アントニン・フルックナー(1739-1811 ボヘミア)2
1 :
名無しの笛の踊り:
アントニン・フルックナーは、1739年、現在のチェコ、チェスキークルムロフ
近郊に、小官吏の父ズデニェクと母ハナの間の一人息子として生まれた。
音楽好きの両親の影響を受け、幼少の頃より音楽に親しみ、故郷で5歳から
チェンバロを、翌年からヴァイオリンを学ぶ。天才のひらめきはないものの、
地道な努力で演奏テクニックや音楽性を身に着けてゆくタイプであったと
伝えられている。45年頃より独学で弦楽合奏のためのシンフォニア等の作曲
を試みる。
62年、23歳の時により本格的に音楽を学ぶためウィーンへと上り、同郷である
ヴァンハルとの知遇を得たことにより、ヴァンハルの師であったディッター
スドルフに作曲を師事し、ディヴェルティメントやカッサシオン、交響曲など
多数の作品を生み出す。
2 :
名無しの笛の踊り:2006/10/14(土) 12:45:29 ID:D/oX7a3Z
_,..r-―--、_
/ 7/⌒)))ヽ、_
/ ’ / //```´ー―ヽ
/ / /ソ l)
l ; ミ` 、,.. {
{^、 '''ー-ハ,,,,,、、 y`i
l l `==; l l==、,_ 'ノ
l ヽ  ̄ノ ヾ- ‐‐ イ
,l/,_ `/`-、,-'ヽ / ,|
//////〃""ヾヾ、 'ヾミ
l/ノノノ/‐===-ヾヾヾ、
,.ィ'´//ノ///ヾヾ//ヾヾヾヾ `ヽ、
―' ´ ´´´´``川川/川川ヾヾヾ `ヽ、
アントニン・フルックナー[Antonin Fruckner]
(1739-1811 ボヘミア)
3 :
名無しの笛の踊り:2006/10/14(土) 12:45:36 ID:D/oX7a3Z
4 :
名無しの笛の踊り:2006/10/14(土) 13:05:45 ID:betDKSSw
あまり知られていないが、アントソ・プノレックナー(Antosso Pnoleckner 1866-1977)もいいよ。
入門者には交響曲0077番がオススメ
5 :
名無しの笛の踊り:2006/10/15(日) 00:22:26 ID:K73bgpGA
新発見の104番に感銘しますた
6 :
名無しの笛の踊り:2006/10/15(日) 00:30:44 ID:TtDga9Ce
弦楽四重奏曲第95番ニ長調(・∀・)イイ!
でも最近の研究では偽作の疑いがかけられているらしいね…
7 :
名無しの笛の踊り:2006/10/15(日) 01:59:25 ID:wQkKdPfU
声楽曲を放棄するに至った過程の詳細きぼん
8 :
名無しの笛の踊り:2006/10/16(月) 05:14:02 ID:O4AMXTU6
多作家だったからな
9 :
名無しの笛の踊り:2006/10/16(月) 07:55:03 ID:dwrpVSzf
前スレのコピペしたほうがいいのか?
10 :
名無しの笛の踊り:2006/10/16(月) 12:26:21 ID:Qn7VhutA
フルックナースレ帰ってキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
11 :
名無しの笛の踊り:2006/10/17(火) 16:06:53 ID:EzKmuomZ
あげ
12 :
名無しの笛の踊り:2006/10/21(土) 03:46:22 ID:wwfKQMVw
少女強姦魔説どうよ
カラヤンのフルックナー分売キボンヌ
14 :
名無しの笛の踊り:2006/10/21(土) 14:22:16 ID:CzmbmXRh
噂ではブリリアントがヴァン・オールトを起用して
ピアノ三重奏曲全曲録音するとかしないとか…
160曲あまりあるから、10年はかかるだろうね…
16 :
名無しの笛の踊り:2006/10/22(日) 08:39:15 ID:oH7XyJFB
フルックナーってジュリエッタとの夜を、交響詩にしちゃう人だよね
ずいぶんロリコンっ気があるようだけど、大丈夫なの?
17 :
前スレコピペ:2006/10/23(月) 18:52:10 ID:8EUFs7XL
アントニン・フルックナーは、1739年、現在のチェコ、チェスキークルムロフ
近郊に、小官吏の父ズデニェクと母ハナの間の一人息子として生まれた。
音楽好きの両親の影響を受け、幼少の頃より音楽に親しみ、故郷で5歳から
チェンバロを、翌年からヴァイオリンを学ぶ。天才のひらめきはないものの、
地道な努力で演奏テクニックや音楽性を身に着けてゆくタイプであったと
伝えられている。45年頃より独学で弦楽合奏のためのシンフォニア等の作曲
を試みる。
62年、23歳の時により本格的に音楽を学ぶためウィーンへと上り、同郷である
ヴァンハルとの知遇を得たことにより、ヴァンハルの師であったディッター
スドルフに作曲を師事し、ディヴェルティメントやカッサシオン、交響曲など
多数の作品を生み出す。
18 :
前スレコピペ:2006/10/23(月) 18:52:26 ID:8EUFs7XL
69-70年、ヴァンハルとともにイタリアを旅行し、同じくボヘミア生まれの
ガスマンと交友を結ぶ。この時ガスマンからグルックを紹介されるが、すで
に器楽作品の作曲を人生の仕事と考えていたフルックナーは、当時オペラの
改革を成し遂げんとしつつあった彼を「退屈な歌芝居ばかり書くオペラ馬鹿」
と評したと伝えられている。
イタリアからウィーンへ帰った直後、父スデニェク危篤の知らせを受け、
ボヘミアへ帰郷、以後父が没するまでの約5年間を郷里で過ごし、父と、心労
を重ねた母との看病をしながらもなお作曲に励む。父母の世話により自身も
心を病み、次第に精神を蝕まれていったようである。この頃の作品には、
交響曲などの他、弦楽四重奏などの室内楽も夥しい。
19 :
前スレコピペ:2006/10/23(月) 18:52:53 ID:8EUFs7XL
76年、37歳の時、病身の母を一人ボヘミアに残したまま再びウィーンへ上京、
当時交響曲作家として名をなしつつあったハイドンとの接触を試みるが、
折しもエステルハーザ宮の劇場活動の拡大によって年間を通じてオペラの
作曲と楽長としての仕事とで多忙を極め始めていた彼に面会する機会はつい
に得られなかった。フルックナーは失望のあまり「ハイドンもまた愚劣な
貴族なぞの道楽に殉じてその才能をくだらぬ歌芝居ごときで腐らせるのだ」
と呪詛の言葉を吐き、以後終生ハイドンを自分の最大のライバルであり敵で
あるという妄想を一方的に抱き続けることとなる。
以後の彼はそれまで以上にまさに「狂ったように」作曲に取り組み、膨大
な数の交響曲・室内楽曲・器楽曲等をウィーンで生み出した。
20 :
前スレコピペ:2006/10/23(月) 18:53:03 ID:8EUFs7XL
病の母を単身郷里に置き去りにしてきたという極度の罪悪感から、成熟した
女性との交渉を持てなくなっていた彼は、39歳で、街の雑貨屋で知り合った
17歳の娘ジュリエッタと結婚。控えめで聡明な彼女は、常に音楽のことが
頭を占め片時も五線紙と筆記用具を放さなかったアントニンに忍耐強く連れ
添ったが、81年、ふとした病から生来どちらかといえば虚弱であったこと
もあり20歳で死去。その後フルックナーは10代の少女への恋慕を幾度も抱く
ことはあったが二度と結婚をしなかった。
82年、ある演奏会でモーツァルトの音楽を知る(おそらくピアノ協奏曲K.382
かK.414)。しかし彼は、この天才の音楽について「快活で流麗だがわたし
とは目指すものがあまりにも違いすぎる」とだけ書き記し、さほど興味も
感慨も示した様子は見られない。
21 :
前スレコピペ:2006/10/23(月) 18:54:04 ID:8EUFs7XL
また、モーツァルトが器楽曲だけでなくオペラやジングシュピール等の作曲
にも熱心であったことにやはり嫌悪感を抱いていたようであるが、とは言え
1780年代のフルックナーの書法には、モーツァルトやハイドンからの明らか
な影響が見られ、またそれを自分のものとして消化しようとする苦悩の跡が
認められる。
83年、郷里で長年闘病を続けていた母ハナが死去。短期間の内に最愛の妻と
母とを失った彼の精神はますます脆弱さを増すが、作曲の筆が止まることは
なく、相変わらず月平均5〜6曲、多い時には月10曲というペースで曲を書き
続けた。また、病んだ精神は彼の生まれ持っての飾りの無さや時に頑迷とも
言える自己への真摯さとも相俟って、辛辣に過ぎる他者への批評や誇大妄想
的な虚言となって、親しい友人達との間でさえしばしば衝突の種となった。
22 :
前スレコピペ:2006/10/23(月) 18:54:57 ID:8EUFs7XL
90年、友人と出かけた演奏会でハイドンの交響曲(詳細不明。おそらく89番
または91番)を聴いたフルックナーは、自身の旧作に似た旋律と和音進行を
見つけ、「ハイドンが自作を盗作した」との主張を公にする。しかし、似た
ような素材であってもすでに大成しつつあったハイドンの進歩的書法と、
古臭いとも言えなくもないフルックナーのやや保守的な作風との違いはあま
りに明らかで、この主張はハイドン側から当然のように黙殺された。
これに憤ったフルックナーは、往時対面かなわなかったこの7歳年上の大家
に直接訴えるべく、91年、彼をはるばるロンドンまで追う。しかしやはり
ザロモン・コンサートで多忙であったハイドンを捕まえることは難しく、
またイギリスでの彼の圧倒的成功を目の当たりにしたフルックナーはさらに
焦燥を募らせた果てに、「ハイドンはアメリカでもコンサートを開く予定」
というゴシップ紙の誤った情報を信じ込み、単身アメリカへと渡ることと
なる。
23 :
名無しの笛の踊り:2006/10/29(日) 13:52:16 ID:7qUHbrR3
>>14 5番が1〜3楽章しかないのが惜しい。
しかしブル8「パース版」とやらに興味あり。
25 :
名無しの笛の踊り:2006/11/06(月) 07:46:01 ID:x1o+8ZEm
圧縮近いぞー
26 :
名無しの笛の踊り:2006/11/08(水) 01:27:43 ID:3GRqbDnq
生き残ったな
シューベルトがコンヴィクト時代に演奏したのは交響曲何番だったか失念してしまった…
2700番台だったのは何とか覚えているんだけど。
この人、ト短調の交響曲だけで13曲も残しているんだね。
ピアノ協奏曲は46曲。当時としては珍しい「リラ・オルガニザータ、バリト
ン、バセット・クラリネット、鍵付トランペットのための協奏交響曲」が現代
では演奏不能というのが痛いな。
29 :
名無しの笛の踊り:2006/11/11(土) 22:10:45 ID:kMHytOmK
この人、交響曲の数の多さが有名だけど、
弦楽四重奏なんて1万曲以上あるんだよな…
今までどのレーベルでも全集が出てないのも仕方ないか
ブリリアントからCD40枚組で弦楽四重奏曲の選集(126曲収録)が出るらし
い。正直、この程度の曲数では、フルックナーの才能の片鱗すら垣間見ること
ができないと思う。最近自筆譜が発見されて話題になったオペラ「少年十字軍」
やレクイエム第6番の録音を望む。
31 :
名無しの笛の踊り:2006/11/12(日) 01:07:24 ID:qvxGrkq7
それ、メジャーな曲ばかり集めたのでしょ?
フルはあまり知られてない曲こそいいものが多いからな
この時代とは考えられないほど、多調なものとか。
32 :
名無しの笛の踊り:2006/11/12(日) 02:26:18 ID:tMS2/OIa
フルックナーは器楽曲を重視して若書きの声楽作品は65年までに全て破棄している。
レクイエムやオペラはおそらく偽作の可能性が高い。
33 :
名無しの笛の踊り:2006/11/12(日) 08:35:06 ID:qvxGrkq7
しかし、几帳面なユリエッタはちゃんと自筆譜を地下室に保存してて、今は見つかってるんじゃ…
とはいえ、偽作満載で、とてもじゃないけど自作として出せるレベルじゃないけど。
この人、ハイドンに対抗してバリトン作品も相当数残しているね。
ロビンス・ランドンの報告では、バリトン・ソナタ約900曲、バリトン・トリオ
約350曲、バリトン四重奏曲約40曲、バリトン協奏曲12曲(ただし、4曲消失)、
複数のバリトンを含む複合協奏曲(協奏交響曲)3曲。その他、楽譜が失われた
と考えられる作品多数。
誰が演奏したのだろう?
35 :
名無しの笛の踊り:2006/11/20(月) 19:22:20 ID:cAhRDKI2
>>30が教えてくれた
Fruckner Chamber Music(40CDs) /Fruckner String Quartet etc; Brilliant Classics, Holland
届いたよ しかし36枚目のCDに収録ミスがあるらしい。
(弦楽四重奏第7219番が抜けてるとか)
メールしたら良品入荷次第発送してくれるとのこと
36 :
名無しの笛の踊り:2006/11/23(木) 02:10:44 ID:M/KAqgXM
このスレ、ネタスレ?
