グレン・グールド Glenn Gould (1932-1982) Part16

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97名無しの笛の踊り
>>96
81年ゴルトベルクの映像見れば分かりやすいと思うけれど
仰ったとおりピアノの蓋あけた真上にマイク置いて録ってる
基本的にはグールドの好みだろうね
ペダル踏んで音を濁らせたくないってのと同じで
室内の残響音をできるだけいれないで
ピアノの直接音を拾うようにしてる
著作集の中でも音の違うピアノ2台で録ったやつの
一方の音をイコライザでいじってもう一台で録ったやつにあわせて
それを編集して一曲にしたこともあるって自慢してるぐらいだから
グールド自身かなり録音のやり方には口出ししてる
カズディンに言わせりゃ知ったかぶるところもあったらしいけど
ちなみにオルガンで録ったほうのフーガの技法は
最初のCDまでは直接音重視で、スッキリした音なのに
90年代以降のCDではパイプオルガンっぽい間接音がつけられてて
聞き比べるとグールドの死後にエンジニアが改悪してるのがよく分かる