端的に戦前にこの二人が圧倒的に録音数や流通量が多かったからじゃないの
>>491 ふたりとも今でもSP盤市場で山ほど流れてるくらいだしわざわざ復刻する珍しさがないというか
494 :
名無しの笛の踊り:2007/03/30(金) 22:30:07 ID:+zAZp2tj
>>491 シュナーベルはイマイチ評価低いけど、E・フィッシャーは一部では神様扱いのはず
復刻は割りと成功してる方では?
少なくとも漏れはEMI輸入盤の音質が悪いとは思わない
495 :
491:2007/03/30(金) 22:45:25 ID:lkc+3F+L
そうか・・・以前「愛聴している平均律」を聞かれて、フィッシャー挙げたら笑われたから。
シュナーベルの音ってEMIの復刻であんな感じ?
シュナーベルでベトソナ揃えようか考えているから。
496 :
名無しの笛の踊り:2007/03/31(土) 01:38:09 ID:ykSeRtqB
>>495 > そうか・・・以前「愛聴している平均律」を聞かれて、フィッシャー挙げたら笑われたから。
素人に笑われたなら気にする必要はないよ
音大生は古い演奏興味ないだろうから、こちらもあまり気に留める必要なし
ただ、ピアノでバッハを弾くこと自体が時代遅れなので、チェンバロの演奏も持ってた方が良いと思うけど
> シュナーベルの音ってEMIの復刻であんな感じ?
> シュナーベルでベトソナ揃えようか考えているから。
少しデッドな感じの復刻で、好みは分かれると思うが、ノイズが巧く除去されていて聴き易い
http://www.hmv.co.jp/product/detail/146108 ただ、¥5,661出すほどの価値があるかどうか
漏れはライヴ録音だと思って聴いているのでミスタッチは気にならないが、ミスが多いと萎える向きにはお薦めできない
とりあえず聴いてみたいならDocuments盤がわずか¥1,416
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1476677 EMIよりノイズ取りまくりで台無しの可能性もあるが
試しに買うならNaxosという手もある
http://www.hmv.co.jp/product/detail/106866 漏れはNaxos Music Libraryでしか聴いてないが、良好な復刻だと思う
ただ、1枚千円近くで9枚買わないといけないのが難だし、ヒスノイズみたいなサーフェスノイズが耳障り
SPならスクラッチノイズが発生するのは当然だが、ナゼかテープヒスみたいに聴こえる
フィッシャーはノイズないのに不思議
497 :
名無しの笛の踊り:2007/03/31(土) 17:13:24 ID:yPCchaAi
>>496 詳細サンクス。自分の現時点での印象だけど、
「あらえびすSP名曲決定盤」シリーズでフィッシャーのヘンデル「シャコンヌ」、大バッハ「半音階的幻想曲」
を持っているんだけど、ノイズが盛大な代わりに色彩がすごく鮮やか。
平均律はEMI盤だけど、高音効かせて聴いてる。
シュナーベルはEMIの全集の一部だけ持っているけど、何となく音がくぐもっていて気になる。
演奏はいいと思うんだが・・・ 下手に手を加えられて色が死ぬより、ノイズがバチバチの方が好き。
ミスは気にしていない。一番好きなのがコルトーだしw
前述の「あらえびす〜」シリーズで、たしか皇帝があったから、それでシュナーベルの本当の音を聴いてみようかとも考えてる。
長くなった。失礼。
シュナーベルはヒストリーやクアドロのような廉価版で聞いているのだがいまいち良さがわからない
半音階的幻想曲とフーガもフィッシャーのような神がかり的なものを感じなかった
ベートーヴェン弾きと言われるが、録音が良くなければ真価がわからないのかもしれない
シュナーベルのEMIベトソナ全集を12000円出して買った俺は・・・('A`)
500 :
496:2007/03/31(土) 18:31:50 ID:ykSeRtqB
>>497 > シュナーベルはEMIの全集の一部だけ持っているけど、何となく音がくぐもっていて気になる。