いや、本気スレだろ
>>35 弦楽四重奏曲第7219番は、厳密にはディヴェルティメントなので抜かれたので
は?
むしろ、作品2088「スウィーテン・セット」6曲中のヘ短調「日没」が収録さ
れてないのが納得いかない。誰が鰤に抗議してちょうだい。
この人琵琶協奏曲なんてのも14作書いてるんだね
ティン・ティンに演奏して欲しい
拍子木協奏曲もオススメ
鰤箱で24枚380円とはお買い得だ
41 :
名無しの笛の踊り:2006/11/24(金) 05:54:20 ID:T33bQcEH
380円はねえよw3800円だろ
しかしその演奏、延々と拍子木協奏曲72曲が収められているが、
うち少なくても27曲は他の協奏曲からの流用、または偽作。
有名なのは第36番で、自身のヴァイオリン協奏曲第846番を丸々流用している。
もっともこれは作曲家も認めるところで、「音階のない協奏曲」との副題らしき書き込みがある。
(その後ヴァイオリン協奏曲846番には、gilt nichtと書かれている。しかし草稿を捨てることはせず、後に国際フルックナー協会からファクシミリ版が発行されている。)
また48番は、ハイドンからの引用で、本人もそう書いているのだが、明らかにチェロ協奏曲を、拍子木の部分を加え、チェロのソロを整えて、そのまま編纂しただけである。
しかし、この打楽器の協奏曲という概念は古典派の当時としては画期的で、後にプーランクらに応用されていくんだよな。
>>35 俺のにも入っていなかったが、問い合わせたところ、
>>38と同じ回答が帰ってきたよ。
どこで買ったの?
ちなみにもうひとつの、歌曲集(67CD)が届かない。もうかなり待ってるんだが廃盤だろうか。
フルックナーの歌曲はバッハの影響が大きく、地を這いずる様な暗い曲ばかりなので、人気が出ないのもうなずけるが。
第41番とか、名曲だと思うんだけどなぁ。
>>41 なんてこった、犬で注文した時は380円だったのに今見たら3800円に改訂されてる_| ̄|○
>>39の琵琶協奏曲も40円なら安いと思ってポチったがこれも400円だった・・・
いや、琵琶協奏曲は発売されたらいいなぁと言っただけで、
発売されてはいないよ。
それ、琵琶協奏曲ではなくてアルテノバで単売の琵琶湖交響曲ではないかい?
オランダ船が持ち帰ったという琵琶湖の絵を見て、フルックナーが書いた交響曲第4903番の事なんだけど…
フルックナーは一度も来日したことないし、この作品は必ずしも日本の雰囲気を表現しているわけではないが、
古典派交響曲の形式を踏襲しているものの、異国情緒あふれる、フルックナーとしては割りと変わった作品で、取り上げられることも多い。
また琵琶湖という副題は、フルックナーの作品を整理する段階で付けられたもので、原稿には「異国の湖の主題による」とだけ書かれており、この絵を見せた
実業家ヨハン・ヴィルヘルムの手記からやっと分かった史実らしい。
ちなみに原稿は滋賀県草津市の日本アントニン・フルックナー琵琶湖博物館に保存されている。
まあいい演奏だから買って損はないよ。
違うならすまん。
早すぎたジャポニズムと評判の奴だね
あれが縁でチェスキークルムロフと草津市は今国際友好都市の関係なんだよね
交響曲第1番だけで改訂稿が30種類以上ある人はフルックナーだけだろ。
変り種の曲と言えば、3群のオーケストラのための交響曲第2989番かな。
最終楽章では、3群のオケが奏でる八重フーガが組み合わさって一つの曲に
なるのが圧巻。「宇宙の調和の音楽」とか言われているね。
46 :
名無しの笛の踊り:2006/11/25(土) 01:34:27 ID:sg+C4Q0H
いずれにしても当時としては先を行き過ぎた音楽だったから晩年に叩かれるのも当然だよな
47 :
名無しの笛の踊り:2006/11/25(土) 01:47:56 ID:JnTkCi2o
この人、宗教曲は一曲もないよね
ちゃんとミサに出るカトリックだったそうだが、不思議だね
>>45 DGが最盛期の70年代前半にこの曲をカラヤン、バーンスタイン、ベームの
三巨頭で録音しようとしたことがあったが、指揮者間ではかなりいい線まで合意が
成立していたのに、各指揮者の専属プロデューサーの対立でご破算になった。
しかし、カラヤンの音源だけは、大全集に残ってるな。
カラヤンが1番〜5番、5番は途中までだったのも、
いわゆる初期発見交響曲(1番〜10番、104番)に関しては、
カラヤン→1番〜5番3楽章
ベーム→5番終楽章〜7番、104番(1楽章)
バーンスタイン→8番〜10番、104番(補筆版2〜4楽章)
という割り当てだったかららしい。
>>48 ホグウッド、ピノック、ガーディナーの3人で録音する企画もあったのだが、
演奏者がみんな掛け持ちだったため、3群のオケが編成できずに没になった
らしいよ。
チェコフィルがフルックナー交響曲全曲録音を行うらしい。
全曲完成は2257年ごろを予定しているらしい。
これでも1年に30曲は録音する計算だからすごい。
チェコフィルだってフルックナーばかりやってられるわけじゃないしな。
ちなみに第2989番のような二群、三郡のオケが必要な場合は、ブルノ国立フィルなどに依頼するらしい。
52 :
名無しの笛の踊り:2006/11/25(土) 13:07:36 ID:OaBl3BFf
2257年w
その頃には全集が発売されるんだろうが、その頃の奴らは羨ましな。
もっともその時代に、音楽メディアを買うという概念があるか甚だ疑問だが。
>>47 精神的なもろさから、信仰篤いのを通り越して神を病的に恐れていたと
彼と一緒に食事をしたことがあるヴァイオリニストの日記に書いてあるというのはよく知られている。
以前、フルックナーの言葉とされていた
「神や信仰を表現できる芸術はイエス・キリストという活ける芸術のみである」
というのは彼が通っていた教会の神父の言葉だと20年くらい前に判明、
彼の数少ない研究者の間では、彼の宗教観と音楽との関係については振り出しに戻って手探りという状態。
初心者の質問ですみません。
フルックナーの作品がプラハの春で演奏されないのはなぜですか?
56 :
名無しの笛の踊り:2006/11/25(土) 17:49:30 ID:hl0hK3qx
今までも何度か話題にされていることだけれど、
偽作の多さゆえに真贋が未だに特定しきれていない。
そのため演奏する事に関して慎重であるべきとの見解なのだとか。
確かにチェコの作曲家の作品が実はサン=ジョルジュ作だったら笑うに笑えない。
交響曲第589番なんか、ニ長調の輝かしい曲想でいいとは思うけれどね。
57 :
名無しの笛の踊り:2006/11/25(土) 18:13:17 ID:Ba7r23wz
幼少時にチェンバロ習ってたにしては、この楽器の為の曲って幾つかの小品しかないのは、何故だろう。
チェロ、バイオリン曲には名曲も多いのに
58 :
名無しの笛の踊り:2006/11/25(土) 19:18:08 ID:JnTkCi2o
>>57 その代わりピアノフォルテのソナタは3000番余りあるんだよな
時代を考えれば不思議ではないが
わけてもフルックナーは圧倒的なピアノフォルテ愛好者で
楽器を次から次に買い換えたのは有名
絶筆Op.9997もこの楽器用の長大なアダージョとなっている
あのアダージョは第二主題の展開部がほぼ終わるところまでだけど
彼のお決まりの進行なら、くりかえす部分への橋渡しと
終曲部をつければちゃんとした音楽になる。まず確実に、誰かが補完版を作るだろう。
もっとも、問題は完成された部分だけで30分を超えていること
・・・当時のアダージョ楽章としては異例すぎ。
古典派の時代に全曲1時間を越えるピアノソナタとは
フルックナーが残した管弦楽曲「十字架上の七つの言葉」は、全楽章アダージョ
で演奏時間6時間を超える大作。オラトリオ版、弦楽四重奏版、ピアノ編曲版、
管楽五重奏版もある。
それ、聴いたことあるけど、
かなり宗教的な色が濃いので、とてもじゃないが聴いていられなかった
あんなのが延々と6時間… 俺には無理だ
オラトリオ版は登場人物が多すぎて、どういうドラマなのかわからん
名前とセリフをユダヤの民衆やローマの下級兵士にまで与えて総計1,000人を超えるキャスト。
宗教曲にも歌劇にも分類されないこれは、いったいなんだ
一部ではフルックナーが創作したオペラリオと呼ばれることもあるが、該当曲
がこれ1曲しかないので、ジャンルとしては認知されていないようだね。
因みに、1805年のウィーン初演のときは、4時間に短縮されたショート・ヴァ
ージョンで演奏されたらしい。指揮者はサリエリ先生。
なぜかけない…
ちょっと聴きなおしてみた。
この音楽のテーマに関しては、俺にはさっぱり分からないが、音楽的にみても非常によくできた、かつ斬新な作品だ。
内省的な作品である上、演奏時間の長さから演奏機会にはほとんど恵まれないが、このフルックナーのオペラリオは、初期発見交響曲(1番〜10番、104番)と並んで、フルックナーの代表作として問題ないだろうな。
それまでの全てのオラトリオやイタリア歌劇などとは作風が全く違う。悪く言えば全体的な形式に問題があるのだが、各楽章ごとにみてみると、非常に精巧に作られている。
第二アダージョ(小ロンド)のトリオ部分に関しては、当時としてはかなり高度な和声を用いており、
ワーグナーの歌劇はこの楽章の影響を受けているし、トリスタン和音の原型でないかと思ってしまう箇所すらある。(これについては20世紀初頭、一部の音楽家により議論になったようだ)
また、この時代の音楽としては珍しく、打楽器だけが鳴り響くところ、声楽もオケも完全無音になるところ、などがあり、明らかにマーラーの第三交響曲などはその影響を受けている。
終楽章、ユダヤ人の「馬車の鈴の音」が鳴り響いた後、無音になったところで拍子木だけが延々と鳴り響き、1分以上完全無音になり、やがてテノールが語りかけるように歌いだすところなど、圧巻だ。
そして、自信の交響曲やハイドンの交響曲などを引用しているところも所どころ見受けられる。特にハイドンに関しては、皮肉に用いており、ほとんど「負け犬の遠吠え」と見られる箇所まであり、ここにきてまでハイドンに対する執着心を感じる。
フルックナーは非常に歪んだ妄想の持ち主であったが、当時の世間離れした妄想により、このような奇跡的な音楽が生まれたのだろう。
66 :
名無しの笛の踊り:2006/11/26(日) 10:33:19 ID:Yg9BG3Xj
(д) ゚゚ポカーン
渡米したけど、あまりよい評価は得られなかったんだよね。
この時期に書かれた交響曲なんて、「新世界」より感動的だと思うのだが。
68 :
名無しの笛の踊り:2006/11/26(日) 14:41:58 ID:RNZxQdgK
まぁ当時のアメリカはヨーロッパに比べるとかなり野蛮だったしな
むしろ高評価だったら驚くよ
5100番台の交響曲は基本的にアメリカで作られたものらしい。
5143番「インディアン」とか、5162番「1776年」、5172番「フロンティア交響曲」なんて素晴らしい。
第5199番は、別名「3000人の交響曲」のあだ名を持つ曲で、交響曲肥大化の走
りなんて言われているね。
ヴァイオリン奏者だけで1st〜4thが1,609人(リピエーノ奏者を含まず)、独
唱34人(全員カストラート)、児童合唱1,099人、ネイティブ・アメリカン合
唱307人(ただしチェロキー系のみ)で演奏されたという記録が残っている。
71 :
名無しの笛の踊り:2006/11/26(日) 21:17:23 ID:NYkssFwB
>>45 宇宙の調和とか言ったら、やっぱりヒンデミット様だぜ。
>>67 しかし、当時賄い婦だったスー族出身のスザンナ某とか黒人の下僕の
ロバート某から聞いたインディアンの歌とか黒人の踊り歌とかに興味を
持って自身の曲にしきりに引用したって言うではないか?
特にスーザン某は出身部族のスー族のほかシャイアン族とかホピ族他にも
縁者がいた関係で色んな部族のインディアンの伝承歌に通じてたらしく、
引用された曲の中には現在失われた歌も数多くあるらしいじゃん?
そういえば、「フルートとタムタムのためのソナタ」の第7楽章に引用された曲
からアパッチ族の「バッファロー狩りの男を称える若い娘の歌」が復元された
のって最近じゃなかったっけ?
