春祭は、1st 2nd とも、F管1本でミュート持参(しかも、ベルの中にスッポリ
収まるモノ)が正解と思う。
なぜなら、「"楽器2本 + ミュート"持参」の場合、駐車場代がたまらん。
楽器運搬中の体力や気遣いからも、この案を勧める。
そもそも、ストラヴィンスキーだけでなく、チャイコやラフマ、プロコや
ショスタコも含めたロシア勢の作品は、低い音が要求されても、輪郭の
ハッキリしたメタリックな音質が前提。
特に、「トロンボンが全開、テュバがメゾフォルテでモワモワ」や「トロン
ボンのピアノが遠方から聞こえ、テュバのメゾピアノが目の前で鳴る」など、
まったくサマにならない。
B管やC管のどデカい楽器でこれらを演奏すると、音量のバランスを取った
ときに、音質のバランスは取りようがなくなる。
「ラッパとホルンが余裕で全開(アシ付き!?)、トロンボンが必死で全開、
テュバがより一層全開」でこそ、これらのスコアに書かれた醍醐味が
発揮できる。ましてや弱音部分では、その傾向は強まる。
筆者の結論は1つ。
ロシアものは、F管に限る。
ところで、作曲者の指定はどうなん!??
チャイコの各曲には、明確に Basstuba とあった気がするが、それは
出版社の指定!????
作曲者からは、何も指定がないんでしたっけ!??????