1 :
名無しの笛の踊り :
04/10/30 00:20:13 ID:iLUtT9Lp ピアニストのクロード・エルフェが10月28日に亡くなりました。 主に現代音楽で知られ、ブーレーズやクセナキスなど多くの初演を果たしました。 ご冥福を申し上げます。
乱暴だったが凄みがあったな。合掌
3 :
名無しの笛の踊り :04/10/30 00:24:15 ID:pSiV0jZ0
え!! 本当!?
4 :
名無しの笛の踊り :04/10/30 00:27:41 ID:iLUtT9Lp
知人からの第一報。 しかしWEB上にはまだどこにも載っていない・・・ とりあえずYahoo! FranceとかIRCAMとかで探しまくっているんだが
5 :
名無しの笛の踊り :04/10/30 01:13:11 ID:QoQ/dAAu
優れた演奏家が次々と鬼籍に入っていきますね。
亡くなったか。時代も変わっていくのだね。
(ゎ・_・ぉ)<シェーンベルクの煤けた味は彼にしか出せなかった、、。ご冥福をお祈りします。
9 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 00:57:26 ID:iYZ3/WIX
絶句。次こそ是非来日公演行くつもりだったのに… 生が聞けなくて、慚愧の念に耐えません。 さよならなんて、まだ…
10 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 00:59:14 ID:TYuowzUq
けっこうショックでつ。 。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 最高の紳士、すばらしいピアニストでひた。
11 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 01:07:41 ID:TYuowzUq
「鬼火」のサントラないのかなあ。
12 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 01:10:56 ID:iYZ3/WIX
>>11 ない!
公開時にエルフェ氏のサティピアノ曲集が何枚か組で出たが。
それより、ベートーベンが聞きたい。すごいと評判だから。
追悼盤、出るよね、日本のレコード会社さん!
来日公演も録音してるんだよね???
ハルモニア・ムンディのバルトーク持ってる。 後は定番のブーレーズ・ピアノソナタ集とクセナキス・弦楽とピアノのための作品全集(共にモンテーニュ)
14 :
12 :04/10/31 01:23:06 ID:iYZ3/WIX
>>13 ご存じでしたら教えてください。
ベートーベンはディスク化されていないのでしょうか?
15 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 01:24:54 ID:TYuowzUq
>>12 たん
わたひが聴いたなかでは、「ハンマークラヴィーア」が印象に残りまつです。(:_;)
すごい演奏でひた。
16 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 01:27:30 ID:TYuowzUq
>>12 たん
それから、サティ録音について情報キボンヌ。
>>14 残念ながら知らないです。ちょっとぐぐっても見たんですけどわかりませんでした
18 :
12 :04/10/31 01:33:21 ID:iYZ3/WIX
>>17 ありがとうございます。自分でもさぐってみます。
>>15 そのときの「ハンマークラヴィーア」は、録音が残っているのですか?
19 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 01:36:51 ID:TYuowzUq
>>13 たん
バルトークは颯爽とした演奏で、わたひも好きでつ。
>>12 たん
不明でつ。少なくとも、事務所は持っているのではないでつか。
ただ、事務所がどこか忘れてしまひました。
教育テレビとかで追悼するかしらん
21 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 01:45:08 ID:2oWP7wCt
エルフェが亡くなったそうで、本当に残念です。 あんなに創造的な演奏が出来たのは、エルフェとあと少数の人だけでしょう。 エルフェの音盤は、前に言及されているベートーヴェンを含め、アコール系列が今は管理していると思われます。 他に、ラモーなど素晴らしい盤があったのですが。ムジディスク原盤では、バルトークのピアノ協奏曲第3番とプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番のカップリングの素晴らしい盤がありました。 指揮は、マデルナです。特にバルトークは、「あんなに落ち着いた銀行家のような人から、なぜ、あれほどの燃えるような情熱(バルトークの終楽章など、たたきつけるようなタッチです。しかし少しも音が崩れません。) が出てくるのだろうか?」と私が思ってしまうくらいの熱演でした。 あと、DGも一つ録音を隠していますね。2530050の番号で、ブーレーズのピアノ・ソナタ第2番とベルクのソナタが出ていました。ポリーニとはまた違った演奏です。 私も、鬼火でのエルフェが聴きたくて、渋谷にある、某サントラ専門店に行きましたが、鬼火のサントラはまだ1度もCD化されていないそうです。
22 :
12 :04/10/31 01:47:33 ID:iYZ3/WIX
>>15 調べてみました。私の勘違いでした!