73 :
72:2006/11/27(月) 01:06:40 ID:CCA8wrYP
すまん、
「スー族出身のスザンナ某」->「スー族出身のスーザン某」
「バッファロー狩りの男を称える若い娘の歌」
->「バッファロー狩りの若い男達を称える若い娘達の歌と踊り」
だ・・・・・orz
交響曲第5274番を一万回聴いて来る・・・・・・・・・・・・。
>>72 ついでに補足すると、復元の過程で「バッファロー狩り…」はアパッチ族ではなく、類縁関係にある
ナバホ族由来の歌ではないかという疑義も差し挟まれている。
ともあれ、そういう曲だからこそ、当時の白人主体の社会にはほとんど理解されなかったんだろうね。
アメリカ時代は「プルゼニ風の主題による2769の変奏曲」が白眉だと思うが、献呈されたピアニストから
「第147変奏と第705変奏と第1269変奏と第2558変奏は全く同一。第288変奏と…」などと
難癖をつけられて演奏を拒否されている。
CDでは未だに、短縮された12変奏版(シチェルバコフ)しかないのが残念。
多作の凡才というのが大方の評価だけど
このスレを見ていると生まれるのがあまりにも早すぎた、悲劇の天才かもしれないと思えてきた。
ロマン派中期以降に生まれていれば、自分のやりたいことがすぐ見つかって
苦労の跡も無く洗練され凝縮された曲を書いていたのではないだろうか。
作品数も数十程度にまとまってさ
彼の死に際にやっと、リストやショパン、シューマンが生まれているし、
ブラームスやブルックナーはまだ生まれてすらいなかった。
ハイドンやモーツァルトが全盛で、ベートーヴェンですら前衛だったその時代、
フルックナーの作品が理解されるわけがないし、フルックナー自身、同じような人間に出会えなかったというのも
大きいのかもしれないね。
やはり同じ時代の作曲家同士影響しあうことが、よいものを生む結果にもつながるし。
78 :
名無しの笛の踊り:2006/11/28(火) 19:52:03 ID:LGR+s12r
フルックナーだと?
そんな名前、凡人のオラは聞いたことがないのだが。
「死とは、フルックナーの音楽を聴けなくなるということだ」
アルベルト・アイネシュタイン(Albert Einestein)理論物理学者、独→米
アイネシュタインは絶対性理論を打ち出して、神と物理学を統一しようとした人だね。
アントニン・フルックナー 作品解説全集
という本が2011年に、没後200周年を記念して作られるそうだ。
スプラフォンから出る原版の日本語訳らしい。
この本、交響曲、弦楽四重奏を初め、フルックナーの全作品を網羅して解説するもので、
有名曲は譜例も載せて解説する上、マイナー曲に関しても、全作品形式や調、概説など
最低10行程度の解説を載せるという。
音源でないとはいえ、日本のフルックナーファンにとってはバイブルのようなものににあるかもしれない。
しかし、値段は5万円。でも5万でフルの作品が俯瞰できるなら、買いだな。
83 :
名無しの笛の踊り:2006/12/01(金) 18:15:10 ID:wwkxl3Sn
5万円なら十分に安い。
ぼくは買うよ。
どこに行けばいい?
まずは2011年まで待ってくれ。
いまどきフルックナー?wwww
>>80 アインシュタインの相対性理論が予言した現象を
まったく別の論理的筋道で予言し、説明し切っているとされているが
古今の神学以上に難解な難物で、研究者がほとんどいないんだよね。
矛盾点が指摘される特殊相対性理論を打ち負かす対抗馬は
特殊絶対性理論しか無いと、高名な宇宙物理学者のホーキング博士が
言っているけれども、理論自体の研究は専門外なんだよね、あの人は。
検索かけてもCDが見つからないんだが
あるじゃん
>>87 >>14を見て。
てか、このURLを見るとcarajanとある。
まったく、これを作った人は素晴らしいセンスをしているな。
音大の学生なんかで手分けして全曲録音なんて企画どうよ
mp3なんかにしてサーバにのせておくとか
91 :
名無しの笛の踊り:2006/12/03(日) 15:40:29 ID:sFo8wZ4B
音大生がフルックナーなんか興味ないよ
名前も知らないのがほとんど
92 :
名無しの笛の踊り:2006/12/03(日) 15:46:40 ID:kdCxwwJ+
フルックナーは音大生には手に負えないだろう。
その深遠な芸術を理解するためにはもっと勉強が必要だ。
その前に作品表の整理が必要。
ケルンのハイドン研究所が片手間にやっているようでは、なかなか全貌が見え
てこない。
最近、ロシアでフルックナーの未確認自筆楽譜が大量に発見されたという噂だ
し。
>>93 アントニン・フルックナー協会があるじゃないか。
しかし、発掘作業はまだまだ続きそうだな。
そのたびに曲が増える…
>>82の全集も、多分使い物にならない日が来るんだろう
日本フルックナー協会は、資金難のため事実上活動休止状態。
第76回例会で交響曲第2589番「衝撃」の演奏の際に、30台のティンパ
ニを一斉に鳴らして聴衆に失神者を出したのがまずかったという噂もちらほら・・・
このスレの信者は、もちろんウィーンにある「フルックナー博物館」には、詣
でたんだろうな? 最近、フルックナーのデスマスクと、墓から盗まれたと言
われていた頭蓋骨から復元された頭部が展示されて、ファンの間で話題を呼ん
でいたようだ。土産のフルックナー・チョコレートは超美味。
あの博物館は日本からの観光客が一番多いんだよね。まあ、ウイーン自体がそういう状態なんだけど
フルックナー博物館には他の諸外国からの客はほとんど立ち寄らないそうだ
風前の灯火のような日本のフルックナー協会ですら、世界有数の規模(会員数は最大)だし
ウィーンでフルックナーを知っている人なんてまずいないと思った方がいい
観光ガイドしてもらえそうなところでフルックナー関連のことを尋ねても
ブルックナーのことを質問しているのだろうと思われるだけ。
日本フルックナー協会で以前出していた小冊子に
フルックナーゆかりの地とかいうページがあって、
うろおぼえだが多少内容を覚えていたのでおれの場合は助かった。
日本フルックナー協会は、敷居が高いことで有名な団体だからね。フルックナ
ーの音楽が好きというよりも、「フルックナーの音楽を好きな自分が好き」み
たいなハイソの方が多いという話だ。
一度だけ例会を覗かせてもらったが、そのときには「5つのグラスハープのた
めの協奏交響曲」作品234や交響曲第34番「奇跡」を演奏していた。後者
では、「天井から3個のシャンデリアを落下させる」という自筆楽譜の書き込
みどおりの演奏で、会場内に死傷者が出ていた記憶がある。
>>99 あそこは警察も手出しできないからね。死傷者もこっそり協会奏されていたよ。
秘教に近いね。
フルックナー信徒にとって殉教は最高の栄誉
あの時死んだのは私財を投げ打って協会を支えていた古津会長だが
堂々とシャンデリアの真下に座っていたそうだ。
それにしても会長のオーディオ装置がその後どうなったか気になる。
理想のフルックナー再生環境をということで
チューニングも含めてエーノレ音響に特注したそうだ。
晩年のフルックナーがフリーメイソンに入会していたのは有名な話。
フリーメイソンのためのカンタータ「俺のケツを舐めろ」や、「フリーメイソ
ン音楽の冗談」、「葬送音楽」など作品は、現代でも演奏されている。
「俺のアレを咥えろ」の間違いじゃなかったか。
日本アントニン・フルックナー協会見てきた
新宿のビルだというので、そこそこすごいのかと思ったら、雑居ビルの地下…
平日の昼に行ったんだが、誰もいなかった
どうみても張り紙で、日本アントニンフルックナー協会と書かれているのだが、
張り紙が破れていて、ントニンフルックナー協会と書いてあった
あそこ、まだあのままなのか・・・
昔は階段を降りてそのまま正面の明るい方の部屋に入るという
間違えが多発していた。明るい部屋は無修正のエロ本屋で、
入るとすかさず「どの本?」と聞かれた。
協会は狭い踊り場の左側の、倉庫みたいな扉にフルックナー協会の張り紙、
入ってみたら非常灯しかついていないと思って帰ろうとしたが、
客がだれか来てから照明をちゃんと点灯するというほど倹約していたのだった。
日本フルックナー協会会長の古津久那でございます。
偶然にもこのスレを拝見させていただきましたが、内容を読み進んでいく間に
ムラムラと怒りが込み上げてくるのを抑えることができませんでした。
フルックナーに対する住人たちの無理解、無教養、無責任ぶりにはただ呆れる
ばかりで開いた口が塞がりません。
挙句の果てには、私がシャンデリアの下敷きになって死んだとか、フルックナ
ー協会がボロビルの地下にあるだとか、出鱈目を並べるので困り果てておりま
す。当協会は、戦前の大正10年に創立されて以来の伝統と高い格式を誇り、各
界の著名人も多数入会を希望する超優良団体です。入会には厳しい審査を通過
しなければならず、おかげさまで常に入会の順番待ちの列ができております。
フルックナー協会といえば、以前会員向に資料として配布していた、レコード
(いわゆるフルックナー協会盤)の再発ないし市販はしないのでしょうか?
私としてはおそらくフルックナーの録音としては最古の
1920年頃プフィッツナー指揮オーケストラの録音による交響曲第545番アダージョ
抜粋と、ヴァインガルトナー指揮ヴァイマール・シュターツカペレによる交響曲第789番
(1938年2月13日録音)の再発を心から望んでいるのですが。
>>105 それは日本フルックナー協会に違いない。
日本のフルックナー協会としては
>>106の日本フルックナー協会が最古なのだが
一般的な知名度が無いために、別の有志による日本フルックナー協会が
時々現れては、
>>106の存在を知って改称したり解消したりしてきたんだ。
改称したものとしては全日本フルックナー協会と新日本フルックナー協会がわりと古い。
女子団体の全日本女子フルックナー協会、ジャパン女子フルックナー協会もある。
他にもいろいろあるが網羅できる人はいないだろう。
祖父の部屋の押入れから、フルトワングラー指揮の戦前の輸入物のレコードが
でてきたんですが、これが傷一つない完璧な状態で、祖父も一度も針を通していない
といっています。39年のベイロイト音楽祭での交響曲第1〜30までのものなのですが、
これはかなりレアなものなんでしょうか??
日本フルックナー協会の古津でございます。
会員の皆様に耳寄りの情報がございます。
長らく廃盤状態が続き、皆様から復活を望まれていたフルックナー協会盤の一
部再発が決定いたしました。今回のラインナップは、エディト・マチス嬢によ
る歌曲大全集の一部237曲を目玉に、交響曲55曲(第789番を含む)、
弦楽四重奏曲457曲に加え、新発見のピアノソナタ65曲をフォルテピアノ
による演奏でお届けします。
会員の皆様限定とさせていただきますので、ご希望の方は会員番号(ただし、
今回は100000番以下の方のみを対象とさせていただきます)と氏名、
住所を官製はがきにご記入の上、当協会事務局までお申し付けください。
とうとう、我等がフルスレにも業者が・・・・
フルファンは10万人もいねえよwwww
>>113 おまいさては非会員だな
フル協会の会員番号は001-000というように上3桁が正式な会員番号で
下3桁が会員種別を表す。000が一般会員、001が関係者という具合。
ちなみに009は・・・止めておこう。
ってことは999人以下かwしょぼいなw
116 :
名無しの笛の踊り:2006/12/09(土) 01:05:33 ID:RaE2NoRv
奇跡的にフルックナーの自作自演録音が
SACD並の超良質音質で残っているって聞いたけど、
マジですか???
それは、霊能者がフルックナーの霊を呼び出して演奏させたという例の音盤だ
よね。NHKでも特番で放送していたけど、フルックナーって日本語がペラペ
ラだったんだな。しかも、「イナバウアー」とか現代の流行にも異常に詳しい。
ファンになったぜ!
日本はそのとき鎖国してました
>>111 日フ協盤って仏フ協より音質悪いじゃんwwwwwwwwwwwwwww
日本のフルックナーふぁんのみなさん、こんにちわ。
わたしわドイッチュフルックナー教会快調のフリードリッヒ・エックオルトで
す。日本ごへたでごめんなさい。
今回、日本のフルックナー教会と名乗る悪疾なぎょうしゃが、わが教会が所有
するおんげんの不整こぴーお無断でつかて教会盤としてはつばいしますた。
わたしたちわ日本フルックナー教会にたいし正式にこおぎするとともに、この
よな劣悪な録音を世の中にばら撒いて迷惑かけたこと対辺怒ってます。
日本アントニン・フルックナー協会からのお知らせ
最近、「日本フルックナー協会」の名を名乗り、年会費、復刻版の販売などを通じて金銭を振り込ませようとする詐欺が横行しております。
正しくは、「日本アントニン・フルックナー協会」であり、当協会では年会費や会員特典のご案内は、すべて会員様と当協会本部内で対面で行っております。
これらの団体から手紙をお受け取りになった際には内容を十分にお確かめください。
ご不明な点は、日本アントニン・フルックナー協会へお問い合わせください。
きなくさくなってきたなw
124 :
名無しの笛の踊り:2006/12/10(日) 09:09:35 ID:CSBwG+8t
今チェコを旅行しているのだが、プラハでちょうどFSQ(フルックナー弦楽四重奏団)のコンサートをやるらしいので、聴きに行く事にした。
曲目は弦楽四重奏第4785番、第10741番、第9410番だそうだ。
正直一度も聴いたことがないので、予習も兼ねてスコアを買うことにしたが、どこにも売ってない。
調べてもらったら、プラハでフルックナーの楽譜を売っているのは一軒だけらしい。
早速向かったが、偏屈な爺さんがぽつんと座る古い店で、東洋人の俺が入ると、いかにも嫌そうな顔をして出て来た。
しかし俺が日本人で、フルックナーの楽譜が欲しいと言うと、顔色が変わり、奥へ案内された。
そこは建物からは想像も出来ないほど大きな地下室で、無数の棚には、フルックナーの楽譜がぎっしりつまっていた。
しかし、お目当ての楽譜はなかった。昨日熱心なガーナ人が買っていったらしい。多分同じコンサートにいく人だろう。
国際アントニン・フルックナー協会へ問い合わせてくれ、明日には届くからもう一度来い、と言われた。
その後爺さんと雑談し、琵琶湖の話などをして帰った。
>>124 弦楽四重奏曲第4785番は、原曲が交響曲ではないかと言われている作品だね。
ブライトコプフの交響曲の主題目録に載っているようだ。初期に書かれたもの
らしく、自筆楽譜は残っていない。
第10741番は、当時としては珍しい嬰ヘ短調で書かれた作品。もっとも、フルッ
クナーにとってはポピュラーな調性だが。
第9410番は、第3楽章のメヌエットが欠落していて「メヌエットなし」という
あだ名を持つ作品。自筆楽譜のページ番号が抜けているので、実際には作曲され
ていた可能性が高いらしい。
おそらく3曲ともこれまでに録音されていないと思われるので、実演で聴けるあ
なたは幸せ者だね。うらやましい・・・
フルックナーってあまり声楽曲書いてないの?
