135 :
名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 23:05:39 ID:VyvpnXvp
私はミヨー大好きです。
けしてオーケストレイションがうまかった とは言えないけれど
地中海序曲なんて、素敵だと思う。
スカムーに続いてマルティニャック島をやったんだけど、当時は題の意味がわからなくて
調べないままに弾いてたんですが、偶然ピカソのリトグラフ展に行ったとき、
黒人のいる島なんだとわかって、それでビギンなんだ と わかりました。
アックスのカーニバルも 交響曲6 7も どんちゃん感は否めないけど
無調とかって意識して思わなくてもいいくらい メロディックだし和声感も伴ってるし
私は抵抗なくきけるんですが、大嫌い っていう人もいるんだろうな…
そういえば家に春の楽譜がある事を思い出した。 誰か一緒にやりませんか…
136 :
$:2005/04/08(金) 12:37:28 ID:+nZI0JY/
アメリカのバート・バカラック、
みんな知ってます?
カーペンターズ「クロス・トウー・ユー」
「雨にぬれても」「ニューヨーク・シテイ・セレナーデ」等々、
大ヒット・メーカーの作曲家(ジャズ・ポップス系)。
彼が、アメリカ時代のミヨーに習ったそうデス
>>135 アックスじゃなくてエクスね。
プロヴァンスの中心都市。
ネタだったらスマソ
マンシーニとも交友があったとか。
139 :
名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 20:34:05 ID:jrHvt1us
135です
すいません、何か間違えて記憶していました。恥ずかしい…失礼しました
140 :
名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 20:38:12 ID:RIdTHPWF
>>139 なんちゃない、なんちゃない!
ここは、陽気なプロヴァンス人=ダリウス・ミヨーの
スレだからね!
かの有名なフィリップ・グラスも彼の弟子だけど、フランス文学(というかコクトー)を題材にする事が多いあたり
師匠の片鱗がうかがえるね。もっとも彼はその後シャンカールに多大なる影響を受けたわけだが。
142 :
テガタじじい:2005/04/08(金) 23:43:19 ID:4H/CM2Iz
NHK「ラジオ深夜便」を何となく聴いていた時、「ここで音楽を、曲はカリオカ」。
すると、ギターの演奏で、「タタンタタタンタタアン、タタンタタタンタタアン」(失礼)
というどこかで聴いたメロディが・・・。あ、これは「牛」の中の好きなメロディだ!
私は、それまで「カリオカ」というラテンの有名曲を知らなかったのでした。
143 :
名無しの笛の踊り:2005/04/11(月) 01:14:27 ID:gbtJlI0Q
139です なんちゃないさん ありがとうございます。ミヨーの自伝 幸福だった私の一生 でしたっけ
ほんと、きいてるほうを陽気にする人です。
フィリップ・グラスも弟子だったのですかー 初耳です。
あんまりグラスの事を知らないのですが、ミヨーも彼も 脊髄反射みたいな音楽だなー と私は感じます。
懐かしくなって3年ぶり位にミヨーの曲を色々きいていました。
プーランク程気をはらず 鼻歌上等のミヨーをきいていると
曲の終わりに必ずと言っていいほどにやけてしまいます。
カリオカ リオっ子の事でしたっけ。
ミヨーはよっぽどブラジルの気性に合ったんでしょうねー
ちなみに私 先の自伝 タイトルだけでおなか一杯になってしまって
結局読まずしまいです
144 :
テガタじじい:2005/04/12(火) 20:39:34 ID:GGRUGUtc
実家になぜか属啓成さんの作曲家別音楽事典(相当昔の本らしい)があり、その中でミヨーはミローと
表記されてました。ちなみにオネゲルはオネガーでした。
145 :
うなぎいぬ:2005/04/13(水) 18:41:32 ID:1tAE8tgP
>>135 「春」協奏曲を、ね?
彼の春は、ふっと、吹きすぎていく、軽やかな頬風。
日本人だったら、サクラ満開〜、て感じに派手に作りそう(黛なんか)。
そこがさすがに粋だね、ダリュスは!
146 :
うなぎいぬ:2005/04/13(水) 18:47:36 ID:1tAE8tgP
>>145につづけて。
「世界の創造」にしても、例えば、ハイドン「天地創造」の真横に
並べてみるといい。
・・・漏れは、はじめて聴いたときに、
この男のスケールと、高い知性と、ユーモア・陽気さとに
すっかり参ってしまったもんさ!
