ｼｮﾊﾟﾝのﾋﾟｱﾉ協奏曲第1番ﾎ短調Op.11

ピアノ協奏曲屈指の名曲であるｼｮﾊﾟﾝのﾋﾟｱﾉ協奏曲第1番ﾎ短調Op.11について。
誰の演奏がいいとかどのCDがいいとかこの曲のここが凄いとかいろいろ語り尽くしましょう。

あ
れ
ほ
ど
単
曲
ス
レ
は
立
て
る
な
と
言
っ
て
お
い
た
の
に
馬
鹿
で
す
か
？
マ
ジ
迷
惑

>>1
フランソワ！！
次点でアラウ

書き方が純粋なだけに指揮者にとっては試金石だな。
ツィメルマンは濃厚すぎたが。

ギレリスのバックのコンドラシン／モスクワＰＯがイイよ！
（ライヴだから椅子のきしみがうるさいけど）

>>3
フランソワのどれだよ

オケならスクロバ／パリ音楽院管もキメがつんでるね。

ブーニン & ワルシャワ

ハラシェビッチのバックはホルライザーだったな。

>>2
ベト5「運命」、マラ5マラ7、ブル5ブル7など、単曲スレなんかいっぱいあるし、パートいくつかまで進んだのもあるのに、あんた「馬鹿」ですか

もちろん「馬鹿」ですけど…ｗｗ

結論は出てる。アルゲリッチとツィメルマン。
以上

>>10
単曲の協奏曲スレで、パート2まで進んだのは、ラフマニノフ2番スレだけのようだ
単曲の交響曲スレは、もっと進んだものがたくさんあるけど

さ　あ　、　も　り　あ　が　っ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　て
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ま
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　い
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 り
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ま
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 し
　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　た

>>10

仲道郁代（ｐ）有田正広指揮クラシカル・プレイヤーズ東京が一番良かったなあ。
時代楽器による演奏だけど凄く新鮮でいいよ。
仲道郁代のピアノもとても丁寧に演奏しています。

ティエンポのCDが欲しいんだけど一時アイドル的に扱われたきりで手に入らんのよ

DECCAのマゼール夫妻のやつ

ttp://www.asahi-net.or.jp/~qa8f-kik/chopin/Concert/compare.html

ツぃメルマンはやりすぎなんだよ
気持ち悪ぃｗ

>>18
この人気合い入ってますね。
よっぽどこの曲が好きなんだろうなあ。

>>18
いいですね。
アルゲリッチのライブ盤が欲しくなりました。

ピロ子＆フィストゥラーリ

アビー・サイモン／バイセル／ハンブルク響（米ｖｏｘ）

>>15
オリジナル楽器のものは、これまでアックスによるものが有名だが、これと較べてどうなんだろう？

ウンコ以下

何でウンコと比べたんだよ

比較対照がウンコしか思い付かなかったからだよ

>>19
ジュリーニ/LAPOで十分だな

>>18
さんざん悪態つかれまくりのピリス盤をぜひ聴いてみたい。

二キタ･マガロフ(Ｐ)マルケヴィチ指揮のヤツ。

第一楽章展開部が最高にカッコいいぞ！

キーシン／キタエンコ／モスクワは？

ttp://kobakoshi.seesaa.net/
↑ここのブログがすごい量の聴き比べしてるんだがずっと更新されてない。

>>31
キーシン12歳の時の伝説のライブCD。
神だね。

ソコロフ

アルゲリッチ=アバドとツィメルマン指揮振りの2枚持ってれば他は必要ない

ツィメルマン（ピアノ）ジュリーニ（指揮）でほぼ満足です

アルゲリッチ／アバド／ロンドン響が鉄板

ポリーニ／クレツキ／POが銅板

ＣＤ化されてるブーニンの２００２年のライブかな
ツィメルマンの１楽章は重厚だけど音楽の流れが停滞してて、はよ行けやって蹴っ飛ばしたくなる

家にあるかと思ったら2001年のライブだった

↑すまんそれだ
ブーニンに関しては賛否両論やけどこの演奏は推進力、ブーニンのストレートな音、わざとらしくなくていいと思ったよ
ショパコンのは聞いてないあっちのがいいんかな？