イタリアで活動中のミスリヴェチェクのもとに押しかけ
「俺にもセリア書かせろ!」と言って強引に居候を決め込もうとしたのは
この人だよね、たしか。まあピッチンニとかのイタリア人の大物には
弟子入りを拒絶されまくってたから同郷人を頼りたい気持ちは分かるけど。
ミスリヴェチェクのオペラの一部は実はフルックナー作という説もあるね。
そうだとするとその作品数はさらに膨れ上がることに。
>>79 亀レスだが、アイネシュタインと言えば当時において既に常温核融合が
理論的にも技術的にも可能なことを示唆する論文を発表した人だね。
アインシュタイン以上に理解されなかった人。でもこの人の最大の不幸
は「20世紀最大の物理学者」と名前が似すぎていたことだろう。
アインシュタインが天才なら、この人は奇才・奇人タイプの人。
フルックナー作品の愛好家としての側面は知る人ぞ知るかもしれないが、
フルックナー作と伝わるクラヴィーア・ソナタの手稿譜(未出版・作品
番号なし)をクリスティーズのオークションで最高値で落札したりしてる
んだよね。
フルックナーの名前を冠した声楽曲は、かなりの数が伝承されている。この人
の場合には偽作、贋作が多いため、研究がまったく進んでいないというのが現
状。器楽曲の研究に比べてかなり遅れているね。
ちなみに、オペラ8曲、オラトリオ34曲、ミサ曲124曲、カンタータ78
曲、ヴェスペレ66曲、モテットその他の宗教曲768曲、歌曲約3400曲、
の存在が確認されている。
また、アントニンの弟ミヒャエル・フルックナー(1755-1809)も作曲家として
相当数の作品を残しているので、今後はこの人も調査研究の対象として注目さ
れるだろうね。
>>128 ミヒャエル・フルックナーは、種違いの弟。念のため
ちょっと早いけど、次スレのタイトルを考えてみました。
【天才】世紀の作曲家:アントン・フルックナー【狂気】
【多作家】フルックナー総合スレ【同工異曲】
【古典派】アントン&ミヒャエル・フルックナー兄弟について語るスレ【ボヘミアン】
【伝統】日本フルックナー協会公式スレ【格式】
>>130 一番下は却下で
下から二番目は多分スレタイ長すぎて立てられないぽいw
なんか、鮫島スレのクラ版ヴァージョンみたいなスレだなあ・・・。
134 :
名無しの笛の踊り:2006/12/10(日) 19:54:14 ID:GIeW/f2W
carajan
フルックナー
パース版
フラームス
ヴェルヂィ
チヤイコフスキー
ドヴオルザーク
ロツンー二(←よく見ると二が漢数字)
ウェー・バー
( ゚д゚ )
日本フルックナー協会会長の古津でございます。
会員の皆様にまたまた朗報でございます。
長らく休止しておりました例会再開の見込みが立ちそうです。
日時と場所につきましては追ってご連絡を差し上げますが、来春には皆様に再
びお目にかかることができると、心から喜んでおります。
再開第1回目には、皆様からのご要望が高いオペラリオ「十字架上の七つの言
葉」の一挙6時間連続演奏会を予定しております。お楽しみにお待ちください。
なお、協会盤をお申し込みいただいたお客様は、恐縮ですが年内の代金お振込
みを重ねてお願いいたします。
>>134 ロマン派末期の作曲家、ヨハネス・フラームスだろ
自分と名前がよく似ているやつが音楽で大成したと聞いて
中年になって一からピアノを始めて、ついには作曲までしたという
超晩学の作曲家だよ。
マーラーの交響曲第2番を知って、筆を折ってしまったので作品は少ない。
彼は「マーラーは革命家の王様」という有名な言葉を残しているが
ブラームスの言葉だと間違って引用されることがしょっちゅうある。
クラシック三大F
フルックナー、フラームス
あと誰だっけ?
長崎県では残りのもう1人を福山雅治と教えているよ。
昭和初期の児童唱歌集の序文を見ると、既に
「古今藝術音楽に於ける三Fと謂ふはフルツクネル、フラアムス、福山
と相場が決まつてゐる」と書いてある。
実際、戦時中の我が国のクラ音楽界では、ドイツの作曲家と福山の作品
が最もよく演奏されていた。
143 :
名無しの笛の踊り:2006/12/11(月) 02:18:18 ID:QFSkYl7B
>>141 そのスペルならフェートーヴェンだろ、と突っ込んでおく。
ヨハンナ・フラームスはクラシック音楽史では珍しく
ファニー・メンデルスゾーンやクララ・シューマンなどとは違い、
音楽家の近親者がいないにもかかわらず作曲家として名を残している
しかも彼女はバッハを敬愛しており、フルックナーと同時代であるにもかかわらず、
古典派の流れとはまったく別個にバロック音楽を拡大し、今日新バロック派と呼ばれる。
私は音楽と結婚しました、という有名なせりふを残し、生涯独身で通した。
彼女は音楽に関しては典型的な天才タイプで、当時からハイドンに認められる存在であった。
ハイドンは彼女に自身の主題による変奏曲を書くことを許している。
まったく無名の作曲家であったフルックナーとは一度も親交がない。
フルックナーは妄想の中の宿敵、ハイドンに寵愛される彼女の存在を意識しながらも、
例の成人女性恐怖症がゆえ、彼女にコンタクトを取ることを自ら放棄してしまった。
今適当に考えてみたがどうよ?
YAZAWAやりすぎは良くないと思うわけ
>144
久しぶりに新萌えキャラ、ヨハンナちゃんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
>>144 「考えてみた」って、史実じゃないかw
ヨハンナと
>>137のヨハネスは遠い親戚なんだよな。
音楽家としての道筋も作風も全くの好対照で面白い。
生涯処女を貫く
まで呼んだ
149 :
名無しの笛の踊り:2006/12/13(水) 17:51:07 ID:DqsCFnVS
なんかネタすれっぽけど、フルックナーとかそんな奇想天外な人物、本当にいたの?
CD聴いてみたい。
150 :
名無しの笛の踊り:2006/12/13(水) 17:55:36 ID:1u2CZItl
>>149 まずはカラヤン盤をどうぞ
上の方に載ってる
フル聴くために、初心者に20万のカラヤン盤買わせるのかw
それはそれですごいな まあ、ヨハンナフラームスも入ってるから買いだとは思うが…
まあ分売しないほうが悪いんだが
のだめ実況ではじめてクラシックを聴くには何が良いと質問したら
アントニン・フルックナーといわれ、このスレにやってきました。
凄い人みたいですね。オススメの曲とオススメの指揮者を教えてください。
229 :名無しでいいとも! :2006/12/11(月) 21:04:16.94 ID:j3DKT4gw
のだめのおかげでクラシックのニワカファンになりました。
まず何から聞いていいのか分からず、とりあえずアリスオットさんの
コンサートに行って見ました。いいですねピアノ。ベートベンのピアノソナタいいですね。
ヴァルトシュタイン、熱情が好きです。
ぼくも思い立ったが吉日ということで、ピアノを近所に習いに行きました。
昔とった杵柄のおかげもあり、悲愴を特訓中です。
272 :名無しでいいとも! :2006/12/11(月) 21:05:28.58 ID:phvYmoRy
>>229 そんなあなたにベートーベンの30〜32番を勧めよう
294 :名無しでいいとも! :2006/12/11(月) 21:06:20.79 ID:ru5tny4a
>>272 今話題の、アントニン・フルックナーが言いと思うよ。
300 :名無しでいいとも! :2006/12/11(月) 21:06:35.46 ID:JTtuhmKO
>>294 おまwww
305 :名無しでいいとも! :2006/12/11(月) 21:06:49.21 ID:j3DKT4gw
>>272 素人なので番号じゃわかりませんw
388 :名無しでいいとも! :2006/12/11(月) 21:08:34.74 ID:ru5tny4a
>>300 知っているのかwww
やるなwww
しかしのだめでフルの音楽が使用されないのは、製作者の怠慢といわざるを得ない
156 :
名無しの笛の踊り:2006/12/14(木) 08:34:41 ID:F0DQMV1a
>>15 ジョタコヴィッチも使われてないんだからさ
いい加減あきらめようよ
157 :
名無しの笛の踊り:2006/12/14(木) 13:04:10 ID:fAfn9Jj5
ドヴォルザークとブルックナーのファーストネームがこの人にちなんでいたなんて、
フルックナー協会の機関紙を見るまで知らなかったよorz
ところでオルガン演奏の弟子にヴォジーシェクがいたそうだけれど、
出典が明らかでないんだよね。偉い人詳細きぼん
今カウベル協奏曲第204番聴いてます
フルックナー協会からサンプルで送られてきたやつ
>>142 その文句そのものは上田敏が1900年7月に「十九世紀の音楽を論ず」において言い出したのが最初
160 :
名無しの笛の踊り:2006/12/14(木) 14:40:26 ID:E09Xg2hy
>>158 上にも幾つか例はあったけど、様々な打楽器を管弦楽の中で生かそうとしたのがフルックナーの特色の一つだよね。
個人的には「軍隊用小太鼓の為の3つの小さな行進曲」が好き。若書きなんでちょっとフルックナーぽくないかもしれなけど
マーラーあたりはやっぱり影響うけたのかな
マーラーは間違いなく影響受けただろうなぁ
ホルンが遠くで鳴ってる感じがする場面なんて
マラ6のアンダンテにかなり似ている…
四台のパイプオルガンによる対位法的幻想曲
ってすごい曲だね。今聞いているけど、とてもじゃないが日常聴くには耐えられない曲だ
ブゾーニもここからヒントを得たらしい
163 :
名無しの笛の踊り:2006/12/14(木) 19:29:28 ID:EHi+J2zE
>>162 その曲を演奏できる教会のことが知りたいです。
教えてください!
164 :
名無しの笛の踊り:2006/12/14(木) 20:22:35 ID:iEfWQeGH
>>157 それ、ヴノ・ゴーボーの寄稿でしょ
ドヴォとブルはまったく無関係
あいつまだそんな妄想を書き散らしてるんか・・・
フルックナー再評価が始まったのは19世紀末
彼らが名前を知るよしもない
165 :
名無しの笛の踊り:2006/12/14(木) 20:28:35 ID:iEfWQeGH
>>163 一台のオルガンによる多重録音らしいよ
スロヴェニアのなんとかってレーベルの稀少盤で
俺も聴いたことはないが・・・
166 :
名無しの笛の踊り:2006/12/14(木) 21:42:05 ID:xTzeD+r1
元々異なる教会で同時刻に演奏しその様を「幻想」するための物だからね。
でも過去に1度だけ4台同場所で演奏したことがあるそうな。
167 :
名無しの笛の踊り:2006/12/14(木) 22:31:00 ID:kcfuL0YE
ググってもCDが出てこないよ〜。
だれか名盤教えてくれ
168 :
名無しの笛の踊り:2006/12/15(金) 00:39:08 ID:moxO2Yuw
CDが欲しけりゃフルックナー協会入ればいいじゃない
Mixiでフルックナーのコミュニティに入ろうと思って検索したんだけど立って無かったよ
まだまだ知られざる作曲家なのかな
170 :
名無しの笛の踊り:2006/12/15(金) 04:15:50 ID:xGrXjBOw
フルックナーじゃなくてFrucknerで検索した?