封切り当時に便乗発売されたのはチッコリーニの6枚組でした! m(__)m
映画に使われた音楽は、うろ覚えですが、シャルラン・レーベルだったかと。
でもサティですから(ry
そのベートーベン録音、是非正規リリースしてほしいものです。
ペルルミュテールと併せて、シリーズでどこかで出してくれないものでしょうか…
23 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 01:49:55 ID:2oWP7wCt
>>12 タン
コンサートのプログラムがあるはずなので、明日探して書き込んでおきます。
エルフェのコンサートは2回聴きましたが、良かったですよ。
1回目はカザルス・ホール(ただ、ドビュッシーのエチュードは不調でした)、2回目は東京文化会館でした。プログラムはハンマークラヴィーアが入ってました。
これらの音源が残っているならCD化してほしいものです。
ただ、残念なことに、今、ライヴを出しているレーベルは皆、オケ物ばかりで、そもそも制作者がオケ物しか売れないと考えているらしく、ピアノ、室内楽などは全く無視しているようです。
24 :
12 :04/10/31 01:50:02 ID:iYZ3/WIX
>>21 詳細な情報、ありがとうございました。
ではサティもアコールの管理下でしょうか?
バルトークは、「ミクロコスモス」の名演を、ディスクでですが聞いて心打たれました。
25 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 01:56:28 ID:2oWP7wCt
>>24 私は現物は見たことが無いので、はっきりとは言えませんが、エルフェは鬼火の収録の頃や、それ以降70年代頭まで(そのころにアルベニスのイベリア全曲などもありました)
は現在のアコールの系列の会社に録音していましたので、恐らくアコールが持っているのだと思います。
そういえば、言うのを忘れていた録音があります。
CD時代にフランスの会員制CDクラブでエルフェが2枚、CD化されていました。
コンサート・ホール系列なのですが。
一つは現代ピアノ曲集(日本では「現代ピアノの祭典」だったかのタイトルでLPで出ていたものです。あとはベートーヴェンのトリプル・コンチェルトです。
26 :
12 :04/10/31 01:57:24 ID:iYZ3/WIX
>>23 情報ありがとうございます。
その「ハンマークラヴィーア」が素晴らしかった、との噂を漏れ聞き
「次回は是非…」と思っていただけに…残念です。
Le Mondeの記事を読むと、レパートリーも広かったと察せられます。
マガロフ、ペルルミュテール、そしてエルフェ、
来日時に聞けたのはマガロフだけでした。
(というより、残りの二人はコンサートしてること知らなかった)
割り切れぬ思いが残ります。
27 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 02:00:36 ID:TYuowzUq
>>23 タン
貴重な情報、ありがとうございました。
東京文化というと、ブクルシュリエフをやったときですか?
そのときなら、凄い演奏だったことを記憶しています。
28 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 02:04:34 ID:2oWP7wCt
みなさんでエルフェの情報を共有するために、特殊な盤に付いても紹介しておきます。 RCAカナダ支部に特殊なレコードがありまして、LSC3143というものです。 バルトーク、ドビュッシー、エヴァンゲリスティ、セロツキの作品が収められています。 カナダで万博のような企画を催した時に作った記念レコードらしいです。 あと、エルフェを文章を通じて、きちんと紹介してくれたものとして、青沢氏の本とピアノ遊技(という名前のムック)を紹介しておきます。
29 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 02:10:41 ID:2oWP7wCt
>>27 タン
確か、ブクルシュリエフもありました。あと、柔らかい音の作りで印象的なルーセルもありました。
殆どお客がいなかったのですが、それも不思議でした。
日本は概して、芸術をしっかり見ようとしませんね。
はっきり申し上げて、ホロヴィッツの初来日のクソ・コンサート(私は後に人にエアチェックかなにかを聴かせてもらっただけですが)などど比べて、
いかにエルフェのコンサートが素晴らしく、価値のある物であるかを。
日本では結局有名どころしか(マスコミも悪いのでしょうが)注目しないような風潮がありますね。
30 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 02:14:10 ID:TYuowzUq
>>28 貴重な情報、本当にありがとうございます。m(._.)mペコリ。
エルフェ氏は関東、関西で日本人ピアニストのために、
定期的にマスタークラスを開催しておりました。
その指導を受けた方は少なくないものと存じます。
氏は日本の現代音楽演奏にとっても恩人でありました。
31 :
12 :04/10/31 02:18:21 ID:iYZ3/WIX
>>29 うらやましい限りです。
他のピアニストはさておき、私はペルルミュテールもエルフェも
リサイタルがあったことを公演後に知りました。
比較的公演について、情報を集めていた時期だったのですが…
おっしゃること、ほぼ同意です。
今年など<話がそれますが>危うくグレコの公演に行きそびれるところでした。