ツィマーマン大好きだけど、弾き振りは好き嫌いが分かれるだろう。
年取って個性的になってきたよね。まぁ面白いけど、昔(美少年だったころ)はザ・正統派だったから

Klemperer／ケルン放送響のアラウの伴奏が凄い

ツィメルマン、コンドラシン/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団（DG・1979年3月ライブ）

ポーランド祝祭管弦楽団とは対照的な演奏で、フラブラも納得な熱い演奏です。

スクロヴァ／パリ音楽院管が実に目が詰んでいる。
手を入れたのかな？

フツーにアルゲ姐さんだろ

リパッティ／アッカーマン 音悪すぎ

リパッティは音が悪過ぎて聴く気がせんねえ

やっぱりソコロフだよねぇ。

アラウ/クレソ/ケルン
だな
質量が凄い

トスカニーニ、ホロヴィッツで聴きたかったのオレだけ？

第2番よりはいい曲だね

ギレリス＋オーマンディ／フィラデルフィア管弦楽団。
アルゲリッチ＋メータ／ベルリン・フィル。

ツィメルマンの新、旧（ロスフィル）とオレイニチャクで満足してるけど
ソコロフは聴きたいな
ＣＤあるんか

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1215930

リンクどうもです

どもども。YouTubeにも怪しげな（？）録音がたくさん上がっています。

http://goo.gl/La6Lq

重ね重ねありがと
ソコロフの動画けっこう見てるのにまったく気づかなかったよｗ

アラウ、インバル/ロンドンPO

アルゲリッチのショパンコンライブが大好き

今、フランソアきいてるけど、結構やりたい放題だね

>>60
アルゲリッチのショパンは、最初に私の妹が聴いていたので
この曲を知ることができました。
彼女の演奏は、ショパンの毒気を感じません。
しかし、青年ショパンがこれからパリで活躍するんだという心意気や希望
がストレートにてたわってきます。
アルゲリッチのショパンコンクールライブも
持参しておきたい、一枚であります。

ショパンの毒気っていうか、弾き手がガンガン叩き込む事しか考えてないから(感性、技量がその程度)
そう聞こえるだけで、ショパンの曲自体は激しい曲想でもあくまで品位が高い。

>>62
細かいことを言うと、ショパンがこの曲を書いて初演した時には、
彼はまだパリに行くと決めていたわけじゃないけどね。
まず、ウィーンに出て、あとは最終的にはイギリスかローマか、なんて
考えていたとも。

>>61
そうか、夜想曲や24の前奏曲を聴いてるが、ルビンシュタインに近い
健康的なショパンだな。

>>65
フランソアのショパンといえば、相当に不健康なほうだと
思うけどなぁ。

「ソア」はやめれ

フランソワのショパンだと練習曲op10が好きかな
第１番でバスがしっかりメロディーとして歌われてるし和声の根音としてきちんと機能してる
第２番で早いテンポで半音階をきれいにメロディーメーキングしたり
第５番は師匠のコルトー譲りでチャーミングの極み
第１１番は和声の進行、性格に従ってアルペジオの速さががさまざまなニュアンスで変化してる
テクニックが単なるテクニックでなく全て表現と結びついてる
練習曲でこんな芸当ができるのがすごい。

アル中になる前と後ではえらい違いだよな

フランソワは、なんかおもしろいね

アル中ですから

アル中rはルービンシュタインｗ

ついにブレンデルは、ショパンを弾かなかった。

1曲も？

>>73
ブレンデルはショパンが嫌いなのですか？
どうして嫌いなのですか？

>>73 に引っかかるなよw
いつものヤツなのにな　知らないのか？

>>74
若い頃にポロネーズを数曲弾いていた。
おそらく、５０代以降の円熟期には、弾いていなかったと思う。

>>75
２４の前奏曲は、良く評価していたようです。

>>75
ショパンを弾くとリストが弾けなくなる
とどこかで書いていたような記がする

>>51
ホロヴィッツのチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第一番」を聴いたことがある。
演奏はいいけど、音質が悪いのが残念だった。

