【訃報】作曲家・平義久氏死去【追悼】

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1名無しの笛の踊り
平義久 〜 1938年生まれ、在仏の日本人作曲家。
消息筋によると、仏時間13日朝、パリの病院で死去されたとの事。
ご冥福をお祈りします。
ソースはウェブに発表されたのを発見次第追って書き込みます。
2名無しの笛の踊り:05/03/14 02:31:57 ID:Djblcgos
ウェブより速い君のソースはどこさ?
3名無しの笛の踊り:05/03/14 02:39:55 ID:Orn4Xttp
>>2
ごく近しい知人からの第一報。

Mes chers amis,
J'ai une tres mauvaise nouvelle a vous annoncer: Monsieur Taira est
decede ce matin a l'Hopital Bichat a Paris.
Je suis tres choquee et tres triste car meme si je savais qu'il a ete
encore hopitalise, on m'a pourtant rassure que sa vie n'a pas ete
menacee. Je m'attendais donc pas du tout ce resultat.
Desolee de vous annoncer cette mauvaise nouvelle.
Veuillez annoncer cette nouvelle a ses anciens eleves si vous connaissez
quelques uns, s'il vous plait. Parce que je ne les connais pas tous.
Il est vraiment dommage pour moi car j'esperais qu'il pourrait un jour
lire ma there sur lui.
Amicalement,
4名無しの笛の踊り:05/03/14 02:42:28 ID:Djblcgos
>>3
どれどれ…

ふーむふーむ。
あー、うん。
なるほどー。
よーく分かったよ。

ご冥福をお祈りします。
5名無しの笛の踊り:05/03/14 02:43:35 ID:Ww0Fvq+l
>1
マジで?
6 ◆30rKs56MaE :05/03/14 02:47:17 ID:Orn4Xttp
本当らしい。
漏れも関係者というか元生徒なので、非常にショックを受けている。
とりあえずトリップつけます。

今メールをくれた知人に電話しようとしているのだが繋がらない。
7名無しの笛の踊り:05/03/14 02:57:07 ID:Djblcgos
実はドッキリだったんだぜHAHAHA!ってメールが来たら通報祭になるな
8 ◆30rKs56MaE :05/03/14 03:02:27 ID:Orn4Xttp
別の日本の方から詳細メールを頂きました。
これは相当ショックな内容だったのでここへ公開は出来ません。
前から病気をされていて、快方へ向かっているとは聞いていたのですが、
突然容態が急変したらしく、とても残念です。
9名無しの笛の踊り:05/03/14 03:06:23 ID:X7SCYbWB
平も逝ったか。日本の楽壇はけっきょく彼に冷たいままだったな。
10 ◆MG64yE6TCE :05/03/14 09:17:54 ID:??? BE:65753497-#
ご冥福をお祈りします

柴田や高橋が「オーケストラなんてアナクロじゃん!」などという
ふざけた発言をしている中で
平は「オケ作品を書くのなら、調性音楽のオケ編曲ができることが前提です
無調のオケ作品は、その伝統の上に成り立っているのですから」
と厳しい態度で晩年まで臨んでいたことが忘れられない。
11 ◆MG64yE6TCE :05/03/14 09:20:25 ID:??? BE:25049164-#
なお生年が1938年の記載、1937年の記載の物と複数あるのですが
1937年が正解だそうです。
日本の作曲20世紀に紛らわしく書いたのが原因らしい。
12( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/14 11:56:47 ID:JjNTBXZs
>>3
親愛なる友よ、あなたにとって残念なお知らせだ。
平さんがパリのビシャ病院で今朝亡くなった。
入院しているとは聞いていたが、とてもショックで哀しい。

こうなることをまったく予測していなかった(この場合の
pas du toutは否定の意味合いでいいの?)。
この知らせを伝えるのは私にはつらいんだ。

このニュースをどうかあなたの知人に知らせてほしい。
私はあなたの知人を全部は知らないから
(全員知らないともとれた)。
本当に残念だ。平さんが〜することができる(訳できず)
と思っていたから。

草々

--------------------------------------------
こんな感じ。
とりあえず、1さんにとっては「ごく親しい知人」である人は、
1さんのことを「友達」だと思っていることだけ理解した。
13名無しの笛の踊り:05/03/14 14:31:47 ID:Orn4Xttp
>>12
わざわざ訳していただいて乙です。

