(Alexander)アレクサンドル・ボロディン(Borodin)
1 :
名無しの笛の踊り :
2008/02/11(月) 18:17:50 ID:X9vnmCXK 語りましょう。
2 :
名無しの笛の踊り :2008/02/11(月) 18:22:28 ID:cqq4FdXm
弦楽四重奏がイイ
3 :
名無しの笛の踊り :2008/02/11(月) 18:25:20 ID:dVTQtpFE
4 :
名無しの笛の踊り :2008/02/11(月) 18:37:58 ID:5W6G19hS
ハーンを汗と書くのは止めて欲しいな いや、それが正しいのは分かるんですけどね…
5 :
名無しの笛の踊り :2008/02/12(火) 16:28:46 ID:/BxCibXj
age
6 :
名無しの笛の踊り :2008/02/12(火) 16:36:46 ID:iT1msTa2
交響曲第2番だな。 カルロスとスヴェトラ旧盤とアンセルメが好きだ。
7 :
名無しの笛の踊り :2008/02/12(火) 17:36:29 ID:ky1sLcqX
クライバー父子の演奏を一枚に収めたCDあったよね。 親父の圧勝。
8 :
名無しの笛の踊り :2008/02/12(火) 18:33:32 ID:Ynq3Imzs
弦楽五重奏曲がイイ! だまされたと思って聴いてくれ
9 :
名無しの笛の踊り :2008/02/12(火) 18:33:32 ID:BMfS2IMd
この人、個人的にはロシア5人組では一番才能のあった音楽家だと思ってる。 でも、やっぱり曲数が少ないせいかあまり話題にならないんだよね・・・・・・
>>8 俺もボロディンの室内楽は大好きだ。
滅多に演奏されないしCDも少ないけど....
>>9 5人組で唯一、土着ではなく西欧のクラシック音楽の教養からスタートした人ですな。
初期の室内楽、ピアノ五重奏や弦楽五重奏などを聞くとよくわかる。
悪くいうとメンデルスゾーンの亜流のような音楽。
この点、ドヴォルザークと同じものを感じる。
チェロソナタの、バッハへの素直な憧憬が美しい。
12 :
名無しの笛の踊り :2008/02/13(水) 09:05:35 ID:suIFU7Eo
キュイ(キタねぇ花火)とバラキレフも
バラキレフ…ピアノ ボロディン…室内楽 ムソルグスキー…歌 リムスキー=コルサコフ…管弦楽 キュイ…理論 そしてこの5人を結びつけるのがオペラというところ?
曲がなかったことにされてるキュイかわいそす
キュイのピアノ曲はなかなかオサレだぞ。 バラキレフはオペラ書いてないね。
ボロディンは歌もウマーだぞー
17 :
名無しの笛の踊り :2008/02/20(水) 23:38:54 ID:E3P7RLv4
イーゴリ公の演奏は誰のを推奨できますか?
18 :
名無しの笛の踊り :2008/02/21(木) 00:19:03 ID:iKcs3nS3
ボリス・クリストフが一人3役やってるやつ。
あまり評判はよろしくないが、アシュケナージの交響曲1/2番はいいと思う
>>17 ズタズタにカットされてるが、ドリームライフから出てる
映画版のDVDが大好きだ。
ラベルが、ボロディン風のピアノ曲を書いてますね。 さすが、パクリの天才。 弦楽四重奏曲の 1 番が好きです。
22 :
名無しの笛の踊り :2008/02/26(火) 22:23:51 ID:7lTUIX2B
米TV局がむかーし作ったケネディ暗殺事件のドラマ化で 容疑者のリー・オズワルドは熱烈なロシア音楽ヲタで、とりわけ 「ボロディン交響曲全集」を宝物のようにしているという場面があった。 薄暗い部屋でレコードに針を落とし、身じろぎせずに曲に聴き入る。 あれは1番だったか2番だったか。 仮にこれが史実として、オズワルドが聴いていたのは誰の全集だったのだろうか。
>>22 それと関係があるかどうかわからんが、
西村朗が吉松隆と対談した『クラシック大作曲家診断』ちう本のなかで、
ボロディンの音楽には特殊な感情を引き起こす瞬間がある、みたいな発言をしてたな。
詳しく見解を述べているわけじゃなかったんでそれ以上のことは知らんが、
なんとなく腑に落ちるところがあった。
西村は自身作曲家としてボロディンを相当高く買ってるようだね。
24 :
名無しの笛の踊り :2008/03/01(土) 22:43:41 ID:9L2eMXKG
あ げ と く ボ ロ デ ィ ン 最 高 !