今現在861あるよ
日本では、すべての権利を日本アントニン・フルックナー協会が持っていて、
CDや楽譜もそこからでないと買えない。
しかも会員でないといけないので、かなり敷居が高い。
しかしこれは本国チェコでも同様。
こういう権威主義的なやり方だからフルファンが増えない
>>163 この曲を演奏できる教会は、現在はリンツのフルックナーザールしかない
ググると出てくるので調べてみてくれ
173 :
名無しの笛の踊り:2006/12/15(金) 06:03:37 ID:CoJ97cIW
>>172 オレ行ったよ
なんか紡績工場を改装したボロボロのホールで
「オルガンは?」と係の人に尋ねたら案内された小部屋に
エレクトーンが4台ホコリをかぶってたよ
日本の小学校の使い古しをもらったらしい
見に行ってガッカリした・・・
174 :
名無しの笛の踊り:2006/12/15(金) 08:53:26 ID:QMlnq4WF
戦後の事後処理でそれまであったオルガンを手放したのが仇になったんだよね。
何でもそのオルガンは田中正平製作のものだったと言うから驚き。
>>135 こんなのもあった
パツヘルベル
ザイフエルト
レルリ
バツハ
スツベ
176 :
名無しの笛の踊り:2006/12/15(金) 15:55:52 ID:hSNMsbQa
>>175 もはや原型がなんだか分からなくなってる
ロッシーニもそうだがw海賊版のDVDみたいw
177 :
名無しの笛の踊り:2006/12/15(金) 16:16:25 ID:1ao+Pw50
フルックナーのオーボエとテノールのためのソナタ第七番に出てくる第二主題って、ドヴォ8の第二楽章の木管に似てる…
178 :
名無しの笛の踊り:2006/12/16(土) 02:13:41 ID:XxY1kPPp
俺が好きなのは、ヴィオラ・ダ・ガンバとサックバットのためのソナタだな。
179 :
名無しの笛の踊り:2006/12/16(土) 08:31:49 ID:ISG4qHTp
アメリカ時代末期の作品と言われる
ピアノソナタ第3006番「カリビアン」って曲聴いてみたんだけど、
どこがどう「カリビアン」なのかさっぱり分かんない・・・。
それ、フルックナーがカリブの海賊に襲われたときに、
作曲家であることを明かして、何か一つ作曲し、それが船長の心を打ったら解放してやるって言われて
作った曲じゃないの?
181 :
名無しの笛の踊り:2006/12/16(土) 09:34:49 ID:dlWRQaaZ
>>179 3006番は、二楽章の第一主題(右手アルペジオに乗って左手が勇ましく奏す部分ね)が結構有名だよね
これは後に交響曲の行進曲風な三楽章に流用されて、ナチュラルホルンが吹くんだけど……
すまん何番だったか失念した
182 :
名無しの笛の踊り:2006/12/16(土) 09:34:58 ID:GOUouLp+
それって確かアリオンソナタの逸話じゃなかったっけ?
その後難破から助けてくれたイルカに感謝したのか、
「命救われたる者の海獣への感謝」との添え書きが
フライトコッフ&ベルデル社から出ている楽譜に見える。
>>182 すまんそうだった
俺も勉強不足だなー;;
185 :
名無しの笛の踊り:2006/12/16(土) 10:42:23 ID:7J4NIbjg
アンタ・ダレティ指揮のフルックナー交響曲選集持っている人。感想キボン
186 :
名無しの笛の踊り:2006/12/16(土) 12:08:16 ID:Plmmm816
>>185 選集の全てを揃えたわけではないけれど、3点ほど聴いた限りでは
同指揮者のハイドン交響曲全集の解釈と似ていたように…
大らかな演奏でそれぞれの曲の魅力が引き出されていてお薦め。
>>180>>182 フルックナー協会でもその二説の間で論が割れているらしいよ
例によって短木誤司がチェコ系カナダ人の研究者の論文をパクって会誌に載せていた
ところで、フルックナー協会からもらったCDのリストのなかに、
Fruckner Conductor Concerto No.25 in C sharp minorってのがあるけど
これ何なの?
直訳すれば指揮者コンチェルト25番嬰ハ短調だけど…
>>186 情報ありがとうございます。
個人的には、ダレティ盤は選曲に偏りが見られるので(収録曲の4分の3が短
調だったり、全楽章がメヌエットという第4433番などの珍曲、奇曲が多数
含まれている)、購入を躊躇していましたが、ようやく大枚8万円を出す気に
なりました。
ところで、あなたはフルックナー協会の職員さんではないですよね?
フルックナースレ生き残ったな。よかった。
>>179 当時のカリブ海周辺はまだ黒人(アフリカ)音楽が浸透してなかったから、
現代の感覚で理解できないのは当然
むしろ黒人音楽浸透以前のカリブ海周辺の音楽(元カリブ音楽)の
痕跡が残ってるというのでラテンアメリカ民族音楽研究家の間では
フルックナー音楽の見直し論議が盛んだね。
そういえばアメリカ民族音楽学会とキューバ民族音楽アカデミーの
共同運営による「フルックナー分科会」の設置構想もあるらしいね。
こういうクラシック音楽分野以外では見直し論議が盛んなのに、
クラシック関係者の排他主義のあらわれなのか、
クラシック分野ではサッパリ注目されないのがイマイチ悲しい。
192 :
名無しの笛の踊り:2006/12/17(日) 06:32:46 ID:8elt+Hg5
指揮者協奏曲には、見かけ上そういった効果があるが、
本質的には、旋律においてオケ(とそれを振る指揮者)に主導権がある部分と、独奏指揮者による(通例では独自性を生かした)指揮、その両方の駆け引きを楽しむ協奏曲だ。
だから曲の指定でも独奏指揮の部分はかなり自由に揺らせるようになっている。
だから、振り方において両極端な指揮者が共演するとおもしろい。
マズアがオケ指揮、独奏指揮がテンシュテットの録音がかつてmemoriesより発売されたが、例のフルックナー協会管理曲なため、発売禁止になってしまった。
フルの「橇すべりの音楽」は、正にクリスマス向けの音楽だね。
本物のトナカイや鈴の音を使い、猟銃の音や猟犬のほえ声も入っている。
こんなに楽しい音楽を書いているとは知らなかったよ。
「おもちゃの交響曲」(34曲現存)や「音楽時計のための音楽」(89曲現
存)もお勧め。
194 :
名無しの笛の踊り:2006/12/17(日) 22:43:59 ID:u3EVt7n7
フルックナーの顔ってどんなんだろう?
デスマスクとか残ってないんだよね。
なぜか足のデス指紋は取ったらしいけど。
>>194 前スレ見れ。
ウィーンのフルックナー博物館には、フルのデスマスクと頭蓋骨から復
元した実物大の頭部が陳列してあるよ。
ここには、フルの自筆楽譜5万6千枚が保管されており、音楽学による
研究が未だに待たれているらしい。
196 :
名無しの笛の踊り:2006/12/18(月) 00:33:11 ID:OiBQLNRW
フルックナー博物館なんてあったのか知らなかった。
197 :
名無しの笛の踊り:2006/12/18(月) 04:15:27 ID:H3qmvEdi
>>196 >>96-97 先日ヨハンナ・フラームスって人の曲で、
「フルックナーの主題による変奏曲」っていうのを偶然聴いたのですが、
これって、2つのオーケストラのための協奏曲第25番の103楽章の主題でいいんだよね?
198 :
名無しの笛の踊り:2006/12/18(月) 06:33:16 ID:S2fthj29
フルックナー振ったのってカラヤンぐらい?
日本でこれだけ人気があるのに朝比奈とかは振らなかったのかな?
>>198 何しろ、フルックナー協会が保守的で、JASRACに登録していないし、
著作権使用料に法外な料金を取るので、なかなか取り上げられないらしい。
カラヤンの音源が割高な全集でしか手に入らないのも、そのあたりの事情があるのだろう。
日本アントニン・フルックナー協会交響楽団 定期演奏会
フルックナー/交響曲第9番「交響曲」ニ短調
指揮:宇野珍ポーコー
演奏:日本アントニン・フルックナー協会交響楽団
コンサートマスター:吸わない晶子
会場:日本フルックナーザール(東京都新宿区)
日時:2006年12月24日(日)13:30開場 14:00開演
・作品解説
フルックナーは最晩年の1811年、専ら故ジュリエッタの生家で、廃屋となった
ノルウェイのハンメルフェスト(ハメルフェト)より西へ120kmのところにあるログハウス(丸太小屋)を作曲小屋とし、
世間と隔離され、彼のそれまでの生涯のどの時期よりも速いペースで作品を生み出していた。
そこでこの驚くべき作品、第九交響曲「交響曲」が生まれたのである。
フルックナーはこの作品を書き終えると、完全に筆を折り、以後逝去までの数ヶ月、作曲活動を一切行わなかった。
身の回りの世話をしていた16歳のマリアが「先生、なぜ作曲を止めなさったのですか?」とたずねると、「『交響曲』を書いたのに、ほかに何が必要か?」と答えたという。
つまり、この交響曲はフルックナー最後の交響曲である。しかし、六千を超える交響曲を遺したフルックナーの最後の交響曲がなぜ9番なのか。
それは、フルックナーが逝去後、マリアも後を追うように夭逝したため、この作曲小屋の存在を知るものがおらず、20年後、ふと土地の区画整理のために訪れた公務員ズデニェク(奇しくも、フルックナーの父親と同名)が
彼の作曲小屋を発見するまで、完全に忘れ去られていたのである。
ズデニェクは友人であり、フラームスと親密な関係を結んでいた作曲家クラウス・シューマッハの助言を得て、とりあえず当時の作曲常識から外れていない彼の9つの交響曲を発表した。これらは、別の経緯を持つ10番、104番とともに、初期発見交響曲として知られる。
その一つであり、最後の交響曲となるのが、この第9番「交響曲」である。(以後、楽譜の整理作業が進むにつれ、現在知られているような膨大な作品群が浮かび上がり、結局初期発見交響曲を除いて11から番号が振られることとなった。)
つまりフルックナーもまた、9番を書いて死んだ作曲家であった。
作品の構成は、交響曲の形式を真っ当に踏襲しており、しつこいほど細部まで交響曲の形式に嵌っている。
とはいっても4楽章構成であり、作風としてはロマン派の交響曲に近い。
もはやハイドンへの執念を絶ち、一作曲家として達観したフルックナーの前衛性・保守性・奇抜さを複合したような完成度の高い作品である。
それに反して、和声的には従来の常識では考えられないような進行を持っており、マーラーのように次々と調整を変化させ、遠い調性で終止させる手法は、確かに斬新である。
しかし総じてこのような真っ当な構成の作品が、彼もみとめるところによる「最後の交響曲」を飾るのは、
従来の形式を打ち破り、さまざまな試みを音楽上で行ってきたフルックナーの作品としては驚くべきことである。
とともに、表題があらわすとおり、この交響曲は、彼の、およびそれまでの音楽史上の「交響曲」を象徴しているのである。
初演は1840年、クラウス・シューマッハ指揮、フルックナー・フィルハーモニカー(FPO)がプラハで行った。演奏時間約60分。
・演奏家について
日本アントニン・フルックナー協会交響楽団は、日本アントニン・フルックナー協会がフルックナー音楽伝道のために創設した
国内初のフルックナーの名を冠するオーケストラである。
専らフルックナーの交響曲、協奏曲をレパートリーとし、日本フルックナーザール(関東)や、琵琶湖フルックナーザール(関西)を拠点とし、
精力的な演奏活動を続けている。主席指揮者は宇野珍ポーコー氏。
以上、今月のフルックナー協会の機関紙から引用。
え、このスレって2スレ目が立ってたのか、今気づいたw
おお、フル9やるのか。
しかもクリスマスイブか。彼女いないフルックナーファンには朗報だ。
指揮者が気に入らないが聴きに行こう。
204 :
名無しの笛の踊り:2006/12/18(月) 11:07:56 ID:xC8ZcmNu
なー面白い?
この二番煎じスレ
お前が今まで立てた、数々の糞スレより面白い。
自分の立てたスレが、200以上越したこと無いからって嫉妬するなよなw
>>205だってパクリだろ
(サリエリのフルートとオーボエのための協奏曲は)モーツァルトのクソ協奏曲より断然面白い。
モーツァルトがクソ協奏曲を200以上書いたとしても、サリエリは嫉妬しない。
フルの場合には、最初から最後までティンパニの強打が続く「太鼓連打」だと
か、シャンデリアを3つ落下させる「奇跡」、奏者が一人ずつ自殺する「告別
式」、会場に放火する「火事」、会場に人食い熊を放つ「熊」、雌鳥を放つ
「めんどり」、ティンパニ30台で強打する「驚愕」などなど、ユニークな曲
が目白押しだね。
交響曲360番「リンツ」はモーツァルトの上を行くために1.5日で1曲書いたと言われる曲だけど
本当ならこれは凄い。とにかく全4楽章の交響曲が一応出来上がっている。
211 :
名無しの笛の踊り:2006/12/20(水) 08:55:09 ID:B1mPV+Uv
>>209 お前の情報源は13年以上前のだな。
「家事」以外偽作だったのが明らかになってるよ
>>210 フルックナーはモーツァルトの逸話を最初は疑っていたけど、リンツを訪れた時に本当らしいと確信して
かなりショックをうけたらしいね。リンツでのモーツァルトの行動についてあちこちで聞きまくったというし。
町ではひとかどの音楽家という程度の人物を何人か訪ねて、曲を売れと迫ったという不名誉な証言まで残っている。
その真偽はさておいても、とにかく必死だったのだろう。
モーツァルトの「リンツ」より長くするために第4楽章でこれまでの主題を振り返っているけど(そう言われているけど)
フーガで展開して幾重にも重なっていくところは見事。フルックナーも自信があったようだけど。
で、これも例によって、モーツァルト「ジュピター」の第4楽章でパクられたと主張。
正直に言って、あそこだけならばモーツァルトより上を行っているように思うんだが
なんかもう固定観念だけで嫉んでいたとしか思えん。
フルの最高傑作は、やはりクラリネット協奏曲第23番変ホ長調だろう。
交響曲と比べると、この分野はまだまだ未録音の曲が多いのは困りものだね。
フルックナー協会の怠慢としか思えない。
いい加減に、フルックナー全集出せや!