> とりあえず、1さんにとっては「ごく親しい知人」である人は、
>1さんのことを「友達」だと思っていることだけ理解した。

いや同報メールだし・・・mes chers amisで複数形。
ごく近しいのはそのメールの人が平先生とごく近しいという意味。
とりあえず電話連絡は取りました。

そういえば経歴もなにも貼っていないのでとりあえず。
http://brahms.ircam.fr/textes/c00002036/
と思ったらまとまった記事がIRCAMしか出てこない。
書籍だと「日本の作曲家20世紀」音楽の友社(ムック)、
「作曲の20世紀II」(長木誠司編、音楽の友社)など。
14名無しの笛の踊り:05/03/14 20:48:25 ID:Orn4Xttp
ふと思い出したのだけど、1974年だったか、クロモフォニーのN響日本初演に際して
湯浅譲二と武満徹が同席し、湯浅氏のコメントとして「平さんは私たちの影響を
受けているみたいですね」というような趣旨の発言をしたのをその文章の著者が聞いた、
という日本語の文章をどこかで見たような気がするのだが・・・どこだったのだろう?
手持ちの文章を全部ひっくり返してみたけど出てこない。
あるいはCDかLPのブックレットだったかもしれない。手持ちのものには書いておらず、
そのうちユネスコのだけは海外版をすでに持っていて、どこかの図書館で国内版として
発売されて日本語解説が別冊で挟まっていたのを見て、そのときだったのではないか
とも思うのだが・・・
ユネスコのCDというのはこちら。
http://portal.unesco.org/culture/en/ev.php-URL_ID=6927&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html
どなたか心当たりはありませんか?
15名無しの笛の踊り:05/03/14 20:58:58 ID:Orn4Xttp
16名無しの笛の踊り:05/03/14 21:10:33 ID:1BwnYrD+
この人のCD聴いたことあるけどなんか地味だよね。
俗受けはしないと思う。
17名無しの笛の踊り:05/03/14 22:31:12 ID:gjyvpR8x
知識をひけらかそうとして滑った>>12がいるのはここですか?
18( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/14 23:03:21 ID:JjNTBXZs
>>13
ご指摘感謝。
『音楽芸術』のバックナンバーに面白そうなのがありそう。
せっかくだから、あなたがまとまった記事を書くといいべ。
雑誌に投稿するなり、あなたのサイトに載せるなり。

>>17
おお、ここだべ。
19( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/16 00:10:50 ID:lUZLX2uR
アルトーさんが『ル・モンド』に寄稿した訃報記事。
http://www.lemonde.fr/web/recherche_articleweb/1,13-0,36-401686,0.html
20 ◆30rKs56MaE :05/03/16 01:16:41 ID:irv69bQ7
Yoshihisa Taira, compositeur japonais
LE MONDE | 15.03.05
Un maître de l'orchestration.

Yoshihisa Taira, compositeur, s'est éteint dimanche 13 mars à l'hôpital Bichat-Claude Bernard à Paris.
Les conséquences d'une longue maladie qui l'avait frappé en 2002 ont eu raison de lui, malgré son combat courageux.

Né en 1937 à Tokyo, Yoshihisa Taira a suivi ses études musicales dans sa ville natale,
le piano tout d'abord, puis l'écriture et la composition.

Disciple et grand admirateur de Toru Takemitsu de sept ans son aîné,
il en suit les conseils et vit assez étroitement dans son sillage.
Il sera pendant plusieurs années son traducteur en France ; ses liens amicaux ne se démentiront jamais.
21 ◆30rKs56MaE :05/03/16 01:18:46 ID:irv69bQ7
>>19 ありがとうございます。全文引用させていただきます。
↑という文章が消えてしまったので再度カキコ。では続きを。

La découverte de la musique française à la charnière des XIXe et XXe siècles,
et particulièrement celle de Claude Debussy, déclencha un tournant décisif dans sa carrière.
A partir de ce moment, il n'eut de cesse de venir étudier en France. Ce désir fut
rapidement renforcé par sa rencontre avec les musiques d'Olivier Messiaen et d'André Jolivet.

Le pas fut franchi au milieu de l'année 1966 où il entreprit, par air tout d'abord jusqu'à Moscou,
puis par bus et train jusqu'à Paris, un long voyage de trois semaines qui lui fit découvrir
l'Europe orientale et occidentale. En août 1966, il suivit les cours d'été de l'Académie de Nice
comme étudiant en direction dans la classe de Louis Forestier.