だったん人の踊りの合唱なし版では誰がおすすめ?
26 :
名無しの笛の踊り :2008/03/02(日) 00:54:07 ID:2Cn4oRve
>>25 極彩色めくるめくカラヤン&ベルリンフィルの至芸をどうぞ
ありがとう。やはりそれが一番に出てきたか。 シェエラザードとのカップリングだっけ 有名曲の割に意外と選べないんだよなあ。
28 :
名無しの笛の踊り :2008/03/02(日) 01:21:40 ID:2Cn4oRve
へえ。面白そうな盤だね。でも今は新品は手に入らないのか・・・
30 :
名無しの笛の踊り :2008/03/11(火) 13:25:54 ID:AEKmqUZG
boro
ダッタン人、漏れのおススメ。 合唱アリ チェクナヴォリアン/ナショナルフィル(77) ショルティ/ロンドン響(66) ストコフスキー/ロイヤルフィル(69) 合唱ナシ チェクナヴォリアン/アルメニアフィル(?) ロジェストヴェンスキー/パリ管(72) バーンスタイン/NYP(63) かな。イーゴリ公はダッタン人も良いけど、序曲や行進曲も良いね。
32 :
名無しの笛の踊り :2008/03/11(火) 13:52:35 ID:Zyw4BTGo
>>32 確かに。
序曲と韃靼人が一番好きだ。
>>1 いまさらだけどスレ立て乙
イーゴリ公序曲はオーケストレーションがまんまグラズノフなのがなあ 補作してくれたのはあり難いんだけど・・・
ダッタン人のオーケストレーションだってほとんどリムスキーじゃん。 序曲はグラズノフが記憶に従って書いたって言ってるけど、実は一から作ったという噂もある。
>>34 だったん人のオーケストレーションはボロディン本人だよ
生存中の1879年に抜粋初演が行われたはずでは?
それに、俺が
>>33 で言ったのは、誰がオーケストレーションしたかということではなく
管弦楽法がグラズノフの作風そのまま、ということ。
どうしてもボロディンの曲として聴くと違和感がある。
37 :
34 :2008/03/11(火) 23:07:00 ID:B65VtKyE
>35 オーケストレーションが初演に間に合いそうになかったのでリムスキーとリャードフが夜遅くに ボロディンの家におしかけ、完成させた。ちなみにリャードフは途中で逃亡(w >誰がオーケストレーションしたかということではなく >管弦楽法がグラズノフの作風そのまま、ということ。 何がいいたいの?オーケストレーションと管弦楽法は同じ意味なんだけど?
>>37 つまり、ボロディンの作風を十分に再現できてないということ
39 :
名無しの笛の踊り :2008/03/11(火) 23:36:14 ID:a7jZximr
ボロディンの名誉のために、記憶があることにして、ひたすら自己犠牲で作曲した といううわさもある。
40 :
34 :2008/03/12(水) 00:03:15 ID:B65VtKyE
>39 そうそう、でも酔っぱらうと白状してしまうんだよな。 イーゴリ公の三幕はほとんどグラズノフの手によるらしいけど、三幕はカットされることも多いよね。 グラズノフカワイソス。 グラズノフは声楽曲にはあまり興味なかったみたいでオペラは一曲もかいてないし、 歌曲はいまひとつ。カンタータは宗教曲のはずがほとんどバレエ音楽(w
「ショスタコーヴィチの証言」をネタに書いてるやつがいるなw
42 :
名無しの笛の踊り :2008/03/14(金) 22:26:17 ID:NBGnub81
>>34-35 ダッタン人の踊りは本当に素晴らしい音楽ですね。
エネルギーにあふれていてい詩情があって、野生味があっても野卑じゃない。
ボロディンという人は、精神的に気高い人だったんでしょうね。
他の曲でも、そう感じますから。
>>42 精神論はやめようぜ。荒れる元になるから。
でもすばらしい音楽なのは同意。
合唱ナシよりは合唱アリ、CDよりは実演でこそ味わえる迫力だね。
まぁ、合唱アリの実演はなかなか無いんだが。
44 :
名無しの笛の踊り :2008/03/15(土) 00:14:19 ID:tQ3GedZC
>>43 このまえ、京響が大友氏の指揮で演っとったぞよ。
45 :
名無しの笛の踊り :2008/03/15(土) 00:21:23 ID:8wI5L6Dn
