952 :
947 :2010/12/22(水) 08:11:46 ID:gVUDWFh0
Under the Direction of GEORGE SZELL Soloist: VLADIMIR HOROWITZ Celebrating the Silver Jubilee of his American debut with the New York Philharmonic TCHAIKOVSKY PROGRAM Symphony No.4,F minor,Opus 36 (楽章表示のため中略) INTERMISSION Concerto for Piano and Orchestra No.1,B-flat minor,Opus 23 (楽章表示のため中略) Vladimir Horowitz (Mr.Horowitz plays the Steinway piano.) ARTHUR JUDSON,BRUNO ZIRATO,Managers THE STEINWAY is the Official Piano of The Philharmonic-Symphony Society COLUMBIA AND VICTOR RECORDS これによると当日は月曜日で開演は午後8時45分であったことが分かり興味深い。
>>952 月曜の夜にあんなんやられたら、後の休日まで仕事ができなさそうだ。
954 :
名無しの笛の踊り :2010/12/22(水) 23:55:31 ID:gVUDWFh0
あはははは。確かにおっしゃるとおりかも知れないですよ。 11月初旬にNHK・FM『ラジオ深夜便』でこの演奏が流れたそうですが 初めて耳にした人なんかはその日眠れたのでしょうか。 幸い私は聴き逃しましたが……(笑)。 ちなみに、上記のコンサートプログラムの出典は DAVID DUBAL著『REMEMBERING Horowitz―125 Pianists Recall a Legend』 に掲載されていたものです。念のため紹介しておきます。
955 :
954 :2010/12/23(木) 00:45:01 ID:7mdhWNcw
なお、デュバル氏は上記のコンサートプログラムの横に 次のようなコメントを記しています。 The program for Horowitz's twenty-fifth anni- versary concert.A pirate recording was made of this concert that is completely different from the Toscanini collaborations.Its reckless bravura has never been equaled.(Courtesy Carnegie Hall) A pirate recording(海賊盤)とあるので デュバル氏もペンザンス盤を聴いたのでしょうか。 『EVENINGS WITH HOROWITZ(邦題:ホロヴィッツの夕べ)』でも 上記の海賊盤について紹介・言及しているので 余程この演奏を気に入っているのかも知れません。
お聞きしたいのですが、以前出ていたカーネギーホールの65,66年のCDには 「Polonaise-Fantasie in A-flat major, Op. 61」が収録されていたのですが、 現行の物(曲目を見る限り70枚ボックスにも)には収録されていません なぜなのでしょうか?
すみません 自己解決しました 幻想ポロネーズはオリジナル発売の際には収録されていなかったのですね 70枚組BOXのdisk51(ショパンのアルバム)の1曲目が66年のカーネギ―ライブの際に録音されたものだったので 以前のカーネギ―ライブのCDにボーナスで追加されていたのでしょうか 国内版でもベストクラシック100のショパンアルバムに収録されているので、ライブ盤にわざわざ 追加収録はしなかったようですね
958 :
名無しの笛の踊り :2010/12/28(火) 09:38:58 ID:BJGjnUv5
>>932 ワルターとの録音もいいですよ。まさに爆演
ホロヴィッツ70CDbox届いたー
レポしようかと思ったけどあんまり詳しくないし人いないからやめとくか…
>>959 オメ! 自分もこの数日ホロヴィッツ三昧 特にライブ盤にハマっている
でも1968年のTVコンサート、レコードでは曲間の拍手をなぜカットしたんだろう
映像版でずっと見ていたせいか違和感があるな
良いコンサートだから観客と一緒に盛り上がりたかったよ
>>961 自分は専らCD時代の人なんだけど知り合いにレコードを大量に譲ってもらってそこにホロヴィッツも少しあって、そのTVコンサートのがあったんだけど拍手なかったね。
今度のやつにも入ってない
ホロヴィッツ/メータ/NYPのラフマニノフ3番のDVDが近所の中古屋にあった (国内盤の未開封新品で2500円)んだけど買うべき? オーマンディとのやつが名演だってのは知ってるんだけど...
それ欲しい。未開封なの?
>>964 俺もほしい。確か廃盤じゃなかったか?(せっかくのドル箱を灰にしたDGの損失は大きい、はず。)
つまり、買った方がいい。
967 :
964 :2010/12/29(水) 22:36:21 ID:o93Db/jY
みなさん、ありがとう。
>>965 うん、DG(ユニバーサル?)のトールサイズじゃないケースに入った国内盤で未開封新品。
帯の定価は3200円(もしかすると3300円)だったような。「おっ!あの名盤の映像もあったのか」
と思って手に取ったけど、指揮者が違うことに気付いて「そんなに安くないし、地雷だったら
大損だ」と思って元に戻してきますたw
>>966 明日買ってみるっす。海外盤では出てないの?
