1 :
名無しの笛の踊り:
優しくてチャーミングでこじんまりとして小気味良くて軽快で気持ちいい感じのする古楽器演奏が大好きです
2 :
名無しの笛の踊り:2009/03/12(木) 09:13:40 ID:5rfHseMO
私は好きではありません。
終了
3 :
名無しの笛の踊り:2009/03/12(木) 13:21:14 ID:gxqrHz/B
↑はい、退場
バッハに関してはピリオド楽器でしか受け付けない。
4 :
名無しの笛の踊り:2009/03/12(木) 13:22:10 ID:7d8Nm0F2
5 :
名無しの笛の踊り:2009/03/12(木) 14:14:59 ID:rjnCNOyy
古楽演奏のバッハって、モダン楽器による古い演奏と比べると、
テンポがかなり速くなっているのだけど、これは何で?
いつもそれだけが納得いかなくて、入り込めない。
どんな理由から、あんなに極端にテンポが速くなったのか、
わかる人教えてください。
6 :
名無しの笛の踊り:2009/03/14(土) 20:53:02 ID:7iocNsw+
>>5 昔の楽器と今の楽器の馬力の差です。
古楽器は、こまわりがきく、音の減衰が速い 等の所以でしょうか
一時期よりは快速演奏をウリにした演奏・団体は少なくなってきており
古楽器演奏も落ちついてきたと感じます。
7 :
名無しの笛の踊り:2009/03/14(土) 21:04:01 ID:7iocNsw+
キーの少ない木管、バルブのない金管楽器からすると
かなりの超絶技巧が必要になってくるわけですが
逆にゆっくりな演奏だとピッチの補正(ごまかし)が効きにくかったのではないでしょうか?
8 :
5:2009/03/15(日) 09:39:59 ID:f/B3vOTU
お二人とも丁寧に教えてくれてありがとう。
なるほどと、納得です。
簡単に言えば古楽器は、キビキビとした動きは出来るけど息が続かないというような
特徴がある楽器が多いんですね。だから、テンポが一昔前の演奏と比べて
格段に早くなる傾向があるのも、そういった技術的な限界というものが
主な理由としてあるわけですね。ただ
>>6さんの言うように、
早い演奏をウリにするという、ちょっと奇をてらっているとおもわれても
しょうがないような団体が居るのも事実ですよね。これから色々聴いてみようと思います。
ありがとうございました。
9 :
名無しの笛の踊り:2009/03/15(日) 13:05:34 ID:fVlObDhb
そもそもモダン楽器による古い演奏がテンポ遅すぎるんだけどね
10 :
名無しの笛の踊り:2009/03/15(日) 13:16:27 ID:YTUVogLt
昔の演奏が遅すぎるとは思いません。
バッハのコラールのうちのいくつかは、今でも教会で唄われていますが、
今の古楽器演奏のようなテンポで歌ったことも、歌っているのを聴いたこともありません。
ピリオド系のスピードは、教会の信者たちの間の伝統的な速度からも逸脱しています。
ピリオド系のスピードいっても様々あるよな
団体名などもいってくれないと例によって話が空回りする。
例えばモダン楽器による古い演奏なんていってないでリヒターとか名指ししてくれ。
教会の信者たち いったって
リヒターあたりの演奏を参考にしているだけの話かもしれん。
バッハの頃から続いている教会ならいざ知らずだが。
もっとも宗教曲の場合、聖堂の長いエコーのため速く演奏することは困難だし
場違いだろう。
賛美歌の演奏技術の継承は、基本的に口伝なので、
CDを参考に教える・覚えるというのは、ちょっと考えられないです。
聖堂では大きなエコーがかかりますね。だから大半のピリオド演奏のような速度で
演奏すると、音が反響しすぎて意味不明になります。バッハも原曲は聖堂でやっていました。
再現性をうたうなら、聖堂でやってもおかしくならない速度でやるのが、
一番無難なやり方ではないかと思いますが・・・。
鈴木マチャアキなんかが教会でカンタタを演奏してよくBSで放送されてるよね
あのくらいでいいんじゃねの? 音楽として鑑賞する分には・・・
古楽器団体が全部再現性を謳ってるわけじゃないよ
アーノンクール、ヘンゲルブロックなんかがその代表
いずれにしても
19世紀から20世紀前半までについた垢を取り除こうとしているよね。
17 :
名無しの笛の踊り:2009/03/15(日) 21:17:59 ID:q0RZDLnC
>>13 私は、バロックが好きで、モダンの演奏もいわゆるピリオド演奏も聴いていますが、全くの素人で良くわからないので教えてください。
13さんは教会音楽に非常にお詳しいようですが、「大半のピリオド演奏のような速度で
演奏すると、音が反響しすぎて意味不明になります」というのは実体験されたのでしょうか?
よくあるピリオド演奏の解説では、「かつてそのように言われていたが、研究の結果実はオリジナルのテンポはロマン派時代と比べて非常に速かったことがわかってきた」、と言う風に書かれています。
これは全くのデタラメと言うことなのでしょうか?
よろしくお願いします。
ご面倒でしたら、基本的な文献だけでも、お願い致します。
>>17 あんた本当は詳しいんじゃないの?
初心者のフリしちゃってさあ。
19 :
名無しの笛の踊り:2009/03/15(日) 21:50:17 ID:ay6SugE3
バロックの速度バロックの速度って誰も当時の速度なんて知らないだろ
>>19 そう思うのは簡単なことだが、なこたない。
当時の楽器で演奏すれば自然に当時のテンポや響きに近づくって寸法。
楽器がタイムマシンなわけだよ。
だからわざわざ弾き難い壊れた当時の楽器を修復したり
コピーしたりとてまひま掛かる事をやってるわけ。
21 :
名無しの笛の踊り:2009/03/16(月) 12:24:06 ID:5rw1ET1h
現代楽器は音が安定していて音量も豊かだけど
古楽器はあまり響かないのでゆっくり弾くと貧相に聞こえるから
言ってみただけです。
根拠のないシッタカ応酬が延々とw
>>22 おまいなんにも知らないんだな。
チェンバロとシュタインウェーピアノの打鍵の重さの違いを
楽器屋に逝って体験してこいや。人差し指一本でその違いがわかるからw
ピアノはアクションを介して弦をハンマーで叩いているわけだが
チェンバロは弦をツメではじく構造。プチっと少しの抵抗があるだけ。
弱く弾いても強く打鍵しても音量はかわらず。
ピアノでチェンバロの曲を弾こうとした場合、いくらでも速度は変えられるが
チェンバロならある程度 速度が制限されてくるというわけだ。
自分の無知を棚に上げ他人をシッタカよばわりとは腹が痛い。
>>24 チェンバロに対する知識が適当ですね。
まさに楽器屋に行ってちょっと体験した感じ?
まず、ピアノとチェンバロのあいだでそんな速度制限の差はないよ。
通常の演奏で使う範囲内ならチェンバロとピアノのサステインは大して違わない。
レオンハルトの「フーガの技法」あたり聴いてみればわかるけど、
かなり息の長いフレージングが出来る。
あと、チェンバロの音量が変えられないというのも嘘。
打鍵の強さではなく、弦を引っ掛けるスピードで変えるんだけど。
ピアノの強弱に比べるとかなり控えめなのと、アゴーギクの方が目立つから
あまり言われないけど、注意して聴くとはっきり強弱が変わるよ。
というような挙げ足取りがしたいんじゃなく、
演奏の速度の話だけど、確かに今の楽器と比べると、当時の楽器は
音を引っ張ると不安定さが目立ちやすいんだけど、少なくとも、
話題になっていた教会の中では、音を引っ張るのが非常に簡単なオルガンの
通奏低音にこれまた引っ張り易い人の声を乗せるのがメインなわけで、
そんなに簡単に断言していいとも思えないんだけど。
個人的には、リヒターのカンタータや受難曲はちょっと遅いとは思うけど、
とりあえず、大して古楽器を知ってるわけでも、音楽史に詳しい
わけでもなさそうだから、あまり自身満々に話さない方がいいと思うよ、
みっともないから。
27 :
名無しの笛の踊り:2009/03/16(月) 21:49:07 ID:lfjhK4B9
17です。
>>13 >>17 >>20-21 >>25-26 13の方はもういらっしゃらないんでしょうか?
実地に経験された方が居ればわかりやすいと思ったのに、残念です。
「バロックの楽器は、細かい速い動きが得意だが伸ばしが苦手」というのは、シュバイツアーあたりから言われだしたことのようですが、バロック楽器全般に言えるのでしょうか?