フィッシャーの方が音の抜け具合は多少良い気はする
でも、あんまり変わらないと思うけど
そもそもシュナーベルはベヒシュタインで弾いていたので、音色はスタインウェイほど響かなかったんじゃないかと思う
> 演奏はいいと思うんだが・・・ 下手に手を加えられて色が死ぬより、ノイズがバチバチの方が好き。
Pearlの「リストの弟子たち」は名復刻で、ノイズ酷いけど音は明瞭だった
ああいうのを期待してるならNaxosでも不満は残るだろう
>>498 > ベートーヴェン弾きと言われるが、録音が良くなければ真価がわからないのかもしれない
漏れも最近まで良いとは思わなかった
今でもベスト演奏だとは思わないが、楽しめるようにはなった
他の全集を色々聴いてからシュナーベルに戻ると個性的で面白いのが判るはず
501 :
名無しの笛の踊り:2007/03/31(土) 18:48:02 ID:D/Q23gz/
リストの弟子達といえばフリードハイムのスケルッツォがよかったなあ
しかし彼の録音がSPで出回ってるのをほとんど見ない
復刻する人だってそういう方から復刻したくなるものだろうし
その点やっぱりシュナーベルは不利だよね
503 :
496:2007/03/31(土) 19:40:05 ID:ykSeRtqB
>>501 日本語解説欲しい人向け
新星堂の復刻は評判悪いのであんまりお買い得だと思わない
Naxosなら1枚千円以下だから25枚で25000円以下
あ、シュナーベルの愛器はベヒシュタインだったのか。初めて知った。
505 :
496:2007/03/31(土) 20:05:52 ID:ykSeRtqB
>>505 ほほー 詳しいねえ。ケンプも好きなピアニストだから勉強になった。dd。
507 :
名無しの笛の踊り:2007/04/02(月) 11:21:13 ID:Wg4h0Xbl
おれはE・フィッシャーのひ孫弟子だ!!
バイエルはじめたばっかだけど。
508 :
名無しの笛の踊り:2007/04/02(月) 19:39:58 ID:+X4YFSnn
>>507 日本人でフィッシャーの弟子なんているの?
ひ孫弟子ならフィッシャーの弟子のドイツ人の弟子の日本人の弟子で良いんじゃないの
510 :
507:2007/04/03(火) 09:56:01 ID:PRece4k9
なんでも漏れのピアノの先生の師匠が
戦前にドイツに留学してたってきいたお。
だからE・フィッシャーの悪口はゆるさんのだ!
511 :
名無しの笛の踊り:2007/04/03(火) 11:35:14 ID:2zJL9vmm
フィッシャーの精神性の深みに裏打ちされ独特の光彩を放つ音色が奏でる演奏は
真の”音楽”が宿っている奇跡といえよう。ピアノの下手さは古い録音故気にならない。
512 :
名無しの笛の踊り:2007/04/03(火) 12:34:42 ID:t2d9LT7G BE:1475788379-2BP(0)
なにげに下手と言っているじゃないかよ
群小ピアニストの一人にしか過ぎないが、
録音媒体の威力にいち早く注目したという意味で、
フィッシャーは勝ち組。
514 :
名無しの笛の踊り:2007/04/03(火) 13:36:57 ID:t2d9LT7G BE:983858876-2BP(0)
それがオチというわけですかw
hos
517 :
名無しの笛の踊り:2007/04/14(土) 15:50:28 ID:raSANEds
今日の悲劇
西海岸から中古のSPが届いた
試しに一度かけてみると針が土埃を掘り起こしてダマが出来てしまうレベルの汚れ
こういうときは気にせずじゃぶじゃぶ水洗い
アトピー用超低刺激のボディソープがお供だ
普通はこれで特に問題はないのだけれど今回は・・・
レーベル面の印字が全部消えたw
古いアメリカのヴィクトローラの盤でした
皆様をお気をつけ遊ばせ(っていないか普通)
ヴィクトローラ盤で水洗いして印字が消えるレベルだと、
その盤は湿気に接していた可能性があります。ラベルが
粉をふいたようになっていませんでしたか?