147 :
132:2005/04/16(土) 12:10:27 ID:ycBls6H3
>>133 >以前、FMで恐ろしく抑揚のない「牛」の演奏を聴いたことがありました
それ、ミトロプーロスかも。演奏時間は15分だけど、ね
>>134の自作自演版では、たしかに13分位だけど、抑揚ないわけでない。
バーンスタインの”腰振りダンス”ほど派手でないにしても、
太陽を全身に浴びた、生き生きしたリズムにあふれている
148 :
テガタじじい:2005/04/16(土) 17:17:31 ID:GyWYU2fY
>>147 情報ありがとうございました。
自作自演版の「牛」ではありません。これは仰られるように、抑揚もあり、
楽しい演奏だと思います。
私が聴いたのは全く抑揚がない感じの演奏で、何というか、ただ惰性で演奏を
しているというような、そんな「牛」でした。
15分という演奏時間からして(これもはっきりした記憶ではないのですが、やたら短かった)
ミトロプーロス(この方、巨匠なんですか?)の「牛」だったのかもしれませんね。音源はステレオだったと思いますが。
149 :
名無しの笛の踊り:2005/04/16(土) 21:21:21 ID:zO3amNU0
パリ爺のSQ全集を買ったんだけど、すんごく面白いところと、なんでSQでやろうとするかな、
っていうところがあって落ち着かない。
150 :
名無しの笛の踊り:2005/04/16(土) 21:52:46 ID:gXnQYtne
四重奏曲2つ(14と15だっけ)を八人で一緒に演奏した録音ってないの?
>>150 過去にはあった(仏EMI)。CD化されてるかは未確認だけど
そのパリジイのやつに入ってるんじゃないの?八十層局。
153 :
名無しの笛の踊り:2005/04/17(日) 22:04:57 ID:cehrzWDy
135です、最悪です。勘違いです…私が持っていて、やりたいと思ったのは
ピアノ4台のパリでした。
春はピアノソロの曲のことです。
もーほんと ごめんなさい…そして誰かやりましょう…
154 :
名無しの笛の踊り:2005/04/18(月) 14:41:19 ID:vPRbrX8Z
少々の勘違いなどいいではないですか。
私にとってミヨオの「春」は、小交響曲の1番「春」と
ヴァイオリンと小編成オケの「春のコンチェルティーノ」です。
コンチェルティーノが一番好きだけど、これは楽譜が手に入らなくて...
155 :
145:2005/04/18(月) 18:28:01 ID:bWwoxIK5
>>154 そんなにも「春」って名前の曲を書いたんだあ?
ヴィヴァルディの「春」協奏曲は、春の描写に留まるけど、
ミヨォのそれは、ほんに、春風に頬撫でられる気分に溢れてるんだよなあ
ふぅ・・・はるぅ〜
156 :
テガタじじい:2005/04/19(火) 05:57:50 ID:QXzUB338
「屋根の上の牛」という曲のタイトルの由来をご存知の方、お願いします。
157 :
名無しの笛の踊り:2005/04/19(火) 18:06:26 ID:e7eWURSQ
>>131 ロジェストヴェンスキー/レニングラード・フィル
なら、やっぱ、生真面目・強面なの?
ロシア人による地中海音楽・・・
興味湧くなあ
>>156 店の名前でしょ?
それとも、その店の由来を知りたいのかな。
159 :
名無しの笛の踊り:2005/04/20(水) 13:24:15 ID:s4lQ2RYg
>>157さん。(131です)
レニングラードフィルの選抜メンバーのアンサンブルです。
ほかにもサティ「ガンルガンテュアとパンタグルエル」、プーランク「行進曲
と間奏曲」イベール「組曲パリ」が入っていますよ。
確かにきっちりしたフランス音楽です。
でもミヨオの多調手法はこういう演奏で聴くと効果的だと思います。
160 :
157:2005/04/20(水) 18:36:29 ID:/SuD0VBo
>>159 ググっても引っかかりませんでした(がっくり)。
そのうちどこかで出会えたらいいなあ〜
どの曲も面白そ
161 :
名無しの笛の踊り:2005/04/20(水) 20:17:53 ID:VlXVKMGv
>>160-157さん。
いいLPって必ずしもCD化されるものとは限りませんね。
なおこれは日本ビクター発売でした。原盤は知りませんが。
>>161 原盤はメロディアなので本家の復刻が出るかどうか。。。
ちなみにうちにあるのは旧ソ連製の輸入盤LP
163 :
名無しの笛の踊り:2005/04/20(水) 20:45:49 ID:VlXVKMGv
RESサンクス。161です。
そうですか。やっぱりメロディアですか。それじゃ
>>160さん、無理かも。
164 :
161:2005/04/21(木) 18:52:55 ID:Vo8v7Ldb
まつぞお、出会えるまで
羊飼いでもやりながら
>>163
165 :
164:2005/04/21(木) 18:53:57 ID:Vo8v7Ldb
×161 ○160
166 :
テガタじじい:2005/04/22(金) 04:45:26 ID:DBHeQyHW
>>158 レスありがとうございます。
>店の名前でしょ?