25,26の方がおっしゃるように、オルガンや声楽、その他では管楽器などには当てはまらないように思いますが、管楽器はむしろ古いほど細かい速い動きは苦手のような……
28 :
名無しの笛の踊り:2009/03/16(月) 22:59:10 ID:iEZx+lDf
俺はモーツァルトの古楽器演奏が好きだな
>28
私もモーツァルト好きです。
ただ不勉強で、古楽器の演奏というのは今まで聴いたことがないんですが、
よければ、お薦め教えていただけますか?
>>29 28じゃないけど、ブリュッヘン+18cオケいいですよ。
>29
ご教示感謝です。さっそく探してみます。
ごめんなさい
31の >29 はもちろん >30 の間違いです。
>>27 んなこたーない。
早い動きというのを、スラーで速く吹くとか、均等に力強く吹くとかになると別だけど
基本的に息に対する反応の良さは明らかに古楽器のほうがよい。
勿論、音量は明らかにモダンのほうがでかい。
34 :
名無しの笛の踊り:2009/03/17(火) 03:00:46 ID:iJKh2bZx
>>29 >>28です。
交響曲第39、40、41番2CDのインマゼール指揮アニマ・エテルナがお勧め
>>33 だから、なんでそんないいかげんなことを、
そんな自信満々に書くんだ?
木管と金管で事情は全く違うだろ。
何が「明らかに」なんだ?w
いろいろ吹いてみた経験から言うと
まあ金管も木管も吹く抵抗感はたいていモダンのほうが強いと感じるな
フルート以外は
早い遅いというのはいろいろ資料が残ってはいるね
バッハは「比較的早い演奏が好みだった」と息子が証言しているようだし
時代をさかのぼってシュッツはダヴィデ詩篇曲集の序文で
「決して早くなりすぎないように」と釘を差している
「演奏が早すぎると蠅の騒乱のようになってしまう」だってw
シュッツの曲は残響の多い聖堂での演奏が多かっただろうし至極妥当な要求だな
37 :
名無しの笛の踊り:2009/03/17(火) 12:38:44 ID:vruMjsqa
>>15 アーノンクールは個性こそ強いがそれなりに時代考証派だよ。
ヘンゲルなんとかは知らないけど・・・
時代考証無視派は
アドリブやアインガングをまったく入れないカルミニョーラとかだな。
アバドあたりとモダン楽器でハイスピードなヴィルトゥオーゾを披露してればいいと思う。
古楽器でやる必然性をまったく感じない。
古楽演奏に重要なことは「再現性」というか、要は古楽とモダンのスピリッツの融合であり
大時代的演奏との決別かと。
そんな意味ではラファエル・ボナビタとかがかなりいい仕事をしていると思う。
38 :
名無しの笛の踊り:2009/03/17(火) 15:03:42 ID:7mzqRme3
>>35 トラベルソもモダンに比べて「明らか」に僅かの息で音になる。
有田さんが目の前でやったのを見て確認済。
オーボエはリードメイキングでいくらでも変わるんだろうけど、
圧力は「明らか」にモダンの方が必要と言う事。
金管は楽器の軽さと言うのは「明らか」に古楽器の方が軽いわけで
その分の反応のよさは有利。
マッピの形状も反応が良いような形になっている。
その分圧力がかけにくく、強すぎると音が割れ易い。
ただ、同じ曲を吹くにしても
モダンは古楽器より管の短い事が殆どだから
モダンの方が反応のよい音になる可能性は高い。
そういう意味ではモダンと古楽器は比べようが無い。
少しは分かった?
>要は古楽とモダンのスピリッツの融合
ちょっと何言ってるのか分からない
>>39 昔の人と現代人との心の会話、あるいは調和。
モダン楽器の演奏は過去の音楽を現代に呼び起こす。
古楽器演奏は過去に訪れようと試みる。
違うかな?
>38
管楽器の吹奏感について、ほぼ同意見です。
>33
古楽器にはキーやバルブがないので、反応が軽いことは間違いありませんが、機動性が良いとは、一概には言えないと思います。
木管のキーが無いことは、案外関係ないでしょうが、金管は結構大変です。
バルブやキー、指穴なしで、ハンドストップも無で、長めの管で自然倍音のみですと大変です。
演奏技術上、相対的な高音ゆえにキツイ上、倍音間隔が狭い(狭くなければ意味が無いですが)のでアタリ難い。
たとえば、カンタータ143番のコルノ ダ カッチャなどは、オリジナル楽器での演奏は非常に困難です。もちろんモダン楽器でも難曲ですが……
トロンボーンはともかく、(スライドトランペットも重量バランスの関係で操作は困難です)、金管にとって最近の常識的テンポは、ピリオド楽器でも決して容易でないと思います。
私自身は、速いテンポの演奏が好ですが、管特に金管のピリオド楽器の性能は、それを容易にするものでは無いと思います。
42です。
ごめんなさい、カンタータ143番と書いたのはバッハのと言うことです。この曲に限ることも無かったような気もしますが……
>34
ありがとうございます。探してみます。
別に古楽、バロックに限ったことではないが、演奏に対して楽譜へのアプローチは二つあると思う
・作曲家の意図と当時の演奏法や様式から、楽器と演奏会場から推定されるテンポまで全部尊重して忠実に再現
「当時はこうやったはず」
・作曲家の意図や当時の演奏法、様式は尊重するが、楽譜から再現できる最も良いと思われる音楽をする
「当時はこうでなかったかもしれないが、こっちの方が良いんじゃないの」
ピリオドでもモダンでもどっちもあるだろう
当然なことだけど、フォーマルな曲より
カジュアルな曲(撥弦楽器系、歌謡系)の方がより後者の自由度は増すよね。
昔はそれが出来る力量(技術的にも学術的にも)の人が少なく、
ピリオドといえば前者的な目(耳)で見られていたと思う。
私も演奏者の解釈は、聴く人の喜びをより大きくすることのみを目指せば良いと思います。
>>45 実は前者ってレオンハルト、クイケン兄弟とホグウッドくらいかしら?
50 :
名無しの笛の踊り:2009/03/18(水) 09:23:20 ID:2COBttRV
>>49 少なくとも、そういうビッグネームでは忠実派はいないよ。
特にホグウッドなんて後者だろ。
>>45 古楽派も90%以上は、下に入るだろうね。
古楽器を使っても当時の響やテンポを完全に復元するなんて絶対無理だし。
きっかけはモダン楽器による演奏からは、新しい音の探求が難しくなってきたというのが
あるんじゃないかな?実際の話、テンポの取り方や繊細な表現などに関して、
ある種のモダン楽器による演奏のほうが、バロック時代の作曲家の意図を読み取っているという
指摘もあるしね。
古楽器演奏も音楽の考古学をやってるんじゃなく、過去の証拠や方法を参考にした
それぞれの演奏家自身の解釈にすぎないのは当たり前。
しかし、忠実さが全くないのではなく演奏者や指揮者によって、どの部分の忠実を
取り入れるかはそれぞれ違う。
だから、古楽器オーケストラってテンポや奏法の違いだけじゃなく音色自体の差異が
かなり際立ってるよね。
それも古楽器演奏を聴く面白さだと思います。
>>51 レオンハルトやブリュッヘンはデビュー当時モダン楽器を使っていたけど
普通のモダン楽器の人たちと一線を画していたのは、
やはり時代考証を基本に置いたか、そうでないか、の違いでしょ?
>古楽器を使っても当時の響やテンポを完全に復元するなんて絶対無理だし
それってロマンがないよなあ。努力次第である程度は近づけるでしょ?
完全までとは言わないまでも。
過去の響きを実際に聴く事ができないから、釈然としないだけで
当時の楽器や演奏スタイルであればモダン楽器の演奏よりはるかに当時の響きに近いわけだ。
それに「作曲家の意図」なんて言い出したらキリがないよ。それこそ精神性云々でかたずけられるし
当時の作曲家は当時の楽器の響きを前提に楽想をねったと言えば、
それは浅いとか、どうにでも理屈を言えるわけで・・・
その「時代考証」とやらも、時代劇の衣装やプロダクションデザインなんかと一緒で、
演奏する人それぞれの解釈の一端でしかない。古楽器演奏から「当時の音はこうだったのかも」という
ロマンを感じるのは演奏者・聴衆者の勝手だが、「これこそが本物のバッハ」といったような
発想をするのは完全に間違いだろう。また当時の楽器の響きから楽想を練っていた「かもしれない」
のであって、完全にそうであったという証拠はどこにもない。
ストコフスキーが編曲したバッハとて
「本物のバッハ」でないにしても「嘘のバッハ」ということはないだろ?