C'est là que je l'ai rencontré pour la première fois. Un mois plus tard,
Taira devint élève de composition au CNSM de Paris dans la classe d'André Jolivet
qui détecta immédiatement en son nouvel élève un talent exceptionnel.
22 ◆30rKs56MaE :05/03/16 01:20:23 ID:irv69bQ7
A PARIS

La vie en France ne fut pas facile pour le jeune Taira.
Confronté à une culture si différente, parfois même antipodique à la sienne,
il prendra progressivement conscience de ses racines profondes. Paradoxalement,
c'est à Paris qu'il réalisa la place essentielle et refoulée jusqu'alors de l'art japonais traditionnel.

Sa musique en témoigne : très imitatrice de l'art européen et des dictats de l'école de Darmstadt
des années 1960, c'est en 1969 et 1970 que résolument, elle devient moins décorative, plus méditative dans
l'esprit et dans la technique ; une merveilleuse synthèse Orient-Occident, inspirée en cela encore une fois
par Toru Takemitsu mais aussi par Yaritsune Matsudaira.

C'est aussi de 1969 que datent les premières œuvres pour flûte de Taira.
Hierophonie IV tout d'abord, puis Maya pour lesquelles André Jolivet m'avait dit toute son admiration.
Comme son maître, Taira était en effet un grand humaniste, et comme lui également la quête spirituelle
était le moteur de sa création.
23 ◆30rKs56MaE :05/03/16 01:22:06 ID:irv69bQ7
J'eus le grand honneur de travailler tout au long de sa vie avec lui et de créer toutes ses œuvres
pour flûte au nombre d'une trentaine.

Certes, Taira s'est rapidement affirmé comme un grand maître de l'orchestration mais si son répertoire
très vaste s'adresse à tous les instruments, à toutes les formations possibles, du solo à l'orchestre
symphonique en passant par la musique de chambre et l'orchestre de chambre, c'est toutefois avec
la flûte traversière que Taira entretient la relation la plus remarquable.

Il ne faut pas voir là le simple hasard de notre rencontre et des liens profonds d'amitié qui nous
lièrent pendant presque quarante ans. Plus profondément, cet instrument frêle mis en œuvre par
le souffle humain était peut-être à son insu le meilleur vecteur de son chant intérieur,
de cette "prière qui le faisait être".

Ainsi sa carrière pratiquement commença (Hierophonie III) et finit (Ambre pour deux flûtes)
avec le souffle de la flûte traversière.

Pierre-Yves Artaud
• ARTICLE PARU DANS L'EDITION DU 16.03.05
24 ◆30rKs56MaE :05/03/16 19:18:34 ID:SHDtbPrH
毎日新聞出ました。読売新聞にも紙面では載ってます。


訃報:平義久さん 67歳 死去=現代音楽の作曲家

 平義久さん67歳(たいら・よしひさ=現代音楽の作曲家)13日、肺炎のため
自宅のあるパリで死去。葬儀はパリで近親者のみで行う。追悼演奏会を計画
しているが、日程は未定。自宅は非公表。

 東京生まれ。東京芸大卒。66年からはパリを拠点に欧州で活躍、
エコール・ノルマル音楽院などで後進の指導にも当たった。「生命を持った静寂に
耳を傾ける孤高の作曲家」と評され、代表作に「メディタシオン(瞑想)」「彩雲」などがある。

毎日新聞 2005年3月16日 東京夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/03/16/20050316dde041060024000c.html
25名無しの笛の踊り:05/03/16 19:20:20 ID:SHDtbPrH
読売新聞もウェブ上で発見。

平義久氏=作曲家

 平義久氏(たいら・よしひさ=作曲家)日本の関係者に入った連絡によると、
13日、パリ市内の病院で肺炎のため死去。67歳。

 東京芸大を卒業後に渡仏し、パリ国立高等音楽院でオリビエ・メシアンらに師事。
そのまま現地を拠点に活発な作曲活動を続けた。パリ・エコール・ノルマル音楽院教授も務めていた。
(2005/3/16/12:54 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/obit/news/20050316zz03.htm
26名無しの笛の踊り:05/03/16 19:22:22 ID:SHDtbPrH
朝日新聞。


作曲家の平義久さん死去

2005年03月16日12時25分

 平 義久さん(たいら・よしひさ=作曲家、仏エコール・ノルマル音楽院教授)が
13日、肺炎で死去、67歳。葬儀は近親者のみで行い、後日、しのぶ会と
追悼演奏会をフランスなどで催す予定。