カナダ盤、是非聞いてみたいですが、入手不可能でしょうね。
32 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 02:19:10 ID:2oWP7wCt
今、ちょっと思い出したことがあります。 (正確なものは明日、書き込みますが) エルフェを日本に呼んだのは、(いつのコンサートかは分かりませんが)ソティエ音楽工房だったはずです。
33 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 02:22:38 ID:TYuowzUq
>>32 本当に本当にありがとうございます。
私も、明日以降資料をみて情報を提供したいと思います。
34 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 03:37:05 ID:2Z/iVcT0
>26 マガロフ、ペルルミュテール、エルフェの共通点に 3人ともコンサートホールソサエティに録音があること があります。それが、どうしたのと言われそうですが、親が 会員だったので子供のころLPで聞いて馴染みだったですよ。
35 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 10:09:24 ID:WCRsoO/3
この人も、弘尚さんにも影響は受けたのかな。
36 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 10:12:02 ID:/SipAImx
昨日書き込みをしたID:2oWP7wCtです。 エルフェのプログラムについて以下書いてみます。 彼は9回来日しましたが、そのうち私の聴いたのは92年、99年です。このほかにも93年のプログラムを持っていますので、書き込んでおきます。 92年(ソティエ音楽工房) ブーレーズ:第1ソナタ、デュティユー:2つの練習曲、ドビュッシー:エチュード第2巻、マヌーリ:クリプトフォノス、ジョラス:ソナタのためのB、ブクルシュリエフ:群島第4番、(アンコール、クセナキス:ヘルマ) 93年(ソティエ音楽工房)(エルフェの弟子、矢沢朋子とのジョイント) ドビュッシー:版画、サティ:3つのジムノペディ、三善晃:響象(2pのための)、ドビュッシー:白と黒で(2pのための)、ルーセル:ソナチネ、ブーレーズ:第3ソナタ、クセナキス:ヘルマ 99年(潟Cンターミューズ・トーキョウ) ルーセル:ソナチネ、メシアン:鳥のカタログ第1巻より第3番「イソヒヨドリ」、ベートーヴェン:ハンマークラヴィーア、ブクルシュリエフ:ピラネージによる3つの練習曲
37 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 10:12:51 ID:/SipAImx
エルフェの特殊な盤(昨日は大まかでしたが)を具体的に記します。(ハルモニア・ムンディなどはみなさん、お持ちだと思うので。ただ私の手持ちだけですが・・・。)こんな録音もあったのか、という感じで参考にでもしてください。 LP DGG(2530050) ブーレーズ:第2ソナタ ベルク:ソナタ RCA・カナダ(LSC-3143) Jeunesses Musicales 20 Canadaというタイトルのもの バルトーク:ソナタ、ドビュッシー:エチュードより3曲(IX, X, XI)、エヴァンゲリスティ:Due Proiezioni Sonore、セロツキ:A Piacere Club National Du Disque(CND53)(恐らく現在の原盤保有はアコール) ベートーヴェン:ソナタ26番、10番 ADES13012 ラモー、クープランピアノ曲集 ラモー(Gavotte, L’Enharmoniqoe, Les Sauvages, Les Cyclopes, Les Niais De Sologne) クープラン(Les Rossignol En Amour, Les Carillon De Cythere, La Linotte Effarouchee, Les Petit-Rien, La Convalescente, Gavotte, La Sophie, L’Epineuse, La Pantomime) Musidisc(RC663) プロコフィエフ:第2ソナタ、トッカータ、つかの間の幻影 Musidisc(RC16017) アルベニス:イベリア全曲
38 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 10:14:34 ID:/SipAImx
CD Les Genies De Classique(CLA-CD206)(コンサートホール原盤) ウェーベルン:KlavierStuck, Variations、ベリオ:セクエンツァIV、ブーレーズ:第1ソナタ、第3ソナタ(抜粋)、ブロッホ:コンチェルト・グロッソ GMS(スイスのレーベルのようです) ドビュッシー:版画、エチュード全曲 Les Genies De Classique(CLA-CD103)(コンサートホール原盤) ベートーヴェン:トリプル・コンチェルト(指揮:ワルベルク、オケ:ウィーン国立管弦楽団) ADDA581241 Musiques Contemporaine Pour Piano ジョラス:ソナタのためのB、アミー:Cahier d’epigrammes(風刺帳とでも訳せば良いのでしょうか?)、ブクルシュリエフ:ピラネージによる3つの練習曲、マヌーリ:クリプトフォノス、クセナキス:霧 Vogue VG672006 バルトーク:ピアノ協奏曲第2番(指揮:ブール、オケ:フランス国立管弦楽団)
