「冬の旅」の主人公はいったい何キロ歩いたのか

このエントリーをはてなブックマークに追加
52名無しの笛の踊り
家族旅行は東北へ行くことを決めたが、東北のどこへ行くのかはまだ決めてない。
東北へ行く、と決めた時点でデカパイはようやくおとなしくなってくれて、ホッとした。
これから宿の予約ができるだろうか。うちの場合はシロ&クロも泊まれる宿でないとダメ
だから、選択肢が極めて少ない。もし予約できなかったら、デカパイと娘を宿に泊まら
せて、俺はシロ&クロとテントで過ごそうかな。そのほうが気楽かもね。

さっき夕飯の時、デカパイが娘に「お父さんが夏休みに東北へ連れてってくれるって」と
言ったのだが、娘の反応は予想外で「ふ〜ん」とつまらなそうに返事しただけだった。
「行きたくないの?」とデカパイが訊ねると、「行きたくなくはない」と回りくどい答え。
空気がキレイだよ、とか、涼しいよ、とか娘を喜ばせようとデカパイは必死だが、娘は
「ふ〜ん」と白けてる。
「お前、行きたくないの? だったら行かないよ」とデカパイが脅したが、それに対しても
「行きたくなくはない」と曖昧。
「どっちなんだ、はっきりしろ!」と一時収束していたデカパイの怒りがまた爆発。唇に
米粒をくっつけて怒る怒る。
先日に引き続いて今夜も「食事中にやめんか」と俺が止めて、食後に娘に訊ねてみた。
「復習したいもん。」 おぉ、立派な娘だ。やはり俺の子。やらねばならぬことは何が何でも
やり通す。えらい!!
「2、3日ならいいだろ」と誘っても首を振る。決意は堅そうだ。
デカパイが「お前、ずっと勉強してたら疲れちゃうよ」と自分の都合の良い方向へ娘の
気持ちを向けようとするが、娘は聞かない。

デカパイがまた不機嫌になった。眼を吊り上げてブツクサ言いながら食事の片付けを
してるし、果物の盛られた器をドタンと乱暴にテーブルに置いて行った。盛んに娘を睨み
つけてる。

家族の調整が難しいなぁ。この件、最終的にどのようにまとめ上げればいいんだろ。
娘は意地張って「復習したい」と言ってるようだし、子供だからいつまでも意地を張り続け
られるとは思えない。でも最近の娘はかなり頑固になってきてるから、ずっと意地を張り
続けるかも…。
まぁいいや。家族旅行へ行くということでこのまま計画を立ててしまおう。デカパイ怖いし。