1 :
名無しの笛の踊り :
04/11/22 18:05:42 ID:+WUhl55p 日本では、バッハの影に陰りがちなヘンデル。 そんな境遇に負けじと、ヘンデルの素晴らしさを世に訴えるスレ。
2 :
名無しの笛の踊り :04/11/22 18:09:41 ID:Fmdkk11e
ハイドンとブレンデル?
ヘルデンとグレーテル?
4 :
名無しの笛の踊り :04/11/22 18:11:02 ID:1oTVb6rL
最近発売された、 後期のオペラ「セルセ」の クリスティ/レザールフロリサンのCDは素晴らしいね。 ヘンデルの真髄はやはりイタリアオペラにあると思った。
5 :
名無しの笛の踊り :04/11/22 18:11:21 ID:+WUhl55p
自分は、ヘンデルがイギリスに渡った後に書いた、オラトリオやアンセムを中心に聴いてます。 その中で、特にお気に入りの作品、上位三つは ・メサイア ・ソロモン ・コロネーション アンセム です。ヘンデルの作品が上演される事って非常に少ないですが、 なにか上演するとかの情報があったらお願いしますm(__)m
6 :
名無しの笛の踊り :04/11/22 22:33:12 ID:MAHs2YTD
最近ヘンデルのオペラの録音ラッシュだね。
私はメーテル
ヘンゼルだろーが(怒
9 :
名無しの笛の踊り :04/11/23 23:10:28 ID:sXY9uu5f
日本ではバロックの作曲者というと、バッハ、ビバルディーの知名度がかなり高い。 にも関わらず、ヘンデルは微妙なところだ。 欧米ではどうなのだろう? また、バッハに知名度で負けるのは何故だろう?
>9 バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの三人が なかば一まとめにしされて紹介されている気がする
11 :
名無しの笛の踊り :04/11/23 23:41:17 ID:sXY9uu5f
>>9 確かにそれはあるかも。 でも、「ハレルヤコーラス」、「諸人こぞりて」、「見よ、勇者は帰る」といった、 超有名曲は社会にかなり浸透しているのに、その作曲者が誰なのか知られていない(特に後二者)のは心外に感じる。
12 :
名無しの笛の踊り :04/11/23 23:42:32 ID:sXY9uu5f
11にて、>>9は>>10の間違いでした。
13 :
名無しの笛の踊り :04/11/23 23:47:35 ID:sXY9uu5f
あと、ビバルディーにもヘンデルは知名度で負けているように思える。 ビバルディーが知名度で勝るのは、多くの音楽の教科書に「四季」が掲載されているためだろうか? ってことは、ヘンデルの知名度が不当に低いのは文部省のせい?
14 :
名無しの笛の踊り :04/11/24 02:05:29 ID:9LWO6Bgn
鈴木バッハコレギウムジャパンのメサイア抜粋盤ききました。 もうちょっと堂々とした演奏も聴いてみたいのですが くれんぺらー盤どうでしょうか? 帯に決定的演奏とか書いてあったのですが。
水上の音楽は間違い無く最高の音楽。
16 :
14 :04/11/25 23:14:34 ID:mFw9cijb
BCJの何回か聞いてるうちにかなり好きになってきた・・・ 全曲盤どれにしようかな〜
17 :
名無しの笛の踊り :04/11/25 23:18:08 ID:Z/fRKjaZ
ロデオとジュリエット
18 :
名無しの笛の踊り :04/11/27 03:14:55 ID:x1+Eb73j
BCJの全曲のCD持ってますが、かなりお勧めです。もともと、ヘンデルのオラトリオはそんなに大規模な演奏ではなかったようです。あと、演奏の度に楽隊や歌手に合わせて手直ししていたので、多数のバージョンがあるようです。つまるところ、好みで選んでいいのでは? 最近、ユダ・マクベス聞いてる者より…。
19 :
名無しの笛の踊り :04/11/27 03:35:00 ID:IQng8/Wm
ヘンデルの飯屋
20 :
14 :04/11/28 13:25:18 ID:maEjNuIH
パロット注文しました。たのしみ。
>>18 いいすよねーBCJ
パロット聞いてみてからBCJ全曲盤考えます。
21 :
名無しの笛の踊り :04/12/03 01:47:14 ID:CTeoQLik
メサイアの And the glory of the Lord Shall be revealed For unto us a child is born が気に入ったので同じような曲調(合唱で長調)が聞ける曲を探しているんですが なんか良いのありますか? 初心者なので適当に有名どころ→モーツァルトのレクイエムとか手を出したら 暗すぎて駄目でした。 バッハのカンタータあたりでしょうか?
23 :
21 :04/12/03 12:16:48 ID:CTeoQLik
そうなんですか・・・ いま気分的に暗い音楽を聴く気分になれないんですよ。
>>21 季節柄、バッハのクリスマス・オラトリオなんかどう?
モーツァルトでも戴冠ミサ、ハ短調ミサのグロリア以降のナンバーは逝けると思いますよ
>>22 短調ばっかり聴いてるからそんなレスしか返せないんです
25 :
名無しの笛の踊り :04/12/08 05:13:04 ID:TiOAOuui
フンパーディンクのオペラを知らんやつがスレ立てたのだな。
26 :
名無しの笛の踊り :04/12/16 23:24:35 ID:ppxz4CQb
オンブラ・マイ・フ 良いよ。
最近実演に接してメサイアが凄く気に入ってしまいました。 今までヘンデルは水上の音楽、王宮の花火の音楽とメサイアくらいしか聴いたことが ありませんが、他に初心者に向けてお薦めの曲がありましたら教えてください。
28 :
板立て人です。 :04/12/19 06:09:57 ID:0qPdC5zF
21様 試験中故、遅レスをお許し下さいm(_ _)m 長調のコーラスがお好きなら、 私の知る範囲ではソロモンがお勧めです。 第一幕第二曲 "Your harps and cymbals sound" 第二幕第一曲 "From the censer curling rise" 第二幕第十四曲 "From the east unto the west" などどうでしょうか? ソロモンは全体的に長調ぽいノリが多くて、 明るいので気に入ってもらえるのではないかと期待します(^^ゞ あ、あと、 コロネーション アンセムも聴いてみて下さいね〜。
29 :
板立て人です。 :04/12/19 06:21:50 ID:0qPdC5zF
21 上に挙げた二作品は、とっかかりとして凄くお勧めです。 ヘンデルのオラトリオやアンセムの出来は、 ちょっとむらっけがあるかもしれません。 つまり、決めとなるアリアや合唱曲があるか、 どうかという事なのですが、 上の二作品は充分に訴求力があると思います。 私見なので、意見・反論 等も是非お寄せ下さい。
30 :
板立て人です。 :04/12/19 06:28:51 ID:0qPdC5zF
27 実演聴いたのは羨ましいです。 何か、コンサート情報あったら教えて欲しいです。 メサイアとかって、興業的に成り立たないのか、 コンサート少なくないですか?
31 :
27です :04/12/20 21:57:31 ID:5ywOi3Yr
>>30 立教大学のオケと合唱団・聖歌隊が毎年12月に開いている演奏会です。
結構レベルが高いと聴いていましたが、実際想像以上に良かったですよ。料金も手ごろですし。
ちなみに指揮者はもちろん、ソリスト・チェンバロもプロの方です。
あと、BCJが24日にサントリーでやりますね。
芸大メサイアは一回くらい聴いてみたい
33 :
スレ立て人です。 :04/12/20 23:15:03 ID:pXRXvrx5
情報、感謝します。チケット取れるか調べてみますね。
34 :
名無しの笛の踊り :04/12/20 23:50:26 ID:QSqGCMUg
このあいだ、<復活>の日本初演をライヴで聞きましたが凄くよかったですよ。
12/23 at sendai Denryoku Hall
36 :
板立て人です。 :04/12/21 23:19:48 ID:VDWgk0Pe
あんまりいい席でないけど、BCJのサントリーのチケットとれました。 情報、下さった方、重ねて感謝しますm(_ _)m 「復活」はヘンデルがイギリスに渡るより前のオラトリオですね。 CDでなら聴きました。 個人的な感覚ですが、イギリスに渡る前後で微妙に 教義に対するトーンが変わる気がします。 イギリスに渡ってからの方が聖書原典を重視した脚本を使っているように思います。 どうですかね?
37 :
名無しの笛の踊り :04/12/22 17:44:38 ID:435AFgN5
>>36 脚本自体はヘンデルの手によるものではないからねぇ。
渡英後だとやっぱりジェネンズの功績が大きいか。
38 :
名無しの笛の踊り :04/12/23 01:09:32 ID:iICWGGeg
まぁ脚本より音楽重視じゃないの?ここの皆様は。 <エイシスとガラテア>もいいなぁ。
39 :
板立て人です。 :04/12/25 06:10:15 ID:riWfA4IA
BCJのメサイア、見て来ました。 今だ興奮が冷めず、 昨日徹夜したのに眠れません。 来年はベストな席を狙って行きたい。 教えてくれた方、 本当にありがとうm(_ _)m そうそう、ソリスト達がCDを収録した時のと完全に入れ代わっていた。 ああいう団体は出入り激しいんでしょうか? 最近、米良を見ない気がするが、どうしたのだろう? 少年買春で捕まったという話しもあったけど、 関係あるのでしょうか?
40 :
名無しの笛の踊り :04/12/25 06:26:44 ID:pmK5oLTz
>>39 > そうそう、ソリスト達がCDを収録した時のと完全に入れ代わっていた。
> ああいう団体は出入り激しいんでしょうか?
「団体は・・・」ではなく、指揮者の「カオ」を利かせての招聘でしょ。
そもそも、CDに出演していた男性歌手(ジョン・エルウィス/
デヴィッド・トーマス)は、BCJが発足する遥か昔から
バロック音楽の歌唱で名を知られていた大ベテランだよ。
まあ、指揮者が気に入れば、ゲルト・テュルクみたいに
BCJと長く付き合っている面々もいるわけで。
> 最近、米良を見ない気がするが、どうしたのだろう?
J・S・バッハ「ヨハネ受難曲(1749年稿)」の演奏/録音を最後に
「もう契約しない(どちらがどちらに通告したか知らないが)」
だったはず。
腿の毛姫?
12/24サントリーホールのBCJの「メサイア」は良かった! ソリストと合唱の声質が合っていた。心にしみじみと染みとおるような 演奏だった。賑々しく演って盛り上がるのも良いが、BCJの方が後々まで 感動が残った。
43 :
名無しの笛の踊り :05/01/03 01:38:10 ID:psa5Fqdr
ヘンデルがぐれてる?
44 :
名無しの笛の踊り :05/01/03 01:43:37 ID:7T2+145K
ヘンデルってイギリス人なのか?
後半生はその通り。
アーノンクールの合奏協奏曲は良かったよなー ずっとこんなん振ってればいいのに
47 :
名無しの笛の踊り :05/01/07 00:26:14 ID:bmmqtY8n
age
ヘルデンテノール
ヘンデルカストラート
ヘンデルとグリエール? ちなみにグリエールのハープコンチェルトの終楽章は、ヘンデルの調子の良い鍛冶屋によく似ている。
51 :
名無しの笛の踊り :05/01/09 18:54:52 ID:8w9nNUCJ
いまマルゴワールの『メサイア』を聴き始めたところ。 序曲は思ったほど悪くなかった。 しかしマーティン・ヒルは、ガーディナーとのパーセルや シューベルトの歌曲の時のようにもっと軽く歌うべきだ。 『エイシスとガラテア』では良かったのに、なんか声が重い。 ソプラノはジェニファー・スミスだから、あまり期待できんと思う。
52 :
名無しの笛の踊り :05/01/09 18:57:09 ID:8w9nNUCJ
>>46 あれ、たしかに威勢はいいが、アインザッツが揃わなさすぎとちゃうやろか?
53 :
名無しの笛の踊り :05/01/09 22:10:07 ID:OwNsYjog
マルゴワールの『メサイア』、途中で一休みしたのでそろそろ CD一枚目が終るところ。このCDは、"Aii we like sheep"から 二枚目に入れているところがトホホだが、演奏自体は、思ったよりはいい。 ウォーチェスター大聖堂聖歌隊というのも、少年合唱にしてはまあまあ 歌えている。版も異版をほどほどに使って面白い。ソリストでは コールドが落ちる。オレはスミスは苦手だが、スミスの声に違和感のない人なら、 この歌唱に及第点を出すだろう。
54 :
名無しの笛の踊り :05/01/10 23:29:04 ID:UOoBIvyQ
オラトリオはしょっちゅうあれこれ聴いてるが、声の入らない曲で さいきんよく聴くのはConcerti a due cori。 オラトリオの合唱ナンバーがいくつもいくつも出てくるのが嬉しい。 ホグウッドが3曲とも録音してくれている。よかった。
55 :
名無しの笛の踊り :05/01/12 00:55:01 ID:YBncMy2M
ジョン・エルウィーズは、プロカン以後、大陸でレオンハルトと 仕事をしていたりしたから、仕方ないといえば仕方ないが、 『メサイア』はもっと早くに歌っておくべきだった。 デイビッド・トーマスは、ホグウッド盤の『メサイア』では 音程が悪くて閉口するが、パロット盤やスズキ盤ではどうなのよ?
56 :
名無しの笛の踊り :05/01/12 21:02:46 ID:MjsV5z8e
HMVのサイトでパロット盤の『メサイア』のユーザーレビューを誰かが書いており (オレではない)、トーマスの音程の悪さをののしっていた。 その人によればトーマスはスズキ盤でも音程わるかったそうだ。 このトーマスというおやじはマッギガンの『セメレ』やホグウッドの『復活』では 独自のキャラクターで怪演していて面白いが、音程の悪さは プロ・カンツィオーネ・アンティカの頃からか? それとも年取って 耳が悪くなったのか?
57 :
名無しの笛の踊り :05/01/12 21:04:48 ID:MjsV5z8e
ちゃう。マッギガンは『セメレ』にあらず。『セルセ』なり。 この『セルセ』はいいぞ。ジェニファー・スミスだけは、 できたらカンベンしてほしかったが…。
58 :
名無しの笛の踊り :05/01/13 22:30:49 ID:1nZGP54C
いま買うべきかどうか迷っているのはマクリーシュの『サウル』と『ソロモン』。 ピノックの『ベルシャザル』。 『サウル』はガーディナーを持っているが、デレク・リー・レイギンが嫌い。 『ソロモン』もガーディナーを持ってるが、省略多し。 『ベルシャザル』はアーノンクールを持ってるが、音質がちと不満。 『サウル』は今年ヤーコプスも出すらしいし。迷ふ。
59 :
名無しの笛の踊り :05/01/13 22:35:53 ID:1nZGP54C
それにしてもトーマスは音程わるいし、ニール・デイビス (だったっけ。マクリーシュ組の人)は歌の柄が小さくて困る。 どうも他の声部にくらべてヘンデル歌いのバスは人材不足な 気がする。ターフェルとかがもっと歌ってくれたらいいのだが。 ジョージだって、あの人もプロカンだから、もういい年のはずだ。
60 :
名無しの笛の踊り :05/01/14 23:34:06 ID:v15n6EKi
あと、今年出る予定のめぼしいものというとアラン・カーティス指揮の 『ロデリンダ』くらいか。これアルヒーフから出るそうだが、 アルヒーフはミンコウスキとの契約はどうなってるんだろう?