(ゎ・_・ぉ)<これで、ブクレシュリエフ直伝のピアニストはプルデルマシェルを残すのみ。
40 :
15 :04/10/31 11:57:08 ID:TYuowzUq
>>36 サマ
昨日の15です。
ありがとうございます。
エルフェ氏にはどうしても孤高の印象がつきまといますが、
36サマのような理解者がいたとは、彼も幸せなピアニストだったのでしょう。
29でお書きになっているリサイタルのとき、
ブクルシュリエフがおわったあとで、
エルフェ氏が楽譜を舞台にさっと撒いて、
それをほかの聴衆にまじってみにいった覚えがあります。
複雑な図形譜でした。
たしかにお客は少なかったですが、熱いコンサートだったと思います。
エルフェ氏については、日本人のお弟子さんも多かった関係から、
いくつか逸話を教えてもらったことがあります。
ゆっくりと書いていこうと思いますので、よろしければ、しばらくおつきあいくださいませ。
41 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 12:06:21 ID:TYuowzUq
>>39 サマ
ただ、フランス音楽界主流派の牙城であるパリ音楽院教授になったプリューデルと、
孤高のクロード・エルフェでは、そうとう違っておりますね。
ピアニストとしても、しばしば対照的なアプローチをしていましたし。
ファンやお弟子さんのの方がおられれば非常に申し訳ないのですが、
わたしはプリューデルよりエルフェが好きです。それもかなり。
不快に思われたプリューデルマシェル氏のファンの方、
エルフェ愛好家の、訃報を聞いての悲しみのあまりの戯れ言とお許しください。
42 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 12:59:56 ID:LMY6H7e1
>>41 様
36です。
私にとってはエルフェは特別なピアニストなので、訃報に接し、悲しく思います。
私は、あの99年のコンサート、最前列の左翼で聴いていました。
そうでしたね、エルフェが聴衆に図形譜を見せていました。
少人数ながら、演奏家と聴衆の結びつきを感じることの出来るコンサートだったですね。
彼のあの分析的でありかつ、情熱的であるあの絶妙なバランスの演奏、彼の学歴にある程度由来しているのかも知れないですね。
学生時代はエコール・ポリテクニークで(確か)化学を学び、その傍ら、ロベール・カサドシュにピアノを学んでいましたね。
ごく普通の、音楽学校を経由してきた演奏家は、恐らく、文学なども良く理解していて、作品の作曲された背景などもくみ取って、感情表現に生かすことが出来ると思いますが、エルフェは、
それにくわえて、サイエンティフィックに作品を分析する事も出来たのだと思います。
その結果、ベートーヴェンとクセナキスなど、一見、相反するような作品も、同じように素晴らしい解釈が出来たのだと思います。
私が知る限り、こういったアプローチを作品に対して出来るのは、ロジャー・ウッドワードなどごく少数です。
43 :
名無しの笛の踊り :04/10/31 15:04:40 ID:2Z/iVcT0
バルトークやドビュッシーがちょっとウェーベルン風に 聞こえるけど結構好きです。 >42 因に彼の息子は数学者のベルナール・エルフェでそこそこ有名ですよ。
2ちゃんねる初期を思わせるスレ・・・
流石だったよな系スレで、いつものなんとか兄弟が 出てこないのも珍しい。 エルフェ氏のご冥福をお祈りします。
46 :
12 :04/11/01 00:21:30 ID:tKFP0EVS
>>36 プログラムご紹介ありがとうございます。
やはり日本では現代音楽の紹介者、という扱いだったのでしょうか。
99年の公演に行けなかったこと、今でも残念です。
>>37 ディスクのご紹介、ありがとうございます。
私のようなぽっと出の愛好者には、大変参考になります。
どれも今は入手困難でしょうが、上野あたりで聞けるかもしれませんから、
探してみます。
47 :
名無しの笛の踊り :04/11/01 00:40:54 ID:qp6+Qjo3
>>46 様
36,37,38を書き込んだ者です。
お役に立ててうれしく思います。
他の方の書き込みによると、エルフェの日本公演は収録されているらしいので、追悼盤というかたちで
ライヴを出してくれないかな、と思います。
現代物に強い評論家の片山氏が動いてはくれないかな、と期待しています。
48 :
15 :04/11/01 16:27:53 ID:j6vWvpgq
>>47 様
42を読んで、あのリサイタルを思いだし、いまさらながら悲しくなります。
丁寧な書きこみ、ありがとうございました。
98年にもエルフェ氏のリサイタルがあり、プログラムは次のもののようです。
ドビュッシ−の前奏曲集第1集から抜粋(7から12)。
ブーレーズのソナタ第3番。
さらに、ベートーヴェンのディアベリ。
エルフェ氏にしかできないようなプログラムです。
49 :
12 :04/11/01 21:53:48 ID:tKFP0EVS
>>48 こちらも貴重な情報、ありがとうございます。
『ディアベリ』ですかぁ。聞きたいなぁ。
一般に日本では、フランスで活躍しているピアニストを
「xxxのスペシャリスト」としたがる傾向が強い気がしますが、
エルフェやペルルミュテールを知ると、
その傾向のなかで失われた情報が、どれだけ貴重でかけがえがないか、