 東京生まれ。東京芸大、パリ国立高等音楽院卒。66年からパリに住み、フランス
レコードアカデミー賞など多くの賞を受賞した。日本では02年、水戸芸術館が
委嘱した「室内管弦楽のための〈彩雲〉」が、小沢征爾指揮で初演された。

http://www.asahi.com/obituaries/update/0316/001.html
27名無しの笛の踊り:05/03/16 22:39:42 ID:3KkbZMoR
ストラスブールの「ヒエロフォニーV」を聴きながら追悼中
28( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/16 22:51:08 ID:lUZLX2uR
>>20-26
気持ちはわかるが、何も全文《転載》(こういうのは引用とは
呼ばないの)することはないべ。
特に、アルトーの書いた文章。
ル・モンドやアルトーさんが発見したら何か言うだろうと見た。

そんなことより、弟子と主張するのなら追悼曲を作曲すること。
29 ◆30rKs56MaE :05/03/17 01:21:59 ID:zp6yJlId
確かに「転載」と最初から割り切って書くべきだったかも。
新聞社のサイトは記事が消えるのが早いので、転載しないとウェブ上に残らないという考えもあった。
しかし確かに著作権としては問題なので、以後新しい記事を見つけたらとりあえずリンクを貼ることにします。

追悼曲は作曲家として書くことは使命でしょうね。一段落したら取り組みたいと思います。
30名無しの笛の踊り:05/03/17 02:05:16 ID:Gdt5w/Kk
>>29
作曲家とは驚いた。


……平先生のご冥福をお祈りします。
31名無しの笛の踊り:05/03/17 15:42:18 ID:zp6yJlId
32名無しの笛の踊り:05/03/17 16:19:43 ID:zp6yJlId
静岡新聞のリンクが間違っていたので訂正。
ttp://www.shizushin.com/local_fuhou/2005031601006627.htm

というか全部のリンクをttpにするのを忘れた_| ̄|○
33名無しの笛の踊り:05/03/17 18:01:27 ID:n0l6XIZ9
追悼演奏会は日本でもやってくれよ・・・・・。
せめて室内楽でいいからさ。
34名無しの笛の踊り:05/03/17 19:05:47 ID:Y4kLdZlQ
最近聴き始めて良いなと思って注目してたのに・・・。合掌。
35 ◆30rKs56MaE :05/03/17 19:17:02 ID:zp6yJlId
最後期の作品として僕が確認しているのは以下のものです。?付きは詳細不明。

2002 室内オーケストラのための「彩雲」 小澤征爾指揮、水戸室内管で初演
2003 ソプラノと室内アンサンブルのための Rétour
 奈良ゆみのソプラノ、リヨンで初演、アンサンブル名不明
 (日本語とフランス語の歌詞を使用)
2003 室内アンサンブルのための作品? タイトル不明?
 (中間部でのトランペットが特徴的らしい?)
2004 フルートオーケストラのための24人編成の作品?
 ピエール・イヴ・アルトー指揮、オルケストル・フランセーズ・ド・フリュートで初演?
 (過去にもう一曲32人編成のフルートオケ曲「フラウティッシモ」がある。
 そちらはADDAでCD出版されているが、現在ADDAは廃業しCDも廃盤。
 それとは別にオランダ・フルートオーケストラの録音もあり)
36名無しの笛の踊り:05/03/18 17:42:29 ID:pWFjFd7i
74年、クラを聴き始めて間もない頃だったが、N響のクロモフォニーをFMで聴き、
何て繊細で美しい音楽なんだろうと、陶然となった。
その後、30年近く、再びあの曲を聴きたいと切望していたが、数年前に、
ようやくCDが出た。
思い出の中で美化されているだけではないのか、と、不安を抱きつつ聴いた。

記憶にあった通りの音楽だった。

長文、スマソ・・・
37( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/18 21:39:00 ID:4yx4d6sl
>>29
使命である必要もないべ。
そんな人ばっかりだったら、作曲界は追悼曲だらけになる。

個人的には追悼論文の方がありがたいのだけど、
言いだしっぺとして期待しておく。

>>33
30rKs56MaEさんたちか、平さんと同世代の人たちが、
じきに企画してくれるだろう。
38( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/18 21:50:41 ID:4yx4d6sl
39名無しの笛の踊り:2005/03/22(火) 12:19:18 ID:S4HO/x2+
葬式などの内部関係の情報はここに公開しない方がよいと思うので、
もし心当たりのある方は関係者に問い合わせて下さい。
追悼文や演奏会など公開できる情報は入手次第また書き込みます。