61 :
名無しの笛の踊り :05/01/15 00:20:35 ID:Y9ZXFLBU
ちょうどいま上の方にあった英國音楽スレをたまたま見ていて思い出したが、 一時期テレビ朝日のバラエティ(たしかウンナンの百万円のやつ)で、しきりと 合奏協奏曲作品6(だったか3だったか)がBGMに使われていた。
62 :
名無しの笛の踊り :05/01/15 00:28:10 ID:Y9ZXFLBU
結局マルゴワールの『メサイア』は、この指揮者にしては意外なくらい 一つ一つのナンバーの速度設定は妥当だった。速いものはかなり速い。 しかしなんというか、速い曲がちゃんと速い割には、テンポ感がない。 というか、乗って振っている、という気配が聴く者に伝わってこないのが かなり致命的な欠点だと思える。まあ、ヘンデリアンなら、三組目 くらいの選択肢としては考慮に入れておいてよい。
63 :
名無しの笛の踊り :05/01/15 15:44:30 ID:vRHujnDA
今の所オレの手もとにある『メサイア』は、買った順に、ガーディナー、 ホグウッド、ピノック、コープマン、マリナー(DECCA)、 マルゴワール(SONY)で、ただいまパロット(virgin)を入荷待ち状態。 べつにコレクターぢゃございません。満足できる演奏のものがあれば そこで打ち止めにしたいが、なかなか「これで決まり!」といえるものに 巡り逢えない。もう一生ダメかも、という気がしてきた。
64 :
名無しの笛の踊り :05/01/15 22:54:11 ID:UlC435x1
久しぶりにガーディナーの『エイシスとガラテア』を引っ張り出して いま聴いてるけど、いいわぁこれ。ソリストがみんないい。 ロルフジョンソンもヒルも声が若くて、すてきである。1978年 ガーディナーが時代楽器を使ったたしか最初の録音だったと思うが、 この時期のガーディナーは、ヘンデルも、パーセルも、 ごくわづかな例外を除いてほとんどすべていい。
たとえばHMVで、『Samson』と打ち込んで検索ボタンを押すと、 ヘンデルのオラトリオはほんのちょびっとで、サンソン・フランソワのCDが ごっそりひっかかるのよねえ…。
66 :
名無しの笛の踊り :05/01/18 22:19:50 ID:Spbe/bxI
それにしてもキャノンズの楽団て、ビオラなしで、アルトの歌手もいなくて、 どんな曲をやってたんだろう。 まさか『シャンドス・アンセム』と『エイシスとガラテア』しかレパートリー なかった、とかいうことはあるまいな。 それにしてもガーディナーの『エイシスとガラテア』はいい。 セッション全体に、古楽の時代が来た!とでも言いたげな、やる感満々な 雰囲気がみなぎっている。いい時代だったのね。
67 :
名無しの笛の踊り :05/01/18 22:53:24 ID:2jtQndlk
hu-nn
68 :
名無しの笛の踊り :05/01/19 21:48:38 ID:coPzMngz
マッギガンの『セルセ』はなんといってもブライアン・アサワの アルサメーネが清新で素晴らしい。ヒロインであるロミルダを歌う ジェニファー・スミスよりも、アタランタのリサ・ミルンのほうが いきいきしているのは困ったもんだが。
69 :
名無しの笛の踊り :05/01/20 00:27:15 ID:pij1Q8Mg
うちは、『水上』はレパード(○)とガーディナー(◎)。 『花火』はレパード(○)、ホグウッド(△)、ガーディナー(◎)。 『作品3』はレパード(○)、アーノンクール(△)、ホグウッド(◎)。 『作品6』はレパード(○)、アーノンクール(○/△)、ホグウッド(◎)、マンゼ(◎)。 『オルガン協奏曲』はコルゼンパ/シュレーダー(◎)、コープマン(◎)。 『二重協奏曲』はレパード(○)、ホグウッド(◎)。 もうおなかいっぱい。当分、オーケストラの曲は買わない。
71 :
名無しの笛の踊り :05/01/21 22:15:46 ID:L1VjfVsI
>>70 うち、書かさしてもらいましたえ。
しかしこれまでの実績から見て、同時にヘンデルスレがふたつと
いうのはなかなかきびしいと思わんでもない。共倒れせんように。
72 :
名無しの笛の踊り :05/01/21 22:18:29 ID:L1VjfVsI
>>69 の続きの話だが、レパードいいっすよ。
録音古いし、モダン楽器だけど。
ヘンデルスレでレパードを推すのがゐたら、それはたぶんオレだろう。
まあそれくらゐ、レパードという人は、まだ現役なのに、この人のCDなんて
今どき誰も聴かない。しかし、いい指揮者だ。
『サムソン』も悪くなかった。
73 :
名無しの笛の踊り :05/01/21 23:52:25 ID:VklsEPzE
おフランスの楽譜屋に注文した『ベルシャザル』と『エイシスとガラテア』と 『シャンドス・アンセム第9番』(と、モンテベルディの『晩課』)の ボーカルスコアが発送されたようだ。わくわく。
後輩にジュディス・ネルソンを聴かせると、たいてい 「あ、カークビーですね」と言うのだった。それくらいこの二人の声は似ている。 プレストン指揮の『捨子養育院アンセム』でふたりのデュエットが聴ける。 (ホグウッドの『メサイア』にもそろって出ているが、ふたりがいっしょに 歌う曲はない。) かるく、やさしく、ほんとうにもう、天国的に美しい二重唱だ。 こういう風に歌いたいよ。ちなみにこのアンセムの終曲は その『メサイア』の「ハレルヤ」の転用。デュエットのあといきなり 「ハーレルヤ!」とくるのでちょっとびっくりする。
75 :
名無しの笛の踊り :05/01/22 23:30:46 ID:tf64eKbl
しかしそれにしてもこの2枚組は、プレストンの『アン女王の誕生日のための オード』『捨子養育院アンセム』『ユトレヒト・テデウム』 『ユトレヒト・ユビラーテ』とホグウッドの『アルチェステ』をむりやり CD2枚に詰め込んでいて、なんかすごく、ごった煮って感じやね。 なんど聞いても、クライストチャーチの聖歌隊は体力不足だ。 もっと声を鍛えなさい。
76 :
名無しの笛の踊り :05/01/24 22:17:07 ID:/Wu1jFf8
合奏協奏曲Op.3-4の冒頭の序曲を、どっかよそで、というか つまり、ヘンデルのほかの曲の序曲として聴いたことがあるような 気がして、ずっと探しているのだが、まだ見つからない。 曲調からしてオラトリオの序曲っぽいが、うちにあるオラトリオのCDを あれこれ出してきて聴いているものの、突き止められない。 もしかしてオペラかなあ。それとも管弦楽曲だろうか。 それこそ、だれか、えらい人。教えてくれよ。
77 :
名無しの笛の踊り :05/01/26 23:41:18 ID:PFPiaMJw
タリス・スコラーズの『ジョスカン/ミサ・パンジェ・リングヮ』と、 ガーディナーの『メサイア』との共通点。 はじめて聴くと心からすごいと思うが、繰り返し聴くうちに 「ほんとにこれでいいんかオイ」という思いになんどもおそわれること。 そしてしまいにはほかの演奏に手を伸ばしてしまう。 (ただしタリス・スコラーズのジョスカンはそれでもやっぱり あれはあれですごいと思い返すけど、ガーディナーの『メサイア』は、 ありゃヘンデルの音楽を楽しむというより、ガーディナーの解釈を 聴かされる演奏だ、というのがオレの現段階での見方。)
78 :
名無しの笛の踊り :05/01/29 20:04:07 ID:lnlY2qEf
指揮者の比較は誰でもやるが、古楽のことに男性歌手を比較検討するヤツなど めったにいないと思うので、オレがやろうかと。 たとえばイギリスのテナーで、ともにヘンデルの声楽曲の録音に ソリストとして参加している歌手で、 Ian Partridgeという人と、Ian Bostridgeという人がいる。 「パー」か「ボス」か。しかしこのふたり(の名前)が似てる似てると 面白がったりするのはもしかして日本でオレだけかね。 「ボス」のほうが有名になってしまったが、ヘンデル録音への貢献度では、 「パー」が(現時点では)上である。
オンブラ・マイ・フでこれっていうお薦めのCDはありますか?
80 :
名無しの笛の踊り :05/01/29 21:59:17 ID:y+Pb7E6b
>>79 好みによる。古楽系がいいのか、ベルカントか。日本人か。はたまたboySか。
オレは『セルセ』の全曲盤(マッギガン)で聴いてるから、ほかのはしらんのよ。
日本人ではヌッツォ、森麻季。それから米良。古楽系では、レーヌ。ショル。
オペラ歌手のでは、バトル。カレーラス、なんてのもあり。
boySのアンソニー・ウェイもあり。
もちろんほかにもゴマンとあるだろうから、お好みで。
レーヌのは、アマゾンで立ち聞きした限りではオレの好みではなかった。
81 :
名無しの笛の踊り :05/01/29 22:03:46 ID:y+Pb7E6b
おフランスに注文していた『ベルシャザル』と『エイシスとガラテア』と シャンドス・アンセム第9番の楽譜が届いた。はやっ。 2週間ちょっと。こんどから楽譜はパリに注文することにする。
ありがとうございます 具体的な好みが言えないほど初心者なので まずは図書館でひっかかったのを 片っ端から聴いてみます
83 :
名無しの笛の踊り :05/01/29 22:32:22 ID:y+Pb7E6b
まあ待ってればオレより親切な人がいろいろ教えてくれるだろうけどね。
でもオレも含めてみんなしょせん片寄った聴き方してるんだから、
やっぱり自分で聴いてみるのが一番かもね。
>>80 の歌手名で検索するといろいろ出てくるでしょうよ。
84 :
名無しの笛の踊り :05/01/30 18:29:09 ID:FPmg85fJ
なんか忘れてると思っていたが、最近出たルネ・フレミングのアリア集にも 入っていた。Ombra mai fu。 このCDにはLascia ch'io piangaも入っていて、この2曲とも入っている アリア集は少ないと思うので、コレクションとしてはいいかもしれない。 しかしオレはフレミングという人の声は苦手だ。
85 :
名無しの笛の踊り :05/01/30 18:33:08 ID:FPmg85fJ
うちの『水上』は、古いレパードのもガーディナーのも F→G→Dの順番なのだが、もしかしてF→G→Dで最初に録音したのは レパードかも。いづれにしても当時この順番はめづらしかったはずで、 やっぱよく考えてたんだよなあレパードは。
86 :
名無しの笛の踊り :05/01/30 21:24:22 ID:NSr4DJxm
マイケル・チャンスがガーディナーの『メサイア』のアルトのコーラスの中に 入っているのは知っていたが(メンバー表にも名前があったし、CDを聴けば、 チャンスがアルトの合唱パートを歌っているのははっきり聞き取れる) どうもチャンスはガーディナーの『セメレ』でも合唱団にいるもよう。
そういや今年生誕420周年なのね。 ってことはバッハもそうなんだけどさ。
88 :
名無しの笛の踊り :05/02/01 20:58:43 ID:UTDKTeQI
89 :
名無しの笛の踊り :05/02/01 21:33:35 ID:8E+HCJxM
レパードの『水上』は1970年、『花火』は1971年。 そんな昔の録音なのに、この表現の新しさはどういうわけだろう、と 思って、気がついた。 このころ、レパードはマンロウと一緒に仕事をしていたのである。 ガーディナーもモンテベルディの『晩課』でマンロウを招いたし、 マンロウの仕事ぶりに、彼らは直接にも間接的にも いろいろ触発されるところがあったはずである。
90 :
名無しの笛の踊り :05/02/01 22:19:11 ID:v0ra13Kb
マンロウは生前すでにパーセルまでは指揮していた。 ヘンデルにまで手を伸ばすのも時間の問題だったろう。 あー。 聴いてみたかったよ、マンロウ指揮の『水上』とか『花火』とか。 しかしまあ、生きてりゃ今頃は、ボーンウィリアムスとかホルストとか そのへんまでマンロウは行っちゃってたかもしれん。
91 :
名無しの笛の踊り :05/02/01 22:21:07 ID:v0ra13Kb
>>88 ああ。そういえば誕生日、今月ね、23日。
でな、実はオレも2月23日、誕生日なのよ。
オレ、それ知ったときは運命を感じたね。
92 :
名無しの笛の踊り :05/02/02 02:56:53 ID:nQIWyQ+c
ヘンデル可愛いo(^-^)oやさしそう(-^〇^-)
93 :
名無しの笛の踊り :05/02/02 19:42:40 ID:C6sgY3FM
「可愛い」て…。「やさしそう」て…。 ま、なんせ「音楽の母」やからな。 見る人によっては「やさしそう」に見えるのかもしれへん…。 オレにはただのデブおやじに見えるが。
94 :
名無しの笛の踊り :05/02/04 00:08:05 ID:QT1G2ssu
それにしてもマクネアーのモテット集を買いそびれたのは痛かった。 ヘンデルだけぢゃなくモーツァルトとの抱き合せだったので ちょっと躊躇してる間に、無くなった。 そのうち廉価盤で出たら即ゲットせねばなるまい。
95 :
名無しの笛の踊り :05/02/04 23:31:48 ID:S2pV5D5d
アーノンクールのOp.3とOp.6、聴き直した。 Op.3は(○/△)、Op.6は(○)に上方修正。 ただやはりOp.3はアンサンブルに荒さがあるし、 Op.3にしてもOp.6にしても、それがアーノンクールらしいといえば それまでだが、気合が入りすぎていて、聴いていてちょっと疲れる。 もちろん、そういう、緊張感みなぎってるのがいいという人も いるとは思うが。
96 :
名無しの笛の踊り :05/02/05 00:02:06 ID:S2pV5D5d
アラン・カーティスの『ロデリンダ』、 アルヒーフからのリリース、いよいよ本決まりらしい。
97 :
名無しの笛の踊り :05/02/05 23:18:26 ID:o/JG7vTI
テレビ東京『美の巨人たち』をちょっとだけ見た。 ヘンデルてニュートンと同時代人だったのね。 てか、『テオドーラ』の直接の元ネタ本は(以前のヘンデルスレでも書いたが) 例のボイルが書いた宗教書だったというし、ヘンデルを18世紀の文脈に 置き直すと、いろいろ見えてくるものがあるかもしれない。
98 :
名無しの笛の踊り :05/02/06 00:34:14 ID:dL2Hpgl1
パロットの『メサイア』を半分聴いたところだ。 うーむ…。合唱は最高の部類だと思う。これまで聴いたなかで合唱がもっとも 素晴しいのはコープマン盤(ザ・シクスティーン)だと思っていたけど、 それに並ぶよい出来だ。しかしソロがどうも、もちろんカークビーもいるので すべてダメというのではないのだが、なんか歌い込みが足りない感じがする。
99 :
名無しの笛の踊り :05/02/06 01:05:34 ID:M9JmnPNn
100 :
名無しの笛の踊り :05/02/06 11:30:35 ID:6L6Bg1QR
>>99 ザルドスっちゅうのは生まれて初めて聞いたが、取り急ぎ調べてみると
ほんとにあの、古楽のDavid Munrowが音楽を担当してるらしい。
その音楽、聴いてみたいような、ちょっと恐いような。
gooでは「音楽はデイヴィッド・モンロー」と書いてあった。
101 :
名無しの笛の踊り :05/02/06 12:44:27 ID:M9JmnPNn
冒頭でベートーヴェンの第7交響曲(第2楽章)ぶちかましてくれたと思ったら もともとクラッシック(古楽)の人だったのね
102 :
名無しの笛の踊り :05/02/08 00:58:13 ID:fMCE5OnC
しかし『復活』第1部の終曲のコーラスにはやられたね。 『水上』のあれの元ネタが、こういう曲とは思わんかった。
103 :
名無しの笛の踊り :05/02/08 01:04:32 ID:fMCE5OnC
そういえば、この前ラター指揮ケンブリッジ・シンガーズの ルネサンス・マドリガルのCDを聴いたのだが、これのバスに ジェラルド・フィンリーという歌手が加わっている。 たぶん、ホグウッドの『リナルド』で完璧と言っていいアルガンテを 歌ったのと同一人物なのだろう。マドリガルもヘンデルオペラも歌える。 いいことだ。
104 :
名無しの笛の踊り :05/02/08 01:09:23 ID:fMCE5OnC
『水上』でまた思い出したが、ガーディナーの『水上』はいい演奏なのだが エラートの旧盤もフィリップスの新盤も、D durの異稿で始まって、 それからF durの組曲に入るので、他の盤と出だしの曲が違う。ちょっと 違和感がある。あれはどういう理由であの順番にしたんだっけな。
105 :
名無しの笛の踊り :05/02/08 22:59:53 ID:cCAiMejS
DECCAから『ヘンデルオペラの栄光』とかなんとかいうアリア集が 出てたのを思い出した。そのCD、オフィスに置きっぱなしなんで忘れとった。 Ombra mai fuはテバルディである。出来は、まあまあ。 それより若いころのサザランドのヘンデルがなかなかいい感じだ。 ま、いまさら金出してまでサザランドのオペラの全曲CDを 聴こうとは思わんが…。
ぬるぽ
オレだってたとえばヤコプスの『リナルド』やミンコウスキの 『ジューリオ・チェーザレ』は聴いているのである。聴いてはいるが、 そんなに口をきわめて褒めちぎるほどのこともないんぢゃないのと 思えてしまった。てか、もともとオペラはそんなに関心ないせいもある。 クリスティだのミンコウスキだののヘンデル・オペラの話は どうぞ語りたい人が語ってくださいね。知りたいことをお尋ねするかも しれませんが、もとより邪魔はせぬ。
108 :
名無しの笛の踊り :05/02/10 22:09:15 ID:Lb5PfmPZ
『Dixit Dominus』をイギリス勢で聴くと、なんかイタリアの音楽って いうより北欧の音楽みたいに聞こえてしまう。 オレとしてはアレッサンドリーニがイタリア時代の声楽曲やオペラを 録れるのを待っているのだが、なかなか出ん。 仕方がないので『Dixit』はミンコウスキ買ってみっかな。
109 :
名無しの笛の踊り :05/02/10 23:51:20 ID:CmjUf85x
パロットの『メサイア』のデイビッド・トーマスの件だが、やっぱこの人は ひどいよ。第3部の例のトランペットのアリアの、ABAの、Bが終わって Aに帰ってくるあたりからが特にひどい。この人がいなければ、 パロット盤はかなり得点が上がる。
110 :
名無しの笛の踊り :05/02/15 23:59:58 ID:iUTLmB44
あら。まだあったのね、このスレ(笑ひ)。 オジェーは晩年、時代楽器とのヘンデルを集中的にあれこれ録音してくれたけど、 より古い、独シャルプラッテンへの『9つのドイツ・アリア集』が、地味では あるけれどもっとも価値のある録音なんぢゃないか、とふと思った。
ブリリアント40枚組みのインプレきぼん。
112 :
名無しの笛の踊り :05/02/19 15:43:12 ID:rs+w9kPZ
ひゃー。ブリリアントて、Amazonで、40枚組、八千なんぼ? 気に入る演奏がいくつかあれば、元は取れさうな感じよね。オレは いまさら買はんけど。 レコール・ドルフェの室内楽は、ま、イギリス的に模範的な演奏。 『作品5』は気に入ってゐる。
113 :
名無しの笛の踊り :05/02/19 17:19:44 ID:UhboO33u
40枚組の曲目と演奏者の詳細がwww.gfhandel.orgに出ていた。
あそこでの総合評価は10点満点の"6"だった。
レコール・ドルフェの室内楽"8"と、エインズリーがタイトルロールを
歌っている『イェフタ』"8"と、オジェーのドイツ・アリア集"9"は
バラで持ってる。オジェーのは、
>>110 でオレが褒めたやつだ。
オレ的に以上3種はすすめられる。
あと、マッギガンの『ブロッケス受難曲』とか、興味がないわけぢゃないけど
この京都議定書の時代に、一度も聴きそうにない無駄なCDを
ごっそり買い込む気にはならんので、オレはパス。
114 :
名無しの笛の踊り :05/02/23 18:51:04 ID:igNEdNPf
バイオリンソナタやリコーダーソナタは競合盤がいくつもあって めでたいかぎりだが、なんでトリオソナタは録音少ないんだろ? 時代楽器でもレコール・ドルフェとロンドン・バロックくらいぢゃ ないの。モダンでは、アカデミー室内アンサンブルくらい?