痛感しております。
来日公演ライブ盤、是非出していただきたいものです。
50 :
名無しの笛の踊り :04/11/02 00:34:15 ID:ZBXYUA4H
フランスのレーベルから出ていたLPで、 ドビュッシーのピアノ曲集(アラベスク、前奏曲2その他)は 既出でしょうか?(紫のジャケットです。)
51 :
15 :04/11/02 07:49:28 ID:p0SqWqKR
>>50 サマ
情報ありがとうございます。
見まわしたかぎりではないようですね。
52 :
15 :04/11/02 10:05:41 ID:p0SqWqKR
エルフェ情報追加です。ふるい『音楽芸術』を漠然と見ていたら、 1998年8月号にエルフェのインタビューがありました。 ブークールシュリエフ氏に対する切々たる追悼の思いがつづられておりました。 詳細については、あとで紹介いたします。
53 :
15 :04/11/03 09:41:53 ID:wtfhnhJq
「音楽芸術」1998年6月号のインタビューは、大半が、 作曲家ブークールシュリエフの仕事と思い出に捧げられています。 その音楽を俯瞰するとともに、 一時はブークールシュリエフをもてはやしておきながら、 流行からはずれると無視する音楽界に対する、痛烈な批判も記されています。 大阪の近くで、 エルフェ氏がブークールシュリエフの作品を演奏したことが、 作曲家にとっても最後に喜ばしいことだったのではないか、 とも書いています。 独立独歩の精神の持ち主であった、エルフェ氏に敬意を。
54 :
名無しの笛の踊り :04/11/03 09:50:21 ID:94+7Ped3
>>50 36です。
具体的なレーベル、品番が示されていないので、何とも言えませんが。
ただ、エルフェのレコードの一部に、いろいろなレーベルから再発される、いわゆる「ジブシー・レコード」の
様相を呈していたものがありますので、その録音もHMFから出ている音源と同じものである可能性も捨てきれない
と思います。
55 :
15 :04/11/03 10:47:24 ID:wtfhnhJq
みなさんの熱のこもった書き込みを見て、これだけたくさん真のリスナーが存在していたのかとうれしく思いました。 Claude Helffer (1922.6.22-2004.10.28) は私の知るかぎり史上最強のピアニストです。 エコール・ポリテクニークを出身ながらもレイボヴィッツとカサドシュに学び、バロックや古典、そして印象派はもちろんのこと、 およそあらゆる領域のピアノ曲に優れた冴えを見せつつ、なによりもクセナキスやブーレーズなどから同世代からの最高の紹介者に求められました。 「ラモーからブーレーズまで」というのが彼の広いレパートリーを語るメディアの宣伝文句でしたが、 特筆すべきは自分よりも一世代以上若いマヌリの曲などをあれだけすばらしい演奏で世に広めたことです (意外にも大ピアニストでこれは非常に難しくまた珍しいことです)。 個人レッスンではあらゆるレパートリーに対して、それも一つ一つ熟知して応じていました。 また日仏会館での「エヴリアリ」などの公開レッスン、音楽の友ホールでのシェーンベルク、 あるいは「夜のガスパール」(ラヴェルの施した黄金分割を明かして見せました)などのレクチャーに参加してわかるのは、彼がいかに作品を的確に見通していたか (デュナーミク、音価、さらには全小節を通しての経過などをすべてパラグラフ化します)、 しかしそういった知的なアプローチを綜合するのが「歌」であるという、当たり前にして困難至極なことをたやすく実行できる物凄さで、 その類稀れな音楽性は晩年精魂を傾けていたドビュッシーの校訂作業も現れています。
57 :
56 :04/11/03 13:02:04 ID:aFgcjyrb
レコード情報などはみなさん書いてらっしゃるとおりです。(本当に「レコード」で、CD化されてないものがあまりにも多い。) 日本ではソティエ、インターミューズが招聘してましたが、やはりピアニストの平尾はるな先生が親友にして最も良き理解者・紹介者の役割をなさってました (小生をマエストロに紹介してくだすったのも先生です)。 リサイタルに先立つ年、バリオホールで(平尾貴志男生涯教育センター顧問として)「ディアベリ」の公開講演が行なわれました。この際映像収録が行なわれたと聞いています。 また地方公演では(平尾先生お気に入りの)「交響的練習曲」も演奏しましたが、彼のシューマンは東京公演ではとうとう耳にすることはできませんでした (プロモーターが「現代音楽」のレッテルにこだわりすぎて、都市部では古典的なプログラムを許可しなかったのだそうです)。 心臓病手術の後すばらしい回復を見せ臨んだ「ハンマークラヴィーア」の再演でしたが、 残念ながら思ってもみなかったほどの不調さで、周囲やそして誰よりも本人が悔やんでいたのが心残りです。 術前は鍵盤上でも指の震えが止まらず、けれどもいざキィを押すとなると絶妙のアーティキュレーションで我々を圧倒しました。 術後は傍目にもわかるほど本人も上機嫌で、あと何年キャリアを積み重ねられるか頼もしく思われたものです。
58 :
56、57 :04/11/03 13:02:49 ID:aFgcjyrb
