ショスタコーヴィチ31

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24名無しの笛の踊り
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【全集】
・コンドラシン(音質は Aulos>Venezia だが、Vene盤でも問題はない)
圧倒的なパワーで【ごり押し。】ショスタコーヴィチのロシア的なモチーフを余すところなく伝える。【手に入る2種の】[8番、]13番は圧倒的。
・ロジェストヴェンスキー
コンドラシンより[軽いが]キレがある演奏で、聴きやすい。【悪く言えばやや軽い面もある。】9番などは素晴らしい。
・ロストロポーヴィチ
【ムラのある】[思い入れが強く地味な]演奏。セカンドチョイスとしてはありだが、初心者にはあまりおすすめできない。14番は名演。
・マキシム・ショスタコーヴィチ
息子。番号によって水準に差があ[り批判もある]。初演した15番、合唱が力強い13番、練達した5番は名演奏。[全集のCDには編集ミスが多く注意]。
・キタエンコ
最初のSACD全集。しっかりとした演奏で、[録音も良く]安心して聴ける。他の全集と比べるとやや高いのでそこがネックか。
・バルシャイ 
折衷的だ、面白みがない、などと批判はあるが、曲の美しさは堪能できる。[価格が安いので]持っていて損はないだろう。
・ハイティンク
しなやかさを持った演奏で、曲にムラがない。誠実な解釈で面白みに欠ける面もある。14番は[歌詞]原語【復元】版で貴重。
25名無しの笛の踊り:2009/07/25(土) 23:53:02 ID:dYWJ0j9h
・マリス・ヤンソンス
アクがなく【美しすぎる】[整いすぎて単調]という批判もあるが、全集としては一定の水準を保っている。オーケストラの性能の良さが魅力。
・カエターニ
ライヴゆえの傷、曲によるムラがあるものの、[イタリア人らしい]オケの音色の多彩さ[、リズム感]で独特のショスタコ像を打ち出している。[ただし好き嫌いは分かれる。]
・アシュケナージ
「安全運転」の全集[として魅力ないと批判する向きもある。だが曲により光る演奏も含まれている。]【悪くはないが、これといった魅力を 感じない、「ただ音にしただけ」の演奏も見受けられる。】
・スロヴァーク 
[旧共産圏オケ特有の地味な演奏。] 【指揮者の意図するところをオケが咀嚼しきれていないもどかしさが残る作品が多く、】【第2番の合唱部分の非音楽的なカット、】
【欠点が 目立ちお薦めできない。】全体にオケの技術面の不安があり、[録音も不明瞭でお薦めしにくい。]【落ち着いて聴けない感じ。】
・ヤルヴィ 
1、4〜10番をスコティッシュ・ナショナル管(Chandos)、2、3、11〜15番をエーテボリ響(DG)と録音。
前者は、オケの力量もあり、力強く疾走する「爆演」タイプが多い。後者は【若干非力なオケながら】丁寧な仕上げに好感が持てる。
全体に打楽器の活躍が目立つ演奏。【2、3番の合唱は練習不足の感が否めない。】
・インバル 
全体に「細部まで丁寧に」演奏したこと、明晰な録音である【ことは評価できる】。「スコアが見える演奏」といえばよいだろうか。
逆に「勢い」や「高揚感」に欠ける印象を与えてしま【うのが欠点。】[い、スレ的にはあまり評価されていない。]
26名無しの笛の踊り:2009/07/25(土) 23:54:55 ID:dYWJ0j9h
【選集】←これは削除ではなく原案通り
・ムラヴィンスキー メロディア選集、Venezia、ビクター、アルトゥス
【殺人的な演奏。】[冷徹で統制されたオケが特徴。]【作曲者直伝、永遠のスタンダードと呼ぶ者も多い。】
[作曲者が初演に際して指導した曲は、規範的演奏として捉える向きも多い。]
・ザンデルリンク(選集)
【10番、15番はベストを争う。バルシャイより】徹底してドイツ的と言える演奏であり、[ロシア系や西欧系オケと]比較して聴く場合たいへん面白い。
[10番、15番は評価する向きが多い。]
・ケーゲル(選集)
【どれも】独自の解釈が光る、冷徹[で内面の激しさを秘めた]ショスタコーヴィチ。
[旧東独の体制派指揮者だが、ショスタコーヴィチの演奏には複雑な屈折も感じられる。]7番は新境地を開拓したと定評あり。
・バーンスタイン(選集)
「バーンスタインのショスタコーヴィチ」であり、彼の個性がはっきりと刻印されている演奏で評価が分かれるところ。ポジティブ。
・ゲルギエフ(全集録音中)
ショスタコーヴィチファンの間では評価が高くない。普段の奇抜さがなく、おとなしい演奏が多い。
・ポリャンスキー(全集?録音中)
ショスタコーヴィチの奥深い部分を引き出そうとする演奏。ロシア系指揮者の中では演奏時間が最も遅いが、中でも11番の不気味さは随一。