しばらく追加情報もなさそうなので、代表作などについて。

メディタシオン
ttp://www.fnac.com/Shelf/article.asp?PRID=388387&OrderInSession=1&Mn=9&SID=4462abbc-cf5c-9839-4b67-f51d01fb31a3&TTL=150320051253&Origin=FnacAff&Ra=-29&To=0&Nu=9&UID=07822925a-c5a1-6eb3-15bd-e4d4213d3e60&Fr=3
本人が自身の代表作と言っていた作品。30分ほどの大作オーケストラ曲。
輸入版で少し前の出版なので現在はやや手に入りづらくなってはいるが、代表的なCDであるのは間違いない。
カップリングは声を伴うフルートソロのための「マヤ」。

クロモフォニー 他
平義久オーケストラ作品集 フォンテック
メディタシオンと並ぶ大作オーケストラ曲。1974年にN響が日本初演した。
国内版として発売されていることもあり、日本ではこちらの方が良く知られるだろう。
1980年代以降の2作品「ポリエードル」「モクシャ・ヴィモクシャ」とカップリング。

Oeuvres pour flute フルート作品集
http://www.fnac.com/Shelf/article.asp?PRID=404306&OrderInSession=1&Mn=9&SID=4462abbc-cf5c-9839-4b67-f51d01fb31a3&TTL=150320051253&Origin=FnacAff&Ra=-29&To=0&Nu=7&UID=07822925a-c5a1-6eb3-15bd-e4d4213d3e60&Fr=3
ピエール・イヴ・アルトーなどが積極的に紹介したこともあり、フルート作品は特に評価が高い。
楽章ごとに異なるフルートを用いる「イエロフォニーIV」をはじめ、2本のフルートが見計らいで合奏する「サンクロニー」、
前述の声を伴う「マヤ」なども収録。こちらは比較的容易に入手可能と思われる。

なお「イエロフォニー」は1と2が室内アンサンブル(編成はそれぞれ異なる)、3がオーケストラ、4はフルートソロで、
5がパーカッション・アンサンブルとなっており、5は特に様々な演奏団体が録音している。
40名無しの笛の踊り:2005/03/23(水) 12:50:06 ID:h+cdM5iO
オケの個展を日本でやるとしたら、メディタシオンははずせない。

最近は、若干の小編成オケが、いちおう国内にもあるわけだから、
やや小さめのオケ作品がいくつかあったはずなので、それらも
まとめて取り上げてほしい。

しかし、生きてるうちに取り上げろってことだよね。
41 ◆30rKs56MaE :2005/03/23(水) 14:22:14 ID:79ZwE4SB
発売音源は無いが放送で以前NHK-FMに取り上げられたものがいくつかある。
まず99年秋の「現代の音楽」でNHKのスタジオで東京フィルがスタジオ録音したもの。
この時はポリエードル(フォンテックのCDにも収録されている)、彩層、トゥルビオンの3曲だった。
続いて2000年の「海外現代音楽特集」(司会は猿谷紀郎)で、ラジオフランス・プレザンス音楽祭
の中のフランス国立放送フィルの演奏として、室内オケ曲「デルタ」が放送された。
この時は望月京の「ラ・シャンブル・クレール」の演奏も放送されたのだが、これの演奏が
かなり悪い出来だったようなので、「デルタ」も平本人が必ずしも満足していたかどうかは分からない。
42名無しの笛の踊り:2005/03/24(木) 20:26:52 ID:Obwh3eFH
>>41
え〜ん、みんな知らなかったよ。