私が聞いたことあるのは、当時ブラジルで流行っていた流行歌の名前と
いうものです。店の名前という説も(といっても文献も何もないのですが・・・)
あったような気がしますね。たしか、入り口に牛の首が看板としてかかっている
のでそんな名前になっているとか・・・(違っていたらゴメンナサイ)。
「屋根の上のバイオリン弾き」は「牛」をパクッたのかと思えるほど良いタイトルだと
思えます。
ヴィバルディ的多作家において、繰り返し用いられて鼻につくものはないのだろうか。
スカラムーシュと、チェロコンチェルトを並べて聞く。
なんとなく似ている。 どこかに共通の遺伝子がある。
ミヨーの曲って似たようなところがあちこちあるけど、あまりいやな感じは
しないな。いたずらっ子のいたずらを見つけたみたいで思わずニヤッとして
しまう。
169 :
名無しの笛の踊り:2005/04/22(金) 19:00:53 ID:EJ1w2UbX
>>168>いたずらっ子のいたずら
そう、やんちゃ小僧の毎度おなじみのやんちゃぶり、って感じでね。
この屈託の無さ、怖いもの知らずぶりが、たまらん。
ミヨー印の「ラヴェンダーはちみつ」って感じ
>>166 ええと、ミヨーの「屋根の上の牛」っていうのは、「屋根の上の牛」という名前の
バーだかキャバレーだかで、どんちゃん騒ぎをするというバレエじゃなかったっけ?
で、帰り際に巨大な請求書を突きつけられるという。w
>ミヨー印の「ラヴェンダーはちみつ」
(・∀・)イイ!!
172 :
テガタじじい:2005/04/25(月) 06:21:31 ID:Ar5fxSxn
>>170 CDの解説によれば、舞台は禁酒法時代のアメリカで、
普段は酒場(もちろん違法)だが、警官がくると
一瞬にしてミルクホールに早変わりするという設定。
舞台装置にはなぜか、巨大扇風機の羽根が回転している。
この酒場では今日もバーテンダーと何人かの客が酒を飲んでいたが、
そこへ一人の警官が入ってくる(酒場は一瞬にしてミルクホールに)。
怪しむ警官に対して、客達はシラを切るが、何の拍子か警官の首が
巨大扇風機の羽根で切断されてしまうらしい。その首をもって客の
一人である女性がサロメの踊りを踊る場面もあるとか。
客は1人、また1人と帰っていき、舞台は終わりに向かうが、
切断されたはずの警官の首もなぜか元に戻っており、最後に残った
警官にバーテンダーが多額の請求書を突きつけておしまい。
以上のような話のようです(一部、勝手な推測も含んでいます)。
舞台化はジャン・コクトーが手がけたといいます。極めて風刺的な舞台といえます。
ああ、こういう舞台を観てみたいんですが・・・。
173 :
169:2005/04/25(月) 18:39:36 ID:tKpj0SbF
>>172 面白いねー
舞台美術はだれが手がけたのかなあ?
P・ピカソじゃなかろうし、F・レジェあたりかな?
民衆のための芸術!
だれか再現してくれないかな(パリでなら、しそうだ)
174 :
テガタじじい:2005/04/25(月) 19:25:46 ID:OVdCP7Iu
>>173 レスありがとうございます!!
舞台美術はピカソだそうですよ(CDの解説のどれかに解説がありました)。
175 :
169:2005/04/25(月) 19:37:33 ID:tKpj0SbF
>>174 なぬなぬ、パブロ・ルイス・ピカソとな、もし!!!
パブロ・オタとしては、居ても立っても居られんぞナ、もし!