ボロディン音楽は生きる力と限りない安心感を与えてくれる。 人生の疑いを吹き飛ばしてくれる。 かっこつけや見せかけの豪華さとは無縁。 小市民のサロン的憂いとも違うから、嘆きや恨み節はない。 しばし郷愁にひたることはあっても、やがて立ち上がり力強く歩き出す。 生きるということの強烈な肯定。 この肯定感はバッハの音楽も持っているが、ボロディンはキリスト教の匂いがしない。 お天道様と水と空気があって自分が居るだけ。 ボロディンを聴いた後はどこか強くなった自分が居る。 以上チラシの裏でした。
47 :
名無しの笛の踊り :2008/03/16(日) 13:13:10 ID:86otr60T
ボロディンのシンフォニー2番いいですね。 あと弦楽四重奏曲。 ボロディン節は癒し音楽としてもとてもよく効く。
48 :
名無しの笛の踊り :2008/03/16(日) 16:46:29 ID:rUPEKID7
交響曲三番は実際に演奏会に取り上げられることはほとんどないだろうが、 特に第二楽章などアンコールピースとしては、なかなな素敵じゃないかな。
49 :
名無しの笛の踊り :2008/03/16(日) 16:50:44 ID:62L3IH3I
age
「中央アジアの草原にて」あたりが好きな人は、イッポリトフ=イヴァノフの「コーカサスの風景」をどうぞ。
>50 それは似て非なるものだろ。
52 :
名無しの笛の踊り :2008/03/18(火) 11:26:21 ID:csP6dNnE
まぁ ボロディンの方が上じゃないかな? 比べられたら可愛そうかもね
>>51-52 そりゃぁそうだが…雰囲気ですよ。さらにディープなロシアン世界へのご案内。
ボロディンの交響曲第2番が好きな人は…、アレンスキーの交響曲なんかは適性あるカモ。気が向いたらどうぞ。
酋長の行列っていつのまにディープになったんだ? ロマンスはなかなかいいな。
55 :
名無しの笛の踊り :2008/03/19(水) 08:05:15 ID:86UQFdfT
ボロディーンは作曲家より化学者の仕事の方がいい、と言っている。 作品の数が少ないのは、そんなわけ?
ボロディンに関しては中沢新一がとても素敵なエッセイ書いてる。
>56 kwsk
>>57 ごめん。
そんな期待させるようなもんじゃないかもしれないけど、
『音楽のつつましい願い』という本で取り上げられてます。
中沢新一にアレルギーがない人にはおすすめしますw
でも、買うほどのものではないかもしれないし、
10年前のもので本屋ではなかなか見つからないと思うので、図書館ででも。
中沢によれば、
>>55 の問いにも関連するのですが、
化学者としての生活、社会運動家としての生活に忙殺され、
最後まで音楽だけのために生きることをしなかったボロディンを、
ショスタコーヴィチは、万感の思いをこめて、こう語ったらしいです。
「ロシアの作曲家はこんなふうに生き、こんなふうに仕事をするのです」。
ロシアや旧ソ連といった社会において作曲家であるとはどういうことなのか、
そのことを一遍の詩のように美しく綴っています。
個人的には、この本で提示されている音楽における「つつましさ」という概念が、
ベートヴェン以降の「偉大なる作曲家」の音楽に馴染めずに
ボロディンやフォーレ、ショーソンなどを聴いてきた自分にはとてもしっくりきました。
興味があったら是非読んでみてください。
あの本は、ディーリアスについての文章もよかったな。
60 :
名無しの笛の踊り :2008/03/28(金) 15:05:27 ID:QjhGP+vO
イーゴリ公の中にイスラメイの一節が使われているって本当? どの辺りですかね。
森鴎外みたいなイメージ。
>60 イスラメイの中間部の主題が、ちょびっと イーゴリ公のコンチャークのアリアの 「オー、ニェート、ニェート」の辺りに似てるかな? ボロディンなら小組曲のセレナーデのが イスラメイに似てると思う
弦楽四重奏2番聴いてるけど、凄く良い。 特に第3楽章が良い。
64 :
名無しの笛の踊り :2008/03/31(月) 22:10:48 ID:jSg0zgkl
65 :
名無しの笛の踊り :2008/04/03(木) 09:33:03 ID:G4TyP8AA
>>58 ロシア五人組の頃はクラシックを趣味にする人は、ほんの一握りの上層階層
の人だけ。だから、大掛かりな大衆動員型の交響曲とか式典音楽は作曲しても
聴く人がいかったでしょう?