フルックナーの全集はいまチェコフィルが録音してるでしょ
完成は交響曲だけで23世紀、そのほか協奏曲、交響詩、その他の管弦楽曲も入れると
25世紀になることが予想されてるけど。
チェコ・フィルは、若干13歳の指揮者を起用して全集録音を開始したようだ。
彼のひ孫が完成させる予定。ちなみに、第二ヴァイオリンは全員小学生。
フルの量産の秘訣は、口述筆記にあったらしい。
できあがった楽譜には、ほとんど訂正の跡がないという。
単なる「書き飛ばし屋」かよ!
フルックナー自身はこう言っている。
「夢の中で作曲して、目覚めている時はひたすら楽譜を書くのだ。」
フルックナーが本気で恐れていた神に言ってもらいたかった
──着想は悪くないが推敲しないからダメなのだ。と
その点、弟のミヒャエルは生涯に1万曲程度しか作曲していないらしいから、兄き
と比べて寡作だよな。もっとも、フルも半数以上が偽作と言われているが・・・
他人の曲を適当に組み合わせて作曲したらまずいだろ、普通は
今年のFPOのジルベスター/ニューイヤーは何時間になるの?
去年は確か76時間だったような
短い曲も沢山あるんだが、フルックナーというと饒舌にして長大というイメージがつきまとう
いつだったか、交響曲1383番「大魚に飲まれた預言者ヨナの3日間」をやっていたニューイヤーコンサートもあった。
初期の交響曲第5番は、全4楽章で演奏時間20秒だよ。
日本の大作曲家、マナブ・オシオは
虎舞竜なら13章かかるところも、俺なら2小節だから、と言ったそうだ。
フルックナーも、モーツァルトなら40曲かかるところも、俺なら2小節だから
という感じなんだろう。
FPO桂冠指揮者 宇野功芳
だったらいいのになぁ
224 :
名無しの笛の踊り:2006/12/24(日) 02:41:43 ID:rGNcQX7v
今日アントニン・フルックナー協会から、注文していたCDが届いたが、間違ったものを送ってきあがった。
自分は1024番という、古典派ではまあ標準的な30分程度の曲を頼んだつもりだったが、
届いたのは演奏時間約七日を要する大作の1042番。
宅配員が随分大きな箱を抱えて来たからなにかとおもったよ。
それは大変だったな
たとえ1042番でも今は160GBのHDD1枚に収まった新盤が出てるっていうのに
今旧盤の在庫一掃セールやってたから間違えたんだろうな
1042番を交代せずに点滴受けながら一人で振った指揮者がいたな、千日回峰業にも
匹敵する医業として称えられてたが、無名の人で他で名前を聞いたことがない……
しかし、今でさえ、CDの購入には新宿か琵琶湖のフル協会行って、
その場で全額の代金を支払い、申込書に記入して、約一週間後に書留で送られてくるっていう
面倒極まりないシステムなのに、そんな間違いを犯すとはなぁ。
まったく、フルックナー協会の怠慢さには腹立たしいさすら覚える。
このような保守的な体制も、「フルックナー文化保護のため」と言っているが、これでは逆に消滅してしまう。
最近は、遠隔地に限って現金書留でも購入を受け付ける場合もあると書いてあるが、
その場合は本人確認書類のコピーが二種類必要な上、届く際にも本人限定受取郵便だから、郵便局まで出向かないといけないそうだ。
>>211 交響曲第678番「家事」は、表題交響曲の代表作といわれている作品だね。
第344番の「火事」とは別物。
第1楽章「お掃除」
第2楽章「お洗濯」
第3楽章「お料理」
第4楽章「お裁縫」
229 :
名無しの笛の踊り:2006/12/24(日) 15:29:34 ID:jyovXmid
>>228 結局「火事」も偽作じゃなかったの?
本当の作者はデンジャラスゾーンというの説が有力になってるって聞いたけど
>>226 それって、アマチュア指揮者の人だよね。事業で成功した金で、音楽と指揮を学んで
1042番だけをレパートリーにしている人、名前が思い出せないや。
>>216 フルックナーの趣味に「採譜」があったことも忘れてはならない、聞いた・聞えた
あらゆる音は旋律を伴う歌声・鼻歌の類から人の話し声、赤ん坊の泣き声、犬猫の
鳴き声にいたるまで、常に持ち歩いていた五線譜手帳に書き込んでいたと言われ、
現存するものだけでも、5万冊をくだらないと言われている。
更に大交響曲群を書く前には、自身の作曲の練習として「無伴奏楽器を伴う作曲家の
ための練習曲」(コンポーザー・エチュード)と称する、伴奏をしない楽器(群)と
作曲家(=この場合フルックナー)が舞台上あるいは観衆の前、場合によっては街頭に
立ち、そこで聞える音全てを「採譜」してゆくという一連の練習曲群(俗に言う「交響曲
への試みの曲群」)があることも忘れてはならない。
(なお、この曲群は後にジョン・ケージに多大な影響を与えたといわれる。)
現存するものだけで、「無伴奏ハープシコードと作曲家のための練習曲」5000曲、
「無伴奏ピアノと作曲家のための練習曲」2000曲、「無伴奏ヴァイオリンと作曲家の
ためのソナタとパルティータ」が6曲(J.S.バッハに捧げる練習曲)、「無伴奏弦楽
四重奏団と作曲家のための練習曲」が38曲、「無伴奏ギター又はリュートと作曲家の
ための練習曲」が2曲、「作曲家のためのソロ練習曲」が5曲ある。
特に重要なのは練習曲群の最後を飾る「大オーケストラと作曲家のための練習曲」4曲の
存在である。後に4曲が全て「交響曲第000番(トリプル0)」の各楽章に改訂され交響曲
作曲家としてのフルックナーの偉大な第1作目になったことは重要である。
まさに「大作曲家は1日にしてならず」と言えよう。
この中にシャンデリア落下奏者の方います?
フルックナーは、自分の曲にシャンデリア落下を多用(シャンデリア落下のための協奏曲まである)していますが、
それだけにとどまらず、シャンデリア落下奏者のためのエチュードまで書いているようですね。
これは、ピアノならツェルニー、ヴァイオリンならカイザーのような存在で、
基本的な落下練習、落下時間の計算問題から、フルのシャンデリア落下に多用されている、11連符や13連符の落とし方まで一通り練習できるようになっていて、
シャンデリア落下の奏者の練習では、もっとも基本的なものになってるね。
シャンデリア落下は、一見誰でもできるように見えるけど、落とし始めてから地面に着くまでに時間差があるから、
本当に熟練者がタイミングよく落とさないと、曲のリズムが狂ってしまう。
しかも観客に破片が飛び散らないようにしないといけないので、非常に難しい。(わざと飛び散らせるように、という指示のある曲もあるのだが…)
今フルックナー交響曲第1725番聴いてます
第一楽章はソナタ形式とはいえ、フルックナー風の拡大されたソナタ形式で、
主題が520個も出てくるから覚えられない。
展開部になるともうすでに意味不明
しかし、音楽学者の地道な研究の末、きちんとソナタ形式を踏襲していることが判明しているそうだね
1725番はアンタ・ダレティの演奏ですか?
ダレティは、楽譜の指定どおりに4回繰り返しを演奏しているので、1楽章の
演奏に3時間かかりますね。
第387主題は、東京音頭にそっくりなことで有名。
ダレティのフルックナー交響曲選集、
折角だからハイドン交響曲全集が出ているピリポ社から出して欲しかったな…
フルックナー協会が首を縦に振るはずはないけれど。
ところでフィリポとピリポとどちらが正式な社名表記なんだろう?
ダレティの選集を出しているのは「ダッカ」。元は「オイドン」というレーベ
ル名だったが、統合されてからは「ダッカ」と標記されている。
ちなみに、フルックナー協会盤は代々「ダッカ」の録音スタッフが仕事をして
いるらしい。シャンデリアの落下音をリアルに演出するために、録音技師のジ
ョン・オモショーが自らの頭上に落下させたというエピソードも残っている。
交響曲第34番「奇跡」に入っている悲鳴は、オモショー自身の声という説もあ
るほど。
237 :
235:2006/12/31(日) 22:48:13 ID:kIqYS7QB
>>236 ダッカとピリポを取り違えていますた…訂正d
フルックナーファンとしての根性を叩き直す為に
トイヅクラムボン社の力ラヤソ選集を30回リピートして逝ってくる
238 :
名無しの笛の踊り:2007/01/01(月) 06:02:13 ID:GwRoHIgY
新年のために書かれた交響曲第887番
“ノイヤールカンタータ”であげ
嬰ハ長調の交響的合唱曲、すばらしいなぁ。
そもそも嬰ハ長調なんて調を選択したのがすごいw
ドラティの演奏だけど、音が悪いのだけは残念だ。
すまん、ダレティ
これからフルックナーを聴いてみようと思う初心者ですが、とりあえず代表作
を50曲ほど挙げてみてください。
畢生の大作と言われる作品だけで数百曲あるわけだが・・・
そして大作=傑作では必ずしも無いという注釈が常に付いて回るし
とりあえず交響曲2000番「ミレニアム」
西暦2000年にイエスキリストの再臨があるだろうという前提の元に
最後の審判の場面を詳しく描いた作品。
偽作説も強く唱えられているが、これほどの作品をやる作曲家が
他にいたらそれはそれでさらに知りたい
再臨は必ずしも2000年では無い云々と楽譜表紙に説明があるにも関わらず
ヨハネ黙示録を具体化するために1901年以後を千年期として1年ずつ描写している。
244 :
名無しの笛の踊り:2007/01/06(土) 17:26:53 ID:Rz0Pl6Hz
とりあえずダレティの交響曲選集とフルックナーSQの弦楽四重奏曲選集を聴くべし。
30年間フル一筋で聴き続けてきた俺様に言わせれば、同時代のモーツァルトやハイドン
の作品などお戯びで作られた単なる音の羅列に過ぎないね。
フルックナー協会盤の場合には、海賊盤の方がはるかに音質が良かったりするので要注意。
245 :
名無しの笛の踊り:2007/01/06(土) 20:31:44 ID:uExbni7v
>>242 交響曲第344番「火事」や交響曲第678番「家事」の影に隠れて目立たないけど、
まずは交響曲第59番「舵」を聴いてもらいたい。
実はこの曲、ノアの方舟の物語をモチーフにしているらしく、
「舵」という表題もそこに由来するらしい。
まだ非常に若い時の作品だけど、
フルックナーの少年期の辛抱強さが伺える。
演奏は40日40夜かかる。
CDにするとおよそ700枚。
それならば、交響曲第1436番「鍛冶」も聴いて欲しいといえよう。
これは、第一主題で、鍛冶屋が金属を叩く音を真似した有名な旋律で始まる。
またロンド楽章のトリオには、金属を研ぐ音が出てくる。
構成は、フルックナーとしてはまともで、5楽章構成平均演奏時間80分だけど、お薦めといえよう。
確かダレティの選集にも入っていたはず。
59番「舵」や1436番「鍛冶」に輪をかけて無名に等しいが、交響曲第88番「仮字」もよろしく。
早すぎるジャポニズムの体現者であったと前レスで指摘されているフルックナーが
『御伽草子』を通して日本のかな文字に出会い、その印象が元になって出来上がった曲と言われる。
緩徐楽章の曲がりくねったような中心主題はひらがなを、
一方はね上がるような副主題はカタカナを表しているそうな。
古典期の交響曲らしく、三楽章構成で16分とかなりコンパクトにまとめられており、
フルックナーの長さを敬遠する向きにもお薦め。
これは残念ながらダレティの選集には入っていないので、フルックナー協会会長指揮のものを取り寄せるしかない。
交響曲第88番「仮字」で思い出したが、交響曲第1436番「鍛冶」と前後して
書かれた弦楽四重奏曲第1956番「刀鍛冶」も忘れがたい。
フルックナーは交響曲で情景描写を弦楽四重奏曲で心理描写を描くことで有名
だが、「刀鍛冶」では日本の「刀鍛冶の心理」に投影した「日本の武士道」を
描いたことで有名だよな。虚無僧の尺八を模した第1楽章の1stヴァイオリン
独奏による序奏部とか、第二楽章で現れる瞑想する刀匠の主題とか、難解で嫌だ
という奴もいるがなかなかに聴き応えがある。
たしか、フルックナーSQの弦楽四重奏曲選集にも入ってたと思うが、俺的には
メロディアンのホロデインSQの旧撰集が音は悪いがお薦め。
みなさんこの時代日本は鎖国(ry
まあ細かい事はつまらなくなるからやめておこう
>>249 鎖国といってもザル同然だったわけだが。
まあ細かい事は(ry
>>249 新井白石とシドッチの例に見られるようにだな
まあ細かい事はry
マジレスすると江戸時代、鎖国下とはいえ、色んなルート(実際抜け道は一杯あった
=薩摩→琉球、対馬→朝鮮 等々)使って、思った以上に国外との物資の交流が盛ん
だったという研究はある。
エンゲルバート・ケンプファーの『日本誌』が刊行されたのは1727年というから、
鎖国=日本が世界から取り残されたと安直に断言は出来ん罠
水差しレスで流れを崩されてはかなわんので、フルックナーの話題ドゾー↓
254 :
名無しの笛の踊り:2007/01/07(日) 00:11:28 ID:kj5jo142
ホロデインSQ旧盤もいいけど、
協会の機関誌「青いはりもぐら」第二巻第八号に添えられていた
ウェークSQの254番と257番のサンプルに感銘を受けますた。
この団体の全曲盤はないのかな?