115 :
名無しの笛の踊り :05/02/23 19:42:54 ID:WQLCabQZ
チェリとのチャイ・コン、いいねえ ・・て、ヘンデル違い(井田)
116 :
名無しの笛の踊り :05/02/23 23:08:48 ID:R7d5CXfQ
『エジプトのイスラエル人』、ガーディナーの旧盤、新盤どっちも聴いたが むしろ旧盤のほうがういういしくていいんぢゃないかねえ。 ま、旧盤ではオレのひいきのポール・エリオットが大活躍してるのも オレ的にポイント高いわけだが。 といふわけで、生誕320年の記念の日に。
>>112 >>113 亀レスですが、サンクスです。
レコール・ドルフェの室内楽、エインズリーほかの『イェフタ』、
オジェーのドイツ・アリア集はだけでも当たりなら、十分元とれる感じですね。
今度買ってしまいそうな感じです。
118 :
名無しの笛の踊り :05/02/24 22:02:17 ID:FYoqOHo9
ピノックの『ベルシャザル』廉価盤が届いたので少しづつ聴きはじめたが、 なによこれ。歌詞がついてない。たしかにフルプライス盤からすると そうとう安いんだけどさー。歌詞ナシって、最近あるけどさー。 でもあんまりぢゃん。天下のアルヒーフともあろうものが。 入れ物はフルプライス盤と同じで、スペースがないわけでもないのに。
119 :
名無しの笛の踊り :05/02/25 00:46:10 ID:uHhEYL3j
オレの場合、『ベルシャザル』はアーノンクールをすでに持っていて、そっちは 当たり前に英独仏訳の歌詞付きだし、このまえNovelloのボーカルスコアも 買い込んだので、あまり困らないが、これからTRIO(ユニバーサルの 廉価盤3CDシリーズ)の『ピノック/ベルシャザル』を買おうとする人は 気をつけられよ。 ベルシャザルの母ニトクリスの役は、ピノック盤のオジェーもいいが アーノンクール盤のパーマーも負けていない。ハイレベルの争い。
120 :
名無しの笛の踊り :05/02/25 00:52:52 ID:uHhEYL3j
しかし合唱はさすがに、アーノンクール盤の、70年代のストックホルムより 1990年のイングリッシュ・コンサートのほうが数段上だ。 イングリッシュ・コンサートの合唱団にはサリー・ダンクリーが 入っているが、この小柄なおばちゃん、ようやるね。 タリス・スコラーズでも、シクスティーンでも、モンテベルディ合唱団でも 見かける。
121 :
名無しの笛の踊り :05/02/25 23:15:31 ID:ySocZzZu
オレ自身がテナーだからテナーに点が辛いのかもしれないが、 イングリッシュ・コンサート合唱団は、どうも、他のパートに比べて テナーの仕上がりが雑だ。『メサイア』では特に荒かった。 『ベルシャザル』では『メサイア』ほどではなく、何とか合格だが、 パー練をして、パートの声を揃えてから全体のセッションに臨むべきである。
122 :
名無しの笛の踊り :05/02/26 21:27:58 ID:YJ3xD30B
アーノンクールとピノックの『ベルシャザル』を聴き比べていて大違いを見つけた。 幕切れ近く、ベルシャザルに勝利したキュロスがバビロンに入城して、 そのベルシャザルの母親ニトクリスと二重唱を歌う。 その二重唱、アーノンクール盤ではモル、ピノック盤ではドゥアになってる。 メロディーはおんなじで、短調か長調かが違う。これ聴き比べるとすごく面白い。 短調のアーノンクールは5'16"かけてたっぷり歌わせ、 長調のピノックは3'58"でさらっと流している。 ここはアーノンクールのほうがいい。泣かせる。
123 :
名無しの笛の踊り :05/02/27 00:39:07 ID:bUHlXEOy
『水上』にしろ『花火』にしろ、「はずれ」をひくほうが 珍しいんぢゃないの? ある程度狙いをつけて買うとたいてい「当たり」で、それで満足して しまうので、とくに熱く語る必要がない── あちらのスレを見ていると、どうもそんな感じなのではないか。
124 :
名無しの笛の踊り :05/02/27 00:42:31 ID:bUHlXEOy
オレはもうレパードとガーディナーで満足しているのでいまさら 『水上』を買うつもりもないのだが、たとえばマッケラスって人は なんどもなんども録音してますな。 テラークへの最新?録音はレパードやガーディナーと同様 F→G→Dの順番らしい。なかなかよさげでしたよ。
125 :
名無しの笛の踊り :05/02/27 20:45:07 ID:Wt03ytWf
この3月にカークビーがコンサートで『ベルシャザル』を歌うらしい。 ということはニトクリスだろう。だいじょぶなのかカークビー。まだ歌えるのか? 2002年と04年に録音したバッハのカンタータがシャンドスから 出たというからなあ。まぁ歌えはするんだろうが…。 がっかりさせないでくれよー。 引退して、のんびり、後進の指導でもしてくれればいいのに。
126 :
名無しの笛の踊り :05/02/28 01:29:02 ID:Tv/qzK5e
ttp://www.bach-cantatas.com/Bio/Kirkby-Emma.htm ここのページによるとカークビーは1949年2月26日生れだそうな。
誕生日、ついこないだぢゃん。56歳か…(計算ちがってたらごめん。)
へたしたらこの人もう60過ぎなんぢゃないかと思ってた。
そらプロだから、50代後半でも歌えるだろうが、でも、60前になった
カークビーって、オレはもうあんまり聴きたくないよ。
しかし、ってことは、ホグウッドの『メサイア』の時は、まだ30になるや
ならずだったのね…。
127 :
名無しの笛の踊り :05/03/03 00:26:08 ID:wzbPdOes
流行りのものを押さえておくのも悪くないと思って、 ミンコウスキの『アリオダンテ』を聴きはじめたところである。 スコットランド王のDenis Sedovって、えらい若そうね。 これって、ミンコウスキの好みなのかしらん、とか、つい考えてしまう…。 Lynne Dawsonはヘンデル録音あれこれあるのだが、この人を聴くと、 いつも、どうも発声に難があるような気がして仕方がない。 ま、じっくり聴かせてもらいまひょ。
128 :
名無しの笛の踊り :05/03/03 00:48:06 ID:SqE6vdbT
てか、『アリオダンテ』のブックレットの表紙の、ミンコウスキの写真を 見ていて気がついたんですけどよ、ミンコウスキはヘンデルに似てますな、 風貌が。例のかつらをかぶらせたら、「音楽の母」に見えてきそうな 気がする。
129 :
名無しの笛の踊り :05/03/04 22:45:39 ID:FMfEi2JL
『アリオダンテ』聴き終わった! テナーのアリアがちゃんとあるオペラっていいなー、って感じ。 それと歌手に穴がないのは強いよなー。みんな強力だ。 (ただ、やっぱドーソンのこもった声は問題あると思うぞ。) 『ジューリオ・チェーザレ』の時はメゾが4人も出てきて、誰が誰やら よー分からんかったが、『アリオダンテ』ではフォンオッターと ポドレス、メゾ二人のそれぞれの個性がくっきりと出ていて、聴きごたえがある。 バスのセドフも若いのに低音がよー出とる。
130 :
名無しの笛の踊り :05/03/05 19:38:46 ID:NVsjL7Cg
ヘンデル御殿は、マクリーシュの『サウル』について 「現時点ではこれが最も優れた演奏です。」というけれど、そうかなあ。 曲作りではガーディナーとどっこいどっこいだと思う。 それぞれ弱点はかかえているけれど、総合点でわずかにガーディナーが リードしているような気がする。
131 :
名無しの笛の踊り :05/03/08 23:37:19 ID:kRIJvBBc
これももうかなり昔のことだけど、エスウッドとザードリの イタリアン・デュエット集がレコードアカデミー賞の声楽曲部門に 選ばれたことがあった。フンガロトン原盤で、発売元はデンオンだった。 もちろん曲も演奏もすばらしかったが、しかし、なんであんな地味な、 どう考えてもそう売れそうにないCDが一等賞になれたのか、いまだに謎だ。 声楽曲部門がよほど不毛の年だったのかね。
132 :
名無しの笛の踊り :05/03/08 23:43:44 ID:kRIJvBBc
そういえばリン・ドーソンはガーディナーの『サウル』にも出てたし、 今オレが聴いてるシクスティーンのシャンドス・アンセム全集でも 歌ってゐる。この人、そんなにいいかなー。よーわからん。 いまラストの11番を聴いてるが、どっかで聴いたようなフレーズが 次々出てくる。楽しい。 それにしてもシクスティーンの巧さはいつ聴いてもすごい。
133 :
名無しの笛の踊り :05/03/11 12:15:56 ID:XNiAEQUt
アラン・カーティスの『ロデリンダ』が早くもHMVで予約可能になってゐた。
134 :
名無しの笛の踊り :05/03/11 22:25:42 ID:1Vy7tWJI
マッケラスがボストリッジをつかって『イドメネオ』(もちろん モーツァルトの)をEMIからリリースしてゐるが、去年だったか おととしだったか、マッケラスは題名役にやはりボストリッジを起用して、 『イェフタ』を振ってゐたんぢゃなかったか。エジンバラかどこかで。 『イェフタ』はもういらんので、このコンビで、ヘンデルの、なにか別の 曲を聴きたいなー。『メサイア』でもいいし『エジプトのイスラエル人』 でもいい。その時はターフェルも呼んで。ソプラノはリサ・ミルンで。
135 :
名無しの笛の踊り :05/03/11 23:31:24 ID:o1oWSH0v
ヘンドリクスもバトルも、それからアレグザンダーも、ヘンデルのオペラや オラトリオの全曲録音に参加してゐるのに、ノーマンだけはヘンデルの まとまった録音がない、もったいない、とずっと思ってゐたのだが、 1970年に、ムーティ(!)の指揮で『デボラ』(!)を録音して ゐたのださうである。それにしても『デボラ』たあ、またマニアックな。
バイエルン日本公演の「アリオダンテ」、 F席ゲトしますた。
137 :
名無しの笛の踊り :05/03/12 22:53:47 ID:GAvBLMre
ああ、アイバー・ボールトンのね。そんなのが来るのね。 いい時代になったもんですなあ。キャストが気になる。
138 :
名無しの笛の踊り :05/03/12 22:56:18 ID:GAvBLMre
すでに出ているCDでは、アン・マレーのアリオダンテに ジョーン・ロジャーズのジネブラだそうな。 ジョーン・ロジャーズは、ガーディナーの『ソロモン』では なかなか感じ良かったが。
139 :
名無しの笛の踊り :05/03/17 15:33:42 ID:MhE0Rq0w
HWVは何番まであるのでしょうか?
140 :
名無しの笛の踊り :05/03/17 18:38:43 ID:CXS2H2Zr
141 :
名無しの笛の踊り :05/03/17 19:30:46 ID:Sh/fpvSe
142 :
名無しの笛の踊り :05/03/18 19:52:09 ID:XbWkJcbT
アレッサンドロ聴きたいけど、海外サイト探しても どこにも売ってないよ〜
143 :
名無しの笛の踊り :05/03/19 11:45:37 ID:JFSN0QbH
『エステル』『アタリア』の原作が入っている筑摩の世界古典文学全集『ラシーヌ』が 復刊になったはずだが、アマゾンあたりでは品切れ。 もう売れたってことか?
144 :
¥ :05/03/19 14:05:54 ID:eiRnDxky
クレンペラー・スレの爺のエピソード はワロタ! >イスラエルでヘンデルの「メサイア」を振らないかと打診されたときのこと。 翁答えて曰く 「アンタの国は以前彼とモメゴトがなかったかね?」 ちなみに原文は "Was there not once some trouble with your country and the Messiah?"
145 :
名無しの笛の踊り :2005/03/22(火) 21:22:26 ID:IQHkd4ki
おー、まだ生きてたかヘンデルスレ。
オレ、
>>144 とは笑いのツボが違ふらしい。これって笑い話なのか…。
皆さんこんばんは。 今、iTumesでヘンデルのライブラリーを作っています。 Georg Friedrich Handel George Frideric Handel の両方が出てくるのですが、本当などっちが正しいんですか? どっちも正しいならどっちに統一するのが自然でしょうか?
147 :
名無しの笛の踊り :2005/03/23(水) 23:03:12 ID:a9o1ageM
>>146 よー知らんけど、上がドイツ語。下が英語表記とちゃうの?
ただ、ドイツ語表記ならほんまは「Handel」の「a」がウムラウトに
なるはずなんよ。オレもMacやからWinのことは知らんけど、
Macならウムラウト出るっしょ。iTunesで CD情報ダウンロードすると、
英語表記のほうが多いと思ふ。
148 :
名無しの笛の踊り :2005/03/23(水) 23:05:40 ID:a9o1ageM
旧アーゴの、クリベリー指揮の『メサイア』が2枚組1000円足らずで 出とるそうですな。しかし、合唱がキングズ・カレッジですからなー。 微妙ですな。
>>147 なるほどドイツ語なんですね。確かにHandel の a の字が違いますね。
英語に統一します。
ありがとうございました。
150 :
名無しの笛の踊り :2005/03/26(土) 11:17:33 ID:mpde0hD7
BrittenとPearsの共演盤を検索していたらちょっと面白いのを見つけた。 このコンビで『聖セシリアの日のオード』を録音していたのである。 予想どおり、今となっちゃ古めかしい演奏で人には勧められない。 米Towerでトランペットのアリアをちょっと聴いたが、ピアーズ先生、 'arms'で音が上がるところ、苦しそうだった。ふふふ。 そういえばブリテンはあんなに合唱が好き、合唱振るのも好きなのに 『メサイア』は録音しそびれたみたいね。
151 :
名無しの笛の踊り :2005/03/27(日) 17:31:01 ID:XmTs6SQj
うちには、アンドリュー・カーウッド指揮カーディナルス・ミュージックのCDは 1998年から99年にかけて録音したビクトリアしかない。そのカーウッドは 2000年には、こんどはガブリエリ・コンソートのテナーの一人として、 マクリーシュの指揮で、ヘンデルの『テオドーラ』を歌っていた。
152 :
名無しの笛の踊り :2005/03/29(火) 00:18:52 ID:F8iFUms3
『メサイア』や『アリオダンテ』のフォンオッターはすばらしいと思ふけど、 彼女に『イェフタ』のストルジェや『ヘラクレス』のデジャニラを歌わせたのは どう考えてもミスキャストぢゃなかろーか。
153 :
名無しの笛の踊り :2005/03/29(火) 00:43:04 ID:F8iFUms3
『聖セシリアの日のオード』、おもしろい曲だとは思うが、ヘンデルにしては 気合いの入り方がイマイチちゃう? そんなに密度の濃い曲ではないよーな気がする。 ま、ヘンデルらしく、動と静、陰と陽、の対比のツボは押さえてあるけど…。 スコアを見ると合唱の手抜きは一目瞭然、てのはさすがに言い過ぎか。 せっかくソプラノとテナーのソリスト使ふんだから、一曲くらい、 デュエットさせりゃいいのに…と、いつも思ふ。
154 :
名無しの笛の踊り :2005/03/29(火) 01:27:09 ID:JBwl3ZFA
ヘンデルは過大評価されてると思う。 貴族向けの軽快な曲が多すぎます。。 ブクステフーデ、シュッツ、モンテベルディ、ビーバーらを もっと見直すべき
おーどりましょおよ
156 :
名無しの笛の踊り :2005/03/30(水) 00:34:50 ID:J4P8I6Np
オレがヘンデルを聴くのは、ヘンデルの音楽が心地いいから。
別にヘンデルが偉大な音楽家だから聴いてるんぢゃないのよね。
オレらヘンデリアンは、ヘンデルの音楽に対して、精神性とか
そういうめんどくさいものを求めてはいないと思う。少なくともオレはそう。
音楽聴いてスカッとできれば、それでいいぢゃん。軽くてかまわない。
ていうか、
>>153 が挙げたなかで、ほかの人はともかく、モンテベルディってば
じゅうぶん重要視されてるでしょ。オレも、ヘンデルの次によく聴くよ。
実は、オレが手持ちのCD全部売り払って、一組だけ残すとしたら、
パロットの『モンテベルディ/晩課』。
クラシック初心者です。 今更ながら、カストラートのサントラを聞いてヘンデルを聞きたくなりました。 お薦めを教えてください
159 :
ぺんてる :2005/03/31(木) 14:09:33 ID:X1hFSByZ
ξ@}{@ξ
>>158 リナルドの三幕のアリアとか。
それから
>>154 シオンの道は悲しみとか、メサイアの受難部分の何曲か
モツレクにぱくられて困ってるんだが何か?
160 :
158 :2005/03/31(木) 23:45:07 ID:feu+9EMK
161 :
名無しの笛の踊り :皇紀2665/04/01(金) 09:24:59 ID:oVYT5tco
「リナルドの三幕のアリア」って言われただけで探せるものなのか?
>>159 あんたが言うので『リナルド』のAct3を聴き直してみたのだが、
アリアって、どのアリア?
てか、『カストラート』見りゃわかるのか?
モーツァルトに引用されて、べつに「困る」こたぁあるまい。
今ふうにいうと、ヘンデルに対するモーツァルトのリスペクト、って
やつだらう。あんなに勉強させてもらったわけだから、
それあリスペクトして当然だ。
そもそもヘンデルに関してパクリを言いだしたら、テレマンに、
「〈郵便馬車〉をパクられて困ってるんですけど」とか言はれるぞ。
ほかにもいろいろ。
皇紀…。 ATOKの辞書に入ってた…。さらに鬱…。
163 :
ジャズ博士 ◆Ei9SFfz3io :皇紀2665/04/01(金) 09:35:37 ID:9QZDL2/f
愛国心を育てるためだよ。
164 :
ぺんてる :皇紀2665/04/01(金) 13:09:31 ID:OZdjIGX0
>>161 いや、「軽快な曲が多すぎ」って言うから、暗い曲の例として書いただけ。
モーツァルトには漏れの暗い内面に注目してくれたことに感謝してる。
あとデッティンゲンテデウムのvouchsafe,o lordなんかも暗いな。
リナルドは「今やラッパの音が」というアリアですね。カストラートの映画から
離れて選んで良ければと思って選びました。
165 :
名無しの笛の踊り :音盤暦128/04/02(土) 00:25:29 ID:mpwks9BA
やっぱ
>>154 が分かりにくいのよ。
「貴族向けの軽快な曲が多すぎます。。 」とはなにが言いたいのか?
