>>291 こんなに東京シティフィルがいい演奏をするとは思わなかった。参った。
(今日の感想を時系列で)
舞台上には指揮者の譜面台がない。すでに演奏前からある種の覚悟が伺える。
飯守登場。
第一楽章の第一主題ですでに「おっ」と思った。
冒頭の美しいクレッシェンド、そして主題の
ジャジャーーーーーン パパーー パパーー パパパーーーー パパパ パンパンパンパン
パン・パン・パーン のキレがすごい。迫力を持って音じりをぴたっと止めるオケ。
時々会場まで漏れ聞こえる飯守の息遣い。「うん、とー」という気合いが4階席にまで届く。
飯守が全身を使って「こうやってくれ!」と表現していて、オケがそれに応えていた。
終始スコアを見ながら淡々とタクトを振っていたN響第九の某指揮者とは明確に気合いが違う。
第二楽章でも、堂々とした部分とオーボエソロなどの優雅な部分が見事に表現仕分けている。
オーボエソロをオペラグラスで見ていたのだが、迫真のソロが終わった後に女性奏者が
ほっとした安堵の表情を浮かべたのが印象的だった。
第二楽章で時折訪れる全楽器の休符。絶妙な間合いの静寂でわくわくした。
第三楽章は打って変わって、ふんわりとしたハーモニー。飯守氏のアクションも、そーっとね、という
ジェスチャー混じりで、オケはそーっと優しく演奏する。やっぱり第三楽章は(・∀・)イイ!!