解釈の一端は音楽を大きく変えることになる。
忠実な再現を望むのは、研究者や歴史愛好家でしょう。
演奏者や音楽ファンは聴いて感動する演奏を望んで当然。
両方を併せ持つ人々も、客を迎えて、あるいは客として、のコンサートとなれば、後者の立場が優先して当然と思います。
忠実な再現だけを目指し、聴衆の音楽的満足感を全く顧みない演奏は、(そんなもの存在し得ないような気がしますが、もしそんなものがあり得るなら)、実験や研究発表としてならありえそうです。
私も両方に興味を持っていますが、コンサートやCDで聴いたときに、もしも音楽ファンとしての欲求が満たされなかい残念な演奏だったら、不満だと思います。
きっと、「歴史的好奇心は満たせたけど、音楽としてはやっぱりなんだかなあ?」と感じるでしょう。
>>50 ホグウッドのハイドン交響曲全集(頓挫)を知らないのか?
当時の楽器と人数、ほぼ作曲年順、あとから加えられたと見られる
ラッパと太鼓は廃して演奏。
これほど徹底してる演奏・録音が他にあるか? 他に何を望む?
もちろん音楽的にも充実している。 ピノックあたりと混同しないでほしい。
>>57 ホグウッドという人の録音は、ハイドン交響曲全集だけじゃないだろ。
多くの仕事の中で1つ功績があるからって忠実派にするなよw
バロック、特にバッハはいまいちだけどな。
にしても忠実派の部類だろ?
ピノックやブリュッヘン18cオケに比べたら。
>>59 ところで、あなたはホグウッドのどこが忠実だと思ってるの?
(ハイドンの交響曲以外で)
>>60 他でもほぼハイドンの交響曲のような内容やん。
逆に忠実じゃないといいはる理由を聞きたいよ
>>61 当時の楽器人数より大きい編成で演奏している。
曲は?
18cオケなどは弦楽器のメンバー(人数)がモダンオケ同様にほぼ固定されているが
ホグウッドAAMは曲によって増減させる。
ヴィヴァルディのコンチェルトなどはピエタ慈善院付属音楽院を想定してか
かなり弦の人数は多い。
宮廷楽団のような1パート1人という編成はあえて避けていると思われる。
例えば、モーツァルトの各協奏曲。
この人は第一ヴァイオリンを6人でやるよね。
モーツァルト後期ならまだしも、モツのザルツブルグ時代の曲で第1Vn6人もいる編成は
例外的で稀と言ってもいい。
(あくまで、CD解説書の最後に載っているメンバー表どおりの演奏だとしての感想です)
64のつづき
ホグウッドは6/6/4/3/2という編成が好きなようだが、編成を忠実にするオケなら
4/4/2/2/1くらいの編成でやるのが普通。
当時の英国古楽器オケは1stVn6人がスタンダードだったのかもね。
ピノックも常設6人くらいだったと思う。
バランスなどを考えた結果なんだろうね。
そういった意味でエステルハージ楽団の人数で録音した
ソロモンス/レストロ…のハイドン録音は画期的だったよな・・・。
バッハの合唱は全部OVPPで合唱団涙目
69 :
名無しの笛の踊り:2009/03/19(木) 09:15:08 ID:xu5WjOr0
結局、詳しいことはわからずじまいじゃん
だから面白いんだ
忠実たり得ずとも誠実たれ
結局、古楽器も演奏のアレンジの一形態でしか無く、当時の響きを再現しているとは言いがたいな。
ハイドンひとつでもこれだけバラバラ。これからどこへいきつくんだろうね。
>当時の響きを再現しているとは言いがたいな
いきつくもなにも、おまいココの話もCDもぜんぜん聴いてないやろっ?
最近聴いたCDもしくはコンサートなどはあるのかい?
74 :
名無しの笛の踊り:2009/03/19(木) 10:16:44 ID:wkHFWF5Q
>>68 受難曲の「群集役」だけでも合唱はやってほしいな。
群集役までOVPPでやる団体があるけど、あれはかなり違和感がある。
今でもカトリックの受難の木曜日のミサの朗読では、
そこは来場者全員で読み上げたりするからね。
「再現性」を言うなら、そこは合唱でやるのがスジじゃないかなと思うんだが。
76 :
名無しの笛の踊り:2009/03/19(木) 11:00:30 ID:WBiZxN0K
バッハの合唱は全部VSOPで合唱団酔眼
古楽器の音色が好きというだけでいいじゃん
再現とか正統とか胡散臭いこと言わなけりゃいいのに
>>77 古楽器を聴かない知ろうとしない奴ほどそういう部分ばかりが鼻につくんだろ。
どんだけ古い書物、あるいは古い考えの人が書いた本を読んでるのかと思うよ・・・
79 :
名無しの笛の踊り:2009/03/19(木) 16:07:24 ID:8ruSd/1n
>>77 同感。
種種雑多な編成で、しかもいろんな時代に編集された楽譜をごちゃごちゃと引っ張ってきて、
「これぞ正統」とか言われてもねぇ。
普通に「モダンの音は嫌いだ」と言えば良いだろうと思う。
>>78 そういう君はその「古い書物」とやらを熟読してるのか?w
大体君が紹介したビデオのような演奏だけじゃないだろ。
上でやっている議論も、古楽派と一言でいっても、楽器編成に統一性がないから
起きていることじゃないか。
>楽器編成に統一性
またわけのわからんことをw
どうでもいいけど再現とか正統とかにこだわっていってるのはあなた一人くらいなもんでしょうが
何が気に食わないのかハッキリいってみなさい
81 :
名無しの笛の踊り:2009/03/19(木) 18:01:30 ID:Gwb349U2
古楽器なんてのは始めは実験的、或いは学術的なな試みだったけど、やってみたら意外に
良かったので今ではひとつのジャンルとして定着したってことでしょ?
当時はいまと全く違う楽器を使ってたという事が一般に知られるようになって、
それで弾くと今の楽器のやり方が通じない、
じゃ、当時はどういう音楽だったのかな?と勉強する人たちが出てきて、
その再現された奏法が周知され、モダン楽器にも影響を与えている今現在
再現性云々に関わって編成が話題になっていますが、近現代でも編成はいわゆる”大人の事情”によるところが大きいと思います。
例えばビゼーなどは小さな劇場で活動したので、初出の段階ではかなり小編成ですが、後で本人や他人がより大きな編成に変更して、現在ではそちらが主になっています。
少しガイシュツですが、バロックや古典派,ルネサンスについても、”大人の事情”はあったわけでしょうが、現時点でわからないことも多いでしょう。
とすれば、編成がオリジナルでない = 再現性軽視 とまでは言えないのではないでしょうか?
ようは、たとえばバッハはトーマス教会でこの編成でやるしかなかった、
だからバッハの頭の中ではこういう音楽が流れていたに違いない、という思考があるんじゃないか。
大編成でも再現は可能だが、小編成の方が無理がないし、お手軽。
85 :
名無しの笛の踊り:2009/03/19(木) 23:02:50 ID:K/jSvPYA
近々、バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲を聴きに行く予定なんだけど、
このグループの再現性はどの程度忠実なのか、詳しい人がいたら教えてくれる?w
>>85 バッハ・コレギウム・ジャパンを知らなかったんでググってみたけど、近々やるマタイ受難曲は、3/21の佐倉市でのマタイ受難曲講座以外は、メンデルスゾーン版と明記してるね。
これはバッハのオリジナルでなく、メンデルスゾーンの発掘演奏のオリジナル?を再現する試みらしいよ。
こんなことするのは、かなり再現性にこだわってるといえるんじゃないかと思います。
私は多分聴くチャンスがないので、ぜひ感想をカキコしてください。
お願いします。
87 :
名無しの笛の踊り:2009/03/19(木) 23:39:09 ID:3sx+3T30
以前にシュペリングがやった演奏の焼き直しか。
あの演奏から今年が180周年になるので、それにちなんでいるのかもね。
>>87 今年はメンデルスゾーン生誕200年
演奏から180年ということよりもこっちのほうが大きいだろw
マチャアキはメンデルスゾーン版のマタイを読響とやってるけど
あれは当然モダンだったからなあ
今度はピリオドでやるのかね
>>88 手兵のBCJを率いての演奏だから、ピリオド演奏の可能性はかなり高いだろうね。
メンデルスゾーンの時期の楽器も始めてなんじゃないの?
