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名無しの笛の踊り:
940 :名無しの笛の踊り:2011/07/15(金) 14:59:01.74 ID:tSb4Zrto
ブラームスは人気だ。けど、それはドイツ国民楽派を代表する人物としての
人気であって、
ブラームス(独逸)、ドヴォルザーク(チェコ)、サンサーンス(仏蘭西)、チャイコフスキー(露西亜
の4人(=国民楽派四天王)は同格。
ロマン派のあり方を巡る戦いは、
ワーグナー(兄弟分のベルリオーズとリスト、弟分のブルックナー)
vs
メンデルスゾーン(兄弟分のシューマン、弟分の独逸3Rと3L)
という戦いであった。
こうしてみると、メンデルスゾーン陣営が弱くみえるが、
先の国民楽派四天王は基本的に各国におけるメンデルスゾーンになろうと
目指していたものであるから、メンデルスゾーン楽派の弟分ともいえる。
もちろん、ゲーデやグリーグなど北欧楽派、スタンフォードやエルガーなど
英米楽派もメンデルスゾーンの流れである。
一方、ワーグナーの流れにはフランキスト、ドビュッシー、新ウィーン楽派、
Rシュトラウスなどもいるが、こやつらの中にはメンデルスゾーン楽派からの
恩恵を多大に受けている者もいるので油断できないという次第。