この曲は、オケが貧弱な超駄作
なんでこの曲が好きな人がいるのか、非常に不思議
プロコの３番の方がずっといい

ショパンのピアノ協奏曲第一番
大好き☆

>>80
そう思うやつが、わざわざ曲の単独スレ来て書き込むとは。
この曲の持つ数々の斬新さと魅力には抗しきれないね、自分は。

この曲は、「真のピアノ協奏曲」とは認めていないよ

>>83
だから、なんでここ来てけなすの？
かえんなさいよ。

>>82
アンチではないけど「数々の斬新さ」を具体的に聞いてみたい
魅力はわかるが斬新さは自分にはわからない。

>>85
主としてピアノのパッセージワークのバリエーションかな。
それに非和声音の扱い。
全音楽譜から出ているこの曲のピアノ学習用スコアの解説を参照
されたし。

>>85
ひとつだけ具体的にあげると、たとえば第二楽章の主題復帰前の
ピアノ独奏による雫がひたひたと落ちてくるような数小節。
あの音感は今ならなんてことないが、当時では前人未到だと思う。
ベートーヴェンが死んでからまだ三年後の曲とは思えない。

この曲オーケストラ部分はショパンが作曲したんじゃないんでしょう？

>>88
作曲はしてるが、最終的なオーケストレーションは他の人がやった
可能性がある。

第１番は完成され尽くした感があるから第２のほうがいいなあ。
ソナタも同様の理由で第２番。

>>90
完成されつくしてないのがお好きなら、ソナタは１番はどうでしょうか？
これが後の葬送ソナタを書いたショパンかと思うほどかけ離れてるけどね。

>>91
ハラシェヴィチしか持ってねえや

ソナタ１番なら、ダン・タイ・ソンですね。
アシュケナージももちろん悪くないけど。

もっとも誰それの演奏がいいとかよくないとか比較するほどの曲じゃないとは
思うけどね。
よくぞここから１０年でソナタ２番の世界に行けたものだと驚嘆する。

りぱってぃしかもってないぞ

ダン・タイ・ソン・・・フジテレビのダイタイソーが思い浮かぶｗ

ショパンを叩く奴は多いけど何でだと思う？

おんなに人気あるからだろ

日本人はショパンがお好きと呼ばれた時代も終わったのかｗ

１００

>>94
甘い。
アンスネスの１番ソナタ聴いてみな。
他のピアニストがこの曲を解釈できてなかったことに気づくから。

>>101
アンスネスは立派な演奏してるけど、だからといってソナタ一番の
価値が二番に近づくというわけじゃないように思うな。

ショパンのピアノソナタ１番がそんなに良いの？
初め聞いた時ツェルニーかと思った
最終楽章は少し曲っぽかったけど

>>102
でも二番は手垢がつきすぎてて、並の演奏じゃ驚かんな。。
一番で優れた解釈示せば「おっ！」と思うけど。

>>103
弾き手次第だと思う。

>>104
二番は名曲であると同時にいつの時代になっても破天荒な新鮮さを
失わない曲だと思う。ショパン自身、ベートーベン以降今あえて
自らソナタを世に問う意味をきちんと考えている様がうかがえる。

一方一番は、やはりエルスナー先生の指導の下で四苦八苦している様が
目に浮かぶ。
もちろんショパンならではの定型からの逸脱やセンスは窺われるが、
どうにもパターン処理が目立つんだよなあ。
やはり二番とは比較にならない。両者の間にはとてつもない飛躍がある。

そら誰が弾いてもそれなりに聴こえる二番の方が優れてるだろうよ。
自分は「一番は駄作」というライナーズノートに書いてあるような月並みなこと言う人がいるから
「弾き手次第だよ」と言ってるだけ。

一般につまらないと言われてる曲に新解釈を与えるのはピアニスト冥利につきるし、
それができるのが本当の名手だと思う。

>>106
>「一番は駄作」というライナーズノートに書いてあるような月並みなこと言う人がいるから

でも、ライナーノートの受け売りじゃなくて、虚心坦懐に聴いた印象を書いてる
のだからいいじゃないの。
貴殿が>>101だとして、おすすめのアンスネスの演奏を聴いたうえで>>94=101は
やはり二番には比べるべくもないって言ってるんだし。
そもそも>>94で「よくぞここから１０年でソナタ２番の世界に行けたものだと驚嘆する」
と二番との相対比較で一番のことを言ってるわけで、結局>>106の「二番の方が優れてるだろうよ」
とたいして変わりがない。

