166 :
名無しの笛の踊り:2005/04/06(水) 23:13:53 ID:xAuogOYq
>>165 でも現在入手困難なのでマラ拾入門者に薦めるのは如何なものかと
167 :
名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 00:23:53 ID:V/w5USoZ
しょうがないからリッケンバッハーの10番買ってきたよ
168 :
名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 20:51:31 ID:/QvraqHH
>>163 ザンデルリンクはいいよぉ〜
フィナーレのクライマックスでサロメ主題を強調している辺りなんか痺れる
169 :
名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 21:24:06 ID:1p/sqoN8
シャイーも良かったんだけど、終楽章の処理(魅力)でインバルに負けてる。
インバルは、マラ10に限らず、オケのマッシブなパワーだけが不満だね。
170 :
名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 23:32:45 ID:Ek67M9/n
リッケンバッハーの良かったよ
少なくともマゼールよりは良い
でもそんなすごい曲とは思わないな
171 :
名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 00:17:19 ID:NuXqCPYu
ラトルのも、楽譜に手を加えているような・・・
172 :
名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 06:25:58 ID:WOHXC2RS
>>171 でもザンデルリンクほど手を加えていないので「ラトル版」とは称しにくい
173 :
名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 06:46:40 ID:1qBH8zo9
>>163 サロメの主題ってどれ〜?
6番のアルマの主題とは関係ないの?
174 :
名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 07:06:19 ID:WOHXC2RS
>>173 R.シュトラウスのサロメのモチーフを曲のあちこちにちりばめて、
アルマはサロメの様な悪女であると作曲者は訴えかけている。
結局それは許しに変容するのだけれど。
サロメ主題が特に目立つ箇所は・・・
・2楽章のラスト
・3楽章全体(しかも大地や9番のewig主題が高らかに笑い飛ばされる)
・5楽章の不協和音の箇所(マゼッティ版やザンデルリンク版では打楽器で補強)
175 :
名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 07:22:56 ID:yLffTKNg
176 :
173:2005/04/08(金) 07:38:31 ID:1qBH8zo9
177 :
名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 08:19:17 ID:1qBH8zo9
>アルマはサロメの様な悪女であると作曲者は訴えかけている。
>結局それは許しに変容するのだけれど。
ちょっとシェエラザードみたいだね。
178 :
名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 09:27:48 ID:ZiHLZ1JG
>>174 音楽評論家の金子健志氏?がマラ10(五楽章補筆完成版)という曲を上手く表現していた。
「マーラー最晩年の寂寥感を表現した、生と死のはざ間に立つ奇妙な"五重塔"で、
妻アルマの不倫から受けた衝撃を底流に、甘美な陶酔と慟哭、雄渾な意思と自虐的な笑い、
告発と受容といった様々な要素が生々しく渦巻いている」
これ以上的確にこの曲を表現した言葉を知らない。
179 :
名無しの笛の踊り:2005/04/09(土) 04:08:19 ID:fXfJnriq
マラ10はマーラーがアルマを表現した曲なのか。
しかもサロメの主題を引用して「アルマはサロメみたいな悪女だ」と。
マラ10の第4楽章なんて、同じく結婚問題で悩んでいた時期に作曲された
チャイコ4の第2楽章を少し思い出させる。
途方に暮れた作曲者が行くあてどなく泣きながら外を歩き回っているような感じの音楽だ。
180 :
名無しの笛の踊り:2005/04/09(土) 05:40:26 ID:04U63f4X
マーラーの交響曲に副題をつけるとしたら・・・
9番は「告別」
10番は「アルマ」
マーラーの交響曲に副題をつけるとしたら・・・
9番は「ヒデ」
10番は「パルマ」
クック版のザンデルリンク盤とマゼッティ版のスラトキン盤持ってるが
オレとしてはスラトキン盤が圧倒的だな。
4〜終楽章にかけて最後の審判が下されるような太鼓の場面が特に大好き
なんだが、そこを背筋が凍るような演奏して欲しいんだよね。
ザンデルリンクという指揮者は大好きだけど、マラ10に関してはらしくなく
スケール小さくまとまってて、ちょっと期待はずれだったな。
版による演出の違いも大きいかも知れんが。
スラトキン、評判良いね。MTTが、SFSとやり始めたマーラーに違和感が
ない人は大丈夫だろうが、俺はハリウッド映画の音楽みたいな表情付けが
随所に出てきて聴き通せないよ、スラトキン。
リッケンバッハーのって
Virginのアダージョのみのやつ?