別にそこであえてバッハ時代の楽器で演奏したとしても、ひとつのアレンジとしては
大有りだと思うけど。楽譜がメンデルスゾーンの使ったものだから、楽器も180年前のでなければならない
という決まりはないだろ?
そもそもクラシック音楽なんてモダンでやろうがピリオドやろうが
再現芸術じゃないか
94 :
名無しの笛の踊り:2009/03/20(金) 13:34:45 ID:bVNBdT3r
再現というより再生だね
>>92 「別にそこであえてバッハ時代の楽器で演奏したとしても、ひとつのアレンジとしては大有りだと思うけど。」
なら、メンデルスゾーン版をメンデルスゾーン時代の楽器でやるのも、「ひとつのアレンジ」では?
メンデルスゾーンはバッハを研究し復興したが、自らの音楽の血肉にもした、であればメンデルスゾーンの顰みに倣うのは音楽の可能性を開く一つの手がかりたりえる。
メンデルスゾーン版を、バッハ時代の楽器で、現代の一般的ピリオド楽器で、徹底的にこだわったバッハ時代の楽器の再現で、メンデルスゾーン時代の楽器で、現代の楽器で、どうやっても興味深いのではなかろうか?
でも、もし演奏がダメだったら残念だが……
バッハ時代の楽器でやるに3きんたま。
コピー楽器つったって相当に金が掛かることだ。
それで世界ツアーをやるとかだったらありうるかもしれないが、
いちいちメンデルスゾーンの時代の楽器をそろえるなんて考えられない。
もしくはモダン楽器にガット弦を張るに2きんたま。
おれもなんだかんだで、今回はバッハ時代の楽器でアレンジする気がする。
BCJに、ゼロに近い状態から180年前の楽器を揃えなおせるほどの
資金力があるとは思えないし。団員にとっても、馴染みの薄い楽器を
一から練習しなおすというのは、大変どころの話じゃないだろうから。
98 :
名無しの笛の踊り:2009/03/24(火) 06:07:22 ID:PTuMYX6c
古楽によるロマン派の演奏に興味あります
たとえばブラームスを古楽でやったCDありますか?
おすすめ教えていただけませんか?
99 :
名無しの笛の踊り:2009/03/24(火) 06:10:44 ID:PTuMYX6c
なんだか古楽については
中途半端な情報が散らばっているだけで
結局なにがなんだか分からぬ。
NHKに金聖響が出たときも
雲をつかむような感じで
要するにビブラートさえかけなければ
古楽なのだとしか理解できん。
おれもピリオド演奏って何がやりたいのかわからない。
昔の響きらしきものを復活させるという歴史学的な価値以外に何があるんだ?
大体、演奏法もテンポの取り方も、機械が演奏しているかのように一定な演奏が多くて、
全然面白くない。大昔の楽器のレプリカ使って、ノンビブラートなスカスカな音で演奏すれば
それで良いの?旧い時代のモダン楽器演奏が今でも根強い人気があるのもわかる気がするよ。
>>98 まず古楽と古楽器の単語使い分けた方が良い
とりあえずノリントンでも聴いとけ
古楽器の音色は好きなんだが表現が練れてないんだよなぁ
古楽:アーリーミュージック→バロック時代以前の音楽
古楽器:ピリオド(時代)楽器→その曲が作曲された時代の楽器
混同されて使われるケースが多い。
バロック以前の曲をモダン楽器で演奏される例はきわめて少なく
ここで議論されているのはバロック、古典派以降のモダン楽器のレパートリーになっている曲を
時代楽器でやる事に対して。
中世・ルネサンスの音楽を聴く人間には、そのまま聴き進んでいくだけなので、なんの抵抗もない。
むしろモダン楽器のバロック演奏に廃れた楽器チェンバロ、ガンバやリコーダーを入れて演奏する方に
違和感を覚える。
104 :
名無しの笛の踊り:2009/03/24(火) 13:31:54 ID:AIMtSMEA
最初うるせいと思ったが
後半は同意
>>102 同感。
「歴史的研究」にこだわりすぎなのか、表現が定型化している感じで、
「遊び」があまり見られない。そういう意味で、つまらない演奏が多いと思う。
じゃじゃ馬ポッジャーとかFBOとかシュタイアーとかいくらでもいるから
確かにガーディナーなどは面白くないが
どうもピリオド奏法の上っ面だけを模倣した近年のモダン楽器桶の演奏とかと一緒にしている諸兄が多いな。
つまらない演奏が多いって、聴いていないのがバレてるよ。
つか嫌いだから聴いてなくて当然だし、あるいはかじり聴き程度で何を論じたいのか?
ピーマン嫌いの子供がピーマン嫌いといってるだけのスレはもういいかげんうんざり。
と釣られました?俺
有機農法のピーマンしか野菜じゃないとか
美味いか不味いかでいいじゃん
>>100 まあ何を言っても
古楽器でしか演奏されて無い曲がいっぱい有るんだから
諦めるこったな。
>>108 ベルリン古楽アカデミー(Akademie für Alte Musik Berlin )・・・上手いけどすぐ飽きる
フライブルク・バロック管弦楽団(Freiburger Barockorchester)・・・上手いけど飽きが来ない
まったくの個人的な乾燥。
>>109 ピリオドでもやってないような隠れ古典派をシリーズでやってるモダン楽器オケ:ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
ってここの住人的にどうよ?
俺にはそれこそ、どの曲も「機械が演奏しているかのように一定な演奏」に聴こえたが・・・。
カヴァレリア・ルスティカーナなんか古楽器でやると綺麗だと思うよ
あれはよくある艶やかな感じではなくつつましい響きのほうがいいと思う
112 :
名無しの笛の踊り:2009/03/24(火) 22:55:04 ID:UD9x2Ytt
例えばヴィヴァルディの四季を例にとると、自分的にはイ・ムジチよりもエンシェント室内の方が
好みに合う。モーツアルトのディベルティメントなんかもzefiroによるワンパート一人の古典的な
編成で演奏されたものを聴くと気取らない素朴な楽しさがあって面白い
くりかえしガイシュツだが、
古楽≠古楽器
古楽器(現代楽器に対して昔の楽器)≠ピリオド(作曲時点の同時代)楽器
これくらいは区別しないと、話がぐちゃぐちゃになってわけわからんのがアタリマエ。
ピリオド演奏の意味としては、例えば以下のようなこともある。
最近のバロックおよび古典派のピリオド演奏の一部では、平均律あるいは純正律で演奏する弦に対し、トランペットとホルンが自然倍音のみで演奏する。
当然まったく違う音律であるから、合わない筈と思いきや、以外にアリで、おもしろい効果がある。
極端な例としては、エルヴェ・ニケ指揮のル・コンセール・スピリテュエル、現時点でもっともオリジナル編成に近いらしい「王宮の花火の音楽」。
弦と木管、金管の各グループが、てんでバラバラそれぞれ独自の音律でお構いなしに演奏。
一瞬聴衆は正気を失いかけるが、しばらくして耳が慣れてくると、今まで経験したことのないハーモニーが聴こえ始めて、うれしいやら、それともホントに自分が狂ったのではと疑うやら。
なわけないよ
117 :
名無しの笛の踊り:2009/03/25(水) 00:38:49 ID:Q8O1cMTr
うぉお!そのCD興味あるぞ!
この手の情報がマジありがたい
119 :
名無しの笛の踊り:2009/03/25(水) 01:03:41 ID:yvJqUo/M
早く家に帰ってポチっとしなきゃ!
ありがとう!
121 :
名無しの笛の踊り:2009/03/25(水) 14:13:05 ID:9MVbb1fZ
古楽演奏のレコードがあれば買う
なんでレコードで発売しないんだ!
>>121 ヤフオクなんかを当たれば、ガーディナーやホグウッドならごろごろしてるぞ。
>>121 ヤフオクとebayチェックしてればいくらでも転がってるよ。
アナログ的な音の良さが好きならDas Arte Werke の黒金盤とか宝の山だよ。
メンゲルベルク最高。
125 :
名無しの笛の踊り:2009/04/03(金) 10:06:19 ID:AxgUxc0l
コンセール・スピリチュエルの昨年のオペラシティ公演て
FMで放送しましたっけ?
