ttp://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091103-OYT1T01096.htm ビクターが音楽部門売却へ…サザンやSMAP所属
電機メーカーの日本ビクターとケンウッドの持ち株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス」が、
ビクターの音楽ソフト事業をゲームソフト大手のコナミに売却する方向で調整していることが3日、明らかになった。
月内にも決定する。消費低迷や音楽のネット配信の拡大などで、
音楽ソフト市場は縮小傾向にあり、今後も業界再編の動きが相次ぐ可能性がある。
JVCは、音楽ソフト子会社「ビクターエンタテインメント」株の過半数を売却する方向でコナミと交渉している。
JVCは、音楽ソフト大手のユニバーサルミュージックなどにも売却を打診した模様だが、現時点ではコナミが最有力とみられている。
JVCは、売却益を映像関連機器など中核事業の強化に充てる。
一方、コナミは、ゲームソフトを中心に映像や音楽ソフト、携帯電話向け配信などの事業を展開しており、
買収が実現すれば幅広い分野で相乗効果が期待できる。
ビクターエンタテインメントは1928年に日本ビクターの音楽事業部門としてレコード生産を開始。
72年にレコード会社として分離された。
現在はサザンオールスターズやSMAPなど有名アーティストが多く所属している。
(2009年11月4日03時25分 読売新聞)