大衆動員型の音楽が盛んになったのはベートーベンからでしょう?
悪く言えば、第9は大掛かりなショウみたいなもの。
現にショスタコの音楽は、完全に大衆動員型の大げさな音楽になっている。
66 :
名無しの笛の踊り :2008/04/11(金) 19:57:34 ID:/ZxQSrs6
ボロディンに交響曲第4番なんてあるの?
ない。
68 :
名無しの笛の踊り :2008/04/12(土) 09:55:49 ID:oFtLTdez
69 :
名無しの笛の踊り :2008/04/13(日) 19:08:16 ID:KmEGKM+6
イーゴリ公序曲、 スヴェトラとゲルギエフ全曲(DVD)のものを聴いていたが、 ショルティのを聴いてびっくり、素晴らしすぎる。 他に良い演奏があったら教えて。
71 :
名無しの笛の踊り :2008/04/27(日) 15:53:51 ID:62JxKcnR
ヤルヴィのボロ2っていいですか? テンポは遅いのは嫌なのですが,それについても教えてください。
>>71 ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ響 DG 1991
個人的にネーメ・ヤルヴィは大好きなのだが、コレはほとんど聴いていない。
今、レスを見て、1年ぶりくらいに改めて聴いてみた。
確かに、体感速度は速くないが、録音が良いので、低音がブリブリ聴こえて、立体感のある気持ちいい演奏だと感じた。
ボロ2というと、ついカルロス・クライバーの快速演奏を手にとってしまうが、これはこれでよい演奏ではないでしょうか。
個人的には、同型の演奏(ゆったり重量級)スヴェトラーノフ93よりは、ヤルヴィが良いと思う。
ちなみに私は、アシュケナージ/ロイヤルフィルのボロ2も好きな「耳」なので、他の方と意見が合うかはわかりませんが。
俺もアシュケナージ盤好きだよ。同じ系統としてマルティノン盤も挙げておこう ゆったり型だと他にチェクナヴァリオン、クーベリックがあるな
渋い系ならザンデルリンク
俺の愛聴盤はスメターチェク
76 :
名無しの笛の踊り :2008/04/27(日) 19:38:27 ID:Cqh/+YjC BE:326844847-2BP(101)
録音は古いけどアンセルメもいいよ 1954年録音だけどステレオ
77 :
71 :2008/04/28(月) 10:36:50 ID:5bSVk+Mr
>>72 ありがとうございます。
クライバー聴いてみようかな〜と思います。
ラトルはいいんですか?
ラトルは悪くはないが、のっぺりしている
79 :
名無しの笛の踊り :2008/05/02(金) 19:26:13 ID:AlDtVRDZ
ラトルは温室がもう少し良ければ・・・
>>79 一瞬ラトルのヴェーゼンドンクってあったっけ、と思った。
81 :
名無しの笛の踊り :2008/05/07(水) 15:10:26 ID:6QScKFbD
弦楽四重奏曲はどの演奏がお薦め? やっぱりボロディン弦楽四重奏団?
82 :
名無しの笛の踊り :2008/05/07(水) 23:53:41 ID:sPFHLtE8
>>83 ごめん素で間違えてた。その方がかっこいいし
日本は世界で一番ロシア音楽が演奏されている国らしいよ。 ソースはショスタコスレの偉い人。
>>85 んー、演歌に通じるものがあるからでしょうか。
ずっと過疎っていて寂しいですね
89 :
名無しの笛の踊り :2008/05/28(水) 19:25:24 ID:YIPNEg8f
ボロディンなんてこんなもんさ。
90 :
名無しの笛の踊り :2008/05/28(水) 21:27:23 ID:uc+czy+p
ボロディンは数が少ないから、でも良い曲ばかりだ。 5人組の中ではムソとボロディンだ。
日曜作曲家
92 :
名無しの笛の踊り :2008/06/13(金) 20:03:42 ID:l3fnpJIo
マルティのンって名演ですね。 ラトルなんてショボく感じる。
93 :
名無しの笛の踊り :2008/06/13(金) 20:08:00 ID:hww5xrTD
アンドゥルー・デイヴィスの全集が好きです
交響曲第2番、コンドラシン&コンセルトヘボウ盤があがってないことに絶望した!
