グスタフ・マーラー Part17

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456名無しの笛の踊り
ケント・ナガノ指揮モントリオール響の『大地の歌』をようやく聴くことができた。
テナーはKlaus Florian Vogt、バリトンChristian Gerhaher、ともにこの曲では過去
に録音暦がない新顔。
フォクトは甘い声質で、ヴンダーリヒのようなドラマティカルな歌唱とは好対照で、
女性のような優しさと慈しみさえ醸し出している。これには違和感さえ感じてしまう
が、おそらくナガノの意図な歌手選択なのだろう。
バリトンのゲルハーヘルはこれといって特徴の乏しいバリトンだが、ソフトタッチで伸
びやかな歌唱。終楽章に関してはオケがボワーンとした響きに終始し、メリハリに乏し
いので、彼の歌唱も引きずられているという感がある。指揮者次第でもっと良い歌唱を
引き出せるように思える。
オケも含め、感情の吐露、爆発とは無縁の淡々とした演奏で、これが現代の演奏スタイ
ルでは主流なのだろう。これも時代の空気を反映しているということと諦めるしかない
絶望をテーマとする歌曲なのに絶望することなく淡々と時が経過して時代のもどかしさ
を伝えるてはいるが。
457名無しの笛の踊り:2009/06/09(火) 10:38:24 ID:6hZ1Uxjq
絶望しすぎてもまずいような気がするが…
458名無しの笛の踊り:2009/06/09(火) 13:19:50 ID:MHa97GPR
>>456
>絶望をテーマとする歌曲なのに

馬鹿だろお前w
絶望じゃなくて諦念だろ。
そもそも交響曲であって歌曲じゃねえしw