186 :
名無しの笛の踊り:2005/04/11(月) 15:10:33 ID:kwd0P3DE
187 :
名無しの笛の踊り:2005/04/11(月) 20:39:57 ID:B0BdKzZf
この曲を聴き始めたころは、終楽章の冒頭はスラットキンのような大音量に惹かれていたが、だんだんラトル新盤のような静かな衝撃のほうに怖さを感じるようになった。
189 :
184:2005/04/12(火) 07:32:05 ID:1C+2LRt4
>>188 ただ、良い!って人がけっこう居るのが新鮮だった。もしかしたらきこえ方が
変わる時が来るかも知れないし、資料的におもろいオマケもあるので手放さないで
おこうと決めましたw
190 :
名無しの笛の踊り:2005/04/24(日) 02:14:13 ID:vSRBoBz+
ラトルのマーラーのなかで、唯一よく聴く10番(ベルリンフィル)を夜中に
かけながら保守
ラトルの10番
2盤、正直どうよ?
192 :
名無しの笛の踊り:2005/04/24(日) 08:30:49 ID:7MMqvTQk
>>191 旧盤:もっとオケが強力ならと悔やまれた
新盤:ラトルの実力ならもっと壮絶な演奏が可能だったろうにと悔やまれた
193 :
名無しの笛の踊り:2005/04/24(日) 09:02:36 ID:WCygOE36
>>192 ラトルのマラ10は、旧盤の演奏で新盤のオケ、というのが理想だろうけど、
旧盤は、オケの技量・表現力・音楽性いずれも十分納得できる内容だと思うが。
俺は新盤は、オケのいかにレベルが高くても聞く気がしない。
194 :
名無しの笛の踊り:2005/04/24(日) 10:45:08 ID:L0LbXO4K
新盤は、無編集&優秀録音だったら印象がずいぶん違うものになったと思う。
EMIのせいで、ライヴの特長がすべてスポイルされてしまっている気が。
195 :
名無しの笛の踊り:2005/04/24(日) 11:46:55 ID:iWP0r6w3
196 :
名無しの笛の踊り:2005/04/30(土) 20:23:05 ID:lScYUp/A
この曲の終楽章って、インバル指揮クック版で聴いた限り、
これぞまさにマーラーの白鳥の歌だと思ったのだが、2点。
終楽章序盤にフルート、ところどころでヴァイオリン中心に歌われる
美しいメロディが一点。
コーダ、音楽が消え行く途中で最後の燃焼のように一瞬だけ盛り上がる部分が一点。
この2点がインバルより素晴らしいと思える盤があったら教えて頂きたいのですが。
とりあえず、シャイー
198 :
196:2005/05/01(日) 02:20:36 ID:CQxr63xp
199 :
名無しの笛の踊り:2005/05/01(日) 17:25:53 ID:MJVKX7RG
ラトル/BPOのパユ。
>>196 オレが最初に聞いたマラ10のクック版はシャイー&ベルリン放送so盤だったが、
ラトル&バーミンガムso盤を聞いてからはこれ以外聞けなくなった。
終楽章序盤と終盤もラトル&バーミンガムso盤以上のものはないだろう。
心底スゴイ演奏だと思った。
201 :
200:2005/05/01(日) 20:41:22 ID:uuQfGBdJ
○ボーンマスso
Xバーミンガムso
202 :
名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 07:38:33 ID:dManN96U
バーミンガムw・・・ゴメン。
ところで
>>200さんのラトルBPO評は?
ラトルなんて、どうでもいい。
マラ10は、BPOだからグラミー取れたんやないんか?
ラトル=ヴェルリンは
一楽章聞くと表現力にすげーと思うが、
以下だんだんテンション尻下がりになっていくような気が。
もちろん部分的には凄いところも多いが、
この組み合わせならもう少しできるはず。
206 :
名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 15:20:10 ID:EVEY4/X7
あれがグラミーとったのか!