95 :
名無しの笛の踊り :2008/06/14(土) 13:47:03 ID:5wENyHmT
ボロジーンと書く方が、実際の発音に近い
96 :
名無しの笛の踊り :2008/06/14(土) 14:07:44 ID:Rgdr+aXj
それを言うならむしろバラジーン
>>94 あれはいい演奏だと思う
ツボの押さえどころがうまいというか
98 :
名無しの笛の踊り :2008/06/21(土) 08:06:56 ID:iXv15ad1
あれはいいものだ
99 :
名無しの笛の踊り :2008/06/29(日) 16:59:59 ID:ReQy0Sbt
そうなんだ
100 :
名無しの笛の踊り :2008/07/02(水) 21:54:50 ID:wqrEJw0b
100あげ
101 :
名無しの笛の踊り :2008/07/20(日) 17:07:47 ID:Wu6ub0Go
ボロ2のスコアって見れるサイトある?
102 :
名無しの笛の踊り :2008/07/27(日) 00:22:45 ID:COYszNwY
アンセルメ盤が気になる。
103 :
名無しの笛の踊り :2008/07/27(日) 00:37:32 ID:3+RkeKbr
>>102 とてもよい。
個人的にアンセルメのベストを争う名盤と思ってる。
,へ-☆ヘ ミ ^▽^ミ c(,_uuノ
105 :
名無しの笛の踊り :2008/08/17(日) 08:47:19 ID:9hVH2a5F BE:291825555-2BP(150)
>>102-103 録音は古いけど一応ステレオだし演奏も悪くないよ
半世紀以上前の録音であの水準は半端じゃない
106 :
名無しの笛の踊り :2008/08/21(木) 22:32:03 ID:h9rh7IZd
up
107 :
ロシア人のお鍋 :2008/08/31(日) 13:01:11 ID:U89ClnUE
ボロディンはロシア人じゃない、グルジア人だそうだ。 なんか、そんな気がした。ロシア人ではなさそうな感じだ。一種の品位がある。 ところでロシア人だが。 ロシア人は室内用の便器を料理のお鍋に使用するほど、日本人と衛生観念が違う。 ロシア人が不潔なのは、細菌が冬は死んでしまうほど寒くなるから、細菌予防への 意識が低いかららしい。 だから、便器もお鍋も一緒の容れ物ですましてしまう。
グルジア人であったかどうかはともかく、 ボロディンが音楽に本気で取り組んでいれば、彼の天性のメロディ・センスが 存分に発揮された傑作をもっと残していただろうに。 ロシア音楽好きとしては非常に残念だ。
グリエールの交響曲1・2番を聴いたんだが、ボロディンの影響がかなり大きいな。 オーケストレーションも割と派手だし、グラズノフよりも方向性が近い気がする。
110 :
名無しの笛の踊り :2008/09/03(水) 15:57:21 ID:fZtqV7zj
ボロディンってグルジア王族の非嫡出子だったな、たしか
グルジア王族の非嫡出子だが、「グルジア王族」が住んでたのはロシアだからボロディンはロシア人のはず
112 :
名無しの笛の踊り :2008/09/04(木) 09:48:40 ID:qnvzKvnc
父 グルジア王子 母 ロシア人使用人 よってボロディンはハーフ。 まめちしきな
母親がロシア人だっていうソースあったっけ?
>>112 日本みたいに血統主義で国籍を語ったら無茶苦茶になるよ
115 :
名無しの笛の踊り :2008/09/12(金) 23:12:53 ID:TZCIJ2jL
ボロディンで一番好きなのは、ベリャーエフの「金曜日(Les Vendredis)」の曲集に入ってる、
「弦楽四重奏のためのスケルツォ」。もうこれは絶対オススメ。
これは後にグラズノフが編曲して交響曲第3番の第2楽章スケルツォになったものの原曲。
ボロディンの弦楽四重奏の原曲とグラズノフの管弦楽編曲版を聴き比べるのも、面白い。
グラズノフ版しか聴いたことない人は、ぜひボロディンの原曲を聴くべし!