散漫になってきましたがなるに任せます(笑)。 氏は新宿プリンスに宿泊し、落合の平尾邸まで長い散歩を楽しみながらレッスンに出講なさってました。 判明にして明晰そのものの譜読みは「音かと強度のモード」以来のメシアン流現代フランス・メソッドを連想させるも、 ご本人は「メシアンはあまり好きではない」とのこと。 スタインウェイ・アーティストとして知られてましたが、平尾先生所有のベーゼンドルファー・インペリアルからなかなか離れようとしなかったそうです(先生談)。 ハルモニア・ムンディ盤に寄せた自著のライナー・ノーツを見せると「私はHellferじゃないよ」とミスプリを見つけ笑ってました。 親友の大作曲家をフランス風の発音で「ゼナキス」と呼び、それ以来私も真似してそう呼ぶようになりました。 演奏が終わって客席に向かう際、チェーンつきのお洒落な老眼鏡をはずして歓声に応える。 1m90センチを超える恵まれた体格と繊細な耳。 知的な理論家にして洒脱な楽人。 またこんなすばらしい音楽家が現れてくれることを祈ります。
>>56 訂正
2004年10月27日歿、です。追悼。
60 :
15 :04/11/03 13:26:15 ID:wtfhnhJq
>>57 エルフェ氏に身近に接された方の書きこみ、ありがとうございます。
あのハンマークラヴィーア・ソナタが思いもよらぬ不調とは、
エルフェ氏の全盛期の技巧はどれほどのものであったのでしょうか。
また、交響練習曲は是非聞きたかったものです。
手のふるえる癖は、エルフェ氏を知る人には有名でしたね。
長身で、小さなベッドでは足がはみ出してしまうとか。
このスレを見ると演奏だけでなく人間的にも素晴らしい人だったみたいですね。 今日はエルフェ氏のブーレーズのソナタでも聞いて寝ます。 ご冥福をお祈りします。
62 :
36 :04/11/04 00:03:58 ID:LDsyvqbo
36です。 エルフェのシューマンは興味深いですね。 彼はピアノの演奏史、作曲技法、文学的な芸術の背景など、全てを俯瞰して演奏に生かすことの出来る希有な人だったと思います。 これらの録音がもし残っているなら、日本独自追悼企画のCDを出してほしいものです。 シンフォニック・エチュードは、曲の配置をどうするかということもピアニストの解釈に絡んでくるのでエルフェがどのようにして演奏したのか、興味深いですね。 コルトーやソフロニツキーと同じようにしたのでしょうか?それとも・・・
63 :
15 :04/11/04 01:09:48 ID:oG0uE4y1
>>61 サマ
まったくですね。
私もエルフェ氏は大変に気取らない、温厚で控え目な方だったとうかがっております。
>>62 36サマ、いつもレス、ありがとうございます。
シューマンなどロマン派作品に、どのような角度から光をあてているか、
私も大変に興味があります。
さいわい、57サマがエルフェ氏の日本における最大の理解者として紹介された方は、
日本における現代音楽演奏の大御所ですぐれたピアニストであるとともに、
重要な多くのプロジェクトを主催した経験もおありなので、
もし可能性があれば、なんらかの動きも期待できるように思います。
64 :
36 :04/11/04 01:44:23 ID:S4IiJfE0
36です。 話は変わるけれど、私のエルフェの未CD化復活渇望盤は 1 バルトーク:ピアノ協奏曲3番、プロコフィエフ:ピアノ協奏曲3番(マデルナ指揮)(フェスティバル) 2 ブーレーズ:ピアノソナタ2番、ベルク:ピアノソナタ(DGG) 3 Jeunesses Musicales 20 Canada(RCA・CANADA) です。
65 :
名無しの笛の踊り :04/11/04 03:46:14 ID:h9Vj/ssL
バラケのソナタは? さっき検索したら$147と恐ろしく高い値段だった。
緑色のジャケットのやつ?そんなに高いのか。 あれCD化されたことあるの?
67 :
名無しの笛の踊り :04/11/04 09:32:31 ID:P67eXyB4
68 :
15 :04/11/04 15:01:21 ID:oG0uE4y1
>>64 サマ
マデルナとエルフェの組合せで、バルトークの3番とプロコフィエフの3番ですか。
白熱した演奏になりそうですね。
私も、ぜひCD化してほしいです。
69 :
36 :04/11/04 20:38:47 ID:sm+4zkOo
>>68 さん
36(64)です。
この録音は、いわゆるムジディスク系列なので、日本では、(昔は)コロムビアが音源の使用権を持っていたはずです。
しかし、ここ数年のレーベル再編で、フランスのレーベル地図は大きく変わりました。
ユニバーサルがADESなど、かつてのムジディスク音源を出してきています。
超名演のDGGのブーレーズなど、エルフェのかなりの部分をユニバーサルが今は保有していることになるので、
バルトーク(これは本当に凄いです。終楽章の最後の方で、ピアノの音が下がってくる部分がありますが、
たたきつけるようなタッチで、まるでピアノが火を噴いたような感じです。驚くことに音の濁りは皆無です。)
とともに他の音源もまとめてCDにしてくれると本当にうれしいですね。
(ただ、残念なことに、今のレコード会社は、ファンの意向など、全く無視して、自分たちが「売れる」と
勝手に思いこんでいる有名指揮者の音源ばかりをとっかえひっかえ発売しているだけなので、期待する事自体無理なのかもしれませんが・・・)
70 :
名無しの笛の踊り :04/11/05 23:25:51 ID:nh6pg1+J
>>69 ほとんどエルフェ氏だけが録音している作品も多いので、
こうした曲の演奏では、国際的なセールスも期待できそうですね。
フランスでは、エルフェ氏の力量はよく認識されているはずなので、
そちらの方面からCDが発売されることにも期待しましょう。
71 :
名無しの笛の踊り :04/11/05 23:29:50 ID:DFrSl+rv
ここに書き込んでいるのは、もしかして鈴木●尚さん?