Victorのラベル紙はかなり強靭ですが(特に初期のG.P盤など)、
戦前に日本に入ってきた盤にはしばしば同様のものが
見受けられます。赤盤だと色が甘くなっているので判ります。
レコードラベルが粉を吹いたようにサラサラするときは、
水洗いすると字が消えてしまうことがありますので
気をつけないといけません。
519 :
名無しの笛の踊り:2007/04/15(日) 12:37:40 ID:FH2bXeou
なるほどそういえばちょっとぱさっとした印字だなと思った
何事もまずじっくり状態を見てから掛からないと駄目ってことですな
にしても相変わらず勉強になりますなありがとう
520 :
名無しの笛の踊り:2007/04/17(火) 01:02:07 ID:3P7kAtv0
鰤箱発売age
521 :
名無しの笛の踊り:2007/04/20(金) 22:48:53 ID:uso9uqvV
ショパン全集のヒストリカル音源で、パハマンの「革命」の次がフリードマンの「革命」だったのは吹いた。
天と地だなw
ど、どっちが天なの?教えて?
天馬空をいくような鮮やかな切れ味のフリードマン!
大地をうごめく暗い情念のパハマン!
うまくごまかせた!
いやはや、日本語とは実に便利な言語だ。
パハマンは迷走。
フリードマンは爆走。
526 :
名無しの笛の踊り:2007/04/21(土) 00:50:43 ID:/vO7xSeV
両手で弾いてる方ならフリードマンよりパハマンのが好きだと言ったら怒られるかな。
この全集音源的にはAPRで既出ではあるけどキタインなんか入れてるのは面白い。
527 :
名無しの笛の踊り:2007/04/21(土) 08:23:35 ID:punNBHYr
パハマンの「革命」ってどうなってるの? ゴドフスキ云々ってのは何?
>>526 全篇超ビブラート電子ピアノ風のプーニョ 何考えてんだかわからんシモン・バレル等々
鰤もやってくれますな
パハマンが子犬の後にしゃべってないのは不満だがw
みんな面白いんだけど その中で名前が知れてるゴドフスキーとパデレフスキーって
どこがいいのかイマイチわからん
529 :
名無しの笛の踊り:2007/04/23(月) 13:30:26 ID:9eZWwpxP
「ロームミュージックファンデーションSPレコード復刻CD集・日本SP名盤復刻選集U」
ttp://rohm.co.jp/rmf/rmf/music2/index.html という6枚組CDにレオ・シロタが1929年に日本コロンビアに録音した
ストラビンスキー「ペトルーシュカからの3楽章(1922年作品)」が収録されていますが、
これは同曲の世界初録音ではありませんか?
私が知っていた最も古い録音は1932年のホロヴィッツです。
ライナーノーツには、「シロタは1928年に初来日して同曲を演奏会で演奏した」
とありますが、当時の日本ではストラビンスキーはほとんど紹介されていなくて
これがストラビンスキー作品の日本初演かとも思うのですが、
詳しい方いましたら教えて下さい
>>528 バレルは「とりあえず指回ってますよ」的な速度でワロタw
プーニョは葬送行進曲も入れて欲しかったなぁ。
ダイナミクスがラフマニノフと同じスタイルで面白いんだが。
というかプーニョ、パハマン入れるならプランテも入れりゃよかったのに。
531 :
名無しの笛の踊り:2007/04/23(月) 15:43:15 ID:V2/lAa9D
リストの音源って無いのかな〜。彼は手が四本あったらしいですぜ、親分!