交響曲第3番第2楽章は、ソコロフがピアノ連弾用に編曲している。
第1楽章はグラズノフ編曲。まあ第1楽章はグラズノフ作曲と言ってもいいくらいだから。
昔のベリャーエフのカタログには載っていたが、今はないかも。
グラズノフ/ソコロフ編ではないけれど、MIDIにしてネット上で公開してる人いた。
http://a-babe.plala.jp/~jun-t/Borodin-Sym3.htm なかなか面白い試み。
>>115 ま、ボロディンマニアなら割と有名なんじゃないか?曲数少ないしね。
この前演奏しようと思ってパート譜を探してみたんだが、
世界中で絶版になってるらしく、手に入らなかった。
117 :
名無しの笛の踊り :2008/09/13(土) 17:59:14 ID:d/R9C8qA
118 :
名無しの笛の踊り :2008/09/13(土) 18:22:26 ID:euEAUUU5
グラズノフの手の入れ方はともかくとして、第三交響曲が四楽章で完成されていたら 二番にも劣らないくらい有名曲になっていただろうね。 第一楽章の冒頭からして破天荒な曲だと思う。
>>117 それってパート譜なのかな?Part(s).とは書いてあるけど。
>>118 ボロディンにしては珍しく内向的な曲だから、終楽章がどうなっていたか想像がつかないな。
120 :
名無しの笛の踊り :2008/09/13(土) 21:26:34 ID:Xh0xZEnG
哀調に始まりあっけらかんと終わる これがボロディン流
>119 絶版にはなってないはず。普通に購入して知り合いに頼んで演奏してもらったことあるしな。 同じベリャーエフグループの合作、「誕生日」の楽譜を手に入れるのは苦労したけど。
122 :
名無しの笛の踊り :2008/09/13(土) 22:44:13 ID:d/R9C8qA
123 :
名無しの笛の踊り :2008/09/13(土) 22:46:19 ID:d/R9C8qA
124 :
名無しの笛の踊り :2008/09/14(日) 00:27:23 ID:6Ko6vnxW
ボロディンってチェロ弾きだっけ?クラリネット吹きだっけ?
125 :
名無しの笛の踊り :2008/09/14(日) 04:04:38 ID:sRxHTwMk
>>124 アマチュアのチェロ弾きで、プロの化学者です。
実は俺と一緒なのだが、俺はボロディン反応やアルドール反応ほどの
教科書に残る化学的業績もないし、交響曲もまだ一曲も書いてない。
ひそかに、チェロの演奏技術だけは勝っていたらと思って練習しているw
いえ、たとえばシベリウスやエルガーのヴァイオリン並みに上手だったら、 ボロディンもチェロ協奏曲を書いていたと思うのですよ。 でも残されたチェロソナタのパートを見る限り、無茶苦茶上手だったとまでは いえないとおもう。
>>121-123 ありがとう。もう一度楽譜屋に聞いてみよう・・・
そういや、ボロディンの作品と生涯みたいな本があったと思うけど、みんな読んだ?
>>128 図書館で読みますた。なかなか面白かったけど詳細は覚えてない
130 :
名無しの笛の踊り :2008/09/14(日) 23:38:29 ID:eiGONIRY
>>126 もしかしてNMLスレでチェロ作品を中心に集めていると報告した人?
>>131 うわ、NMLの中の方ですか?すみません。すみません。
ピアノやヴァイオリンでこのリストを作ると飽和しそうですが、
下記リストに漏れてる人はいませんか?