録音した記憶があるのに、番組表にも手持ちのDISCにもない。
番組表にも手持ちのDISCにもないなら勘違いだろう。春だし。
エラい長く止まっているので保守。
コンセール・スピリチュエルだが、実は”現代人の耳に挑戦”てほどショッキングでも無いような?
確かに従来の西洋音楽演奏に無い響きが満載だが、
慣れるまでもなく、最初のフレーズから楽しく聴けた。
アジアの民族音楽聴き慣れてるせいかな?
128 :
名無しの笛の踊り:2009/05/09(土) 09:58:20 ID:PJVtAy/3
オリジナル楽器による、ベートーヴェンの第九のおすすめ盤を教えていただけないでしょうか?
ブリュッヘン&18世紀オケは、昔聴いた来日公演の放送の方が素晴らしくて、CD録音の方は感動が薄かったので。
>>128 個人的にはノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ盤を推す。
テンポ設定が非常に変わってる(ノリントン曰く「楽譜通り」)だけど、
演奏と録音はかなり優れていると思う。
俺もノリントンLCP。
第9交響曲って
繰り返し聴きたくなる、聴ける演奏って少ないと思う。
一度聴き終えると年に1回でいいわと思ったりするけど
ノリちゃんの第9は個性的で且つ演奏も手堅く、
各国から名手を集めていた時期の録音で
ホルンには元パリ管のミシェル・ガルサン・マルー、
フルートは18世紀オーケストラのフンテラーらが参加している。
出来ればメンバー表が載っているEMI/reflexe初出盤を入手してほしいところ。
初出盤はCDよりLPの方が入手しやすいかも。
演奏は感動的というより室内楽的な趣。
132 :
名無しの笛の踊り:2009/05/10(日) 15:18:53 ID:D49fRe6u
ロッシーニとかの古楽演奏ってないっすか?
ありマス。
134 :
名無しの笛の踊り:2009/05/10(日) 15:57:32 ID:ec45x7wW
詳細教えてくたさい
135 :
名無しの笛の踊り:2009/05/10(日) 16:17:45 ID:VOUvLFGp
古典派ロマン派の古楽器演奏はもっと盛んになって欲しいよね。
がーディナーのベルリオーズのDvDは面白かったです。
他になんかおすすめCDあります?
便乗質問だけどモツのバイオリン曲で
これは押さえとけっていうCDありますか?
137 :
名無しの笛の踊り:2009/05/10(日) 16:49:56 ID:VOUvLFGp
これは私もジャケ買いするwww
ブラームスかあ
ハルモニアムンディですね!
さっそく探します!
ありがとう
138 :
名無しの笛の踊り:2009/05/10(日) 18:34:35 ID:gSUC5y1e
ブラームスもナチュラルホルン?
あり得ない
140 :
128:2009/05/11(月) 09:23:26 ID:AzvzOwIF
141 :
名無しの笛の踊り:2009/05/12(火) 15:27:07 ID:HCDD1WsL
あんたらなんでマニアックなん?
どこから情報仕入れるん?
やはりネットでせう
143 :
名無しの笛の踊り:2009/05/13(水) 12:49:24 ID:dICk1NiA
さうでせうね
144 :
名無しの笛の踊り:2009/05/13(水) 12:53:22 ID:c9SkbHol
古楽器はモーツァルトまでだろ。
ブラームスとかロッシーニを古楽器でなんて気色悪〜
145 :
名無しの笛の踊り:2009/05/13(水) 13:57:32 ID:wXn4PARr
有り得ないよね
キモいキモい
つか古楽器自体有り得ない!
>>144 モーツァルトまでだろって勝手に決めんなよ。
作曲された当時の楽器で演奏することがなぜ気色悪いの?
>>145 そうだよね。ピリオド楽器のことをいまどき古楽器なんていうのは確かにキモいな。
それこそ時代に取り残されてる感じ。
古楽器で、という響きには
その作曲家の作曲した時代より前の時代の楽器で演奏するかのような誤解を与えているようなキガス。
例えば「ブラームスを古楽器で」とかいわれると、なんだか
ブラームスの曲をバロック時代か古典派の時代の頃の楽器で演奏するような・・・・
もちろんそれはありえなくもないことではある。
極端な例えなら20世紀の楽器で21世紀に作曲された曲を演奏できるわけだ。
多少なりともピリオドに興味があるなら
19世紀のナチュラルホルン、18世紀ストラディヴァリウス、19世紀のベーゼンドルファー製ピアノによる
「ブラームスがナチュラルホルンを想定し作曲したという」ホルントリオのCDを聴いてみてくれたまい。
なんのキモさもないよ。
148 :
名無しの笛の踊り:2009/05/13(水) 19:40:06 ID:Uk0dSmqc
というか、楽器は進化発展してんのになにやってんだバカが!
ばかがってみんながやってるわけではないだろ。
一部のマニアックな人がやって、一部のファンが聴けばそれでいいのでは?
150 :
名無しの笛の踊り:2009/05/13(水) 19:44:11 ID:49yRwSI3
このスレも永遠の課題ですね。
意味不明
152 :
名無しの笛の踊り:2009/05/14(木) 10:08:18 ID:ouMza3W6
>>146 >そうだよね。ピリオド楽器のことをいまどき古楽器なんていうのは確かにキモいな。
>それこそ時代に取り残されてる感じ。
知ったかぶるするな。雑魚が! そんなことぐらい常識だ。
153 :
名無しの笛の踊り:2009/05/14(木) 15:16:16 ID:zFXb44Vw
そんなに古楽器って良いの?
わからぬ
>>153 不感症な人にいくら説明しても無駄ですので。
155 :
名無しの笛の踊り:2009/05/14(木) 15:26:31 ID:l5hk3/xC
古楽器のオーボエの音色はいいですよ
古楽器の木管・金管はふにゃふにゃと腰の入ってない音って感じで苦手だなぁ
それがいいと思う人が聴くわけですよ。
でも
>はふにゃふにゃと腰の入ってない音
は語弊があるなあ。
せめて「まろやかな音」「柔らかい響き」とかにしてくれ
159 :
名無しの笛の踊り:2009/05/14(木) 15:52:05 ID:ivZK8IDI
オーボエ・ダ・カッチャ?やバロックファゴットだとかだけまとめて聴きたいです。
おすすめのCDありませんか?
突然オルガンの話。
ミラノ聖シンプリアーノ協会のアーレント・オルガンによるバッハシリーズのCDはすばらしい。
アーレントはルネサンス・バロックのオルガンを復元させた、現代のシュニットガーといわれる人。
このオルガンは修復ではなく アーレントの新作だが
本当のオルガンはこういう音がするからバッハもあれだけの曲を書きえたんだと思わせる。
バロックではなくルネサンスファゴットだったね すんません
>>158 まろやか・・・ねえ
おれにはふにゃふにゃとした音にしか聴こえないわ
第一印象は「調子はずれな音楽」だったけど
それはさすがに思わなくなったけどね
おまいら、教えて。
CD屋でかかってた、ダン・タイ・ソンのフォルテピアノとブリュッヘン18世紀オケによる
ショパンのコンチェルトに心打たれて即買いしちゃった。
家でじっくり聴いてまた感動、フォルテピアノによるロマン派曲の盤を集めたいと思った。
そこで質問。ロマン派のピアノ協奏曲や独奏曲をフォルテピアノで演奏した盤を一覧できるような
サイトってないですか?(今のところ、ブリリアントのショパン&フィールド夜想曲集と
シュタイアー/ヘレヴェッヘのシューマンのコンチェルトをカートに投入済w)
サイトですか?そういうのはご自分でまとめの意味で趣味で作るものかと。
そのショパンのシリーズでソロ曲もしこたま出ているが、それ以外でってことかい?
