【和声法】クラシックの音楽理論9【対位法】

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931名無しの笛の踊り
2つの音の周波数比が簡単な整数比のときに綺麗に2つの音が響くという説明が
よくなされますが。

実際の2つの音の周波数比が整数比(=有理数比)になることなどは有り得なく、実際には、
例えば、1:1.25439765537…などといった無理数比になるはずです。(「:」の左側の数字を1に
正規化しています。)

Aさんは小数点以下2桁目を四捨五入し有理数で近似しました。
1:1.25439765537…=1:1.3=10:13
となりました。
この整数比を見てAさんはこの2つの音はまあまあ綺麗に響いていると結論しました。

Bさんは小数点以下3桁目を四捨五入し有理数で近似しました。
1:1.25439765537…=1:1.25=4:5
となりました。
この整数比を見てBさんはこの2つの音は綺麗に響いていると結論しました。

Cさんは小数点以下4桁目を四捨五入し有理数で近似しました。
1:1.25439765537…=1:1.254=500:627
となりました。
この整数比を見てCさんはこの2つの音は綺麗に響いていないと結論しました。


さて、この2つの音は実際、どの程度綺麗に(あるいは汚く)響いているのでしょうか?
耳で聴いて響きの美醜が分からないから、せっかく周波数比を測定したのに3人は
困り果ててしまいました。。