【自身が一流チェリストで一流作曲家】
ボッケリーニ(協奏曲12、ソナタ30弱、文句なし)
オッフェンバック(協奏曲4、小品多数、文句なし)
ヴィラ=ロボス(ブラジル風バッハ、協奏曲2、小品、文句なし)
【自身がチェリストで一流作曲家】
ボロディン(ソナタ、協奏曲が欲しい)
シェーンベルク(協奏曲編曲2、ベルク級の協奏曲を書いて欲しかった)
【家族がアマチュアチェリストで一流作曲家】
メンデルスゾーン(ソナタ2、小品、協奏曲残念)
グリーグ(ソナタ、小品、協奏曲残念)
【なぜか無名時代にチェロ作品を残す】
Rシュトラウス(ソナタ)、プフィッツナー(ソナタ、協奏曲)
ドヴォルザーク(協奏曲ピアノ伴奏、ソナタ紛失) 、ルクー(ソナタ)
ベートーヴェン(変奏曲3)、ショパン(小品)
133 :
名無しの笛の踊り :2008/09/15(月) 13:27:50 ID:jsQ9wNQn
>>132 【家族がアマチュアチェリストで一流作曲家】
ヒンデミット(協奏曲3、ソナタ3、小品多数、文句なし)
もよろしく
134 :
名無しの笛の踊り :2008/09/15(月) 13:37:13 ID:AmZhdG6q
>>125 >>126 124です。亀でごめんなさい、ありがとうございました。クラリネットはリムスキー=コルサコフでしたねorz
>>133 ヒンデミットも家族がチェロ弾きでしたか。これは失礼。
ヒンデミットは、「チェロ音楽に貢献した一般の作曲家」の
トップ成績をおさめていますが、そういう理由か。
ヒンデミット: C3S4U1
ヴァインベルグ: C2S4U2
レーガー: S4U3
マルティヌー: C2S3
ブリテン: C1S1U3
----5曲以上----
サン=サーンス: C2S2
シュニトケ: C2S2
ハチャトゥリアン: C2S1U1
----4曲以上----
ショスタコビッチ: C2S1
プロコフィエフ: C2S1
カバレフスキー: C2S1
オネゲル: C1S2
スタンフォード: C1S2
ミャスコフスキー: C1S2
ライネッケ: S3
コダーイ: S2U1
C:協奏曲, S:二重奏ソナタ, U:無伴奏
いつの間にかチェロスレに
すまん。
ただ即席でもっともらしい言い訳をすると、ボロディンの作品を考える際に
まずチェリストとして西欧音楽に接したという点を考えるのは悪くないと思います。
>>128 の本の記憶によると、若い頃は理工科学校に通いながら
室内楽のサークルを作って演奏していたそうだ。
だから、最初の頃の作品は弦楽五重奏やピアノ五重奏。
ここが、ピアノからはじめたバラキレフやチャイコフスキーとは
大きく違う点。したがって初期作品はメンデルスゾーンなど
ライプツィヒの人々の影響を受けまくり。
もしピアノからはじめてたら、音楽がショパンやシューマンあるいは
リストの模倣になっていた。
また、代表作である二曲の弦楽四重奏についても、どことなく室内楽
というよりシンフォニックになってしまうチャイコフスキーの四重奏
などと異なり、室内楽としての完成度の高さも示している。
こういう話はとても面白いのでありがたいです。 ボロディンの軸はチェロと声と化学式の三つになるのかな。
うーん・・・俺とは随分意見が違うみたいだな。別に間違いだとは思わないけど…
>>128 の本では、留学時代にエカテリーナから紹介されたシューマンに熱中したと書かれていて、
実際、交響曲第1番にはシューマンの影響がかなり現れていると思う。
メンデルスゾーンだって少年時代はピアノを中心に演奏していたわけだし、
ボロディンと楽器の関係についてはともかく、他の作曲家と楽器の関係について一面的に見ている気がする。
あと、チャイコフスキーの弦楽四重奏がシンフォニックだとは思わないな。
>>139 > チャイコフスキーの弦楽四重奏がシンフォニックだとは思わない
3番なんかはかなりの物だと思うけど
なるほど。交響曲にシューマンの影響という点はありえるかも。 実は椎名林檎も、交響曲第一番と同じモチーフを用いてる。 しかし、初期の室内楽のフレーズの作り方、伴奏のつけかた、 とくにスケルツォ楽章の作り方はシューベルト→メンデルスズーン的 と思う。シューマンのピアノ曲や室内楽にあるような独特の 屈折(2、3小節の短い中に不自然なくらいいろんな動機を放り込む、 逆に同じ動機を常識以上に繰り返す)を感じられない。 メンデルスゾーンのピアノ曲は、その点どれも自然な伸びやかさがある。 でもショパンのように手癖のような音型が先にあるのではなく、口ずさめる ような旋律線に基づく構想が先にあるような譜面。ボロディンの ピアノ五重奏のピアノ譜などはこのタイプだと思う。 あと、ヴィオラ二丁の弦楽五重奏を書こうという発想自体、 メンデルスゾーンの作品を良く知っているとしか思えない。 まとめると、ボロディンの初期には規範としてのメンデルスゾーンがあったと思う。 交響曲や弦楽四重奏を書くようになってからは、もう彼独自としか言いようがない 音楽だとは思うし、その中にシューマンや民俗音楽などが入っているのも納得できる。 チャイコフスキーの弦楽四重奏については、とくに1番は、そのまま 弦楽合奏でもやれるような譜面では?