(とくに「軽快な」というのが154の文脈では意味不明。)
まあ、2ちゃんねるで日本語がダメだと責めるのも酷だが、悪文は悪文だ。
もちろん王室や貴族のための曲はあれこれあるけれど、そもそも、
曲が多いからダメ、って理窟はないだろう。
それにもっと大事なことは、ヘンデルは本質的には、
劇場に来てカネを落してくれる聴衆を目がけて書いてたわけだろ?
(BWVがカンタータから始まっているのに対して、HWVがオペラから
始まっているのは、意味のあることなのだ。)
劇場にオペラやオラトリオを聴きに来る聴衆って、そら貴族も来るだろうが
富裕な市民も多かったんぢゃないの?
いや実はオレも、ヘンデルを知るには18世紀のイギリスについて知ることが
重要だとはずっと思っているのだが、シロート向けのてごろな本を
なかなか見つけられずにいる。誰かいい本知ってたら教えて。
166 :
名無しの笛の踊り :音盤暦128/04/02(土) 00:30:06 ID:mpwks9BA
いまロルフジョンソンのイギリス近代の歌曲集を聴いている。 70年代半ばの録音で声が若い若い。ビブラートも気にならない。 この声で『メサイア』も歌ってくれたらよかったのだ。 ガーディナーの『メサイア』におけるロルフジョンソンはビブラートが 気になってしゃーない。
167 :
名無しの笛の踊り :音盤暦128/04/02(土) 00:45:10 ID:HRWFzn3C
> ξ@}{@ξ
これってカツラだったのね…。
>>164 わかった。"Or la tromba"ってやつね。オレもこのアリアはいいと思った。
168 :
名無しの笛の踊り :2005/04/05(火) 22:09:57 ID:pKmIK8lV
ハイペリオンの『時と真理の勝利』のDarlowという人は、キングとか ホグウッドとかの系統で、典型的にイギリス中庸の指揮者みたいね。 なにしろ最後のオラトリオやし、新鮮みはないけどカークビーやブレットも 調子よさそうやし。 (ガーディナーの『メサイア』ではブレットも窮屈そうな歌唱で拙かった) 『ロデリンダ』より『時と真理の勝利』が先やな、オレ的には。
169 :
名無しの笛の踊り :2005/04/05(火) 22:32:39 ID:mZbPzJIj
軽快な曲が多すぎってのはさ、 ヘンデルはヘ長調とか変ロ長調とか田園的な響きのする 穏やかな調性を好んで使ってた(偏っている)でしょ? そういうところにもヘンデルの嗜好が表れてるんじゃないかな。 同時代のバッハのような宗教的で厳しい響きではなく くつろいだ雰囲気の音楽が多すぎって言いたいわけ。 バッハの晩年の曲は、最高傑作のひとつ音楽の捧げものをはじめとして 『正座して聞け』と言わんばかりの厳しさがあるわね。 その点ヘンデルは娯楽っていうか愉しさにとどまる音楽が多いと思う。 べつにそれが悪いって言ってるんじゃない
170 :
名無しの笛の踊り :2005/04/05(火) 22:52:30 ID:pKmIK8lV
チャールズ・ブレットはマルゴワールの『リナルド』でも実に調子よく歌ってゐる。 好不調の波があるのか、『メサイア』ではガーディナーの締め付けがキツくて のびのび歌わせてもらえなかったのか。ちょっと謎だ。
171 :
名無しの笛の踊り :2005/04/06(水) 20:29:25 ID:UZF+cgEM
エラートは『作品3』が好きなのかなあ。 ガーディナーも、ミンコウスキも、エラートに『作品3』を録れている。 ただしオレはどちらも知らない。 アーノンクールとレパードとホグウッドを持っていて、一番聴くことが 多いのはやっぱしホグウッドだ。(レパードのものにはマンロウが ちょこっと出ている。いつも言うが、レパードのヘンデルはなかなか良い。) 英ヘリオスのブランデンブルク・コンソート盤にも関心があるが、 まあ買うまでもないような気はする。
172 :
名無しの笛の踊り :2005/04/06(水) 20:33:57 ID:UZF+cgEM
いま聴いているのはホグウッドの『メサイア』だ。久しぶり。 この演奏は、デイビッド・トーマスがまちっとお行儀よく歌っていたら スタンダードになれたのに…。惜しい。 時期はずれなことを言うと、合唱団ではじめて『メサイア』を歌ふ人が 音取り用に買うのならこのホグウッドのは有力候補だ。合唱ゆっくりだし。 ただし半音低いのでその点は注意。
173 :
名無しの笛の踊り :2005/04/07(木) 22:10:35 ID:gtdL9irV
『エジプトのイスラエル人』はガーディナーの新旧両盤とパロットを聴いた。 演奏の良さでは、パロット、ガーディナー旧、ガーディナー新の順だと思う。 しかし三種類とも収録内容が大幅に違うから、このオラトリオを買うときは 要注意ですな。 ボストリッジが歌ってるのもあるけど、合唱がキングズ・カレッジってのが ちょっとねー。
174 :
名無しの笛の踊り :2005/04/09(土) 10:21:24 ID:LFAwHqlR
ガーディナーの『エジプトのイスラエル人』旧盤の件。 "Exodus"と"Mose's Song"は覇気にあふれて、コーラスも一糸乱れず、 若いころのガーディナーらしい秀演だが、"The Ways of Zion Do Mourn"は、 録音会場も違うせいかなんとなくモワーっとしてて、オケの音に、 モダン楽器っぽいぬめぬめ感があるのがちょっとなー。惜しい。 録音は"Exodus/Mose's Song"が78年10月で、 "The Ways of Zion Do Mourn"が78年1月。で、ガーディナーが はじめて時代楽器を使ったのが『エイシスとガラテア』なのだが、 その録音年次をいま見てみた。そして驚いた。78年2月と書いてある。 つまりこの年ガーディナーは1月に『シオンの道は悲しみ』をモダンで録音し、 2月に『エイシスとガラテア』を時代楽器で録音し、10月には「シオン」と カップリングするために?、「出エジプト」「モーセの歌」をふたたびモダンで 録音したことになる、のか?
175 :
名無しの笛の踊り :2005/04/12(火) 19:32:03 ID:uBy3Ufmc
パロットの『メサイア』はデイビッド・トーマスだけが問題だ、みたいなことを 以前書いたけど、オレにはめづらしく、聴けば聴くほどイマイチ感がわいてくる。 パロットの指揮そのものが、どうも、乗っていない感じだ。 アルトのマーガレット・ケーブルもただ譜面を追っているだけに聞こえる。 カークビーやジョセフ・コーンウェルはいい感じだが、 ほかが悪いので損している。 ほぼ同時期に録音した『エジプトのイスラエル人』は、気合いが入ってて、 いいのにねー。
176 :
名無しの笛の踊り :2005/04/12(火) 21:22:23 ID:+kAzjm2S
きのうだったっけ、日テレで、例の再婚にこと寄せた番組をやってゐた。 ほんの一瞬、『水上』が聞こえてきたやうな気がした。
>>171 >英ヘリオスのブランデンブルク・コンソート盤にも関心があるが、
>まあ買うまでもないような気はする。
それはもったいない。意外なことに、Op.3はこれがベストの気がするが。
作曲者監修というオーセンティシティには問題ある曲集とはいえ、
資料的に考察して、編成の大きさなど、原曲の成立時期に合わせて
柔軟に変えているのもいい。
178 :
名無しの笛の踊り :2005/04/12(火) 22:42:02 ID:5AAu785b
>>177 サンキュ。
Herios、ルネサンスからブリテンまでいろいろ買っちゃいそうで、恐っ。
179 :
名無しの笛の踊り :2005/04/12(火) 22:46:48 ID:5AAu785b
『メサイア』歌いのバスというと、ピノック盤のジョン・トムリンソンも そうとうむちゃくちゃ。 古くはウィラード・ホワイトとか。近くはフィンリーとかターフェルとか、 いい歌い手はいろいろいるのに。なんでよりによってあんな トムリンソンみたいなへたくそを呼んでくるかね。
180 :
名無しの笛の踊り :2005/04/12(火) 22:51:32 ID:KI/ocmhb
変出るとグレてる
VOCという団体が、去年に引き続き今年も、 ヘンデルのオペラ「アルチーナ」を上演することになっているので、 ちょいと聞きに行こうかと思っている。
ヘンデルの音楽はアドレナリンだだもれしそうな音楽も多い。特にアンセムとか祭典音楽。 クラオタでない限り伊東四郎の「ニ〜ンニ〜キニ〜ンニ〜ン」のモトネタが ヘンデルのオラトリオと知らないだろう。 「司祭ザドク」なんか球場で演奏聴くと鳥肌たつ。 ところでヘンデルは欧州ではドイツの作曲家として扱われてるのか イギリスの作曲家として扱われてるのか気になる。
どこの国の人ってのはあまり重要でないだろう。リュリはフランスの作曲家扱いだし。 「ナポリ派セリア最後の巨匠」って感じの扱いだった気がする。
184 :
名無しの笛の踊り :2005/04/15(金) 08:33:13 ID:tKVKL6V2
少なくともイギリス人は、ヘンデルを自国の音楽家だと思っているだろう。
185 :
名無しの笛の踊り :2005/04/16(土) 09:49:45 ID:EojxmFD1
昨日の朝6時台にFMをつけてみたらたまたまHWV232の途中だった。 各声部の動きがかなりていねいにとらえられている。通奏低音にテオルボ?を つかって面白い響きを出している。腰の弱さを否めず、 この演奏を買うかというとちょっと躊躇するが。ヘンゲルブロックの指揮だった。 調べてみると4月14日が祥月命日だったのである。HWV232のあとはマリナーの 『水上』のG-dur組曲だった。何回目の録音かは知らない。
186 :
名無しの笛の踊り :2005/04/16(土) 20:34:47 ID:z1CHAMyB
ホグウッドが振った、オワゾリールへのヘンデル・オラトリオのセットが HMVで8CD、7000円台で出ていた。なかみは『メサイア』『アタリア』 『エステル』『復活』である。『エステル』はクリストファーズ盤のほうが いいと思うが、単品で持ってなければ、このホグウッドのセットは お買い得かも。特に『アタリア』はオレ的には特選だ。 『天使の一撃』の記述から推すと、ジャネット・ニールのお気に入りの 『メサイア』はたぶん、このホグウッド盤だと思う。
187 :
名無しの笛の踊り :2005/04/16(土) 20:36:50 ID:xzDKvlHt
ローリーアンダーソンのあれかと思った。
>>185 同じ放送を私を耳にしましたよ。
188 :
名無しの笛の踊り :2005/04/16(土) 20:45:15 ID:z1CHAMyB
ハヤカワ文庫で出ていたジャネット・ニールの『天使の一撃』は、 かんじんのミステリとしての深みがイマイチでいつの間にか品切れに なってしまったが、ヘンデリアンとしては面白く読んだ。 ロンドンの高級官僚の日常が音楽ネタをからめて描かれる。 貿易産業省の官僚であるヒロインはアマチュアの合唱団員で、仕事のあとに 『メサイア』の練習に行く。そして彼女の弟は、ポップスの歌手なのだが、 『メサイア』のソリストもやるのである。読んだ当座は そんな歌手いるもんかと思ったが、ラッセル・ワトソンみたいなのを 想定すればよかったのだろうか。ただし、ニールの好みは ワトソンのようなのぢゃなく、ポール・エリオットみたいな、 もっと澄んだ軽い声のテナーらしい。
HMV232;Dixit dominusは、ヴィヴァルディ(2曲あるが)と双璧をなすと思う。 ガーディナーと、BisのOhrwallという人のを聞いた。 ヘンデルの宗教曲は、わたくし的にはヴィヴァルディに並ぶ感動を呼ぶ。 世間で評価されるバッハは、くそまじめ過ぎるのかどうしてなのか、 個人的にはもう一つ感動が湧かない。
>>186 アタリアのサザーランドがなぁ…当時は人材不足だったのかなぁ。
>>189 父バッハは聴くとすごいと思うし、圧倒されるんだけど、
感動の質が、すごく理路整然とまとめられた論文を読んだときの類なんだよな。
だから、日常的に聴きたい類の音楽ではないな…嫌いではないが。
バッハだと聴く回数が多いのは圧倒的にエマヌエルだなぁ。
191 :
名無しの笛の踊り :2005/04/16(土) 22:47:49 ID:JJEounh6
>>190 「人材不足」て。あれはサザランドとカークビーとアレッド・ジョーンズの
競演てのが目玉だったんだろ。まあ不満はわからんではないが、
サザランド最後のヘンデル録音としてはいいものが選ばれたと思ふぞ。
チェンバロは父から入ったが、今はエマヌエルの世界に惹かれる。 ヘンデルのも惹かれるのだが、1集と2集を散見するばかりで、 ほかの曲はクラウス以外に見あたらない。 ヘンデルの曲に挑戦するチェンバリストが現れることを期待する。
193 :
名無しの笛の踊り :2005/04/17(日) 22:38:02 ID:R0lRU913
モーツァルト編曲版の『メサイア』てほとんど興味なかったんやけど、 米Towerでパロットの再録盤を立ち聞きしてみたら、合唱ナンバーを、 曲の冒頭はソリストが重唱で歌い、4パート揃ったところでコーラスが引き継いで 歌ってたりしてた。おもろい。 (これはガーディナーが『ロ短調ミサ』で使うた手や。) モーツァルト版て、ああいう風に歌えと指定してあるんやろか。 ああいう歌い方をオリジナル版でもしてみたいなー。
194 :
名無しの笛の踊り :2005/04/17(日) 22:39:58 ID:R0lRU913
マッケラスは、はるか昔の1950年代に『花火』を管楽版で録音してたのね。 それとか、セルの『水上』とか、最近ちょっと聴きたくなってきた。
195 :
名無しの笛の踊り :2005/04/18(月) 12:29:15 ID:8VgiHmEI
ウェステンベルクっていう(米国)人が振ったメサイアを買いました。 米盤にありがちな優秀録音を売り物にしているみたいですが、お目当てはアルトのチエジンスキです。 無事帰って来れたら報告しますね!!!
196 :
名無しの笛の踊り :2005/04/18(月) 12:41:44 ID:TyKaXekD
>>184 14歳でパリに渡ったオッフェンバックかフランス人かドイツ人かという議論に比べ、ヘンデルのイギリス移住は作曲家としてかなり名を成してからだから、世界的にはドイツ人扱いすることが多いと思う。
ただ、イギリス人が自国の作曲家として誇りにしているのに対し、ドイツ人は、うちは他に沢山いるからそういうことでもいいよ、という感じだ。リストなんかも似た扱いだな。
>>196 「かなり(名を成してから)」「世界的には」ってあたりがヌエ的言い方で
なんとも…。
>>197 後段がマジックワードなのはわかるけど、前段は事実じゃない?
ただし、名をなすまでに本格的に修行をした土地、および名をなした分野は ドイツとして括れるものではない。っていうか、イタリア? 音楽を聴く限りにおいて、ヘンデルのドイツっぽさってよくわからんな。
200 :
名無しの笛の踊り :2005/04/19(火) 01:34:44 ID:H4ge0eqC
基本的には国際人なんだと思うよ。 血統はリスト同様ゲルマン人だが、んなこと言ったらイギリス人だって広義のゲルマン人なんだし。
201 :
名無しの笛の踊り :2005/04/19(火) 01:49:19 ID:anlT/hwg
>>196 「世界的にはドイツ人扱いだけど、イギリスとドイツではイギリス人扱い」
ってことですか? 結局。
ドイツってよりイタリア的だな。
203 :
名無しの笛の踊り :2005/04/19(火) 20:51:24 ID:ZPuUHg7v
「世界的」ってのがなにを意味するのか相変らず不明なのだが、「公式」には、 ドイツに生まれてイギリスに帰化したのだから、「ドイツ人→イギリス人」だらう。 さういふこととはべつに、オレはオラトリオ班だから、やはりイギリス合唱音楽の 伝統の流れのなかにヘンデルを位置づけたい気持ちが強い。
204 :
名無しの笛の踊り :2005/04/19(火) 20:55:43 ID:ZPuUHg7v
マルゴワールが1980年に録音した『メサイア』では第1部の天使が出てくるところで boySを使っていて、Andrew J. Kingというのが歌っているのだが、こいつ、 コンソート=オブ=ミュージックのかの悪声テナー、アンドリュー=キングと 同一人物かどうか、ということがひっかかっている。この前すこしネットで調べて、 別人の確率が高まったような記憶があるが、その根拠を忘れてしまった。 このマルゴワールの『メサイア』も、ところどころいいところはあるのだが、 全体としては音楽の流れが停滞しがちで、評価は低くなる。 CD1とCD2の切り方がおかしいのは致命傷だ。
当時はイタリアもドイツも存在してなかったりして。
206 :
名無しの笛の踊り :2005/04/19(火) 20:59:52 ID:ZPuUHg7v
室内楽ネタ。 今年は『作品5』の新譜が2種類出るらしい。Avieと、もう一つはたしか Sommから出るそうである。いいことだ。『作品2』も録音してほしい。
207 :
名無しの笛の踊り :2005/04/19(火) 21:01:10 ID:r2qcdu3h
ドイツ人はヘンデルやリストよりもハイドンやモーツァルトをドイツ人扱いして物議をかもすことのほうが多い。 当時はオーストリアという名の国家が存在しなかったという理屈だが、神聖ローマ帝国の後継国がオーストリアだという観点からすれば、ベートーヴェンもバッハもヘンデルも(ゲーテもビスマルクさえも!)皆オーストリア人だという言い方もできるんだけどね。 オーストリアはドイツ人の国、という言い方はヒトラー没落後急速にタブー化し、オーストリア語という言い方も生まれたが(スイスのドイツ語を稀にスイス語と呼ぶように)EU加盟やハイダー台頭で少しゆり戻しているようだ。
208 :
名無しの笛の踊り :2005/04/19(火) 21:03:10 ID:ZPuUHg7v
どこでだったか、ブランデンブルク・コンソートのオルガン協奏曲集を 推してる人がいた。そのブランデンブルクのも、それから コープマンのも、演奏はいい感じなのだが、『作品4』と『作品7』の 12曲をCD2枚に入れている。オレとしては、3枚になってもいいので、 作品番号なしのも含めた完全盤で売ってほしー。ふだんは、オレ、 全集には興味ないとか言ってるが、これは全曲聴きたいよー。 ちなみにオレがいちばん好きなオルガン協奏曲は、『4』にも『7』にも 入っていない『カッコーとナイチンゲール』である。
ハイドンはともかくモーツァルトは血筋的には鉄板でバイエルン系じゃなかったか?