72 :
名無しの笛の踊り :04/11/07 00:55:01 ID:1FFsNWmV
何年も前だけど、エルフェのハルモニアムンディのCD パリで道ばたで叩き売りしていたの見たし、力量が認識されていても 再発は期待できないのでは。 それにバラケのような作品だと若い世代の方がある種こなれた 演奏しているでしょ。 全然違うけど、ユーリ・エゴロフの未発表録音を売り出す計画 があって潰れたとか、ギーレンのスタンダードなレパートリーの オペラ指揮も素晴らしいと思うけど、全く録音なし。 実力がある演奏家の録音でもお蔵入りの物って凄く多い。
73 :
名無しの笛の踊り :04/11/07 20:02:16 ID:uuOxJaGd
断固保守
74 :
12 :04/11/07 23:25:45 ID:vsm9AQpJ
久しぶりで書き込みます。 今日、図書館で取り寄せを頼んだハルモニア・ムンディの ブーレーズのソナタ3曲のCDが届きました。 曲に馴染みがないので、良さが分かるかどうか自信ありませんが、 聞いたら感想、ご報告いたします。
76 :
名無しの笛の踊り :04/11/08 21:27:59 ID:IFLMqQTd
ブーレーズのソナタ、エルフェ以外の演奏も是非聞いて下さいね。 エルフェの誤魔化しているかどうかもチェック。
77 :
12 :04/11/09 00:33:49 ID:vGiq/1dH
ごめんなさい。まだ聞いてません。
>>76 そんな、聞き込んでいない曲で誤魔化しの有無なんて、私にはできません。
ブーレーズのソナタ自体、昔ポリーニで聞いたことありますが
全く印象に残ってません。
私はピアノも弾けない、一介の音楽ファンであります。
だからベートーベンとかシューマンとか、ベルク、バルトークの協奏曲が
聞いてみたいのです。
『ミクロコスモス』には鮮烈な衝撃を受け、
サティは他のピアニストに聞くにつれ、
エルフェの演奏が図抜けていると分かったので。
どうぞ長い目で見守ってやってください>私のこと
>>77 気にしないで。歓迎しております。
音楽的な印象を大切にしてください。
よいと思ったか、悪いと思ったか、
そんなことを自由に書いてみてください。
うわぁ、今の今まで知らなかった。 HMFのラヴェル引っぱり出してきいてます(泣 日本で活字になったものとしては、季刊誌「MUSIC TODAY」で 92年に野平一郎さんとブーレーズのソナタを中心に対談してます。 二人とも喋りが速くて猛烈に長くて、野平さんにまとめてもらったけれど 確か400字換算で70枚ぐらい行ったんじゃないかな。 17号あたり。猛烈に部数が少なかった雑誌だけど、 音楽図書館などにはあるはずなので興味のある方は探してみて下さい。 対談中はけっこう日本酒飲んでた記憶があります。粋な人でしたね。R.I.P.