ボロディン自身「メンデルスゾーンにかぶれてました」みたいなことを言ってたと、 どこかで読んだ。
143 :
名無しの笛の踊り :2008/09/15(月) 20:30:17 ID:jsQ9wNQn
メンデルスゾーンの影響を受けた作曲家 ゲーゼ ブラームス ボロディン
>>141 もちろん、少なくとも弦楽四重奏曲が書かれる頃までにはメンデルスゾーンもリストもシューマンもかなり知っていただろうよ。
でも、あなたは考えるそれらの作曲家の特徴はそれほど全体を捉えているとは思えない。
例えば、同じような論法でシューベルトとメンデルスゾーンの違いについて説明することもできると思う。
譜面を要素に分解した上で「どちらの作曲家の影響の方が強いか」って考えること自体ナンセンスだと思うよ。
影響を受けていることの証明は比較的簡単だが、影響を受けていないことの証明はおそらく不可能だ。
「シンフォニック」については定義が曖昧すぎるので議論はやめておく。
>>142 >>128 の本に書いてある。
>>143 メンデルスゾーンの影響を受けていない作曲家などいない。
>>144 そうです、多分そのとおり。
メンデルスゾーンは、初期(中期?)ロマン派の代表的な作曲家として
出した名前です。シューマン自身も、ピアノ五重奏などは
メンデルスゾーン的すぎるとリストに批判されていたわけだし。
ただ、たとえば弦楽五重奏のメヌエットや終曲などはシューベルトよりも
圧倒的にメンデルスゾーンに近い音楽だと思いますよ。
要するに、初期において西欧の室内楽の伝統を濃く受け継いだ、までは
認めざるを得ないのではないでしょうか。
もっと突っ込んで言いたいことは、こうした初期作風を考えると
いわゆる五人組よりも、ルービンシュタイン兄弟や、
アウアーやフィッツェンハーゲンといった西欧の人々に近い感性だった
のだろうなあ、ということです。
>初期において西欧の室内楽の伝統を濃く受け継いだ それはもう仰る通りです。
147 :
弦楽六重奏曲ニ短調をオンデマンドで! :2008/09/20(土) 22:46:46 ID:i+9J26S9
おー面白い曲だ。旋律の魅力やリズムの工夫は後期作品ほどではないけど、 若々しい躍動感がシューマンのピアノ五重奏曲を思わせるところがあるな。 それと演奏も素晴らしい。
交響曲2番を初めて聞いた。 いい曲だなあ〜なんでもっと早く知らなかったんだろう
ようこそボロディンの世界へ!
ようこそ!
此処へCOOKCOOK♪
154 :
名無しの笛の踊り :2008/11/06(木) 14:29:29 ID:NeM7tpgw
ボロディンの伝記で最近作られたものありませんか?
155 :
名無しの笛の踊り :2008/11/17(月) 12:40:16 ID:PbXJ5fhq
交響曲ではミトロプーロスが意外な名演ワロタ
156 :
名無しの笛の踊り :2008/11/21(金) 09:48:58 ID:CJw9hLcA
室内楽曲を集めたCDでお薦めなのを教えてください。
>>156 お薦めも何も、弦楽四重奏曲以外はCDが少なすぎて選ぶ余地がない。
見つけたら迷わずに買う、それだけです。
158 :
絶望法案 :2008/11/28(金) 11:33:02 ID:6BWX7uAN
最近ボロディンにはまってきた 素晴らしいね
160 :
名無しの笛の踊り :2008/12/13(土) 15:29:37 ID:UhnwbZcp
何聴いてるの?
ダーー、ダダダダダダダッダーーー
交響曲第2番ですね
みんなゲルギエフのイーゴリ公聴きに行ったりする? 俺は田舎モンだしチケットも高いからちょっと二の足踏んでるが。
今年の初め?
そうだな、今年の初めだ
次にイーゴリ公が上演されるのはいつかな(遠い目)
168 :
名無しの笛の踊り :
2008/12/30(火) 22:29:49 ID:mFoJUgIy ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2007(再) 12月30日(火)深夜【31日午前】0:00〜1:35 「歌劇“イーゴリ公”から ダッタン人の踊り」 「交響曲 第2番 ロ短調」 ボロディン作曲 「歌劇“ホヴァンシチナ” 前奏曲〜モスクワ川の夜明け〜」