969 :
名無しの笛の踊り :2010/12/30(木) 15:33:16 ID:t8ULrdMd
演奏としては、オーマンディーよりいいよ。ただし当時はテレビがモノラル だったので、音声はモノラル。しかし演奏は素晴らしい! メータとコーダで決別しそうになるハラハラ感もたまらない。 映像は翌年かに、ホワイトハウスのリサイタルなんかと週違いでテレ朝で 放送された。若き(失礼)中村紘子さんが解説されてました。
970 :
名無しの笛の踊り :2010/12/31(金) 01:05:50 ID:3G8B0rjC
>ホロヴィッツ/メータ/NYPのラフマニノフ3番のDVDが近所の中古屋にあった (国内盤の未開封新品で2500円)んだけど買うべき? >明日買ってみるっす。 場所柄にもよるが、そういうマニア垂涎の中古品は発見した当日に買わないとね……。 幸運を祈るよ。
971 :
955 :2011/01/01(土) 00:07:46 ID:BbBOM1h0
【参考】『ホロヴィッツ』PP.384-385より抜粋(一部改変) 『五十周年記念シーズン最後の主要演奏は、ズ―ビン・メータ指揮の ニューヨーク・フィルハーモニックとの協演によるラフマニノフの第 三協奏曲のテレビ特別番組だった。RCAの同系会社であるNBC放 送網が、アメリカン・テレフォン・エンド・テレグラフ社をスポンサ ーにして、一九七八年九月ニ十四日の日曜日午後、この番組を生放 映した。一九七九年三月十一日には、公共放送網を通じて、再放映 も行われた。この演奏会でホロヴィッツは初めてアヴェリー・フィッシャー・ ホールの舞台を踏み、その後はここでニューヨークの演奏会をすることに なったのである。手には震えがみられるほど、彼の演奏は神経質だった が、それでも前回のユージン・オーマンディとの協演よりは、よほどくつろい だ磨きのかかった解釈となった。『ニューヨーク・タイムズ』紙の評
972 :
名無しの笛の踊り :2011/01/01(土) 00:09:16 ID:BbBOM1h0
によると、メータは「よき協演者が持たなければならない本能によっ て、終始、独奏者を不可能のぎりぎりの淵まで押しやった。そこには、 ホロヴィッツとトスカニーニの協演になるあの有名な、火をも煽らん ばかりの録音に似た、競争の要素があった。だが同時に、音楽の情感 的な核心に関しては、根本的な一致がみられ、肉体的興奮よりも音楽 的な意味に重きが置かれていた。」同紙はさらに続けて、「若き日のホ ロヴィッツは、たぐいまれなる衝動と底力を宿しつつも、この曲を直 裁に演奏したが、最近の演奏は、はるかに癖のある自己陶酔的なもの になっている。リズムは勝手放題に扱われているし、楽句に切れ目を 入れる度数もますます増えている。また、表情をつけるために、好き 勝手に音楽の流れを切ることがあるが、これは事実、下品になること がある。しかし、そこには依然としてホロヴィッツらしさがあった。 どっしりとした響き、きわめつき(もはや無謬ではないが)の技術、 よく通る音、電撃的な音楽性はホロヴィッツならではのものだった」 と述べた。』
お、ありがたい
974 :
名無しの笛の踊り :2011/01/01(土) 00:30:46 ID:BbBOM1h0
この曲を直裁に演奏したが、…… →この曲を直截に演奏したが、……
新年初音楽鑑賞は ホロヴィッツの66年カーネギーライブ
ホロヴィッツってグールドより人気ないのかな? boxのこともあるし
ピアニストの中では人気がある方だから、気にする必要ないんじゃない?
