クラシック関係も事業仕分け。

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351名無しの笛の踊り
事業仕分け結果・国民から寄せられた意見と平成22年度予算(案)における対応状況−文部科学省


<項目名>
文化関係1
芸術創造・地域文化振興事業等・子どものための優れた舞台芸術体験事業
芸術創造・地域文化振興事業

<要求額>
116億3千7百万円

<事業仕分けの結果>
【評価結果】予算要求の縮減
【主な理由・コメント】
○文化の振興という数値で図れない事業の必要性は否定しないが、芸術・文化に国がどのように税を投資するか明確な説明がなされておらず、効果説明が不足。

<国民から寄せられた意見>
○約11万件の意見。
○「事業を民間に任せるべき」といった極少数の意見のほかは、ほぼすべてが事業仕分けの結果に反対するもの。オーケストラ、舞踊、演劇など幅広い分野から、例えば「文化振興は国の責務であり、費用対効果で考えるものではない」といった意見。

<予算案における対応>
○事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、優れた芸術活動への重点的支援については3年で1/2まで縮減するとともに、地域の芸術拠点形成事業を2年で廃止するなど効率化を図りつつ、引き続き各般の施策を通じ文化の振興に努めて参ります。

<予算額(案)>
104億5800万円(要求額から11億7900万円減)
352名無しの笛の踊り:2009/12/30(水) 00:35:30 ID:v03ngdyD
<項目名>
文化関係2
芸術家の国際交流

<要求額>
32億1100万円

<事業仕分けの結果>
【評価結果】予算要求の縮減
【主な理由・コメント】
○フォローアップ(検証)がなされていないなど、税金投入の説明が不足。
○事業自体は重要と考えるが、事業対象者のフォローの仕組みと評価の仕組みを構築してから実行すべき。

<国民から寄せられた意見>
○約900件の意見。
○「対外的な発信力のある芸術家を少数精鋭で派遣すればいい」といった意見は極少数(3%)で、それ以外の97%が事業仕分けの結果に反対するもの。
例えば、「予算削減による有能な人材の海外流出を懸念する」、「新進芸術家の人材育成は国が大局的な見地から実施すべきであり、それが文化芸術振興の根幹をなすもの」といった意見。

<予算案における対応>
○事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、海外公演の公演数や新規派遣の減などの効率化を図りつつ、引き続き各般の施策を通じ文化の振興に努めて参ります。

<予算額(案)>
26億9500万円(要求額から5億1600万円減)
353名無しの笛の踊り:2009/12/30(水) 00:37:12 ID:v03ngdyD
<項目名>
学校への芸術家派遣 302
コミュニケーション教育拠点形成事業 125

<要求額>
学校への芸術家派遣 3億200万円
コミュニケーション教育拠点形成事業 1億2500万円

<事業仕分けの結果>
【評価結果】国の事業として行わない
【主な理由・コメント】
○「学校への芸術家派遣」の検証がなされていない。新たな事業展開は検証をした後実施すればよい。
○コミュニケーション教育拠点形成事業は、評価法をあらかじめ確立してからスタートすべき。推進会議等の仕組みは無駄。

<国民から寄せられた意見>
○約800件の意見。
○「国として取り組む事業ではない」といった意見は極少数(1%)で、
それ以外の99%が事業仕分けの結果に反対するものであり、
例えば、「子ども時代の文化活動の体験は、お金では買うことのできない価値がある」、
「文化芸術政策は、それがソフトパワーに結実することによって日本の国際的なプレゼン スに直結」、
「仕分け結果は芸術の公共性についての認識が欠如」、
「児童生徒のコミュニケーション能力や創造力の育成は、日本の将来の産業・経済を担う人材育成や国際競争力維持の観点から、緊急性が高く国が実施すべき」といった意見。

<予算案における対応>
学校への芸術家派遣
○事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、本事業自体は廃止しますが、本事業については子どものための優れた舞台芸術体験事業に統合した上で、子どもの芸術体験活動に引き続き取り組んで参ります。
コミュニケーション教育拠点形成事業
○事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、本事業自体は行わないこととしますが、
文化庁が従来より実施している「子どものための優れた舞台芸術体験事業」の中で行われる学校現場の取組で得られた成果・課題等も活用し、児童・生徒のコミュニケーション能力の育成を図って参ります。

<予算額(案)>
両事業とも 0円(全額カット)