これから『イェフタ』を買うという人には、Marcus Creedがいいですよと 言っておけばいいのだが、実は、演奏の緊張度、彫りの深さでは アーノンクール盤が上だ。さらに『イェフタ』にはマリナー盤もあって、 むかしCDで出ていたのである。その頃のオレはまだモダン楽器のヘンデルを 忌避していたので、見かけても手が出なかった。バカだった…。 Deccaはマリナーの『イェフタ』をなんでお蔵入りにしとくんだろう。 ロルフジョンソンのイェフタ、M・マーシャルのイフィス、 エスウッドのヘイマー、そして天使にカークビー。 これだけハマり役の揃ったキャストはなかなかないのではないか。 あー聴きたいぞー。
211 :
名無しの笛の踊り :2005/04/20(水) 19:46:23 ID:WlARgIvw
あら。オレ、いつsageモードにしたんだろ。ageね。 ホグウッドの『メサイア』ではクリスティーがオルガン弾いてたのね。 1979年てば、クリスティーはHMFでシャルパンティエを 録音しまくってた頃ぢゃないかしらん。 あの気むづかしそうな人が、よくもまあ、弾きに行ってやったもんだ。
212 :
名無しの笛の踊り :2005/04/20(水) 19:50:33 ID:ypOPuVl5
バイエルン人もオーストリア人もプロイセン人も「県人」という程度の違いしかないけどね。 今のオーストリアはドイツの南朝みたいなもんだ。
213 :
名無しの笛の踊り :2005/04/20(水) 20:12:05 ID:WlARgIvw
さういへばフランス人は、この人の名前を何て発音するのだらう。 「ジョルジュ・フレデリック・アンデル」?
214 :
名無しの笛の踊り :2005/04/20(水) 20:16:12 ID:WlARgIvw
いま住んでいる物件の手続きのため不動産屋に行ったとき、BGMとして かかっていたのが偶然にも『ヨシュア』の序曲で、それをオルガン協奏曲に 編曲した版だった。応対してくれたおっさんに「これヘンデルですよね」などと 唐突に言うわけにもいかず黙っていた。それ以来オルガン協奏曲版『ヨシュア』を ずっと探している。『作品4』と『作品7』には入っておらず、コルゼンパの オルガン協奏曲全集(全16曲)にもなかった。梅沢さんのサイトのヘンデル作品表によると、 オルガン協奏曲は通し番号のついた16曲以外にHWV297〜300、303、305bと あるようなので、おそらくその中のどれかなのだろう。
215 :
名無しの笛の踊り :2005/04/20(水) 22:55:08 ID:NUP8KA2A
よっしゃよっしゃ
216 :
名無しの笛の踊り :2005/04/20(水) 23:15:49 ID:9DRm/cAU
今聴いているのはパロットのHWV232だが、ソプラノソロが エミリー・バンイブラとジル・フェルドマンなのである。 この二人の発声、クセありすぎ。 HWV232は冒頭合唱をやたら速く振る指揮者が多いが、 そんなに速くないほうがよいと思う。 あまり速いと、はじめのほうにすぐあるソプラノとアルトのソロが ひどくせわしなく聞こえて、すでにそこでもう、聴くほうは 欲求不満になってしまう。
ジル・フェルドマンは、バロックより中世のほうが良いものが多いような… ARCANAでマーラ・プニカとの競演したアルス・スブティリオルのアルバム が良かったから、パーセルのアルバム買ってみたらイマイチだった。
218 :
名無しの笛の踊り :2005/04/20(水) 23:34:19 ID:9DRm/cAU
この、HWV232が入っているパロットの2枚組の買いどころは、カークビーの
HWV237"Laudate Pueri"が聴けることだろう。マクネアーのが手に入らない
今となっては、このカークビーのが最右翼だろう。
>>217 アルカナ! 『レジェンダ・アウレア』って不思議系の中世もののCDを
衝動買いして、疲れたときに時々聴いてるぞ。
フェルドマンは、クリスティーとシャルパンティエを歌ってたときは そんなにクセ気にならなかったけどなー。ていうかあれはあれで いい味出してたんだがなー。
上記のARCANAのディスク、「EN ATTENDANT」ってアルバムだけど、 クセというより、硬質ガラスみたいで、すごく澄んだ透明感がある。 でも、パーセルは、にごっちゃてるんだよなぁ。
221 :
名無しの笛の踊り :2005/04/22(金) 00:30:34 ID:nVoNr3tC
そーいや、二期会でやるそうですな、『ジューリオ・チェーザレ』。
222 :
名無しの笛の踊り :2005/04/22(金) 12:54:10 ID:v4z2ZNWI
>>196 >>207 「ヘンデルはイギリス人ってことでいいから、そのかわりハイドン、モーツァルト、シューベルトはドイツ人ってことで支持してくれる?」
「オーケーオーケー」
そもそも、ドイツのことをジャーマンと呼び、遥か昔に分離したオランダをダッチ(ドイツ人)と通称している国だもの。
223 :
名無しの笛の踊り :2005/04/22(金) 21:45:37 ID:qW1jQjdi
以前のヘンデルスレで、『メサイア』のハレルヤ=コーラス冒頭における テナー問題に触れた。テナーの歌い出しは、流布版(novelloとか、木岡版とか)では 「ミードドド、ミードドド」である。ところがベーレンライターの ボーカルスコアは「ミードドド、ミーミドド」なのである。驚きましたよ。 つまり新全集版は「ミーミドド」になってるってことなのだろう。 恥ずかしながら、オレは「ミードドド、ミードドド」としか歌ったことがない。 そこで、手もとにある『メサイア』のCDを聞き分け中。 すると、あろうことか、ほとんどが「ミーミドド」のようである。
224 :
名無しの笛の踊り :2005/04/22(金) 21:48:58 ID:qW1jQjdi
ああもちろん、「ほとんどが「ミーミドド」」というのは、 オレが聞き分けたなかでは、という限定つき。 マリナー(DECCA)も、ホグウッドも、マルゴワールも 「ミードドド、ミーミドド」。 コープマンもピノックも「ミーミドド」。 いまんところよく分からないのがガーディナー。もしかしたらこれは 「ミードドド」かもしれない。誰か聞き分けてくれ。
225 :
名無しの笛の踊り :2005/04/22(金) 23:04:19 ID:v+GeC+/f
ガーディナーの『メサイア』もはじめて聴いたときはそうとう 速く感じられたが、今聴きなおすとああこんなもんだったかなという 感じ。"All we like sheep"とか。これくらいの早さだったら オレらでも歌えそうな気がするのである。 とにかくこの『メサイア』は聴くたびに感心する。ほんとにすみずみまで 考え抜かれ、磨き込まれている。ただ、あまりにもいぢくり過ぎて しまったために、ヘンデルらしいたっぷりしたフレーズ感に欠けているのが なんとももったいない。
>あまりにもいぢくり過ぎて ヘンデルに限らず、ガーディナーの演奏は感心するけど感動しないのは なんでかなー、ともやもやしていたが、なんとも的確な一言ですな。
227 :
名無しの笛の踊り :2005/04/23(土) 00:06:44 ID:qfbdlULx
さっぱり楽しくないメリー・ウィドー(意味ねえ〜)ってのもあったな。
228 :
名無しの笛の踊り :2005/04/23(土) 09:19:03 ID:M+7BYGaU
あらー。でもガーディナーのヘンデル、いいときはいいんですよ。 オレが知ってる範囲内では、『ヘラクレス』なんか。 キャストにやや難はあるものの、指揮の手際のよさはみごとなもの。
229 :
名無しの笛の踊り :2005/04/23(土) 23:21:27 ID:wvGJ1Mrg
いまHMVの古楽のトップページには、ボルトンとカーティスと、二種類の 『ロデリンダ』が紹介されている。オレとしてはいづれカーティスのを 入手することになると思うのだが、カーティスという指揮者、これまでにも ヘンデルのオペラをいくつか録音しているのは知っているが、 実はオレ、これまで全然、なんにも、カーティスの指揮する音盤を 聴いたことがないのだ。どういう指揮をする人なのだろうか。
カーティス、どちらかと言うとオーソドックスだけど、カコイイ演奏しますよ。 アドメートの演奏で初めて聴いたのですが、’78年の演奏とは信じがたいレベル。 いらい、ロドリーゴ、ロターリオ、アルミニオ、デイダミアとそろえましたが、 ハズレがなく、わたしとしては安心して買える指揮者のひとりです。
231 :
名無しの笛の踊り :2005/04/24(日) 19:29:15 ID:wbSnDh6g
>>230 なるほど。考えてみればアルヒーフがわざわざ迎え入れる指揮者なんだから
そうへなちょこでは困りますわな。
いやありがとうござんした。
232 :
名無しの笛の踊り :2005/04/27(水) 00:58:33 ID:raxfQ/4f
英シャンドスから『パルテノーペ』が出るのだという。 Kurt Streitが歌っているという。これはいいテナーだ。 たぶんこのCDも買うことになるんだろう…。
233 :
名無しの笛の踊り :2005/04/27(水) 20:41:34 ID:s+6Blfzb
ことしカーティスはVirginから『ラダミスト』も出すんですと? よーやりますなー。
234 :
名無しの笛の踊り :2005/04/27(水) 22:05:25 ID:q4N+KF9P
Kurt Streitはどこかで「クルト・シュトライト」と表記してあるのを 見たことがあるのでドイツ人かと思っていたが、ギルバート&サリバンの 『近衛騎兵隊』に出ているのを聴く限りでは、歌も語りもきれいな 英語だったと思う。イギリス人? 「カート・ストライト」? ミンコウスキの『ヘラクレス』や『アリオダンテ』に出たRichard Croftは、 張りのある、いい声のテナーだけど、『アリオダンテ』を聴いていると、 ヘンデルを歌うんならもう少し品があってもいいなー、とも思うのである。 その点、Kurt Streitのほうは声も明るくて、よりヘンデル向きである。 イヤ、ただしオレはKurt Streitが『パルテノーペ』で歌うのが どんな役なのかは知らんのよ。
235 :
名無しの笛の踊り :2005/04/28(木) 21:33:35 ID:e9GziHf+
handelのA playerを高い質で聞けるCD無いですかね。
しまった。A prayerでした。
237 :
マイケルジャクソン・ムーンウォーカー :2005/04/30(土) 15:04:38 ID:4V/cxvv4
マイケルジャクソン主演映画ムーンウォーカー この映画はマイケルジャクソンが主に出演する映画でこの映画の内容は 子供たちをねらっている悪い軍団をマイケルジャクソンが流れ星パワー によりムーンウォーカーロボットになり悪い軍団を叩き潰すという内容 の映画である。この映画の途中にスムーズクーミナルという曲にのって 踊りだしたりするシーンもある。この映画のみどところはマイケルジャクソンが流れ星 にあたりロボットに変身するシーンであろう。ロボットになったマイケルジャクソン はまず悪い軍団に所属する大量の手兵たちをビームやミサイルなどで叩き潰して最後に残った 悪い軍団のボスを倒すためにロボットから戦闘飛行機に変身する。そして戦闘飛行機に変身し たマイケルジャクソンはマイケルジャクソン顔ビームを悪い軍団のボスに向かって発射し ウォーーーーーーーと叫びながら見事に悪い軍団のボスを叩き潰したのである。
239 :
マイケルジャクソン・ムーンウォーカー :2005/04/30(土) 20:21:42 ID:4V/cxvv4
マイケルジャクソンとゲオルクフリードリヒヘンデルとは何にも関係ありません。 マイケルジャクソンのロボットに変身するシーンのマイケルジャクソンのロボット の顔がいまだに見れません。
たれぞ教えてたもれ。handelのA prayerとはどういう曲かの?
241 :
名無しの笛の踊り :2005/04/30(土) 20:42:59 ID:+A0P7IDR
242 :
名無しの笛の踊り :2005/04/30(土) 20:54:51 ID:1LKKGq3h
フンパーディンクスレだと思って来てみたら・・・。
243 :
名無しの笛の踊り :2005/04/30(土) 21:11:36 ID:A/edhZ2c
ナウシカに似た曲なかった?
>>241 ありがとうよ。じゃが、そこ行こうとするとFirefoxが落ちるんぢゃ。
すまんが、その曲、自力でさがしておくれ。
245 :
名無しの笛の踊り :2005/04/30(土) 22:50:33 ID:+A0P7IDR
>>244 どうもです。自分でも調べたんですが、多分Ombra mai fuという曲でしょう。
>>241 に入っている英語の歌詞が非常に美しいんですが
実際のものはちょっと違うみたいですね。
246 :
名無しの笛の踊り :2005/05/01(日) 12:51:03 ID:rrdIVRAZ
247 :
名無しの笛の踊り :2005/05/01(日) 18:40:23 ID:g/XJgNjb
今日の『新・日曜美術館』はラ・トゥールで、当然ながらというべきか ヘンデルの出番はなかった。ていうか、HMFのシャルパンティエのカバーに 多用されていたあの画家がラ・トゥールという人だったと今回初めて知った。 今日のBGMはぜんぜん分からなかった。アカペラが主だったが、 タリス・スコラーズだったかも。 朝は途中からしか見なかったので、夜もう一回見なければ。
二時からは皆川さんも出ていたぞ。お元気そうで何よりだ。
>>246 ありがとうです。一番上、即買させていただきます。男声が美しい。
『メサイア』の例の「ミーミドド」問題の続き。 パロットのは「ミードドド、ミードドド」だった。
251 :
名無しの笛の踊り :2005/05/04(水) 19:34:20 ID:dFuCPQRD
レコール・ドルフェの室内楽全集は、最初聴いたときはやはりイギリス風に 薄味なのが気になったが、繰り返し聴くのならばこのくらいで ちょうどいいかもしれない。最近オラトリオやオペラばかり聴いていたので 今日久しぶりに『作品2』と『リコーダーソナタ集』を聴いたが 不満はなかった。 リコーダーソナタ集はフェアブリュッヘンのも持っているが、 レコール・ドルフェのもリコーダーソロはピケットが吹いているので、 ソリストについては、勝負は五分五分である。
252 :
名無しの笛の踊り :2005/05/04(水) 19:38:59 ID:dFuCPQRD
ただ、ピケット盤の通奏低音はおとなしいが、フェアブリュッヘン盤は コープマンがチェンバロを弾いている。コープマンにしては 控えめだが、しっかりアンサンブルしてるところはさすがである。 アルヒーフの木管ソナタ全集(山岡)もずいぶん前に買ったけど、 あれは独奏楽器ごとにまとめてないので、聴くのにふべんだ。
253 :
名無しの笛の踊り :2005/05/04(水) 22:55:27 ID:IREHVIdp
う。訂正。アルヒーフ盤でリコーダーを吹いているのは山岡さんではなくて 花岡さんだった。てゆーか、このアルヒーフの全集、1987年録音だそーな。 びっくり。オレの脳内の演奏史ぢゃ、80年ころのけっこう古い録音、みたく 思ってたのである。レコール・ドルフェ盤より新しいんぢゃん…。
254 :
名無しの笛の踊り :2005/05/04(水) 23:00:02 ID:IREHVIdp
テナー歌いとしては、『エジプトのイスラエル人』の語り手というのは 機会があればぜひ一度歌ってみたいソロである。出番はすくないけど あのテナーはおいしいわー。
255 :
名無しの笛の踊り :2005/05/06(金) 00:41:56 ID:lRDSIy1w
アルヒーフの木管ソナタ全集を久しぶりに聴くと、この人らはほんとに真摯に ヘンデルに取り組んでるなあと思う。手抜きがないのである。 レコール・ドルフェのがしごくあっさりしていて、ヘンデルをすこしも 特別視せずに、日常の音楽として再現しているのとくらべると このアルヒーフ盤は、日本人的なまじめさで、真正面から ヘンデルにぶつかっていっている。 独奏楽器によって余裕のあるなしが感じられてしまうのは惜しい。 もし、いま同じメンバーで再録音すればだいぶ雰囲気の違ったCDが できるだろう。
256 :
名無しの笛の踊り :2005/05/06(金) 00:46:29 ID:lRDSIy1w
バイオリン・ソナタはクロサキ盤もテラカド盤もあるのだから、 こんどは誰か、日本人でトリオソナタをまとめて録れてほしーなー。 ヘンデルのトリオソナタってプレイヤーとしてもけっこう うま味のある曲が多いんぢゃなかろーか。 そしたら日本人または日系人?による室内楽全集が完結することになる。
257 :
名無しの笛の踊り :2005/05/06(金) 01:00:32 ID:bDcG02Y6
質問です。 ヘンデルのレクイエムというのは、 何語ですか? もしかしたら、ハイドンだったかも・・・
258 :
名無しの笛の踊り :2005/05/06(金) 01:05:31 ID:bDcG02Y6
あ、ヘンデルのメサイアでした・・・英語??