シュタイアーのシューマン選集が出ているけど彼はだいたいコピー楽器だから、あまりお薦めではないな。
高・中・低音、強・弱によって、よく言えば万華鏡のように変わる音色、悪く言うと音色がばらばら
が楽しめるのはやはり「オリジナル楽器」でしょう。
ロマン派ではないですが、リンダ・ニコルソンの所有楽器で弾いた
べトベン小品集が最高ですな(アクサン・レーベル)。
バスーン効果音によるバジング音(いきなり壊れた?わけではないブービーいう音)まで楽しめます。
今どきの復元楽器はオリジナルと全く遜色ないよ。
オリジナルなんてどのみち修復入れないと使えないし、
修復の考え方や技術は復元楽器作るのと同じことをやってるから。
あと、オリジナルであってもあとから手を加えられていることが
多いから、オリジナル楽器でないと音もオリジナルじゃないというのは
ただの信仰だよ。
おれは昔、チェンバロのオリジナルと復元を間近で聴き比べる機会が
あったけど、楽器の音色以上の差はない印象だった。
ごめんごめん、完全な個人的な趣味と聞き流してくだしゃい。
コピー楽器はまともな(本来の)音なんだと思う。
俗に100年以上経ったモノにはモノノケがやどると申しますが
俺の場合は、そういう過去への浪漫いうか、音の怪奇趣味に近いものなのかもしれぬわ。
例えば、部品などが大幅に新品に交換されているとしても
全体から発するオーラが、一から新しく造られたものとでは「何か」が違うんだよね。
特に録音だと差が出るキガス。
やはり木材の乾燥とか、木は加工されてもぬくもりを感じるような・・・・
むろんそれは「ただの信仰」かもしれないがね。
録音の方が差が出るんですかw
まともな状態で生楽器聴いたことないなら
知った風に書くなよ。
知った風ってw
ハナから録音(Cd)のコピー楽器とオリジナル楽器での話題しかしてないだろ俺は。
生で聞き比べて違わないと言い出したのはあなたで。それこそ知った事ではない。
しかもあなたが聞き比べたというのはチェンバロぢゃないか。
今はフォルテピアノの話をしていたところよ。
そうさ、チェンバロはオリジナルより良いコピー楽器の方が良く鳴るよ。
そんなのは常識でしょうが。
フォルテピアノはコピー楽器だと音が整いすぎちゃって面白みがないって言ってるだけ。
これは酷いw
174 :
名無しの笛の踊り:2009/05/19(火) 03:37:35 ID:+gdpbNPv
古楽ヲタがファビョってると聞いてやってきますた
わざわざ見に来るほどのもんかよ
176 :
名無しの笛の踊り:2009/05/24(日) 22:12:08 ID:JPm0uArw
古楽器オタクには優しい人が少ないイメエジがある
177 :
名無しの笛の踊り:2009/05/24(日) 23:01:01 ID:Y6fUs9vd
178 :
名無しの笛の踊り:2009/05/24(日) 23:43:19 ID:+VTlyiMP
スレ汚し!
179 :
名無しの笛の踊り:2009/05/27(水) 07:08:50 ID:lJCFMa+7
若い層が貧困で
古楽やるには一定以上の収入が(ry
181 :
名無しの笛の踊り:2009/05/27(水) 10:58:56 ID:1MuLAiz9
_r ̄|○
182 :
名無しの笛の踊り:2009/05/31(日) 15:56:27 ID:M4uAZp1U
なんか面白い書籍ありますか?
184 :
名無しの笛の踊り:2009/06/01(月) 11:16:01 ID:ozW7L9Kp
いやそれはちょっと
てかどこの出版社だろ
185 :
名無しの笛の踊り:2009/06/02(火) 08:23:51 ID:N4AMdxAl
古楽の今がわからん
ホグウッドは古いのか?
>>185 バーゼル室内管と組んで結構いい仕事してるぞ。
187 :
名無しの笛の踊り:2009/06/02(火) 10:20:58 ID:XMrcgr96
バーゼル室内管はピリオド楽器もやるようになったというから
ホグウッドの影響力ってのはやはり凄いよな。
古楽器第2世代の特徴である穏やかさだけでなく強い意志が感じられる。
>>185 それと、今は以前のようなメジャーレーベルの古楽部門(DGのアルヒーフ、dhm、ワーナーのダスアルテヴェルクなど)はあまり期待できない。
ほとんど死滅状態に近く、古楽・ピリオドパホーマンスが下火のような勘違いさえ受けてしまうことだろう。
優良な古楽(あるいは古楽を得意とする)マイナーレーベルの新譜などを参考されたし
リチェルカール、アルファ、アクサン・・・など多数存在している・・・
2ちゃんではまったくといっていいほど語られないのが
古楽器第2(1.5?)世代で未だに精力的にがんがるJ.サバール。
この人と競演した人は必ずといっていいほど独立・出世、ビッグネームとなる。
サバールのお目にかかるということが出世を約束したも同然なのかはよくわからんが、
バーゼルのスコラカントルムの影のボスのような存在。
SCBがピリオドシーンにおいてそれだけ重要な機関ということでもある。
身らレーベルを立ち上げ、過去のアストレ音源や新録音を毎月のようにリリースしている。
担当の楽器ガンバがルネサンス周辺の楽器だけに、バッハ、ヘンデルなど後期バロックものは
恐ろしく真面目で退屈な演奏だったりするが、ブリュッヘンなどと肩を並べる存在であると思う。
Alia Voxってサヴァルの自主レーベルなんだっけ
バッハの管組は良かったから再発してほしい
サバールって誰だと一瞬思ってしまった
この人の演奏はなんかエロいよな
そうそう。彼ら以外の演奏はいまのところ無いよねAlia Vox。
それであの怒涛のようなリリース数。廃盤もない感じ。
因みにスペイン語はVはBの発音と同じらしいからあえてサバールとしたよん
>>191 昔、スレが有った気がする。
つーか、サヴァールは唯一の存在だから
語る必要も無いのでは?
語る必要がある古楽器奏者って誰だ?
ガーディナー(笑)かな?(笑)
ミンコフスキとかじゃない?
うん、あのファゴットはうまかったなぁ。もう吹かないのかな?
199 :
名無しの笛の踊り:2009/06/20(土) 14:45:29 ID:riF9/SyR
ノリントンさんは最近なにしてますかね
200 :
名無しの笛の踊り:2009/06/20(土) 14:46:30 ID:riF9/SyR
ノリントンさんはもう古楽の指揮者ではないよ。
モダンオケでピュアトーン推進指導者。
>>197 11月の来日公演ではモツやラモに加え
ハイドン・プロ(時計、太鼓連打、ロンドン)をやるそうですよ。
海外オケでしかもピリオドでハイドンを聴ける機会は少ないと思お。
atトーキョー・オペラ・シチー
203 :
名無しの笛の踊り:2009/06/21(日) 14:42:32 ID:y/IXsHnz
>>201 少しさみしいですね。
でもピュアトーンを普及させて欲しいです。
204 :
名無しの笛の踊り:2009/07/06(月) 15:26:38 ID:tBQ+cT1b
なんで古楽分野は廃盤が多いんですかね
205 :
名無しの笛の踊り:2009/07/06(月) 15:58:02 ID:OfnCf1Ns
最近、ビオンディ エウローパ・ガランテは新譜出てまっか?
>>204 売れないからだろ
わかりきったこと聞くなw
ヴァージンのボッケリーニ、鰤のテレホマン、エウロパでなくトリプラコンコルディァだが
モダン楽器のCDだって死屍累々 廃盤なんて腐るほどある
210 :
名無しの笛の踊り:2009/07/07(火) 19:36:15 ID:UtDU2g0C
がーディナーもノリントン グッドマン ホグウッド等廃盤多いね
ピリオド楽器でロマン派はもう流行らないのかな
>>210 楽器も演奏技術も異なるわけだし、本当にそこまで踏み込んでいく技術的、音楽学的な
裏付けがあるのかどうか疑問だしね。
単純に「古楽器を使ってみました」だけでは続かないでしょう。
>>210 室内楽ならひっそりとLa Gaia Scienza が録音を更新中。
オケならNQHOという常設の専門オケがある
http://www.nqho.com/NQHO/Performance.html 現今はバロックから浪漫派までやることなど無茶だという
メジャーレーベルなどモダンオケの録音すら手控えてる現在の不況下では
新録音など期待できない。
古楽器ブーム時には目立たなかったカペラコロニエンシスが今
ブルーノ・ヴァイルを迎えていろいろ録音を出してくるのもユニーク。
カペコロは今どきバッハからワーグナーまでやってのける破廉恥wな世界最古のピリオドオケだ
最新録音はハイドンのザロモンセットの3曲というこれまた強気の選曲。
バッハといってもヨハン・クリスチャン(古典派)だが
215 :
名無しの笛の踊り:2009/07/10(金) 15:02:14 ID:rz+xdeEx
最近古楽は下火な気がする
>>215 つ
>>190 メジャーレーベル系は古楽以外もリリースは下火(既出録音の廉売展開がメインのレーベルすらある)、縮小ぎみかもしれんけど
有力マイナー系のリリースは相変わらず多いやん。
古楽器を積極的にあるいは専門に出してる所は
アルファ、リチェルカール、アーリャvox、ジグザグテリトワール、グロッサ、鰤リアント、
BIS、ナイーヴ、チャンネルクラシック、ハルモニアムンディ、アクサン、
そしてアルカナも復活した。
今、楽しみにしている録音は、クロサキ/ニコルソンのベートーベンの
ヴァイオリン・ソナタです。
早ければ今月中にも入手できるかも。
アクサンのだね。
ニコルソンでハイドンのソナタも聴きたいなあ。
今のところモツ、べトだけだが
アクサンからはヴァイオリンとヴィオラのデュオも出るね。ヴァイオリンはシュテック。
リチェルカールとアクサンは以前より新譜リリースのペースが速くて
大丈夫なのかと思うほど。
アクサンプラスというミッドプライスシリーズが売れてるのかな?
