ショスタコーヴィチ30

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980テンプレ改訂案1
31 名無しの笛の踊り sage 2009/07/26(日) 00:10:29 ID:mge3iZmG

ID:+oZm4L0w謹製 修正案 だと
こんな感じかね

【全集】
・コンドラシン(音質は Aulos>Venezia だが、Vene盤でも問題はない)
圧倒的なパワー。ショスタコーヴィチのロシア的なモチーフを余すところなく伝える。8番、13番は圧倒的。
・ロジェストヴェンスキー
コンドラシンより軽いがキレのある演奏で、聴きやすい。9番などは素晴らしい。
・ロストロポーヴィチ
思い入れが強く地味な演奏。セカンドチョイスとしてはありだが、初心者にはあまりおすすめできない。14番は名演。
・マキシム・ショスタコーヴィチ
息子。全集のCDには編集ミスが多く注意。番号によって水準に差があり批判もある。初演した15番、合唱が力強い13番、練達した5番は名演奏。
・キタエンコ
最初のSACD全集。しっかりとした演奏で、録音も良く安心して聴ける。他の全集と比べるとやや高いのでそこがネックか。
・バルシャイ 
折衷的だ、面白みがない、などと批判はあるが、曲の美しさは堪能できる。
・ハイティンク
しなやかさを持った演奏で、曲にムラがない。誠実な解釈で面白みに欠ける面もある。14番は歌詞原語版で貴重。
981テンプレ改訂案2:2009/11/18(水) 23:02:15 ID:+kmRh3SD
32 名無しの笛の踊り sage 2009/07/26(日) 00:13:09 ID:mge3iZm

G・マリス・ヤンソンス
アクがなく整いすぎて単調という批判もあるが、全集としては一定の水準を保っている。オーケストラの性能の良さが魅力。
・カエターニ
ライヴゆえの傷、曲によるムラがあるものの、イタリア人らしいオケの音色の多彩さやリズム感で独特のショスタコ像を打ち出している。ただし好き嫌いは分かれる。
・アシュケナージ
「安全運転」の全集として魅力ないと批判する向きもある。だが曲により光る演奏も含まれている。
・スロヴァーク 
旧共産圏オケ特有の地味な演奏。第2番の合唱部分に非音楽的なカットあり。全体にオケの技術面の不安があり録音も不明瞭でお薦めしにくい。
・ヤルヴィ 
1、4〜10番をスコティッシュ・ナショナル管(Chandos)、2、3、11〜15番をエーテボリ響(DG)と録音。
前者は、オケの力量もあり、力強く疾走する「爆演」タイプが多い。後者は丁寧な仕上げに好感が持てる。全体に打楽器の活躍が目立つ演奏。
・インバル 
全体に「細部まで丁寧な」演奏、明晰な録音である。「スコアが見える演奏」といえばよいだろうか。
逆に「勢い」や「高揚感」に欠ける印象を与えてしまうのが欠点。スレ的にはあまり評価されていない。
982テンプレ改訂案3:2009/11/18(水) 23:04:14 ID:+kmRh3SD
33 名無しの笛の踊り sage 2009/07/26(日) 00:14:31 ID:mge3iZmG

【選集】
・ムラヴィンスキー メロディア選集、Venezia、ビクター、アルトゥス
冷徹で統制されたオケが特徴。作曲者が初演に際して指導した曲は、規範的演奏として捉える向きも多い。
・ザンデルリンク(選集)
徹底してドイツ的と言える演奏であり、ロシア系や西欧系オケと比較して聴く場合たいへん面白い。10番、15番は評価する向きが多い。
・ケーゲル(選集)
独自の解釈が光る、冷徹で内面の激しさを秘めたショスタコーヴィチ。旧東独の体制派指揮者だが、ショスタコーヴィチの演奏には複雑な屈折も感じられる。
7番は新境地を開拓したと定評あり。
・バーンスタイン(選集)
「バーンスタインのショスタコーヴィチ」であり、彼の個性がはっきりと刻印されている演奏で評価が分かれるところ。ポジティブ。
・フェドセーエフ(選集)
爆演から怜悧な演奏まで時代とともに変わるスタイル。隠れたセカンドチョイスの雄。ビクター盤5番の評価は高くないが特異な記録。
・ゲルギエフ(全集録音中)
ショスタコーヴィチファンの間では評価が高くない。普段の奇抜さがなく、おとなしい演奏が多い。
・ポリャンスキー(全集?録音中)
ショスタコーヴィチの奥深い部分を引き出そうとする演奏。ロシア系指揮者の中では演奏時間が最も遅いが、中でも11番の不気味さは随一。