259 :
名無しの笛の踊り :2005/05/06(金) 21:55:14 ID:0/+Ozj1d
『メサイア』、英語ですけど、それがなにか? オレがメサイア奉行だったころ、後輩を『メサイア』の練習に連れていくと 『メサイア』が全曲英語だと知って驚くやつがいた。 それまでにも「ハレルヤ・コーラス」は歌っていたはずなのに。そこでオレが 「だって、「ハレルヤ」は英語の歌詞ついてたやん」ていうと、 「そっか。でもあれ、英語に翻訳してあるのかと思ってましたよ」とか 言うのだった。 英語の歌詞のついたクラシックというのが いまいちピンと来ないらしいらしかった。
260 :
名無しの笛の踊り :2005/05/06(金) 22:00:10 ID:0/+Ozj1d
う…。最終行。「ピンと来ないらしかった。」に訂正。 英語のオラトリオを英語ネイティブでない人が歌ってるCDは、 いちおう警戒する。訛りが気になるのである。 フォンオッターの『メサイア』はぜんぜん違和感なく聴けたが、 Creed盤『イェフタ』のクリスティアーネ・エルツェや アクセル・ケーラーの英語は、やっぱりドイツ人ぽい。すこし気になる。
261 :
名無しの笛の踊り :2005/05/06(金) 22:12:22 ID:0/+Ozj1d
しかしそれにしても「ヘンデルのレクイエム」ってあーた…。 ここで、まあ、ヘンデリアンだと、『シオンの道は悲しみ』のことがふっと 頭をよぎるわけだ。いまの女王様がおかくれになったら、 『シオンの道は悲しみ』が演奏されるやも知れぬ。 この前の、在位何十周年の記念コンサートぢゃ、『祭司ザドク』を、 モダン楽器の大編成オケと大合唱団でおおらかに演奏してたもん。
262 :
名無しの笛の踊り :2005/05/07(土) 01:57:59 ID:WnzFWo0F
ヘンデリアンさん、ありがとう。 私は歌います、ヘンデルを。もしかしたら(笑)
オレ、「おかくれになる」なんて言葉、生まれてはじめて使ったような
気がする。物知りだなーオレ。自分で感動した。(ガハハ)
国語、好きだったからなー。
>>262 おお。歌いなはれ歌いなはれ。
264 :
名無しの笛の踊り :2005/05/09(月) 22:16:36 ID:XhayW8h+
HMVでDarlow(渡部恵一郎さんはこれをダーラウと表記してゐた)指揮の 『時と真理の勝利』のページを開く。すると、オレが同時に注文したCDが 「ユーザー同時購入商品」として3つとも挙がってるのだ。これってつまり、 もしかして、HMVで『時と真理の勝利』を注文したのオレだけってこと? (しかもそのうちビバルディはキャンセルしたし、バルエコのバッハは 届くかどうか不明なのだ、トホホ…。)
265 :
名無しの笛の踊り :2005/05/11(水) 01:58:15 ID:HXSRb+sT
>>264 『時と悟りの勝利』
俺は、アレッサンドリーニ指揮のを愛聴している。(opus1111/naive)
サラミンガルド、ゲンマベルタニョーリの美声が すばらしすぎる
イタリア語の曲は、聴いてて楽しいな
266 :
名無しの笛の踊り :2005/05/11(水) 02:00:50 ID:LB92v1gY
俺にはバッハよりヘンデルの方が合うのに、バッハの権威に負けてバッハのCDばっかり買っていた。 馬鹿だった。
267 :
名無しの笛の踊り :2005/05/11(水) 02:21:58 ID:HXSRb+sT
>>266 よ
今になってようやく気づいたんだな
時と悟りの勝利
>>265 Darlowのは第3稿のピリオド楽器による唯一の演奏だから、
第1稿のアレッサンドリーニと単純比較はできんよ…
それぞれ微妙に題名も違うしなw
>>264 廉価化される前、10年以上前か、に買いましたよ。
史料価値はいまだに高いけど、そろそろ他の演奏で聴きたいですね。
>>264 > オレが同時に注文したCDが「ユーザー同時購入商品」として3つとも挙がってるのだ。
同じような経験有り。
世間一般ではバロックはレアなのか。
270 :
名無しの笛の踊り :2005/05/11(水) 21:29:56 ID:5qgQthhL
『時と真理の勝利』が、ラ・ベネクシアーナのジェズアルドと 一緒にやってきた。いまフィルムを剥いているところだが なんでこんなに剥きにくいんだろー。 剥くのがヤになったので、ちょっとほったらかして、 パロットの『エジプトのイスラエル人』を聴き直している(ガハハ) パロットは、『メサイア』はダルなのに、 『エジプト』はなんでこんなに気合いが入りまくっているのだろう。 思うに、EMIに〈『エジプト』を録れさせてくれ〉と希望を出したら、 〈それなら『メサイア』も録音しろ〉とか、抱き合わせの条件を 出されたのではあるまいか。
271 :
名無しの笛の踊り :2005/05/11(水) 21:35:30 ID:5qgQthhL
この『エジプト』、パロットらしく、音楽が前へ前へ進もうとする推進力が すごいのだが、もう少し、力を抜くべきところで抜いたらメリハリがついて さらによかったろう。そういうメリハリをつけるのが得意なのが、 ガーディナーという指揮者だったのである。 さ、ようやく剥けたので、これから『時と真理』にとりかかる。
以前「ものすごい勢いで誰かがお薦めの演奏者を答えるスレ」に
書かせてもらったんですが、ほとんどレスがつかなかったので
(あの時レスくれた方ありがとうございました)
専門スレで、と思って書き込みさせてもらいます。
ヘンデルのカンタータ(HWV77…だと思う)「Col Partir la Bella Clori」の
お薦めCDがあれば教えていただけませんでしょうか。
ちなみにトラジコメディアのCDを持ってます。
歌アリ、歌ナシこだわりません。
できれば歌アリのが聴いてみたいです。
ちなみに、上記のスレで薦めていただいたのは
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005NNDN/ でした。
273 :
名無しの笛の踊り :2005/05/12(木) 21:23:22 ID:I5QiWUTl
ウィンダム・ヒル! なんか、なつかしー。
gfhandel.orgによれば、HWV77はソプラノのための
イタリアン・カンタータ『Ah che pur troppo e vero』で、その第二楽章が
"Col Partir la Bella Clori"といふことらしい。
ちょっと調べたが、
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=1237804 これしか見つけられなかった。もちろんどんな演奏かも知らない。
それにしてもあんた、トラジコメディアのよく見つけたね。
オレ、ウィンダム・ヒルの、買うことにした。ありがとね。
274 :
272 :2005/05/13(金) 07:59:12 ID:a2EL8tUc
>>273 レスありがとうございます。
わざわざ調べていただいてありがとうございました。
あんまりCDないみたいですね。人気ないのかなぁ…?
もう見つかり次第、片っ端から買ってみるつもりでがんばりますわ。
ちなみにトラジコメディアのCDは昔の来日公演の時に
ロビーで売ってたんで買いました。
その演奏会でもCol partir〜が演奏されたんですけど、
あまりの素晴らしさに涙が出ました。
275 :
名無しの笛の踊り :2005/05/14(土) 09:34:12 ID:yiX8ixpe
HWV77について。 すでに書いたことだが、洪フンガロトンから、エスウッドとザードリによる 『イタリアン・デュエット&カンタータ集』という2枚組が出ていた。 デンオンから国内盤も出て、かつてオレも所有しており、 レコード・アカデミー賞の声楽部門の一等賞にもなった。オレははるか昔に 生活苦(!)かなんかでそのブツを売り払ってしまったので憶えてないのだが、 その2枚組の中に、HWV77がザードリのソロで入っているという情報がある。 この2枚組はほんとによかった。ブリリアントあたりがフンガロトンから 買い取って、出してくれないかしらん。ザードリはその後さらに ヘンデルを何曲か録れてるけど、HWV77の再録音はしていない模様です。
>>275 詳しいレスありがとうございます。
ザードリのHWV77、聴いてみたいもんです。
ヤフオクで探してみるかな…
しかしほんとHWV77のCDって全然ないですね。人気無いのかなあ…
おかげさまで
>>273 の"Tra Le Fiamme"を注文しました。
楽しみ楽しみ。
277 :
名無しの笛の踊り :2005/05/18(水) 23:26:32 ID:IvBtiNQy
ダーラウの『時と真理の勝利』の件。これはたしかに人に薦めにくいCDだ。 キャストはそう悪くなく、カークビーまで出ているのだが、それにしては地味。 ダーラウの曲づくりが地味なのか、それとも曲そのものが地味なのか、 よーわからん。料理のしようによってはまちっとスカッとした曲に 聞こえるのかしらん。 あるいはオレと寓意オラトリオとは相性が悪いのかもしれん。 アレッサンドリーニの『時と悟りの勝利』も、一度聴いて、放ってある。
278 :
名無しの笛の踊り :2005/05/20(金) 02:22:17 ID:MH6Iw8XB
>>277 どの
もともとイタリア語のオラトリオを英語に置き換えて
いるのでちょっと曲に色気が不足しているのかも。
イタリア語版の合唱付き版がナクソスからでてるけど、
そっちのほうが色気があるような・・。
でもこの英語版もラストの「美」のアリアとか
アレルヤコーラスとかかっこよくて泣ける。
それにこの「時と真理シリーズ」は
ヘンデルのアルファ(最初のオラトリオ)であり、
オメガ(最後のオラトリオ)であるという意味もあるし。
さらにこの英語版は失明してからの曲でもあり、
ヘンデリアンとしては泣ける〜のでは?。
279 :
名無しの笛の踊り :2005/05/20(金) 06:29:25 ID:vKDGSzAn
>>278 オレ、ヘンデリアンつっても冷静だからなー。
ヘンデルでもテンション低いときはつまらん曲書くこともあるでしょ。
280 :
名無しの笛の踊り :2005/05/21(土) 22:15:01 ID:4W5+K2+u
新譜『ロデリンダ』完全版 出ましたね。 でもカーティスなので、買うの躊躇してます。 ミヤノヴィッチの声には期待してるけど
>>280 なんで?俺はカーティス「だから」jpcに注文しているが。
カーティスのヘンデル好きだけどなぁ。どこが嫌いなの?参考までに聞かせて。
282 :
280 :2005/05/22(日) 20:00:16 ID:qqEjNm+T
280です。きつい言い方ゴメソ A,カーティス指揮、“普通”“無難”だなって思うの。 私の好きな演奏は(たぶん少数派なんだろうと思いますが)、 エッジの鋭い・スピーディな・血気盛んなCDなもので・・・ ((EX,ミンコフスキ指揮『アリオダンテ』『DIXIT DOMINUS』、 クリスティ指揮『アルチーナ』、 ムジカアンティカケルン『マリアンカンタータ&アリア』 ビオンディ指揮『ARIE e DUETTI D'AMORE』等)) あ、でも、カーティス指揮の中でも、 ヘンデル『AMOR e GELOSIA』(P.Ciofi & J.d.Donato)とか、 D,スカルラッティ『LETTERE AMOROSE』等は、静やか・艶やかで 好きですよ
283 :
名無しの笛の踊り :2005/05/22(日) 21:07:06 ID:rUwLsZrj
ミンコウスキやクリスティのヘンデル好きな人って、多いんぢゃないの? オレも『アリオダンテ』はいいと思ひますぜ。 ただ、本格的な合唱ナンバーの入った作品をミンコウスキで聴かされるのは ちょっと勘弁してほしいけど、オレは。
284 :
282 :2005/05/22(日) 21:14:55 ID:qqEjNm+T
>>283 『アリオダンテ』オッターの歌がサイコーですよね★
あ、私がいちばん好きなのは、
マリアバーヨMARIA BAYOの歌う、『heandel opera arias & cantatas』
(スキップセンペ指揮 ASTREE)です。
抜群の歌唱力に悶絶します
ジュリアスシーザー、アルチーナ、カンタータ170,140等が入っていますが、
ミンコフスキやクリスティの全曲版よりも演奏が良いように思います
285 :
名無しの笛の踊り :2005/05/23(月) 23:30:32 ID:XpuQQpRV
>>280 >>281 ロデリンダは、以前NHKBSでやった、クリスティ指揮、
アンドレアスショル主演のやつが録画してあるので、
CDは買わなくていいかな・・・しかし完全録音ということだし、
ショルがやった役を、今度のはミヤノヴィッチがやるらしいから、
チョト興味あり
フンパーディングのスレかと思った…
確かに悪ふざけの過ぎるスレタイのせいで、ヘンデルスレになかなか気づかなかった。
288 :
名無しの笛の踊り :2005/05/24(火) 20:37:57 ID:VgmiAAI3
スレタイ、これくらゐの遊びごころはいいんぢゃないの?
ヘンデルらしくて。
ところで
>>279 で「つまらん曲」と書いたのは『時と真理の勝利』に対しては
言い過ぎだったが、ヘンデルという人は、何年もかけて改稿、改稿、みたいな、
バッハがよくやるようなことはあまり気が乗らなかったんぢゃないかしらん。
勢いでががーっと書き上げた曲のほうが出来がいいような気がする。
『メサイア』は言うに及ばず、『エジプトのイスラエル人』の
「出エジプト」「モーセの歌」やなんか、いかにも一気呵成に書いた感じ。
まあ『メサイア』の場合は後年の異稿もあれこれ面白かったりするけど。
289 :
名無しの笛の踊り :2005/05/24(火) 21:24:43 ID:WNQ+4vBT
こんどのカーティスの『ロデリンダ』でグリモアルドを歌うデヴィスリムっつう テナーは、オレははじめて聞く名前なんだが、ガーディナーの新譜の『オベロン』 (って、ウェーバーのね)でも主役歌ってるらしい。新進気鋭、って感じ なのかしら。どっちにしても楽しみ。もうすぐ届く。
290 :
名無しの笛の踊り :2005/05/24(火) 21:38:03 ID:2IlNfmxL
>>289 ロデリンダ:聴いたらすぐインプレしろよな!
今までのカーティス指揮のと比べてどうか?
喜劇性、迫力、歌唱力などどうか?