176 :
名無しの笛の踊り:2005/04/25(月) 19:46:44 ID:p6bhTHzC
首切りシーンはどうやるんだろう
177 :
テガタじじい:2005/04/26(火) 06:30:07 ID:QLvQLXXI
>>176 バーンスタイン指揮、フランス国立管のCD解説があったので引用します。
場面は禁酒法時代のアメリカの酒場。大きな仮面を被った特徴的な人物が
次から次へと登場する−−拳闘家、黒人の一寸法師、お洒落の女史、男装した赤毛の女、
本屋、夜会服を着た紳士など。まずバーテンがカクテルを作っている。
ちょっとした出来事があり、色々なダンスが踊られているうちに警官が入ってくる。
舞台は一変してミルクホールになる。客も周囲の変化に合わせ、ミルクのコップを
片手に牧歌風な踊りをおどる。バーテンが大きな扇風機のスウィッチを入れると
警官の首は吹き飛ぶ。赤毛の女がその首を拾ってサロメの踊りを始める。やがて
客は一人また一人と去り、再び首をつけられた警官にバーテンは巨大な勘定書を
つきつける。(津村正氏の解説より)
178 :
テガタじじい:2005/04/26(火) 06:42:21 ID:QLvQLXXI
ビシュコフ指揮、パリ管のCD解説もあったので、こちらも紹介しておきます。
1920年2月21日、ジャンゼリゼ劇場で初演された「屋根の上の牛」は、禁酒法
時代のアメリカ合衆国を舞台にして、「バー・無為亭:The Nothing-Doing Bar」
と呼ばれる酒場で、人々がまるでスローモーション・フィルムを見るように、
けだるくゆっくりと動く、おかしなバレエであった。登場人物はバーテンダー、
ボクサー、小さな黒人男、ファッション・レディ、編集者、髪を赤く染めた女、
とある紳士などで、そこへ現れた警官は、バーテンダーがスイッチを押した
巨大な扇風機により首を切られてしまう。赤い髪の女がその首を拾って
サロメよろしく舞う。しかし、警官はのちに生き返り、バーテンダーにたんと
札束を積ませる・・・。(濱田滋郎氏の解説より)
ウーン、ピカソの舞台美術の話が出てきませんが、どこかで、読んだ記憶が
ありますので、見つけ次第ご紹介します。
179 :
169:2005/04/26(火) 12:41:21 ID:Q9njDNQD
>>178 人々がまるでスローモーション・フィルムを見るように、
けだるくゆっくりと動く、おかしなバレエ
EMIの自作自演集の解説文にも、
「チャップリンの映画に付ける予定が実現せず、J・コクトォの働きで舞台化された。
音楽は巡回映画に付ける音楽の体裁で、
スローモーションにした、サーカスのパントマイムを見るようだった」(要約)
とあります。
180 :
169:2005/04/26(火) 12:42:55 ID:Q9njDNQD
(↑わかるだろけど、上半分は引用ね
181 :
ラバンド=169:2005/04/26(火) 18:45:04 ID:Q9njDNQD
>>179つづき
別な解説文からの要約:
「屋根の上の牛」はブラジルのことわざ「o boi no telhado」(誰か訳して!)
から題名を取った。
舞台は、ジャン・コクトォの台本による空想的な軽喜劇で、
フラテッリ兄弟
(当時大人気の道化師。確かF・フェッリーニの映画「フェリーニの道化師」でも取り上げられた)
の参加を得て、1920/02/21、
パリのオペラ・コミーク座にて初演
(オーリック、プーランク、サティの作品と同時に)。
指揮は、ウラディミール・ゴルシュマン。
仮面と衣裳は、ギイ-ピエール・フォーコネ。
美術は、ラウル・デュフィ(だそうです。ピカソはサティ「パラード(パレード)」他?)。
182 :
181:2005/04/26(火) 18:49:16 ID:Q9njDNQD
軽喜劇というより、風刺(喜)劇ね↑
183 :
テガタじじい:2005/04/27(水) 06:54:03 ID:NYYLHxD3
>>181 私の思い違いでしたか。サティ「パラード」も好きで、
CDも何枚か持ってるので、そちらの解説と混同してたかもしれません。
「牛」の上演は、日本のバレエ団とかは、まず、やりそうに思えません。
なにしろ、白鳥の湖とかアダンの作品なんかばかり取り上げてるように
思え、ハッキリ言って食傷気味です。
184 :
ラバンド:
>>181 >ブラジルのことわざ
は、「流行の”小唄”」とでも訳すべきでした。
ミヨオは、その節回しのメロディとリズムとを、利用しました。
また、ポルトガルのファドも、混ぜているそうです