よほど気合いを入れて番組を探すか、現代音楽が好きな友人をつくるかの
どっちか・・・かなあ。

「彩層」って、アマチュアだか青少年向けだかって曲だったかしら。
43名無しの笛の踊り:2005/03/26(土) 16:38:02 ID:T1GkXo+j
トゥルビオンは6人の打楽器とオケの曲(打楽器だけの版もあるよう)。
デルタは、木管1本ずつ、打楽器3、ピアノ、ハープ、ヴィオラ、チェロ、コンバスの
ための曲。彩層はわからない。
44名無しの笛の踊り:2005/03/31(木) 22:17:56 ID:AwqzTg0L
age
45 ◆30rKs56MaE :音盤暦128/04/01(金) 22:29:54 ID:HjNJKGpG
お葬式に行ってきました。
場所はペールラシェーズ墓地の丘の上にあるコロンバリウム(火葬場)です。
参列者は師デュティユーやイヴォンヌ・ロリオ、盟友ポール・メファノをはじめ、
作曲家や音楽家、また多くの生徒などに囲まれて、故人も幸せそうでした。
特別大きな花束を贈ったピエール・イヴ・アルトーが全体の式進行を務め、
弔辞の後フルートでジョリヴェの五つの呪文の抜粋、平義久本人のイエロフォニーIV、
そしてアルトーの弟子と一緒に最後の作品だというフルートデュオ曲を演奏し、
火葬中には代表作メディタシオンのCD、次いでドビュッシーの前奏曲集の抜粋が流れていました。
天気予報では雨のはずでしたが実際は晴れて、外にはお花もきれいに咲いており、
お見送りには最も良い日和でした。
改めてご冥福をお祈りいたします。
46名無しの笛の踊り:音盤暦128/04/01(金) 22:46:46 ID:Ietk2N7m
>>45 心よりご冥福をお祈り申し上げます。
47 ◆30rKs56MaE :2005/04/02(土) 23:38:55 ID:EUYk0kIz
エコールノルマル音楽院では、生徒たちの定例学内演奏会Midi et Demiの枠を使って
さっそく追悼演奏会を企画しているようです。
ピエール・イヴ・アルトーが演奏や企画面でバックアップしているようで、
Salle Cortot(Metro:Malesherbes)で4月14日12:30に実施されるとのこと。
最後のフルートデュオ曲はAmbre(=琥珀)という題名だそうです。
一般の追悼演奏会も早く行われると良いのですが。
48名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 01:46:08 ID:6NyeMTjc
保守上げ。その後追加情報はなし。
NHK-FMの「現代の音楽」で追悼番組でも取り上げられそうなものだが、
来週は番組そのものがつぶれて無し。再来週に期待。
石井眞木の時は、すぐに追悼番組に差し替えられたのにね。
個人的には「彩雲」の再放送をきぼん。
49 ◆30rKs56MaE :2005/04/09(土) 01:00:42 ID:7a4mReJ6
Salle Cortot (78 rue Cardinet 75017 Paris)
Jeudi 14 avril 2005 à 12H30 Concert Midi et Demi 12時半のコンサート
平義久追悼演奏会、平義久およびエディット・ルジェEdith Lejetのクラスの生徒による

Yosihisa TAÏRA :« Hiérophonie IV » (2ème mouvement) pour flûte en ut solo (5’)
- Hui-Mei CHEN - flûte
Yoshihisa TAÏRA :« Maya » pour flûte basse solo (6’)
- Pierre-Yves ARTAUD - flûte
Yosihisa TAÏRA : « Ambre » pour deux flûtes (4’)
- Carine DUPRE et Pierre-Yves ARTAUD - flûtes
Yosihisa TAÏRA : « Fu-mon » pour quatuor de flûtes (9’)
- Evgueni KAKANOV, Carine DUPRE, Metod SIRONIC, Pierre-Yves ARTAUD - flûtes

et oeuvres des leurs &eaacute;l&eagrave;ves および学生たちの作品
50 ◆30rKs56MaE :2005/04/09(土) 01:05:08 ID:7a4mReJ6
知人から送られてきたのをそのままコピペしたが、
良く見たら4つのうち3つまでがYoshihisaの最初のhが抜けてる。
先方には急いで返信しておこう。
51名無しの笛の踊り:2005/04/11(月) 21:31:48 ID:4A4cHkPe
>>49
Hui-Mei ・・・・

「はい、だけど・・」さん、かな。
52名無しの笛の踊り:2005/04/14(木) 19:08:46 ID:Ci4tC2FQ
いろいろ情報を書かれてらっしゃる方は、フランス在住で、
演奏会に行かれたのでしょうか。
もしよろしければ、演奏会の報告、お願いします。
53名無しの笛の踊り:2005/04/19(火) 19:32:11 ID:J7/o4IM8
age
54名無しの笛の踊り:2005/04/19(火) 23:24:09 ID:iQwC4wdf
30年位前日生劇場でイエロフォニーを聴いた記憶がある
確か演奏はストラスブールPアンサンブルだった
終曲に向かって柔らかい音でコロンコロンという長大な
クレッシェンドにとても心が癒された
この日はこの曲がメインだった
55名無しの笛の踊り
>>54
その曲、同じくパーカッションストラスブールの演奏で聴きましたが、
ゾクゾクしました。まさにその最後の所です。