で、あえて言うけど、やはりソナタ１番は駄作だと思う。ただし、ショパンの
曲にしては、だけどね。
もし、あの曲が今はほとんど忘れられたロマン派の作曲家の作品だったとしたら
たとえアンスネスの演奏でも繰り返し聞くような曲だろうか？
あの曲の後にショパンの数々の正真正銘の傑作が生みだされることを我々は
知っているからこそ興味を持って耳を傾けるのであって、それ以上の曲じゃない
と思う。
もし、あの曲を３０歳のショパンが作ったなら悲しくなるが、１７歳の時の曲
だからこそ、天才といえども修行中は色々なことを苦労して身につけるんだなと
ほほえましく思うのですよ。
そして彼はその修行の成果としてピアノソナタの２番、３番に加え、チェロソナタ
まで残すことができたわけですよ。

>たとえアンスネスの演奏でも繰り返し聞くような曲だろうか？

繰り返し聴いてるがなにか？
ちなみに二番はアンスネスでは聴かない。ソコロフで聴く。

>>108
まあ一番ソナタが駄作思うなら勝手に思ってりゃいいし、そんなこと別にどうでもいいのだけど、
個人的にはちょっとあなたは聴き込みが足りないのじゃないかと思うわけ。

一番ソナタはアシュケナージもダンタイソンもエルバシャも他に何人か聞いたと思うけど、
皆さん説得力なかったですね。

聴きこんだって駄曲は駄曲ｗ

年若いショパンにとってソナタ形式は、得意ではなかったのだろう。
若い時期でも、夜想曲第１９番のような傑作を生んでいる。

>>111
そうなんだけど、どうも>>110は曲じゃなくて、アンスネスにまいったらしい。
一番ソナタのセグエンッアの幼稚なのは耐え難い

>>113
セグエンツァ、です

そもそもショパンより遥かに劣る才能の連中が
若作とはいえ作品を掴まえて駄作呼ばわりするのは僭越ではないか？

単に作品が理解できてないだけだろう。

その理屈はおかしいだろ。相撲評論家は横綱である必要はないし
映画評論家はスピルバーグやルーカスである必要はない。
批評はまったく別次元の問題ですよ

作曲家を祭り上げるタイプはたいていこんな気持ちの悪い発言をするようになるｗ
モツ信者に一番多いが

いくらなんでもショパンとお前らじゃ格が違いすぎるだろw
土木作業員が東大医学部の教授が書いた論文を批評してるようなもんだ。

Brailowskyのステレオ盤、出ないね。

>>118
失礼な。
東大地震研のレポートなら三歳児でも書けるぞ。

だれでも聴いた音楽に対して好きなことがいえる自由に開かれたもの。それが音楽というもの
まあ最近は学者もどきや評論家もどきが勘違いして出しゃばってるけどｗ

「音楽はみんなのもの」（芥川也寸志）

>>118
その発言は土木作業員に対する差別だよ

ギレリス/コンドラシン/モスクワPOが鉄板

>>118
土木作業員をだすなら医学部じゃなくて工学部建築学科じゃないと整合性がとれなくないか？

>>116
単にショパンの作品を理解していないと主張しているのですが。
そもそもどの作品が好きかどうかは、主観でしょうが。

ブライロフスキーp　オーマンディ指揮　フィラデルフィア管　SONY　ステレオ　が良かった。
この曲の屈指の名演奏、これだけの名演がいまだにCD化されていないのが不思議なくらいだ。