255 :
名無しの笛の踊り:2007/01/07(日) 00:21:56 ID:Uikm3uvx
フルックナーが日本を訪れたというのは、キリストが日本で生まれたという説
と同じくらい眉唾に思えるけど、よく調べたらピアノ三重奏曲第654番「鎖国」
なんていう作品があったりするんだな。ピアノ、三味線、琵琶という編成以外
に詳しい内容は不明だが、日本への郷愁を感じさせる曲らしい。残念ながら録
音はない。
フルックナーって、フルックナー協会がある国では、協会以外だせないわけでしょ?
ってことは、後は非正規盤と、フル協会がない国からのリリースなの?
ダレティとか正規版全集出してるよね
257 :
名無しの笛の踊り:2007/01/07(日) 00:30:09 ID:Us5QkR4g
鎖国時代といっても意外にオープン
司馬江漢はコーヒーを愛飲し油絵具で絵を描いたし
レンブラントは和紙を取り寄せて版画を刷ったんだよ
>>256 ダレティ選集はニューヨークにあるフルックナーの子孫一族が運営するフルックナー
記念財団の監修で作成されたらしい。流石にフルックナー協会と言えども、その財団
には逆らえないらしいね。
江戸時代=鎖国には違いないがフルックナーの頃の日本は、
日本のルネッサンスといわれた町人文化の時代だね
天明文化から化政文化へかけての時代
娯楽文学、川柳、狂歌、国学、蘭学、浮世絵と
この時代は傑作、傑物が多く出ている。
>>255 グフタス・ゥマラー編曲の管弦楽版だったら、
サモイン・ラットルとヴェルリン・フィル=シンフォニカーで出てた気がする。
ライモン・サトル(日系指揮者)の選集もよかった
芳野功宇
今のフル指揮者ってだれ?
やっぱり、クラウディウス・アッバード?
今年の国際アントニン・フルックナー協会のニューイヤーはズイブン・ベータ氏だったね。
かなりベタな解釈だったようだけど、例年から考えると成功だったようだ。
アッバードは熱心な信者がいるので、一部のフルファンから嫌われているようだが…
ニューイヤーといえば、フルとは一見合わなそうな、
ヘルベルト・ヴァン・カロヤンが忘れ難い。
前奏曲、スケルツォ・ポロネーズとワルツ風フーガ
「真夜中のドナウの岸辺の漣に浮かぶ蓮の花の上の蝶」
なんか、普通の指揮者ならタルくて叶わないのに、
要所要所を締めまくる粛清スレスレの演奏でさすが楽壇のツァーリと
言われたのが十分納得出来るくらい凄まじい演奏で、
いまだこの時の演奏を超える演奏は聴いた事がない。
最後の「ラデェウツキー行進曲」恒例の三十重シャンデリア落としも
エレミタージュ美術館、ラーブル美術館、故宮文物博物院等々
所蔵の各国国宝級を惜しげも無く投入してるし、
何故、未だにDVD化されないのか不思議でならない。
Herbert van Carajan
>>260 ウマラーといえば、彼のウィンドボナ音楽院での同級生バンス・ロッドも
編曲に着手していたという話を聞いた事がある。
志半ばで夭折したのが惜しまれるほどの出来映えだったとか。
[X]か[L]に続けて文字を打てばいいんだよ。
カタカナに変換するときは[F7]だよ。
269 :
267:2007/01/07(日) 20:57:31 ID:0t/9t8fk
>>268 送信した後激しく後悔したから、抉らないでくれ…
ゥッダシノゥ
270 :
267:2007/01/07(日) 20:59:13 ID:0t/9t8fk
でも指摘dです
271 :
名無しの笛の踊り:2007/01/07(日) 21:17:05 ID:vJwoajuC
_____________
___ /
/´∀`;:::\< テレホマンが遊びに来たよ
/ /::::::::::|\ 僕よりたくさん曲を書いたってほんとかな?
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弟のミヒャエルも1万曲書いているらしいから、兄弟二人で10万曲は固いと
思われる。もっとも、長い曲は演奏に3日かかるけど、短い曲は2秒で終わり
だ。冗談みたいな軽い音楽から、受難曲のように超シリアスな作品まで振り幅
が大きいのもフルの特徴。
しかし、若手のフルックナー指揮者もラットル、ガツテー、バッバーノー
、ダーレマンとか徐々に増えて喜ばしい限りだが、日本人は日系のラモイン・サトル
除けば、朝雛太架史の後パッとしないのが寂しい。
274 :
273:2007/01/09(火) 03:29:59 ID:5l6gNZoD
<訂正>
ラモイン・サトル→ライモン・サトル
ウツダ・シノーポリの「序曲集」聴いて反省する。
>>272 。 。 _____________
ヽ ヾ ______ /
/ T∀と____::::::ヽ、 < うわ〜ん、余裕で負けてるよってレベルじゃないよ〜
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(___フ (__フ
名前は似てるがケント・ニイガタという人もいるらしい。
こちらは、もともと現代音楽指揮者で、
フントニン・アルックナーという、今みたいにフルが認知される前から、フルを研究し、
自分の音楽に取り込んだ作曲家の録音も、精力的に行ってる。
ちなみにアルックナーも現存の多作家で、NGC天体一つ一つに曲をつくったりしている
最近流行りの
アーノン・クー(客阿能)とかノーリン・トン(東努零)とかの
ピリオド・アプローチも最初は面白かったけど、
聴き込めば聴き込むほど何か違和感感じる今日この頃。
ピリオドとフルって微妙に合わないな。
中国系なら作曲家でもある安 振琥(アン フルク)なんてどうでしょう。
フルックナーの遠い子孫でもあるようですよ
演奏会でピアノ協奏曲第5412番をやろうと思ってます。
フル協会にロイヤリティを払い、楽譜は取り寄せたんですが、あまりの難しさに愕然としています
この曲、第一楽章は一見普通の古典的協奏ソナタ形式ですが、よくみると
10箇所以上のアインガングでは5000小節以上即興で弾く事が指示されていますし、
両端楽章のカデンツァには60万小節以上のカデンツァが30種類以上用意されていました。
この曲を弾ききった人はいるのでしょうか?
フルックナーの同士にして理解者そして援助者、
実は愛人?と言う噂もある。
クララシュー・マンが弾ききったといわれる。
てか、そもそも、マン夫人に献呈されてる曲じゃん?
それってクラウス・シューマッハが指揮したやつでしょうか。
年代を考えると仕方ないのですが、録音が残ってないのが残念です
正月休みにウィーンのフルックナー博物館を見学してきた。リニューアルオー
プンしたばかりで、日本人観光客もたくさん訪れていたよ。
目玉は、なんと言っても19世紀に作られたフルの等身大自動人形だ。自分で歩
行するだけでなく、楽器を演奏したり歌も歌える。最後にスケートリンクの上
で見せたイナバウアーは圧巻だった。
>>279 作曲家兼指揮者の
ブーレー・ズ(図武礼)も良さそうだな。この頃、ブィーン(武因)・フィルで
良い仕事してるし。
>>281 クララシュー・マン夫人はフラームスの同志にして理解者で実は愛人?
では無かったでしょうか?
ピアノ協奏曲第5412番が献呈されたのはトーマ・スマン夫人と記憶して
おりますが?
フラームスって女性じゃなかったっけ…
ロベルト=シュー・マンが弟子フラームスと道ならぬ恋に陥る一方、
妻クララシューとフラームスの同性愛関係を疑った挙げ句
発狂してセーヌ川に入水自殺を図ったのは有名な話だ。
フルックナーと交友関係があったハープ奏者兼作曲家のクルムフォルツも、セ
ーヌ川に飛び込んで自殺しているね。セーヌ川って自殺の名所だったのか?
アントワール・フルックネリの主題による無伴奏ヴァイオリン変奏曲ってすごい曲だね。
アントワール・フルックネリは、フランスのヴァイオリニスト、指揮者、作曲家。
フルックネリは1764年パリの郊外サン=ジェルマン=アン=レーで美術館職員の父ジャクと、母マリーの間に生まれる。しかし、父と母の不仲により、アントワール3歳のときに離婚。親権を放棄した母マリーからは一切愛情を受けず、離婚前には数々の虐待を受けたようである。
4歳になると、音楽熱心な父に勧められピアノを、5歳でヴァイオリンを習う。14歳でシュターツカペレ・ドレスデンと競演するなどヴァイオリンの才能を開花した。
しかし、16歳に酒に酔った勢いで浮浪者の男性と口論になり、重傷となる。この怪我で左手の指を二本切断するなどの処置を受け、ヴァイオリニストの道を断念し、指揮者、作曲家へ転向する。
後に自伝において、「そもそもこの事故がなくても、私は真っ当なヴァイオリニストにはならなかっただろう」とも書いている。18歳のときパリ大学芸術科へ入学し、作曲、指揮を学ぶかたらわ、大学オーケストラの学生指揮者として度々演奏活動を行った。
しかし、当時のフランスの雰囲気になじめず、また音楽界の保守的な気質に耐えられなくなった彼は、卒業と同時に新世界アメリカへ渡航。この地で、絶望のどん底にいたフルックナーと運命的な出会いをする。
名前こそ似ているこの二人は、(当時としての)前衛性という点で共通しており、意気投合。
幼い頃から人間関係に恵まれず、心の底で孤独と絶望を飼いならしていたフルックネリと、宿敵ハイドンの誤報を信じ込み、単身アメリカへ乗り込んだフルックナーはお互い精神的に重要な関係になり、性的なパートナーにまで至った。
そしてボストン郊外の作曲小屋で、フルックネリがフルックナーに主題を提示し、フルックネリの助言を得ながらほとんど共同作業で完成したのがこの無伴奏ヴァイオリン変奏曲である。
フルックネリの作風は、フルックナー動揺に当時の古典派にはない斬新な和音進行、リズム、奇抜な対位法、という事で一応説明がつくが、
幼い頃の記憶から、彼の精神は非常に歪んでおり、どこか人をバカにしたようなところがあり、発言には常に皮肉を包含していた。
性的嗜好においては、変態性欲とも、性的倒錯とも言われ、作品の標題やテーマとしても扱われている。
彼の作品には、火刑で断末魔を上げる魔女(op.17)といった、死刑を嘲笑するような作品、歌手にわざと違う音名を歌わせるフーガ、
聾のための音楽集、国王をバカにするためだけの歌曲などがあり、テーマとなった人への、ののしりの言葉、嘲りの言葉が、楽譜上にもはっきりと残されている。
ライナーノートより。
しかしこれだけのボヘミア生れの作曲家を採算度外視の社会主義時代にスプラフォンが
手をつけなかったのは謎だな。
なにか政治的理由でもあったのだろうか、エロい人?
郷土の偉人=偉大な人民作曲家として、党主導でスプラフォン内では、
特にフルックナーのために単独部門=レーベル「スプラフォノ」を作っていたことを
知らないとは言って欲しく無い。
もっとも、あまりに共産党指導部の支配(色)が強すぎたため、ビロード革命の
一時期不遇の時代もあったから知らない人も多いけどな。
しかし、今はそれもスプラフォンに吸収されて、
フルックナー大全集(書籍のほう)や、主要交響曲、弦楽四重奏の録音まで出すようになったからな。
スプラフォンの倉庫には、フルックナー楽曲の封印された録音が山のように眠っているらしい。
ときたま一部が流出して話題になるよね。
フルが西側で本格的に知られるようになったのは、冷戦時代が終わってから。
朝比奈 大フィルの初期交響曲集裏青買いました。
大フィルは下手なんだけど、なんか心を掴むヘタウマって感じで
朝比奈の迫力満点の指揮と見事にマッチして超名盤でした。
なんでこんな超名盤が正規で出ていないのか調べたら、
日フ協会が演奏されるのを嫌がってとんでもない高額の使用料を
要求したために、シークレットコンサートとして行われたためと知りました。
ぶっちゃけ日フ協会ってただのフルックナーのガンでしかないと思うんですが
どうでしょう?
本国チェコのフル協会が、共産主義体制のままなのをいいことに
日本では儲け主義でやりたい放題やってるのが今の日フ協会だからねえ。
これが影響して、自由に盤が出せないので、日本ではこんな知名度になっている。
ヒナ先生は、中期標題作品ライブ(各17CDs)シリーズ(1〜53)とかも出てるよ。
ただし、全部そろえると相当な金が必要w
>>294 余りにも多作でジャンル・使用楽器も多種多様に渡ったうえに、
しばしば当時の楽曲様式・技法を超越した曲が多い事で
社会主義(東側)陣営の謀略・東側の現代作曲家を総動員した国家規模の捏造説
が流された事が大きいね。未だに当時のデマを信じてる評論家も多いし。
298 :
連投勘弁:2007/01/21(日) 12:06:55 ID:AhUh5J3x
そういえば、アメリカではレッドパージ時代に
演奏禁止(即日解除)になって以降、冷戦時代はフルックナー研究自体
タブー視されてたな。
フルックナーのアメリカ時代の資料が「発見」されたのも最近だし。
アメリカ作曲家連盟の機関誌でフルックナー特集が出たのって何時だっけ?