アクサンのジャケも変わったよなあ。
以前はメアンダー文様が格調高かくいかにも古楽ぽかったが。
べトのVnソナタでクリムトのベートーヴェンフリーズを持ってくるとわ・・・
アクサンやハイペリオンってメジャーレーベルあたりと比べると、音質が安っぽい
感じがする。
だから、クロサキ・ニコルソンのべトソナタはその辺が心配です。
グロッサやナイーヴは音質、音の捉えかたが良いね。
>音質が安っぽい
そうか?
昔から聴いてるから慣れてる。
それにハイペリオンは録音によって音作りが違う。
アクサンは昔から家内作業のような手作りの良さがある。
最近は新しい録音チームが加わっているようだな。
>>223 音質面が気にならないのはうらやましい。
嫌味じゃなくてね。
嫌味にしか聞こえないw
227 :
名無しの笛の踊り:2009/07/13(月) 13:34:15 ID:5Bibrh5+
今は、金澤正剛さんの「古楽のすすめ」みたいな本は出てないのかな?
>>222 録音を一口に素人が良い悪いと評価するのは案外難しいことだと思う。
どんな音を心地よく感じるかという個人的な音の趣味で評価することも出来るわけだが。
古楽器本来の音色を捉えるのであれば、器、空間の音も重要なポイントになると思う。
教会音楽でない曲、例えばピアノソナタなどが響いたであろう空間は
お城の私的な間だったり、貴族の家の一室であったり
音楽ホールや教会のような必ずしも残響が豊かな空間とはいえない場所もある。
音楽、楽器にふさわしい音響とは。
例えばアクサンのリンダニコルソンのべト:バガテル集はリンダ所有の個性的なオリジナル楽器の音を堪能できる
素晴らしい録音だと思う。録音場所は明記されてないようだが、楽器の撮影場所や
古い楽器の不必要の運搬移動をなくす配慮からリンダの部屋で録音されたのかもしれない。
一方、コピー楽器だがBISのハイドンピアノソナタ全集は残響の多い教会録音で
均一に響くが、フォルテピアノにしては響きが長すぎ、楽器本来の持ち味が平均化されてしまっており
味気ない。創り込みすぎに聴こえる。
あなた、古楽器の音を知り尽くしてる古楽器録音一筋数十年の音が気に食わないというなら
ひょっとして古雅で素朴な古楽器の音よりモダン楽器録音の方が趣味に合うんじゃないか?
229 :
228:2009/07/13(月) 14:18:14 ID:iVmyVreU
オレが言いたかったのは、いまだにアクサンはデジタルっぽい音なんだよ。
例えばソニーなんかはヴァイルのハイドン交響曲の頃は典型的なデジタル臭い音質だったが、
90年代後半くらいからそれが改善されて滑らかで解像度の高い音質になった。
アクサンの場合は、CD初期のデジタルっぽい音のままなんだよ。
それが、現在の他レーベルに比べて安っぽい音質に感じる一つの原因だと思う。
第一、
>>228では残響の件なんかには触れてないんだけど、残響についての
うんちくご苦労だね。
230 :
229:2009/07/13(月) 14:20:28 ID:iVmyVreU
あ!ゴメンごめん間違えた。
名前やアンカーは228じゃなくて222だ。
デジタルっぽい音ってどんな音よ?
>>231 あなたがCDの音質面に関しては無頓着だということが分かりました。
オレなんかに比べてクラ歴長そうなのにな。
まあ当たり前だけど、人それぞれ目、耳のつけどころが違うと思うから、
その辺は自由ですけどね。
「ステレオ1984年6月号
アクサンのオーナー兼エンジニア、アンドレアス・グラッド氏へのインタビュー
古楽器録音の使用機材は、2本のマイク(メーカー不詳)とステラボックスのミキサーと
ナグラのアナログ・オープンデッキ。多数のマルチマイクによるミキシング加工には批判的・・・」
とある。
デジタルになってからも暫くは「ナグラ・デジタル」と裏面にクレジットされていたっけ。
やはり最近のデジタル技術という化学調味料の味に慣れているだけで
素朴な音作りに違和感があるだけなんじゃないの?
簡素なシステム、機材での録音が優れた音質になるなんて幻想だろ。
(中には、それで好結果な録音があることも事実だが)
大体、マイクそのものが人間の耳よりはるかにしょぼい特性なんだから、
そのまま漠然と音を拾っただけでは、詰まらなく味気ない音質になってしまう。
アクサンの音質はまさにそんな感じで、中低域が薄っぺら。
これも安っぽい音質の一因であろう。
古楽器が、かさかさした風合いだったり、薄っぺらなのは、ある意味事実じゃないか。
厚化粧で耳あたり良い音が好きなら
やはりモダン楽器のような豊かな音が好みなんだろう。
耳当たりが良い音ってどんなの
>>235 あんた、音質について本当に無神経なんだな。
例えば、無伴奏ヴァイオリンで高音域を弾いてるところでも、低域は必要なんだよ。
また、逆に無伴奏チェロ組曲で低音域中心の演奏部分でも高域は必要なんだよ。
あなた、その辺の感じが分かる?
例えかさかさ薄っぺらな楽器だとしても、ほどよい中低域は必要だ。
それに古楽器がかさかさした風合いだとか薄っぺらなんて言ってるのは
古楽器本来の音色が分かってないんじゃないか?
少なくとも古楽器ファンの言動じゃないね。
録音どうこういうより、やはり楽器の捕らえ方や音の好みの問題だな。
極端なことを言えば
リュートなどは、ガット弦よりナイロン弦の方が現代の耳には優しく滑らかで豊かに響くわけだが
前者の音が乾いた硬い音だと奏法や録音のせいにするのはお門違いだろう。
録音が生音に及ばな故に、商品化するにはやはり録音ポリシーが必要になってくるわけだ。
アクサンはその点で一貫している。やや時代遅れに感じても無理はない。
音質なんて最終的には個々人の好みだからな。
ある特定のレーベルの音が嫌いなら、そのレーベルの主要な
プロデューサーの感覚が嫌いだということだろう。
古楽器は繊細な音だからこそ、録音ではある程度の加工が必要だと思うんだよね。
例えば、バロックの管弦楽曲の通奏低音でのチェンバロなんかは、2本のマイクだけの
素朴な録音では、聴き取れないほどの小さな音になってしまうわけ。
だから、バッハのチェンバロ協奏曲なんかでも多くの録音がチェンバロの音を
ミキシングで稼いでるんだよね。
でも、そのほうがCDの聴き手には自然に聴こえるでしょ。
だから、素朴な録音システムが素朴な音を生むわけじゃなくて、
ある程度加工しないと、結果は素朴に感じられる自然な音響バランスにはならないの。
そんなことは当たり前。
加工がいけないなんて馬鹿げたことなど一言もいってないが。
録音なんだから加工なしなんてありえない!
どこまで妥協と戦うかの問題であり、マイクを増やせば楽に決まっている。
その分余計なノイズを拾う、それを電気的にカットする、など
それが最低限度に調整したアクサンの音がうすっぺらだとか言い張っているのはあなただが?
だいたいアクサンの録音をそこまで低く評価したのはあなたくらいだろう。
アクサンとて大規模な録音では直接音と残響用の(それでも4本)マイクを使うという。
マルチマイクからワンポイント録音に注目されるようになって久しいが
それでも最低は4本のマイク、すなわちマルチマイクだ。
質素な録音方式に対応できるようになったのは録音機が良くなってきた証拠。
アクサンの室内楽はコンサート会場で聴くような派手な音に作り込んでない。だけで
部屋で聴くような音作りなの。
それでも聴こえにくい音もなく、ちゃんと聴こえるのは相当の録音技術だと思う。
アマチュアの知ったかで文句つけるなど30年早いよ。
コンサート会場で聴くような派手な音
と言ったが
それは聴く人の主観(クローズアップして聴く脳)と残響音などを録音技術で補う事。
知ったかじゃなくて、オレが聴いてる感想なんだが。
感想を述べてはいけないのか?