あっそう

毎度ウザイから早く逝って下さい

何がうざいの！

2番よりはいい曲だよ

俺から見れば、ピアノ協奏曲の５番指に入るだろうｗ

フルトヴェングラーが最も愛した作曲家は、ショパンだった。

だといいな

>>134
いや、これは本当だ。
フルトヴェングラーの日記ぁか手紙に書かれている。

第２楽章６３小節目から７１小節目まで
は何回弾いても体中の鳥肌が立つほど感動する。

>>136
手元に譜面がないからどの個所かわからなくてもどかしい。
再現直前の調性不明瞭のところ？

この曲弾けても
「有名」とは無縁なんだよね。

>>136
agitatoのとこ
左手がたまらないよね

ショパンの譜面は聖書なので・・・

触れたくない

グラズノフが「風の精」をつかってくれたのは
感謝している。

>>133
その話はきいたことある。
フルヴェン指揮のこの曲を聴いてみたい。

近所のブックオフでブレハッチ／コンセルトヘボウ管（DG）のCDが
950円で売られていたので買おうか悩んだんですが、これは普通に
買いなんでしょうかね？

と、HMVのレビュー読んでみたら結構評価が高いんですがｗ

>>144
いい演奏だと思うよ。でも、ブクオフにしちゃ少し高いねｗ

>>144
国内盤にこだわらなければ輸入盤新品が尼のマケプレで890円+送料340円で買える

出だしの長ったらしいオーケストラの序奏イラネ。

ローゼンタールとかの昔の人はみんなカットしてる
（SP録音の時間制限の問題もあるだろうが）

聴かなきゃいいじゃん

>>147
あれが長ったらしいなんて感じるようじゃ、ショパン好きとはいえないな。

エキエルの研究によると
ショパンのピアノ協奏曲は、もともとはピアノソロ版で
出版社がオーケストラパートを他人に書かせた可能性もあるのだが。

>>147
そういや、ツィメルマンの弾き振りの録音じゃあ、一楽章の最後に
わざわざオーケストラだけの部分を最初のほうから持ってきて付け足してる。
なかなか良い試みだ。

>>150
それは言い過ぎ。
オーケストラの部分を二台目のピアノで書いておいて、最終的なオーケストレーションだけ
を別の人がやったという説があるのは確か。
いずれにせよ、彼はあくまでピアノ協奏曲を作曲するつもりで書いたのは間違いない。

もしそれが本当なら、
普通はオーケストレーション、もっと上手い人に頼むよな

酷評されることが多いオーケストレーションゆえ、
かえってショパンが書いたリアリティを感じるｗ

楽譜出版社が適当にオーケストレーションするのは当時わりと普通の慣習なんだけどな。
当時の楽譜出版社の経営者は音楽家も多かったから勝手にやるケースもあったようだ。
あれだけ自分の曲に煩かったショパンのことだから
オーケストレーションも自分でしたに決まってるって思うのは分かるが
ぶっちゃけショパンはあまり興味なかったみたいだよ。
学生時代に出された管弦楽の課題もルール無視でピアノ付きで作曲。
エルスナー教授に「自由にやらせなさい」と言わしめたほどだ。
その時生まれた作品がOp.2のラ・チ・ダレム変奏曲、Op.13のポーランド民謡による大幻想曲
Op.14のロンド・クラコヴィアク

ショパンは協奏曲に関しては若いころに書いたっきりで
その後は、オーケストラ作品は重要視してこなかった。

これは、若いころは「大作が書ける作曲家」として世に出る必要があったからだろうし、
その後、ピアノソロ曲だけでも自分のやりたいことが表現できる自信をつけたからだろう。

ショパンが凄いのは、作曲した曲の大部分がピアノソロ曲なのにも関わらず
大作曲家の仲間入りをしたこと。

「ショパンはオーケストレーションが出来た」という考え方にこだわる人は
「管弦楽曲が書けない作曲家＝２流」という考え方なのだろう。
交響曲オタに多い考え方だな。

>>155
>「ショパンはオーケストレーションが出来た」という考え方にこだわる人は

れっきとした協奏曲が２曲も残っているのに、
「オーケストレーションが出来なかった」
という考え方にこだわるほうが普通に考えて、
よほどどうかしてる。

「ショパンはオーケストレーションが出来た」という考え方にこだわる
の反対は
「ショパンはオーケストレーションが出来た」という考え方にこだわらない。
なんだけどな。

つまり、俺やID:f5Lv0nKeさんは
「ショパンのオーケストレーションが本人のものかどうかにこだわっていない」
ということ。
オーケストラパートが稚拙でもショパンの協奏曲は素晴らしいということだ。

「ショパンはオーケストレーションが出来た」という考え方にこだわる
の反対が
「ショパンはオーケストレーションが出来なかった」という考え方にこだわる
だと思っているのなら
ド・モルガンの法則を勉強したほうが良いな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