フルックナー=ユダヤ人説が流布されたため、ドイツでもナチ政権時代には存
在しないことにされていたらしい。初めてフルが日本に紹介されたのは、戦後
の進駐軍を通して。
ところで、レコ藝で「フルックナー特集」をやるらしい。代表作と呼ばれる曲
を5百曲ほど紹介する予定だが、かろうじて録音の存在が知られている1万曲
の中からチョイスしているので、例によって中途半端な企画に終わりそうな予
感。
300 :
名無しの笛の踊り:2007/01/24(水) 01:01:27 ID:JQSMXzaA
ジュリエッタ・フルックナーの歌曲、新たに発見される
多作家で知られたアントニン・フルックナーの妻である、ジュリエッタの歌曲の自筆譜が、
新たにノルウェイで発見された。
ジュリエッタは、アントニンから作曲法を個人的に教わり、これまで数点の歌曲と、
ピアノ独奏曲、2つのピアノソナタが発見されていたが、
今回はさらに5点の単作歌曲と、6曲からなる歌曲集が発見されたという。
楽譜は、正確にはアントニンが清書したものだが、ジュリエッタの音楽的感性を垣間見る事が出来る。
また専門家によると、アントニンよりも音楽的素質に優れていたのでは?などといわれている(□イター)
301 :
名無しの笛の踊り:2007/01/27(土) 12:58:57 ID:PWo1FbnD
フルを聞いた後でハイドンの驚愕交響曲を聴いてみると、
何が驚愕なのか、さっぱりわからなくなってくる。
これで驚愕なら、フルの作品にはすべて驚愕の標題をつけなくてはならない。
302 :
名無しの笛の踊り:2007/01/29(月) 11:35:17 ID:SvRnWRX/
《ヴィオラとおばはんアルトの為のソナチネ》好きな人いる?
303 :
名無しの笛の踊り:2007/01/29(月) 13:46:36 ID:huBRbtw+
304 :
名無しの笛の踊り:2007/01/29(月) 13:55:00 ID:nnwar7VL
305 :
名無しの笛の踊り:2007/02/01(木) 21:58:33 ID:XOR4+YlK
「帝王」 Herbert von Karajan と、
フル指揮者の Herbert van Carajan は全くの別人ですよね?
306 :
名無しの笛の踊り:2007/02/01(木) 22:05:17 ID:5Yc75P5x
北極交響曲まだー?
307 :
名無しの笛の踊り:2007/02/07(水) 07:13:12 ID:pZBaZAao
カバレフスキー=コルサコフと仲良く一緒に写っている写真があるけど、あれは謎だ…
あの時代に写真はまだないだろ。
309 :
名無しの笛の踊り:2007/02/07(水) 18:49:53 ID:6DVZ4PGs
てか、コルサコフって1844年生まれなんだが
>>307 あれはミヒャエルの曾孫で、オペレッタ作曲家のヨーゼフ(1841-1930)では?
ヨーゼフとコルサコフは、一部でホモカップル説が囁かれるほど仲が良くて、
コルサコフのオペラ「雪娘と雪息子」がモスクワで初演された際には
全ての仕事を投げ出してまで鑑賞しに行ったというエピソードが残ってる。
件の写真は、コルサコフがウィーンを訪れた際に撮られた中の1枚で、
2人ともこの写真を生涯肌身離さず持ち歩いてたんだとか。
311 :
名無しの笛の踊り:2007/02/08(木) 10:41:45 ID:/LN/uchj
今、ヴェートーヴェンの主題による変奏曲聴いてます
これはいい
312 :
名無しの笛の踊り:2007/02/08(木) 11:11:50 ID:wvtSHyGw
ブルックナーってチェコ名前なの、ドイツ名前なの?
サッカーの監督はチェコ人だよね。
交響曲9曲やテ・デウムで有名な人はドイツ人(オーストリア人)だよね。
どっちかの先祖は違うのだろうか。
>>312 ブルックナー(Bruckner)はドイツ語の「橋」(標準ドイツ語でBrücke)に関連する姓で、
あえて日本語の姓に当てはめれば「橋本」ということになる。
作曲家アントン・ブルックナーの家系を辿っていくと、
15世紀初頭のイェルク・プルックナー(Jörg Pruckner)なる素封家に行き着くという。
この人は橋の近くに土地を所有しており、プルックは橋を意味する当時の方言らしい。
長らくドイツ圏と繋がってきたチェコにもドイツ系住民やドイツ語風の姓を持つ人はいる。
サッカーのチェコ代表監督の名前を確認してみたところ、
uにウムラウトが付くカレル・ブリュックナー(Karel Brückner)。
この人はチェコ出身だそうだが、その姓は標準ドイツ語に近い形であると言えるかもしれない。
ところで、アントニン・フルックナー個人の経歴は日本でもそれなりに紹介されているけれど、
フルックナー家の由来についてはほとんど聞いたことがないな。
314 :
名無しの笛の踊り:2007/02/09(金) 08:12:28 ID:fPN9f13F
>>312 おお、ありがとう。
詳しいね。こっちが無知なだけかも知れないが。
315 :
名無しの笛の踊り:2007/02/09(金) 11:13:50 ID:BYUdLGgU
やっと、シャンデリア落下の元ネタが分かった俺
モツ以前の古典派は全然分からなかった…
シャンデリアが落下したのは、モツが死んだ後のお話。
317 :
名無しの笛の踊り:2007/02/10(土) 09:53:33 ID:ijp8esdG
ええ
奇跡交響曲じゃないの?
318 :
名無しの笛の踊り:2007/02/10(土) 10:01:30 ID:1zLoMdKK
カバレフスキー=コルサコフw
リムスキーの祖先か?w
>>317 モーツァルト死亡は1791年、シャンデリア落下は1795年。
つーか何wwwこのスレwwブルックナーと勘違いしていない?
りかいに苦しむwwwwBとFを間違えるかwww
だいたい、なんでちゃんと調べなかったの?
よくこんなスレで議論してクラシックファンが自称できるねww
君は知らないと思うが、「フルックナー」でググルと去年くらいから、
かなりの人々が各個人のプログという場において、「公に」フルックナーの演奏を
講評し、かつその作品に言及しているのが分かるだろう。
我々フルックナー愛好家としては、その事実に接するたびに、今までの草の根の
苦労が実を結びつつあることに感涙の涙を禁じえない。
個人のプログゆえ直リンするのは控えるから各自任意に検索したまえ。
324 :
名無しの笛の踊り:2007/02/12(月) 15:41:40 ID:o0HFI6dX
ついにカラヤンセットよりこのスレの方が上にきてるwGoogle
フルヲタには行き渡っちまったからな
>カラヤン・セット
>>288 遅レスなんだけど、
クルムフォルツの自殺の原因は奥さんに逃げられたというか、
寝取られたというか、そんなんだったよね。
気の毒といえば気の毒なんだけど、カサノヴァのいた世紀、
ラクロの「危険な関係」が書かれた官能と頽廃の世紀に、
こんな純情な人がいたことが驚き。冥福を祈りたい。
フルックナーは、クルムフォルツ夫妻のために2台のハープのための協奏交響
曲を5曲、2台のハープのためのソナタを20数曲残しているらしい。ただし、
未録音・・・
328 :
名無しの笛の踊り:2007/02/16(金) 12:58:12 ID:SBKk4MzN
フルックナーの交響曲第2002番「シャンデリア点滅」は、光のon/offを、リズムと捉え、作曲した画期的な作品だ
現代音楽に通じるものがある
その性質上、DVDでしか鑑賞できないのが難点だが
>===ー―-- 、
///; ;;'´  ̄ ヽ\
r'///`ー ' ヾヽ
|// 三ハ
彳|: : : : : : : : : : : : ミミヘ
彡|: : : : : : : : : : : ミミミ∧
川 __. . . . . : : : : __ ト、ミミ分.、
|州似三ニ=t:::こ=ニ三三ト、 乂 !ミ仆リ
!ミミ托rリヌ::::}:: `ハrリr'` リ 川巡ー1
斗!::::::::::::::イ! :ヾ´ ,〃 }ぅソノ
ハ:::::::::::::〃 ヽ. \ /i,ビ /´
乂ト、;;;;;;込_-'_う ' \ ,/分イ
彡公=彳州川公ト、ヽ\,.彳!乂 ト、
从彡彡仏===≧ル爪州 |川 |从
乂仁三彡'彡州チ八川川川 | ト、`
彡,.ィ彡彡州川川公州州 | |人 乂ト、
_-=≦三彡'彡州州州川州 | | | !i!V 从三j ≧-
三三三三行彡公州州川川 | | | 乂| 从三=ヽ 三
アントニン・フルックナー[Antonin Fruckner]
(1739-1811 ボヘミア)
最晩年の写真
330 :
名無しの笛の踊り:2007/02/22(木) 02:01:39 ID:TgqySnw1
ねえ、このスレはネタスレだよね?
いいえ、フルックナーはみなの心に、今もなお存在します。
>>329 それ、トマーシュ・アントニン・フルックナー(1760-1848)じゃない?
作曲家フルックナーの従弟(父ズデニェクの末弟パヴェルの息子)で文筆家の。
最初のフルックナー評伝(未完)を手がけた人で、ときどき作曲家の方とごっちゃにされてる。
3月革命の混乱で命を落とし、その際に作曲家に関する資料も相当量が喪失・散逸してしまったとか…
なお、作曲家の肖像画は
>>2。
>>2の肖像画は比較的若い頃、
>>329は最晩年と記憶していたが
まあフルックナー家の人はみんな似ていたらしいからな。
フルックナー/交響曲第82番「熊」/F.アルックナーによるピアノ編曲版
フルックナー/交響曲103番「太鼓連打」/プノレックナーによるハープ3台編曲版 ほか
USO大阪西成ホール 小ホール 2/25(土)14;00開演
335 :
名無しの笛の踊り:2007/02/24(土) 09:39:55 ID:PuRfHnLq
どこが面白いの
この二番煎じスレ
336 :
名無しの笛の踊り:2007/02/25(日) 00:43:42 ID:4jyRAnn7
なにを言う。
クラヲタ的にこれだけ創作・・・・・否、研究意欲をそそられる作曲家は
そんなにいない。
二番煎じといえば模倣交響曲ってのも相当数あるらしいね
二番煎じって、これの元ネタがあるの?
339 :
名無しの笛の踊り:2007/02/25(日) 09:59:21 ID:9GwhutbE
>>338 このスレのPart.1が元ネタw
Part.1が1000行って、Part.2が当たり前のように立ったからヤッカんでいる
スレ立て人続出。
それって単に次スレが立っただけじゃないの?
当たり前。
しかもここのパート1って1000まで言ったわけじゃなくてdat落ちじゃね?
結局
>>335が2ちゃんのシステムがよくわかってない初心者でFA?
345 :
名無しの笛の踊り:2007/03/04(日) 03:03:05 ID:GdIwMASQ
フントニン・アルックナーの交響曲第82番「くま」〜ある指揮者の思い出に〜は、
ロブロ・フォン・マタチッチ没後にオマージュとして書かれた作品で、
フルックナーの同名の交響曲を下敷きに、ベートーヴェンの交響曲第七番が引用されている。
とくに第二楽章は葬送的に扱われ、死ねっていうと楽譜にメモ書きが残されているほか(訂正されnullと書かれている)、
第三楽章のトリオ部分の引用が多い。
またマタチッチが得意としたブルックナーも多数引用されている。
交響曲第55番「教頭先生」
347 :
名無しの笛の踊り:2007/03/12(月) 02:15:28 ID:jUZSTXyz
フルックナー地名付き交響曲
(番号はベーレンライダー刊 新改訂全集 第5版による)
104番:ロンドン
107番:ウィーン
119番:パリ(バリとする説あり)
136番:テルアビブ(偽作の疑い有り)
209番:バクダット又はペルシャの都(中途で破棄した同名のオペラからの転用)
289番:北京
290番:烏魯木斉(ウルムチ)
291番:四川又はマー婆(Old Mah)の街
(以上289番〜291番まで中国(オリエンタル)3部作、291番別称の「マー婆」は土地の英雄の名と
誤用した疑い有り)
306番:クルンテープ・プラマハーナコーン・〜(以下略)(通称:バンコック)
467番:カシワザキ(所在地未詳)後に全楽章を番外567番bis:オマエザキ(所在地未詳)に転用
798番:ニュー・ヨーク(英国説と米国説で未だ決着付かず、今後の研究を待つ)
801番:ユタ(一説に 湯田か?)
1098番:セント・ルイス(人名との説有り)
1170番:サン・フランシスコ(聖フランシスコのための賛歌とする説は現在否定)
1350番:ウルル(ロシア、又はオーストラリアの2説有り)
1772番「浦賀」
弦楽四重奏曲第349番「保守」
350 :
名無しの笛の踊り:2007/03/26(月) 10:00:37 ID:jJr1cdnQ
「弦楽合奏のためのシンフォニア集 第1巻〜3巻」
スゲーよこれ、とても6〜7歳の子供が作ったとは思えない
チェコから帰国したけどかの地ではフルックナー再評価の気運ぷんぷんで
没後200年祭は期待大だね!