291 :
名無しの笛の踊り :2005/05/24(火) 22:08:18 ID:5mgIKsfl
言っておくが、「今までのカーティスの指揮」なんて知らんぞ。 それと、オレは命令されるのはキライだ。
292 :
290 :2005/05/25(水) 23:55:00 ID:ZVFUh/gx
↑ 命令口調でマジゴメソ むしゃくしゃしてやった 今は後悔している
293 :
名無しの笛の踊り :2005/05/27(金) 00:13:10 ID:IxTiayK6
クリスティ指揮のヘンデルオペラ、 アルチーナも アシスとガラテアも良かったんですけど、 テオドーラっていうの、お聞きになった方いらっしゃいますか? なかなか入手できません。S・デイヌマンが出ているとあっては 是非聴きたい
294 :
280 :2005/05/28(土) 23:10:12 ID:eQDwXg14
280です。あんなこと言っておきながら、やっぱり気になって
ロデリンダ[カーティス指揮]買ってしまった・・・・
あ〜〜〜〜何と素晴らしい。
SIMONE KERMS 伸びやかで美しい:
ヴィヴァルディのアンドロメダ[マルコン指揮]での活躍以上の絶唱
MARIJANA MIJANOVIC カッコよくて男前(女だけど):
ヴィヴァルディのバヤゼット[ビオンディ指揮]での活躍以上の大立ち回り
SONIA PRIMA えろっぽい声健在:
ヴィヴァルディのオリンピアデ[アレッサンドリーニ指揮]での活躍以上の叫び
カーティス・・・馬鹿にしてごめん
このロデリンダは大当たりだ。クリスティ指揮のよりもクレーマー指揮のよりも
凄い
>>281 よ、ありがとう ありがとう
ロデリンダ。 パスしようと思っていたけど、みんなの書き込み見て欲しくなってきた。
296 :
295 :2005/05/29(日) 20:58:44 ID:HCi7FwZC
カーティスって、手持ちがないかと調べてみたら、 Virginからヴィヴァルディの「ジュスティーノ」があったんだね。 聞いてみると、実に素直な演奏。 というかガチガチのモダンファンでも、こんな古楽演奏なら許したる。というよう演奏と感じた。 まあ勝手な印象なので反論もあるかと思う。 スピノジのビックリこくような鋭角な演奏とは対称的な優等生的演奏。 さて、ロデリンダはいかに。
>>296 ヴィヴァルディのジュスティーノは、カーティスの中では不調の部類、とだけ…
ライブだからか、他のものほどの切り込みはない。
確かにどっちかというと優等生的な部類だけど、特に低音部の扱いなどは
かなりヴィヴィッドな演奏するんだけどね。ミンコフスキタイプの鋭角さでなく、カミソリタイプ。
ヘンデルのバスのアリアのかっこよさに目覚めたのはカーティスの「ロターリオ」聴いてから。
298 :
名無しの笛の踊り :2005/05/29(日) 22:56:43 ID:TVc6ni+h
299 :
名無しの笛の踊り :2005/06/02(木) 02:00:45 ID:kTanzr7a
ロデリンダ、 演奏はともかく 曲そのものは、 やはり ジュリオチェーザレやアリオダンテのおもしろさに比べると いささか凡庸かも知れない
300 :
名無しの笛の踊り :2005/06/02(木) 23:08:31 ID:91EmaA8w
301 :
名無しの笛の踊り :2005/06/03(金) 01:17:40 ID:CWi5PBfl
アーノンクールが『メサイア』を再録音したそうな。うーむ、微妙…。
302 :
名無しの笛の踊り :2005/06/03(金) 22:58:11 ID:qeg57uUD
岩波の『図書』の6月号に、コングリーブの『世の習い』という喜劇が 岩波文庫で出るとあった。コングリーブは『セメレ』の台本作家。 ジェネンズとかよりはメジャーだったのかしらん…。 それから、岩波の児童書『ヘン<ゼ>ルとグレーテル』も今月復刊とのこと。
303 :
名無しの笛の踊り :2005/06/03(金) 23:04:16 ID:qeg57uUD
ヘンデルの『アグリッピーナ』を、最近評判になったマルゴワールではなく ガーディナーで聴く。マルゴワールのヘンデルはすでに『リナルド』を 愛聴しているのだが、ガーディナーのヘンデル・オペラは 聴いたことがなかったので、こちらを入手することにした。 聴いた感想は、ガーディナーが90年代にヘンデル・オペラを振ると こうなるんだろうな、という感じ。曲想づけはどのナンバーを取っても 的確で、全体の運び方もいい。個性的なキャスティングだし、 表情づけの激しいところはそれなりに激しいのだが、ただそれが、 予定調和的というか、すべて聴く側の「想定内」の曲想の変化にとどまって いる。聴いていて「おっ!」と思わせられるような、 ワクワクするような魅力には欠けるのだ。 これはよい演奏だ。ただ、もっと若い(たとえば80年代はじめごろの) ガーディナーだったら、もっと生きのいい演奏を聴かせただろう。 それが残念だ。
どこかでも書いたが、ガーディナーの演奏は全般的に、 感心するけど感動はしない不思議な演奏。立派な演奏なんだけどねぇ…。
305 :
名無しの笛の踊り :2005/06/03(金) 23:45:30 ID:MfjM7KuN
いや、ガーディナーのパーセルはすべて素晴らしいぞ。 別に集めるつもりではなく、たまたまガーディナーのパーセルが すべて手もとにあるのだが、どれも非の打ち所がない。 ガーディナーのヘンデルでは、『エイシスとガラテア』『ヘラクレス』 あたりは文句なく名演。 それと「感心はするけど感動しない」って言いまわしも、ちょっと 手垢のついた言葉遣いで、少なくともオレはもう使わない。
うん、そうだな。言い方ってもんはあるな。スマソ。 ガーディナーのパーセルは俺も8枚持ってるがどうも合わない… だからただ単に俺と相性の悪い演奏なんだろう。一般化させた表現は反省する。
307 :
306 :2005/06/04(土) 00:04:45 ID:JnI/vYt1
ちょっといいわけがましく… ガーディナーのヘンデルは、『ヘラクレス』 『セメレ』『タメルラーノ』 『サウル』『メサイア』『イスラエル人(新旧)』『快活、沈思、中庸』 そして件の 『アグリッピーナ』あたりしか聴いてないが、実は昔は クールでスタイリッシュなところが好きだったこともあるんよ。 最近聴きなおしたら、無機質的なところが肌に合わなくなっちゃたようだ。 好みの変化なのかな…自分でもよくわからない。
308 :
名無しの笛の踊り :2005/06/04(土) 00:16:01 ID:oS5D+nEQ
ヘンデルのみならず、俺も10年前は、どれ買うか迷ったら ガーディナーにしときゃ失敗なし、って思って買って、 バッハもベートーベンも、きびきびしていいなーと思いながら聴いてた しかし今や 繰り返し聴くにはあまりに魂(soul)がなさすぎ・遊びがなさすぎ などと思って敬遠している 【ガーディーナファンに皆様ゴメソ】 今ガーディーナーで聴くのは、 モンテヴェルディMissa in illo Tempore, Messa a quattro voci と パーセルFUNERAL SENTENCES musique funebre pour la reine mary のみ
>>308 いけねっ!!大ミス
モンテヴェルディMissa in illo Tempore, Messa a quattro voci と
パーセルFUNERAL SENTENCES musique funebre pour la reine mary
は、“ヘレヴェッヘ指揮”でした 重ね重ねごめん(もう我が家には
ガーディナー指揮のCDは一つもない)
閑話休題
ヘレヴェッヘ指揮のヘンデルを聴いてみたい。振らないだろうけど
話題修正
>>303 マルゴワールの「アグリッピーナ」はDVDで見るとおもろいよ
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1842510 歌手のキャラと役柄が結構合っていて、ベロニクジャンもジャルスキイも
うまいなーーーとしみじみ思う
>>309 びっくりした…ガーディナーのMissa in illo Temporeさがしちゃったw
ヘレのFUNERAL SENTENCES はいいですね、私も愛聴してます。
で、ヘレはヘンデルみたいな生粋の劇場型音楽は合わないと思うよ。振らないだろうけど。
シュッツの音楽の葬儀みたいなの振らせるとゾクゾクする演奏するけどね。
311 :
名無しの笛の踊り :2005/06/04(土) 00:59:25 ID:oS5D+nEQ
ちなみに、俺は、ガーディナー卒業の後は、 ミンコフスキにはまってた時期があります。 ヘンデル(ARCHIV)では、アリオダンテ(アンネゾフィーフォンオッターの声がスンバラシイ) もジュリオチェザレ(ミヤノヴィッチとコジェナーが素敵)も 愛聴盤。 しかしながら、ヘラクレスはあまりの退屈さに、ディスクユニオンに売った。 もともと音楽を楽しむ曲じゃなかったからか・・・
312 :
名無しの笛の踊り :2005/06/06(月) 00:55:33 ID:Hr4cri3n
313 :
名無しの笛の踊り :2005/06/08(水) 22:49:53 ID:YkHluhEB
>>297 読んで、カーティス指揮の《LOTARIO》買っちゃったよ
こいつぁ いいねぇ〜〜
《RODELINDA》とキャストが殆ど同じなんですね。
両方聴いたけど、
《ロタリオ》の方が好きかも。緩急変化激しい曲が
あったり、けっこう楽しめる構成だと思ったよ!
サラミンガルド好きだし。もちろんケルメスはいつも通りサイコー
314 :
名無しの笛の踊り :2005/06/08(水) 23:16:11 ID:7Xowaf0v
ガーディナーの『アグリッピーナ』のおもなキャストはジョーンズ、マイルズ、 ブラウン、レイギン、チャンスで、最後にフォンオッターがレチタティーボと アリア一曲だけのために出てくる。ブラウンはカナダ人、レイギンはアメリカ人で、 ほかは、「特別出演」みたいなフォンオッターを別にすると、たしか、 すべてイギリス人である。オラトリオならこの布陣でよいが、 オペラなのだから、まちっとラテン的な色気がほしかった。 それにしても、いつも思うことだが、ジョーンズとレイギンのアクの強さは ただごとではない。これにバスのデイビッド・トーマスとテナーの ベルナー・ボルベークが加われば、無敵のアク強すぎカルテット (ヘンデル歌手編)が完成する。
315 :
名無しの笛の踊り :2005/06/08(水) 23:17:52 ID:7Xowaf0v
ガーディナーのヘンデルの最高傑作は、あんがい、『水上』『花火』かも しれないと、ふと思った。
316 :
名無しの笛の踊り :2005/06/08(水) 23:35:10 ID:7Xowaf0v
広島中央が去年の秋に『エジプトのイスラエル人』を定演でやったんだそうだ。 歌いたかったなー。
>ジョーンズとレイギンのアクの強さはただごとではない。
いやまったく。
>>315 あと、エラートのバレエ音楽集ですね。あれはなかなか。
318 :
名無しの笛の踊り :2005/06/10(金) 23:06:19 ID:KPfK2bNR
>>317 >あと、エラートのバレエ音楽集ですね。あれはなかなか。
ああ、それオレも知ってる。今みたいにオペラ全曲盤が聴き放題な
状況になるまでは、ああいうCDも貴重な音源だったのよねー。
319 :
名無しの笛の踊り :2005/06/10(金) 23:14:42 ID:KPfK2bNR
gfhandel.orgによると、アーノンクールは1988年に 『ジューリオ・チェーザレ』のハイライト盤を録音している。 エスウッドのチェーザレ、リポウセクのコルネリア、アン・マレイのセストで、 クレオパトラはアレグザンダーとポップだそうである。 おそらく、これ、ポップが体調悪くなってアレグザンダーに変わったんだろう。 ポップが健康だったら、全曲盤にするつもりだったのかしらん。 なにしろアーノンクールのヘンデル・オペラはこれしかない。 それなりに気持ちも入っていたはずで、中途半端な抜粋に終わったのは 残念である。全曲盤で聴いてみたかった…。 よほどの廉価盤で出たら、エスウッドのチェーザレを聴くために 買ってみようかと思う。
320 :
名無しの笛の踊り :2005/06/12(日) 00:29:22 ID:vhJFVllc
>>315 >>ガーディナーのヘンデルの最高傑作は、あんがい、『水上』『花火』かも
ロジャーノリントンによる ヘンデル“花火”を聴いたとき、
このどんちゃか騒ぎは、あんがい、こいつの最高傑作になるかもな
と思たよ
メンヘルとグレーテル
322 :
名無しの笛の踊り :2005/06/15(水) 23:04:58 ID:pqOGkaKL
ペーター・ノイマンがオラトリオを何曲か録れてゐるけど、どんなもんかね? ウチには『テオドーラ』しかないのだが、 指揮はコクがあっていいと思ふし、ケルン・カンマーコアは (アーノンクールの)シェーンベルク合唱団よりも英語の扱ひが巧い。 しかしながら肝心のソリストが全体的に低レベルなのが困る。 どの人も歌が若い。といふか熟さない。生々しい感じが残ってゐて、 楽しめない。合格点出せるのは題名役のJohanette Zomerくらゐ。 特にValensを歌ふTom Solといふのが話にならん。声の浅いバリトンで、 この人の薄っぺらい歌ひ方は、聴いてゐて腹が立ってくるほどである。 ノイマンのほかのCDではシモーネ・ケルメスとか出てるのもあるので、 どれもこれもダメ、といふわけでもないのかもしれない。
>>322 おっしゃるとうり、ペーター・ノイマンはソリストが大抵いまいち…
オケと合唱がいいほうの部類だけに惜しいと思う。
324 :
名無しの笛の踊り :2005/06/16(木) 21:56:50 ID:AcfyOhvu
>>324 いや、そんなことは百も承知だと思われ。
俺もヘンデルはオラトリオよりオペラの方がすきだし、そういう意味では?
まあ、俺もヘンデル原体験はアーノンクールのオラトリオだったクチですが。
326 :
名無しの笛の踊り :2005/06/17(金) 20:51:48 ID:WrVjZU76
>>324 あんた、紹介するのはいいけど、それ、どういう基準で選んでるのよ?
オレが聴いたアーノンクールのヘンデルでいちばん勧められるのは
『聖セシリアの日のためのオード』。
フェリシティ・パーマーもいいが、ロルフジョンソンが若々しくていい。
ロルフジョンソンはピノック盤でも歌っているが、ピノック盤の
ロルフジョンソンはビブラートが気になるし、音の跳躍がへたっぴーである。
あと、合唱の録音技術とソリストの一部に難があるものの、
『イェフタ』と『ベルシャザル』も、アーノンクールの気迫が
曲の個性とよくマッチして、彫りの深い、すぐれた指揮ぶりだ。
『テオドーラ』もよさそうな気配だが、カウンターテナーが
エスウッドではなくコワルスキだったので、買いそびれた。
327 :
名無しの笛の踊り :2005/06/17(金) 20:55:02 ID:WrVjZU76
オレはオラトリオ班なのだが、晩年の2大名作『テオドーラ』と 『イェフタ』の録音がなぜ順調に増えないのか、不思議でならない。 ぼちぼち増えてはいるが、それでも、このふたつのオラトリオを 両方とも録音した指揮者は、60年代のソマリーを別にすれば、 ついこないだまでアーノンクールだけだったのである。 (最近、マッギガンが3人目になった。)
『ベルシャザル』は、アーノンクールとの相性が特にいいように感じた。 ちょっと鼻に付くアーティキュレーションがある彼だが、この場合は いい感じにハマッてたな。 『イェフタ』は、うーん…たとえば第3幕の Farewell, ye limpid springs and floods だけど、 この場面ではヴィヴラートが若干過剰だったり、ヴィヴラート排斥主義者じゃないんだが、 生贄になる、と覚悟する場面ではどうなのかね… 「感極まっているからこそ」という人もいるだろうから、まあ好みかもしれんが、 自分は、こうした場面は静謐さを求めたいなぁ。 しかし、オペラのほうが好きな自分としても、『テオドーラ』と『イェフタ』の録音の 少なさは残念。オラトリオならやはりこれが代表的傑作だと思う。
329 :
名無しの笛の踊り :2005/06/18(土) 03:17:39 ID:JvKrrvGL
《テオドーラ》は、クリスティ指揮のが素晴らしい ソフィ・デイヌマンが歌ってるから
3日前に東京駅動輪広場近くで買った300円CDが気に入りました。
BAROQUE COLLECTION 6
ヘンデル/12の合奏協奏曲 op.6
1番、2番、3番、4番、12番
ギド&アンナ・オーエルブリング(ヴァイオリン)
ヨーゼフ・ポドーランスキー(チェロ)
パボール・ベイギン(指揮) 室内管弦楽
NZ 3126
JAPAN ILLUST MUSICとかいう会社の企画モノで、HPはありました。
ttp://homepage1.nifty.com/japanillustmusic/ でも商品リストには載ってない。
演奏・演奏ともかなりいいと思っているのですが、演奏者名やCD番号を
ぐぐっても全くヒットしません。
覆面かとも思うのですが誰か心当たりありませんか?
331 :
330 :2005/06/18(土) 14:26:06 ID:hpqYY3oi
×室内管弦楽 → ○室内管弦楽団 ×演奏・演奏とも → ○演奏・録音とも
332 :
名無しの笛の踊り :2005/06/19(日) 01:04:00 ID:O9nHEJOh
欧州大陸の歌手や合唱団は普段英語で歌う訓練など全くしないからなあ。 ドイツ人の英語ヘンデル演奏を聴くときは、ああヘンデル自身もこういう訛だったんだろうなあと納得するしかない。 別にヘンデルが自分で歌って初演したわけではないから、大した慰めにはならないが。
>>332 特に2行目が意味不明。ヘンデルは歌手ぢゃなくて作曲家(兼興行師?)
ですけど。
334 :
名無しの笛の踊り :2005/06/19(日) 18:13:11 ID:s23ES5c0
コルゼンパのオルガン協奏曲全集がいつの間にやらレーベル変わって SACDになって復活してたわ。たしかになー、フィリップスのは レパードのモダン楽器のと一緒やからなー。違和感ないといえばうそや。
335 :
名無しの笛の踊り :2005/06/21(火) 01:26:36 ID:88F18vJD
アーノンクールの『聖セシリアの日のオード』のメンバー表を見直していて ちょっと「おっ」と思ったのは、佐藤豊彦がテオルボを弾いていたことである。 野入さんや今村さんも、それぞれヤコプスやミンコウスキのヘンデル録音に 加わっていた。いいことだ。 それにしても、このCDのCMWはぜんぜん荒さがなくて、アーノンクールの 演奏とは思えないほどである。 この調子で『イェフタ』や『作品3』『作品6』もやってくれればよかったのに。
336 :
名無しの笛の踊り :2005/06/21(火) 01:30:49 ID:88F18vJD
いやまあ、『イェフタ』の場合はあのアーノンクールらしい勢いが あったからこそあれだけの名演になったのだが、ただところどころ、 CMWの荒っぽさにがっかりするところもあるのだ。 それから、エリザベス・ゲイルはビブラートのきついソプラノだとオレも 思うが、すくなくとも『イェフタ』の場合は、ああいうドラマティックな 役ではあるし、そう違和感は感じなかった。
337 :
名無しの笛の踊り :2005/06/21(火) 10:34:36 ID:1EZTVxsX
>>332 ドイツの合唱団は無理して慣れない英語でやんなくてドイツ語で歌やいいんだよ。
オッフェンバックなんか皆ドイツ語でやってんだから。
338 :
名無しの笛の踊り :2005/06/21(火) 22:36:16 ID:C/f4U9ue
専門用語ではどういう言いかたになるのか分からないのだが、 『テオドーラ』には、同高の四分音符の単純な反復音型が多用されていて、 それがそれぞれの場面で最高の効果を上げている。 第1幕はじまってすぐの、バレンスの荒々しいアリアとか。
339 :
名無しの笛の踊り :2005/06/21(火) 22:39:33 ID:C/f4U9ue
全音の、『テオドーラ』のボーカルスコアって、もう、かなり昔から出て ゐるが、あれってどういふいきさつで出たんだらう…。
340 :
名無しの笛の踊り :2005/06/23(木) 06:55:30 ID:byIcWbl/
よその合唱団のことに近頃とんと疎いオレが言うのもナンだが、 モーツァルト編曲版のヘンデルを積極的に取りあげる合唱団があっても いいと思う。その時は、やはりドイツ語で歌うのがよろしかろう。 ただしオレ自身はドイツ語の合唱曲はもうあまり歌いたくない。 曲にもよるが、ドイツ語で歌っていると、後列で歌ってる奴の唾が 飛んできて、ばっちいのである。
ヘンデル...ちょっと退屈で能天気な音楽。 しばらく前までそう思ってました。
>>341 一時代前の、モダン演奏の器楽作品録音しかなかったころなら、誰でもそう思うよ。
やっといいオペラ録音が増えてきたからね。
>>341 >>342 同意。しかし、ヘンデルのオペラの、
モダンのチケットはたちどころに売れるのに、
日本での古楽の演奏は、有ることさえ気付かれない。
世間では、古楽器演奏なんて、
普通のクラシック鑑賞者の聞くものではないと思っているのだろうか。ひがみかな?
