>>393 そもそもなぜクラシックギターでは足台を使ったフォームが主流なのでしょうか?
ご参考までにギタリスト富川氏のブログから
http://image.blog.livedoor.jp/tommig/imgs/4/6/4621e284.JPG このフォームについて共演者の方がブログで下記のように書かれています。
http://siestaroom.exblog.jp/6561263 すなわち、足台を使うことによって両手を楽器の保持の役割から開放し”音を作る・出す”
役割に集中されられるため、
1) 頻繁なポジション移動、ハイポジションの押弦が楽になる。
2) 右手の弾弦位置を変えて音色に変化をつけることが容易になる。
3) 楽器保持のため右肘を強く押し付ける必要がなくなるので音量が増す。
その他多数のメリットが生ずることになります。
ご質問に戻って「禁じられた遊び」と言う特定の曲を弾くという目的に限って言えば、この
曲では激しいポジション移動も12フレット以上のハイポジションも出てきませんし、音色の
変化もサウンドホールのブリッジよりの端を基本ポジションとして精々±5センチ程度左右に
動かす程度に抑えたほうが上品な表現になると思いますので、足台を使う必要性は特には
なく、足を組んだフォームでも十分と言えると思います。
しかし一方で、初心者の方が2種類のフォームを習得することは効率的ではないと思われ
ます。ですから、あなたが今後頻繁なポジション移動や12フレット以上のハイポジション、
或いは19f上からブリッジ近くまでの音色変化を駆使した曲を習得したいのであれば、まずは
足台を使ったフォームを固めてしまうことをお勧めしますし、もし、ローポジション中心の
音色変化もさして必要としない小品が演奏できれば当面は満足であるなら、足を組んだ
フォームでの演奏でなんら不自由はないでしょう。