この曲の補筆完成版の場合、
テンションの頂点は4楽章〜終楽章頭に持ってきてほしいなあ。
207 :
200:2005/05/02(月) 16:14:30 ID:h8p9iPqv
>>202 ラトルのBPOとのマラ10はマラ5ともどもガックリきたね。
VPOとのベートーヴェン交響曲全集もアカンかったし。
カラヤンと同じでクラシック界における地位の方に強い関心があるんじゃないかな?
演奏も、カラヤンのように本当は巨匠じゃないのにあたかも巨匠のように見せる
巨匠風指揮者だし。一流の才能があるんだけど野心的過ぎて超一流に絶対なれない
白い巨塔の財前五郎みたいな感じだ。
208 :
名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 17:55:14 ID:mvfkF3We
ラトルの旧盤&新盤について。
俺の見方はちょっと違うな。あれは、マーラー9番におけるバーンスタインとおなじで、どちらも凄いと思う。図式としては、
ラトル/ボーンマス=バーンスタイン/BPO
ラトル/BPO=バーンスタイン/コンセルトヘボウ
前者は、一聴してすぐわかる、極度の戦慄を全面に出した演奏。後者は、あえて激性を内に秘めているが、逆にそうしたスタイルだからこそ表現できる怖さを描いた演奏。
新盤は、EMIじゃなかったらさらに深みが増していただろうな・・・
209 :
名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 20:21:23 ID:SjeJH5nm
あぁ、ここにもバーンスタイン&NYPのマラ9を知らないヤツがいる。
>>207 VPOとのベートーヴェン交響曲全
5番とかは良いと思うけどなぁ。重要だよ運命
>>208 そうだよな、抑圧感ってのは、厨房には伝わらんからな。w
211 :
名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 05:33:01 ID:NW+JjMqt
>>208 え〜。言いたいことはわからんでもないが、
ラトルの10番2枚の関係性と、バンスタ9番2枚の関係性は別物だと思うけどな。
ラトルボマ>>>>>>ラトルBPO
バンスタヘボウ>>バンスタBPO
だと思う。
もちろん違う曲を比較するのは乱暴だが、あえて比較すると、
ラトルBPO10番とバンスタヘボウ9番の価値は雲泥の差がある(もちろん後者が上)と思うし、
逆にバンスタBPO9番(資料的価値はおいといて録音自体の質)
よりはラトルボマ10番のほうが優れた盤だと思う。
212 :
名無しの笛の踊り:2005/05/04(水) 21:31:36 ID:m2cEjOYQ
>>208 >新盤は、EMIじゃなかったらさらに深みが増していただろうな・・・
BPOとの演奏は、FMでライヴを聴いたときは震撼した。オケがBPOだから
こそ成し得た演奏だと思う。
で、そのときのライヴがEMIから正規発売されたので買って聴いてみたら
「アレッ?こんなもんだっけ?」って感じだった(ハイファイにしたかっ
たのか放送録音に比べてややオン&マルチ気味で、オーケストラの一体
感がバラバラにされてしまった感じ)。
そうそう。
DVD−Aでも持っているが、録音がひどすぎる!
5楽章なんかノイズの取りすぎで、音がやせ細っていて、フルートのソロの
ニュアンスなんて、ヘッドフォンしてボリュームをかなり上げないと聞き取れん。
左右の広がりもあんまりないし、何よりも5楽章でホルンとかクラリネットとかの
質感ががらっと変わる。
BPOの裏青とかないの?バーミンガムの裏青なら持ってるけど。
214 :
名無しの笛の踊り:2005/05/05(木) 15:03:52 ID:TynOjN35
>>212 俺はそれと同じ感覚を、バンスタBPOのマラ9で抱いた。
215 :
212:
>>213 マーラー5番はDVD(とそのオマケのDVD-Audio)がCDと違って結構良かったので、
「もしかしたら10番のDVD-AudioもCDと比べて良くなっているかも」と淡い期待をして
いたのですが、スルーしておいた方がよさそうですね。
>>214 ラトル/WPhのマーラー9番も、FMとEMI-CDではかなり差がありましたね。10番と
違って9番は放送用音源からのCD化なので弄らなければよかったのに。