それとも演奏者の知名度の差か。
来日するアイヴォー・ボルトンの演奏はどうなんだろう 。
>>343 俺は古楽とクラシックは別ジャンルだと年々強く感じてきてる。
両者の入り混じるバッハスレなんかいい例で、、旋法での短三度の終止が
しばしばムジカフィクタで長三度になった名残で、短調作品が長三度終止することがある
というのは古楽系スレ住人なら常識だけど、「短調作品が長調で終わるのが云々」
とかいう人がいたり(ムジカフィクタの一種なんだから、短調なのはかわらないんだけど…)、
いい悪いでなく、やっぱり根本的に聴いているものが違うんだと思う。
で、じょじょに古楽愛好家が増えてるとはいえ、現状ではクラファンのほうが多いでしょ。
俺もモダンオケなんて聴きに行かないし、ジャンルが違う、ただそれだけのこと。
345 :
名無しの笛の踊り :2005/06/25(土) 09:41:00 ID:U0w1lhuS
メモ。 モーツァルト編曲版はちゃんとケッヘル番号がついていて、 『エイシスとガラテア』K.566 『メサイア』K.572 『アレクサンダーの饗宴』K.591 『聖セシリアの日のためのオード』K.592 とのこと。 感想。 スビーテン男爵ってオラトリオ班だったのね。
>>344 まあ、ヘンデルの話ではないのでどうでもいいことだが、1行目と2行目以下は
すんなりつながる話ではない。あんたが「古楽とクラシックは別ジャンル」だと
思っていることと、あんたが「常識」だと思うことを他人が知らなかった、と
いうのは別の話だ。
347 :
名無しの笛の踊り :2005/06/25(土) 16:55:11 ID:Nd0iJOLt
ポールマクリーシュの振るヘンデルはどんなものでしょうか? サウル、ソロモン、テオドーラを 聴いてみたいのですが(3つ買うと、18000円!) ふだんヘンデル声楽ものを買うときは クリスティ、ミンコフスキ、カーティスで落ち着いてますが、 マクリーシュ、 クール基調? スピーディ? マータリ?
ホールズ/ハゲットの作品4を聞いた。 久しぶりのオルガン・コンチェルトの新録音。 結構乗れる演奏。
去年の秋に森麻季とBCJを聞いたら バッハの華麗なソプラノカンタータ(bwv51) よりも ヘンデルのオペラアリアの方がよく鳴るし 華やかだった。 これでは 当時の人気に差があったのもむべかるかな。 それでヘンデルのオペラにはまりつつある。しかし オペラとオラトリオでいったいいくつあるのか。 ピリオドのDVDが出たものから 集めようかと思っているが。 でも ヤーコブスはやっぱりよさそう。CDから集めるほかないか。
350 :
名無しの笛の踊り :2005/06/27(月) 22:46:49 ID:WCVkkHOr
>>349 さん
こちらのHPをご参考にされては如何でしょうか?
ttp://www.h5.dion.ne.jp/~goten/handelhomepage.htm BCJ、私はメサイアがかなり良いように思います。
私がヘンデルオペラにはまったのは、アンソロジイからでした。
◎サンドリュー・ピオー&クリストフ・ルセ
haendel opera seria(naive)E8894
◎マリア・バーヨ&スキップ・センペ
haendel opera arias & cantatas(naive)E8674
◎パトリシア・チオフィ&アラン・カーティス
handel AMOR e GELOSIA(virgin)7243 5 45628 2 2
以上
349さんがもし未聴であれば、おすすめです。
上記3枚の中に、
ポーロ、アルチーナ、ロデリンダ、オルランド、フラヴィーオ、
ジュリアスシーザー、アレッサンドロ、タメルラーノ、デイダミア等
からイイトコばかりが撰集されています。
351 :
名無しの笛の踊り :2005/07/01(金) 00:54:29 ID:qdKffUVm
オレは、 『サウル』:ガーディナー、マクリーシュ 『ソロモン』:ガーディナー 『テオドーラ』:マクリーシュ、ノイマン で聴いてる。 マクリーシュのヘンデル、ひとことで言へば、まったり系ですな。 『サウル』にしろ『テオドーラ』にしろドラマティックなオラトリオで、 ヘンデルならではの沸き立つやうな劇的表現に完全対応してるとは 言ひがたい。しかし、それなりに健闘はしてるんぢゃないかしらん。 キャストも、一部どうかと思ふ人も出てゐるが、まあ許せる範囲だ。 カウンターテナーのソリストは強力。合唱は完璧である。
352 :
名無しの笛の踊り :2005/07/01(金) 00:59:52 ID:qdKffUVm
モダン楽器のヘンデルに興味がないというのはまあ別にかまわない。 もったいないとは思うが、オレにとってはしょせん他人の趣味である。 しかし、聴いてもいない演奏を、モダンというだけで親のカタキのように 貶めるのはやめたが良い。それは有害無益な態度である。
353 :
名無しの笛の踊り :2005/07/01(金) 01:19:04 ID:VZU8b4vA
>>351 >>カウンターテナーのソリストは強力
‘ソロモン’‘サウル’の A・ショルですな
この人はバッハやらせてもヴィヴァルディやらせても
トップクラスの絶唱を響かせますね 結構すきです
354 :
名無しの笛の踊り :2005/07/01(金) 01:55:31 ID:gwecIMEv
はっきりいってモダン楽器演奏アレルギーです。
355 :
名無しの笛の踊り :2005/07/01(金) 02:08:50 ID:VZU8b4vA
356 :
名無しの笛の踊り :2005/07/01(金) 09:23:30 ID:yzJ0Kfz6
>Israel in Babylon was compiled in 1764 by Edward Toms > (who later worked with Samuel Arnold, the early editor of Handel's works).
357 :
名無しの笛の踊り :2005/07/01(金) 22:24:15 ID:Mx/xdiRe
>>355 オレは
http://www.gfhandel.org/ でこのCDのことを知ったのだが、ヘンデルの曲の断片をツギハギして
作ったってことでしょ?
なんか前にもNAXOSから似たようなのが出たことあったよね。
バビロン捕囚の話ならば、タイトルの訳は『バビロンのイスラエル人』が
普通なんぢゃないかと思うが、中身が分からんから、よー知らん。
358 :
名無しの笛の踊り :2005/07/01(金) 22:26:45 ID:Mx/xdiRe
>>353 アンドレアス・ショルも悪くないのだが、マクリーシュの『テオドーラ』で
ディディムス役のロビン・ブレイズがいいのだ。
声を的確にコントロールして、表現は控えめながら、
若々しくてみづみづしいディディムスを歌っている。
ポール・エスウッドの系統を受け継ぐリリック・カウンターテナーは、
この人とブライアン・アサワだろうと思う。
ラルゴという曲を昔良く聴いていたので3すが 曲名を覚えていても、メロディ思い出せません 明日以降、レンタルkしようと思っていますが 気になって気になって…そちらか試聴ができるサイト ご存知でしたら教えてください
>>360 ありがとうございます!!!
最初、思い出せませんでしたが
後半の音が重なる?部分でキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!って感じです
思い出しました。どうもです。
362 :
名無しの笛の踊り :2005/07/03(日) 22:20:05 ID:7foZwO+b
結婚式でヘンデルを流す場合、どんなのがいいですか? できたら声楽なしで、古楽器演奏の透明感のある祝典的な雰囲気のが良いんですが。
Op.6-5とかはいかが?
364 :
名無しの笛の踊り :2005/07/03(日) 23:50:10 ID:PHdv/Yb3
>>362 ヘンデル
Sonata in G major for 2 Violins & Continuo(op.5 No,4)
とか如何?
366 :
349 :2005/07/04(月) 23:30:04 ID:PgvkhZ+o
350さんありがとうございました。 亀レスですみません。 紹介してもらったアンソロジイは,すべて私の持っているものと違っているので,楽しみにして集めます。 ご紹介のHPは,実は前から楽しみにしていました。大変素晴らしいですね。 ジュリオチェザーレのいいDVDが出るとよいのですが。
367 :
名無しの笛の踊り :2005/07/04(月) 23:51:26 ID:irNMSd7D
ま、親切な人が教えてやったらいいが、 「新郎新婦の入場です」とかいう、ここぞというときに使うのか、 何となくBGMとして流すのかで、選び方も違ってくるだろーとは思う。 それと「古楽器演奏の透明感のある祝典的な雰囲気のが良いんですが。」 って言ってるんだから演奏団体まで教えてやるのが親切ってもんだ。 Op.5-4はいい曲だが、同工異曲の『アタリア』序曲のほうが より「祝典的」ではある。Op.5は最近新譜が立て続けに出つつある。 ウチはレコール・ドルフェで満足してるが…。 思い出したので書いておくだけだが、オレは、友だちの結婚式で、 ホグウッドの『メサイア』のハレルヤコーラスを使ってもらったことがある。
368 :
名無しの笛の踊り :2005/07/04(月) 23:54:05 ID:irNMSd7D
ヘンデルのオラトリオをぜんぶ聴いたと言って自慢しているおじいさんを どこかのサイトで見掛けた。ぜんぶ聴いたけどこれこれの曲のだれだれの 演奏はイマイチだった、とか、ちゃんと耳を持って批評するならいい。 けれどそのおじいさんにとっては、とにかく、ぜんぶ聴く、すべての 曲のCDを買う、そのことだけが重要らしかった。
369 :
363 :2005/07/05(火) 00:02:32 ID:nlvpVM76
>>367 それはそうなんだが、Op.6に関しては少し前話題になったが、決定盤といえるものが
ないんだよね…だから試聴して選んでもらったほうがいいかと思った。
Op.6-5はそれこそ「新郎新婦の入場です」っていうのを念頭に…。
適度に荘重でありながらも過度に重くなく、華やかなので。
俺が持ってるのはアーノンクール盤とAAM盤だけだけど、「透明感」を重視するなら
後者かな、と思う。「祝祭的」なら前者だけど。
370 :
名無しの笛の踊り :2005/07/06(水) 21:50:14 ID:FWCW8GFG
>>369 「少し前話題になった」といふのはたぶんこのスレではないはず。
それと、369とオレとでは日本語の感覚にずれがあるようだ。
アーノンクールのOp.6は「祝祭的」といえるだろーか?
ウチのOp.6はレパード、アーノンクール、ホグウッド、マンゼ。
ちょうど今聴いてゐるのはホグウッドで、マンゼのやうなシャープさはないが、
ホグウッドらしく、小細工をしない悠然とした感じが、曲のおおらかさと
よく合っている。しかしマンゼの、たくらみに満ちていてしかも完成度の
高いあの演奏はやはり頭ひとつ抜けているとオレは思う。
>>370 「祝祭的」というのはOp.6-5のことを言っているんだが…
Op.6全体を指してはいない。自分の薦めた曲に関してのコメント。
少し前話題になったのは、バロック総合スレだったかもしれん。スマソ。
372 :
名無しの笛の踊り :2005/07/07(木) 05:08:43 ID:2Qk7hOyY
オレは「決定盤といえるものがない」という言いかた、こわくて出来ない。 言うまでもなく、聴いていない演奏がたくさんあるからだ。
374 :
名無しの笛の踊り :2005/07/07(木) 05:18:06 ID:2Qk7hOyY
ちなみにホグウッドのオラトリオ・ボックスには『メサイア』が入ってゐる。 ポリグラム的には、『メサイア』はホグウッドで聴いてくださいって ことなのかしらん?
そういうことではなかろう。ガーディナーのメサイアは単体で持っている人が多いとか、 そういうリサーチ結果でもあったんだろう。ダブリがあると躊躇する人もいるだろうし、 音楽性とかとは無関係なマーケット上の理由のように思うが。
376 :
名無しの笛の踊り :2005/07/09(土) 17:11:21 ID:K4KdTThG
>>375 ああすいません。374の下二行はもちろん本気でそう思っているわけでは
ありませぬ。
377 :
名無しの笛の踊り :2005/07/09(土) 17:14:26 ID:K4KdTThG
それにしてもレコール・ドルフェのOp.5はいいなあ。6CDセットのなかでも リコーダー・ソナタなんかは「ちょっとダルかも」と思わせられるが、 Op.5はいい。地味は地味だが、しっかりとコクがあって、聴き込むに足る。
378 :
名無しの笛の踊り :2005/07/09(土) 22:28:44 ID:8IR+A9FF
ロルフジョンソンが70年代なかばにボーンウィリアムスの歌曲を録れたCDを 聴いた。ロルフジョンソンはこういうのがやっぱ一番似合ってるなー。 古楽にはあまり向いてない。特に『メサイア』と モンテベルディ『オルフェオ』は違和感があった。 このCDのブックレットに載ってる話なのだが、ロルフジョンソンは87年に まさにその『オルフェオ』の録音中に声のトラブルに見舞われて、 本人が「もう歌えないかもしれない」と思うほど深刻な状態だったそうだ。 80年代といえば、ロルフジョンソンがあれこれヘンデルを 歌わさせられていた時代で、なおかつ87年というとガーディナーのバッハの 四大宗教曲プロジェクトも進行中。彼は福音史家を歌っていた。 働きすぎだ。やはり、ノドが逝かれてたんでしょう。
379 :
名無しの笛の踊り :2005/07/09(土) 22:36:58 ID:8IR+A9FF
そういえばガーディナーのセットには『アレクサンダーの饗宴』も入ってない。 オレがガーディナーのフィリップスへのヘンデル・オラトリオで 買いそびれたのは『イェフタ』と、この『饗宴』で、『饗宴』のほうは ぜひともガーディナーで聴きたいと思って復活を待っているのである。 よろしくお願いしますよポリグラム…。
380 :
名無しの笛の踊り :2005/07/10(日) 00:11:30 ID:Sr2371XY
ガーディナーははずれが多いからイラネ(特にオラトリオ、 固くてフラットで、 この人のCDは陶酔できない) 「オルランド」買ってみた。ホグウット盤はやめて、 クリスティ指揮(エラート):3枚組。 超絶ソプラノアリアがてんこもりで、めまいがするほどうつくしい。 2幕末の オルランド狂乱場面のはげしさもめをみはる。
このクリスティ星人めッ!
382 :
名無しの笛の踊り :2005/07/10(日) 05:34:41 ID:pS619pEg
オレがガーディナーの『イェフタ』を買いそびれたのは、 なんぼなんでもフォンオッターのストルジェは ミスキャストだろーと思ったからだった。 フォンオッターじたいはいい歌手だが、『ヘラクレス』のデジャニラもこの人の キャラではないし、『ジューリオ・チェーザレ』も、セストよりも チェーザレを歌ってほしかった。この人のセストはトウが立ちすぎている。
383 :
名無しの笛の踊り :2005/07/10(日) 22:49:48 ID:tM+GCAm6
『ジュリオ・チェーザレ』(アルヒーフ)は、 チェーザレ役のミヤノビッチと クレオパトラのコジェナーが むちゃくちゃ美声で それで良いのですよーー オッターは、『アリオダンテ』(アルヒーフ)が、最後の輝きだったぽ・・・ クリスティ指揮の『セルセ』のオッター、未聴だけど どうでつか?
384 :
名無しの笛の踊り :2005/07/10(日) 23:50:09 ID:mVA2ANRZ
『時と真理の勝利』。 Hyperionは廉価盤にしても歌詞を省かないのがえらい。 ポリグラムは見習いなさい。
385 :
名無しの笛の踊り :2005/07/10(日) 23:54:41 ID:mVA2ANRZ
ホグウッドの8CDに入ってゐるのは 『メサイア』『アタリア』『エステル』『復活』。 ガーディナーの9CDに入るというのが 『エジプトのイスラエル人』『サウル』『イェフタ』『ソロモン』。 もちろん一つ一つについて文句を言い出したらキリがないが、 お買得なコレクションとしては、この8曲、なかなかいい選択だ。
386 :
名無しの笛の踊り :2005/07/11(月) 00:12:19 ID:KXOV8l8e
ことしはクリスティが『チェーザレ』を振っているというから、その プロダクションでそのまま録音してしまうかもしれない。 ミンコウスキ盤には世間の評判ほどには心ひかれなかったので、期待している。
387 :
名無しの笛の踊り :2005/07/11(月) 00:14:42 ID:KXOV8l8e
>>386 最終行末尾。「期待している。」を「クリスティには期待している。」に
訂正。
数行レスの連投というパターンだから同一人物なんだろうが、 こうも日記化されると他の人は書き込みにくいね。
sandrine piauのhaendel opera seria。確かに良いけど聞き疲れしてしまった。
lorraine hunt lebersonのhandel ariasもamazonじゃ高評価だけど
これも疲れた。機器が悪いのかも知らんが。schollのは疲れない。
>>388 まあいんじゃね?ヘンデル何故かこの板じゃ人気無いみたいだし。
まあ、程度にもよるが、ブログでやればいいのに、とも思う。 ところで、パルテノペの新譜聴いた人います? プティット・バンドの古い録音しか持ってないので気になってます。 よろしければ感想などお願いします。
話のネタに最近の入手盤。 ヒュゲットの、オルガン協奏曲作品4、 メゾソプラノのKozenaと、ミンコフスキーのイタリアン・カンタータ集、 大したコメントは付けられなくてすまん。 ヒュゲットは、ミンコフスキーのようにはじれたところが無く、いかにもイギリス風。 ミンコフスキーはフランスものときのような溌剌さがないような。 しかしながら、共に買って損のない気持ちよく聞ける演奏であるともと思った。
392 :
391 :
2005/07/16(土) 20:24:37 ID:3zgrnXJx > ミンコフスキーのようにはじれたところが無く
意味不明でスマソ。 → ・・・・のように弾けたところが・・・
ヘンデルはチェンバロ曲に良いのがあると思っている。
オペラでは最近は「ロデリンダ」とか随分沢山有るし、
オラトリオもボックスものが出るくらい多いのに、
チェンバロ曲を網羅したものと言えば、唯一クラウスくらいか、
第1集と第2集ならいくらかあるようだけど。
>>390 Chandosからでているんだね。
試聴してみたところ、心地よいヘンデル節、演奏も歌手もなかなか良いと思う。
購入リストに入れておくことにした。
http://www.chandos.net/details05.asp?CNumber=CHAN%200719