>>153
当時彼はまだワルシャワにいたからね。
かの地の作曲家のレベルはどれほどだったことか。今日の目から見て
自在にオーケストラをあやつれる作曲家がいたかどうか。
だからあのオーケストレーションがショパンのものでないとしても、
うなづけないことはない。でも、やはりあれはショパンが書いた音符のように思う。
我々はとかくベートーベンやなんかのコンチェルトのオーケストラと比較
しがちだからあれがしょうもなく聞こえるかもしれないが、ショパンが
直接お手本とした、フンメルやカルクブレンナーの協奏曲の管弦楽パートと比較すると、ショパンの協奏曲がそんなに拙い管弦楽法だとは思えない。
ともかく、ショパンの二曲のコンチェルトは、今に至るも演奏会の
レパートリーに残る、ポーランド最初の大作なわけだ。
>>154
ショパンのコンチェルトは、ワルシャワで初演されたが、出版はパリ
に行ってからだ。だからこの場合出版社がオーケストレーションにはからんではいないね。

ちなみに二番のコンチェルトのほうが、他人かオーケストレーションを
した可能性が先に指摘された。
それは、ピアノパートだけがショパンの筆跡で他は別の人の筆跡の楽譜
が今に伝えられてるから。これは確かに奇妙ではある。
一方一番のほうは、そのような物的証拠があるわけではない。

ショパンの本スレより充実した意見交換がされてる件

昔テレビのサスペンスドラマで、犯人が被害者を部屋に招き入れて
やおらCDをかけるとショパンの一番のコンチェルトの冒頭がかかった。
二人はしばらく会話を交わしていたが、そのうち殺しにかかって音楽ストップ。
結局ピアノが登場する前にすべてが終わってしまった。
あれ、選曲した人、わざとやったに違いない。ショパンの協奏曲でピアノ出さず
に終わらせて、わかる人にはわかるだろうとニヤリとしてたに違いない。

繰り返しの主題がしつこい
カットすれば15分

>>158
ショパン自身がオーケストレーションしたか否かという問題と
現代におけるショパンのオーケストレーションへの評価は分けて考えないといけない。
出版社がオーケストレーションに全く絡んでいないとも言い切れないし、
出版時期だけのことで絡んでないと言い切るのは乱暴過ぎる。
なぜなら出版社が元にした自筆譜自体が残ってないんだから。
俺は単に出版社が手を加えることはよくある話ということを書いたまでだよ。
想像で話しても詮無い話。

ワルシャワ初演で使用された物はショパンの弟子が筆写して
ソリヴァが手を加えたという説もあるし
筆写した楽譜もショパン以外の人間がオーケストレーションしたという説もある。

ちなみに俺は室内楽バージョンの方が好き　ショパンもこの形で演奏した記録があるしね
http://www.youtube.com/watch?v=YTYooE4hXV4&list=PL432C86283731EEDB&index=20&feature=plpp_video

>>163
>出版時期だけのことで絡んでないと言い切るのは乱暴過ぎる

いや、時期というか、ショパンがこの曲を初演した段階では、その後彼が
パリに行って独仏英3か国で同時出版するという形が確立されるなんていう
ことは夢にも思ってなかったと思うんですよ。
まあ、ワルシャワ時代にこの曲の出版をすでに国内で準備していて、その編曲を
そのままパリに行って転用したということもないとは言えないが、そんな不義理
なことがまかり通るのかどうか。
はっきりしているのは、作品２，１３，１４の3曲はショパン自身のオーケストレーション
だということですね。クラコヴィアークはフルスコアの自筆譜を見たことがある。

そこまで自分で管弦楽つきピアノ作品を仕込んでおいて、肝心の多楽章コンチェルトに
なってオーケストレーションを他人に委ねてしまうってのも、なんだかなあ。
そのあたり、書簡を見ても何もヒントはないんですよね。
あと、第2コンチェルトの第3楽章のcol legnoの指定がショパン自身の指定なのか
も気になるところ。近衛秀麿はこの箇所について、「無意味」と断定してるのが
寂しいが。
第2コンチェルトに関しては、その第2楽章のオーケストレーションは作品2の緩徐変奏が
下敷きになってるように思うし、弦のトレモロの上のレチタティーヴォという作法は
ベルリオーズがほめたという話もあるらしい。

実は第2番の方が第1番より先に作曲していた

ここ見る奴はフンメルのイ短調のことも知ってるはずだから

第2番第2楽章の方がいい曲なんですか？

>>168
第二楽章の比較だと、個人的には二番に軍配をあげる。
主題があまりにリリカルで。

仲道郁代の演奏は感動しますた