そう言えばあなたは録音方法などのいわゆる「知識」だけは誰よりもあるようだが、
今まで肝心な自分自身の耳で聞いた感想は一度も示したことないよね。
オレも評論家じゃないから上手い表現は出来てないけど、自分の言葉で感想を言えないのか?
加えて言っとくがクラのコンサートでも音の遅れなどを
調整するPAシステムを使う。コンサート会場も自然な響きに聴こえるように
加工されている空間なわけ。
>>244 つ>>228からもう一度落ち着いて読め
ちょっと話が変わるが、もしかしてあなたはSACDがあまり好きじゃないでしょ?
ぜひこの質問に答えてほしいわ。
248 :
名無しの笛の踊り:2009/07/14(火) 00:44:24 ID:JisZm8Tn
カサカサってゴキブリの季節ですね
>>238 趣味でリュートやってるので、ちょっと揚げ足とらせてもらうと、
現代のリュート演奏でナイロン弦使うことはまずないと思うけど・・・
基本的にはナイルガット(アクィラ社などが開発した模造ガット)、
CDのレコーディングなど調弦時間が取れる場ではなるべくガット弦を使ってると思う。
さすがにナイロンは現代人の耳にとっても響きが悪すぎる。
>>249 ミゲル・モレノはグロッサの録音ではナイロン弦を使っているようです。
理想のガット弦がないという理由で。
あの良くも悪くもドリーミーな音はナイロン弦の音ですよ。
ホピ・スミスも調弦時間の関係でビウエラ来日公演ではナイロンを使っていましたよね。
それに今までとは響きが違うダウランドのCD「ア・ドリーム」のドリーミーな音もナイロンの音だと思います。
>>247 SACD!
好きも嫌いも、私にとっては文字通り「次世代」の存在ですよ。
いったい何枚か数えた事もない所持メディアの99%以上は2chステレオなので
余生はそれを聴くだけで時間いっぱいでしょう。
旧録音を積極的にマルチchにして再販しているのは古楽器では
今のところサバールくらいだと思いますが
彼が生きているうちにマルチch作業を済ませておきたいのでしょうね。
ミゲル・モレノはボッケリーニを持ってる。
とても素晴らしい演奏だから、このメンバーでもっとギター五重奏曲を録音してほしいです。
ミゲル・モレノはグロッサの古楽部外品シリーズ(プラチナムとかヌーヴェルヴィジョン)の
ダウランドやミラーンの続きが聴きたいな。
一般の古楽とはちょっと毛色が違う、南国気分のリラクシーな響きだわ。
>>250 レオンハルトの演奏もSACD化されつつあるよ
>>254 要はSACDなんか聴く気もしないってことだろ?w
>>254 次世代のものと言ってる私が聴いてるわけないでしょう。
私がしゃしゃり出る幕ではない。
なるほどね。やっぱり。
>>247の質問の意味があったよ。
アクサンのような音質が好きな人にはSACDは濃すぎるかなと思い質問させていただきますた。
アクサンでもモーツァルトのカッサシオンなどが3曲収録されているラ・プティット・
バンドの盤はSACDだけどね。
確かに音質はSACDらしく良いが、アクサンの特徴はそのまま出てるんだけどね。
259 :
名無しの笛の踊り:2009/07/15(水) 19:43:40 ID:0Xcwd6Kq
リュートでガット、ナイルガットがプロの主流と考えるのは少々偏ってると思われます。
そう考える人達がいるのは事実ですが、彼らは決して主流ではないからです。
生でガット使ってるのはほとんどいないだろうけど、
ソロの録音ならガット弦の方が多いんじゃないか? リンドベルイ、オデット、豊彦・・・
ってかそもそもリュートに「主流」なんてあるのか。
サムアウト使うかサムインサイド使うかだけでも相当割れているというのに・・・
261 :
名無しの笛の踊り:2009/07/16(木) 03:57:24 ID:46yWYCaU
なんでもいいんじゃない?とどのつまり
言い方がどいつもこいつも極端なんだよな。うぜぇんだよ、いいかげん。
おれもまあそうか。
理屈はいろいろあるだろうけど
結局好きか嫌いかってだけの話
録音にしても楽器にしても
同意
音質なんて最終的には個人的な好き嫌いの問題でしかない
>個人的な好き嫌いの問題でしかない
そんな事言ったら、音楽そのものが個人的な好き嫌いの問題でしかないだろ。
そりゃー聞き手側の話。
266 :
名無しの笛の踊り:2009/07/19(日) 01:20:58 ID:fvLAWnPq
>>264 お前の不満はわかるがその言い分は無理があるな。
267 :
名無しの笛の踊り:2009/07/19(日) 02:02:24 ID:6mCPtuQQ
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いまだにフルベンの演奏を有り難がってる奴らがいるんだから、
音質はあんまり好き嫌いに影響しないってことだろうな・・・。
もちろん、全く同じ演奏なら音質が良い方がいいけど。
モノラルでワーグナー聴いて喜んでる奴の気が知れない
音質と演奏の好き嫌いは別に決まってるだろ
古楽器を聴いてるんだから、アーティキュレーションの違いくらいわかるよな?
音質にそれは無関係に決まってるだろ?
モノラルでワーグナー聴いて喜んでる奴の気が知れない
272 :
名無しの笛の踊り:2009/07/19(日) 20:26:41 ID:fvLAWnPq
戦前のワーグナー録音のすばらしさを知らないのは一つの罪悪だと思う。
罪悪て♪w
「罪悪」は言いすぎだと思うが
勿体無いなとは思うよ
録音の話題が続いていたら、録音の話なら何でも良いと勘違いしてる馬鹿が大杉で笑う。
ここは古楽器演奏のスレだ。
分かったかボケ。
276 :
名無しの笛の踊り:2009/07/19(日) 21:27:22 ID:fvLAWnPq
そういうことだ。分かったか?おまえら。ちょっとは自重しろ。あほが
277 :
名無しの笛の踊り:2009/07/24(金) 19:26:17 ID:WUZQrgDL
音質の話だけど、
個人的に好きなのは93年ごろからDGがやってた4D録音とかいうのが好きだ。
古楽器だとアルヒーフですね。
直接音と間接音や残響音などのバランスや奥行き感、立体感が凄く好みです。
俺はDGのOIBPが好きだった。
リヒターのマタイとかに使われてるやつな。でもリヒターは古楽じゃないか・・・
279 :
名無しの笛の踊り:2009/07/28(火) 09:39:50 ID:XeLeDEkw
ベートーヴェンのピアノ協奏曲は、ノリントンで全部揃うことがわかったのですが、モーツァルトのピアノ協奏曲第二十番(ブリュッヘン&ギボンズ)が廃盤になって困っています。
これって中古で見つけたら高くても買うべきものなのでしょうか?
あと、モダン・ピアノが登場する以前のピアノを使った独奏曲なり協奏曲などのお勧め盤を教えていただけないでしょうか?
ベートヴェン同様ノリントンのを買えばいいと思う。
ギボンズのは大して面白くない。
モツピーコン集なら、レヴィン+ホグウッド+AAM(タワー)がむちゃんこ素晴らしいよ。
282 :
名無しの笛の踊り:2009/07/31(金) 09:59:01 ID:Kncy5vEB
>>280 ノリントンのモーツァルトのピアノ協奏曲は、国内盤は廃盤ってタワーの店頭で言われた(涙)
284 :
名無しの笛の踊り:2009/08/01(土) 23:38:38 ID:FmZPRawr
285 :
名無しの笛の踊り:2009/08/02(日) 00:23:03 ID:OxlXhTf3
ノリントンとメルヴィン・タンのモツ20なら新星堂で500円で売ってた
286 :
名無しの笛の踊り:2009/08/02(日) 22:38:43 ID:oYtYyf47
ピアノ・フォルテによるソロでは、誰がお勧めですか?
モーツァルト、ベートーヴェン(特に三大ソナタあたり)、ショパンなど。
287 :
名無しの笛の踊り:2009/08/13(木) 23:29:18 ID:D2vSwSMu
ショパンでピリオドはあるのかな?