといった、
いわゆる解釈について楽員に指示し、時に話し合うことにより、
統一的な解釈を作り上げるのが指揮者の主たる仕事です。
解釈が統一されていなければ、演奏が空中分解してしまうからです。
・回答例その2:指揮者の重要な仕事の一つはリハーサルです。
通常のプロオーケストラでは一つのプログラムに付き数回のリハーサルしかありません。
したがって限られた短い練習時間でいかに手際よく演奏を仕上げ、解釈を徹底させるかが指揮者の手腕なのです
Q:じゃぁ、リハーサルだけきちんとやれば本番では指揮者は必要ないんですか?
A:
・回答例その1:簡単な曲であれば、実際問題として指揮者なしで本番を行うことも可能です。
しかし、そういった曲は多くなく、中には数小節ごとに拍子が変わる曲ような難曲もあります。
したがって、本番でも指揮者が交通整理の役割を担うことが必要となります。
また、俗に言うカリスマ性で楽員を引っ張っていくのも指揮者の重要な仕事の一つです。