978 :
名無しの笛の踊り :2011/01/02(日) 04:40:59 ID:nxi3GaEY
979 :
名無しの笛の踊り :2011/01/02(日) 11:55:56 ID:WGzDDhLm
>「よき協演者が持たなければならない本能によって、終始、独奏者 を不可能のぎりぎりの淵まで押しやった。そこには、ホロヴィッツと トスカニーニの協演になるあの有名な、火をも煽らんばかりの録音 に似た、競争の要素があった。だが同時に、音楽の情感的な核心に 関しては、根本的な一致がみられ、肉体的興奮よりも音楽的な意味に 重きが置かれていた。」 この表現なんか53年のチャイコンにも当てはまりそう。 あの録音、ホロヴィッツとセルがケンカ腰でやってるけど 意外と最後まで聴けるのは、やっぱり核心の部分で根本的な 一致があったからだと思うな。ま、肉体的興奮も凄いけどね。
グールドはピアノ好き以外の人間も聴くからねえ
981 :
名無しの笛の踊り :2011/01/02(日) 15:03:57 ID:+351BSC1
グールドはにわかがよく聴く ホロさんはインテリじゃないと聴けない 大衆的人気と芸術的価値を混同しちゃいかんよ、君
983 :
名無しの笛の踊り :2011/01/03(月) 05:18:47 ID:MBHXW2sK
>ホロさんはインテリじゃないと聴けない よく分からないけど、なんだかスゴイ仮説が出てきたぞw
おれってインテリだったんだw
h
どうでもいいことだけど70枚boxを買ったら聴きたい曲の入った一枚を探すのが大変になった
そろそろ次スレ立てたほうがいいんじゃないかな
>>989 乙です
自分は今「AT THE MET」を堪能中
毎度だけど前半のスカルラッティに音量を合わせると、終わりの方のリストとかラフマニノフで
急に音が大きくなってビックリする
992 :
971 :2011/01/05(水) 15:15:45 ID:68WvOSvB
955の補足 【参考】デュバル著『ホロヴィッツの夕べ』P.69より抜粋 『一九五三年、まだ五十歳にならないころのホロ ヴィッツの演奏技量は頂上を極めた。彼が弾くと楽器 に別の次元が加わるようだった。自然の力のように響 いた。 神経にさわるほどの興奮を味わいたければ、アメリ カ・デビュー二十五周年祭のために一九五三年一月に カーネギー・ホールで行われたジョージ・セル指揮・ ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団による彼の チャイコフスキー・ピアノ協奏曲の海賊版を聴かれる といい。 もうその協奏曲は二十年ほど前にトスカニーニと録 音したときのような、ぴしっと統制の行き届いた演奏 ではない。その夜ホロヴィッツは龍を殺すためにス テージに立ち、観客に雷電を放った。自制の効いたセ ルに無理やり自分と競うように押しまくった。ふつう のオーケストラではホロヴィッツに太刀打ちできな かったろう。しかしこのような演奏でアンサンブルは 台無しになり、壮大な終結部は混沌化してしまった。 これほど激しくかつ勇壮な演奏は、過去にもそしてそ の後にもない。』
993 :
971 :2011/01/05(水) 15:17:15 ID:68WvOSvB
ちなみに「二十年ほど前にトスカニーニ と録音したときのような」の部分は、 原著では「performances recorded twice a decade earlier with Toscanini」と あり、誤訳ではないだろうか。私の中では 「十年ほど前にトスカニーニと2回録音した ときのような、」と読めるのだが……。
ああ、それはtwiceというのがdecadeにかかって20年前となってるんですよ。 decadeは10年、それかける2だから単純に20年。だから20年ほど前で正解。
twice a decadeというの一つで、recorded twiceではないです。
ただ、10年程前に2回、トスカニーニとチャイコフスキー協奏曲一番の録音をRCAで行ってるんだよね。
20年てtwo decades じゃね? twice a decade という表現は聞いたことない
twice a decade という表現も知らんのかw まあ、信じたくないならそれでもいいが。
999 :
名無しの笛の踊り :2011/01/05(水) 15:52:55 ID:68WvOSvB
>ああそれはtwiceというのがdecadeにかかって20年前となってるんですよ。 decadeは10年、それかける2だから単純に20年。だから20年ほど前で正解。 そうなのですか。ご教示どうもありがとうございます。 >ただ、10年程前に2回、トスカニーニとチャイコフスキー協奏曲一番の録音をRCAで行ってるんだよね。 そうなのです。そのままの訳だと史実と食い違うので、おかしいと思ったのです。 デュバル氏が書き間違えるとも思えないので、単なる勘違いかも知れませんね。
例えば、 performances recorded twice, a decade earlier with Toscanini なら分かりますが、 区切らない場合は、 twice a ときた場合、かける2の意味があるんですよ。 例えば、twice a weekという言い方もあります。 その代わり、この場合、当然ですがウィークにしてもディケイドにしても 単数ですよね。
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