>>529 同曲の世界初録音です。
ストラヴィンスキー作品の日本に於ける初演はもう少し早いかもしれません。
歌曲の「アカヒト」など、藤原義江がレパートリーとしていましたから。
ゴドフスキーのおもしろさはポリフォニックなパッセージで
良く聞いたことの無いようなラインを浮かび上がらせるとこかしら
なんじゃ?って思うときが結構ある
534 :
名無しの笛の踊り:2007/04/24(火) 19:14:05 ID:8tivzrM6
>>528 パデレフスキは、コルトーを越えるベタベタのルバートと、極端な解釈、でしょう。
あらえびす氏がストコフスキーと並べていたのが面白い。
ただ、電気になってからの愛器エラールの音色は素晴らしいと思う。
「別れの曲」「トリスタンとイゾルデより前奏曲(だっけ?)」「メヌエット(自作)」なんかはなかなか。
しかし「英雄ポロネーズ」「月光」なんかは痛々しいw
第一次大戦前の方がいい、と言われるが、どうだろう・・・「ラ・カンパネラ」「ハンガリー狂詩曲第2番」は、別に・・・
>>533 ゴドフスキーって、あんなもん作ってしまったので、
アムラン以上にバリバリ弾けると期待してしまうと
まずいんだよな。
確かに曲によっては恐ろしく弾けてないときもw
ただ大曲で複雑な構成の曲は意外な発見が多いのでその辺が楽しみ
謝肉祭みたいに誰がやってもどっかしらその人なりに変になる曲はともかく
葬送みたいな曲でしらん内声が浮かんでくるのを聞くのは楽しい
>>536 言われて見るとそうでから、ああいう編曲した訳だな。
しかし、鰤の箱を全部聴こうとしてもまだバレルから抜けられないでいるw。
ttp://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/04/27/15588.html SP盤をデジタルアーカイブ化して公開へ、NHKやレコ協らが協議会設立
日本放送協会(NHK)、日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本芸能実演家団体協議会、
日本伝統文化振興財団、映像産業振興機構、日本レコード協会の6団体は27日、
「歴史的音盤アーカイブ推進協議会(Historical Records Archive Promotion Conference:HiRAC)を設立したと発表した。
初期のレコード(SP盤)の音源をデジタルアーカイブとして保存し、2011年度の公開を目指す。
対象となるのは、音楽や演説、放送劇など、1900年頃から1950年頃までに国内で製造されたSP盤と金属原盤に収録された約7万音源。
例えば、「ガダルカナル沖海戦 −大本営発表−」(ニッチク、1942年11月14日にNHKが録音)、
東條英機による「大東亜共同宣言」(ニッチク、1943年11月6日の大東亜会議実況録音)、
東京放送劇団による連続放送劇「鐘の鳴る丘(第1編)」(コロンビア、1947年録音)などがある。
HiRACには、「技術検討部会」と「運用検討部会」の2つの部会を設置。
実際にアーカイブ化するにあたっての方法や音源フォーマットなどの技術面と、
アーカイブの利活用ルールの策定や関連団体との連携などの運用面から具体的な検討を進める。
2007年度は、まずテスト的に1,000音源程度によるプロトタイプを作成し、技術面や権利面などで問題点を洗い出す。
本格的なアーカイブ作業は2008年度からで、メタデータの整備やデータベースの構築を2010年度までに完了する。
この間、公開への準備過程として、Webや試聴機による展開も予定している。
具体的な内容はこれから検討するが、例えば、CD店にあるようなサンプル試聴機を
図書館などに設置して試聴できるようにすることも考えられるという。
また、あくまでも試聴だが、Webでもアーカイブを試聴できるようにする。
2010年度には一般公開や商業利用、学術・研究機関での利用に向けての検討を行ない、2011年度に運用を開始する。
ポーランドSeleneレーベルが本格的に輸入開始だそうだ
ミハウォフスキが
出会ったぁ〜
542 :
名無しの笛の踊り:
下條アトムじゃあなくなってしまったな…。
フェインベルグの平均律Get記念age