>>79 エルフェさんが飲んでいたとなると、かなり前ですね。
ああ、書いてある。92年か。
エルフェさんはとても日本食が好きでした。
>>79 いずれにしても、情報感謝。
調べてみます。
82 :
名無しの笛の踊り :04/11/10 09:48:22 ID:BK6Ozv2j
>>79 それはそうと、知らなかったという人が私の周囲でも非常に多いです。
関係者でも、ヨーロッパ在住の友達のメールや電話で知った、という人がほとんどと聞きます。
国内マスコミも、訃報くらいは出せばいいのに。
ということで、告知age
83 :
名無しの笛の踊り :04/11/11 14:13:59 ID:zXtbqXoj
>>77 サティという作曲家は、エルフェの演奏とともに復活した。
エルフェの演奏でなくても、サティは復活したかもしれないが、
とにかく、作曲家サティの再評価において、エルフェの演奏は決定的な役割をはたした。
この事実は何度強調してもいい。
だから、エルフェのサティ演奏がCD化されていないことは、
不思議な、奇怪といっていいほどのことだ。
84 :
名無しの笛の踊り :04/11/13 22:53:54 ID:1nJo1Mh2
sageで保守。
SAGE保守
友よ、静かに眠れ。 私たちは、君のことがとても好きだった。
亡くなったとは・・・知らなかった・・・。
>>88 ここで知ったという人が、検索しても非常に多いみたいです。
今、知ったひとがいるということは、
このスレもまだ役割を終えていない、ということなのかな。
90 :
12 :04/11/21 00:10:46 ID:OOMb1pJj
図書館で借りたCD、傷が付いていて、第3ソナタの最終バンド、聞けませんでした(;_;) 詳しいことは分かりませんが、演奏技術に長けたピアニストであることは、 音の響きから疑いなく再確認できました。 こうなるとやはり、ベートーベンやシューマンが聴きたくなります。 ところで最近出た、20世紀に日本人を多く教えた大ピアニストの伝記を今読み終えたところです。 感動しました。 こういう音楽家を日本は蔑ろにし続けていたとは、 聞くこと専門の音楽ファンとしては悲しい限りです。 エルフェだけではないんですね。 いったいこれから、一般音楽ファンは、(日本国内の)どこで、何を生で聞いたらいいんだろう。 聞きたいものがディスク化・商品化されていない、貧困なる現代… なんて言ってたら、亡き大音楽家たちに失礼ですよね! 聴き手も受け身じゃなく、積極的に動かなきゃ!!
91 :
15 :04/11/21 21:00:27 ID:K8HVfycZ
12さん、おひさしぶりです。レポートありがとうございます。 実際、期待を持って聴きたくなるようなピアニスト(演奏家)が少なくなってしまいました。 いろんなピアニストが宣伝されて、友人・知人からも聴くように薦められるのですが、 はっきりいって失望することが多いのです。ピアニスト個々の責任というよりも、 どこかに構造的な問題があるように思います。
92 :
名無しの笛の踊り :04/11/22 00:06:45 ID:sW8JrkHl
>90 でもよく気をつけていると結構いろいろな人が日本に来ています。 エマールだって、今みたいにソロで売り出す前に室内楽とか連弾で など日本で弾いていたしね。
>>91 フロラン・ボファールとかどうよ。
彼のドビュッシーのエチュドはかなり面白かった。
94 :
名無しの笛の踊り :04/11/22 01:01:16 ID:sW8JrkHl
ボファールもアンテルコンタンポランのピアニストでしたね。 あそこのピアニストは結構良いかも。
うん、でも俺にとってはかなり意外なことだったんだけど、 先輩格のエマールのエチュドはちょっと期待はずれだったんだ。 もちろん悪くはないし、もしかして期待し過ぎだったのかもしれないけどね。 何カ所かちょっと危ういところはあるんだけど(12曲目)ボファールの エチュドはホントによかった。奇をてらってるわけでもなんでも ないんだけど確かに新しい響きを引き出してきている。 機会があったら聴いてみて。
96 :
名無しの笛の踊り :04/11/22 08:46:20 ID:sW8JrkHl
エマールのエチュードはどこかで実演聞きました? 録音はいまいちですね。ロンドンで聞いた時の方が録音より 好印象。ちなみにメシアンの眼差しのエマールの録音も 評判だったけど自分的には、納得ゆかない部分が多かった。
97 :
名無しの笛の踊り :04/11/22 08:47:57 ID:sW8JrkHl
ボファールはイザベルファウストとのデュオのCD は愛聴してますが。
98 :
名無しの笛の踊り :04/11/22 17:37:39 ID:5cDpeY2m
>>98 バルトークのエチュードも入っているのがイイね。
100 :
名無しの笛の踊り :04/11/23 13:34:43 ID:7wfsRS7R
100!
もう、sage進行のほうがいいかな。できれば、もうageはなしでいきませんか? クロード・エルフェとアンテルコンテンポラン、パリ音楽院系列のピアニストって、 少し異質な感じがします。 フランスは学歴社会、さらにきわめて権威主義的な社会なので、 権威ある組織に属していることが絶対に強いのですが、 そんななかで、エルフェは独立独歩のピアニストだったような印象があります。 そんなわけで、パリ音楽院を卒業したピアニストたちからは、 エルフェに対して奥歯にものの引っかかるような発言をずいぶん聞いたこともあります。 音楽的にも、エルフェはかなり独自性が強い、と思います。 実際、ロリオ門下のピアニストは、しばしばドイツ音楽で苦戦していますけれど、 エルフェはドイツ音楽の演奏を得意分野にしていました。 ただ、晩年は、 エルフェもパリ音楽院の特別講義にしばしば招かれていたようですが。
102 :
名無しの笛の踊り :04/11/25 04:21:14 ID:/LWoBK/C
ロリオ門下って誰を考えてますか? メシアンの弟子を言うなら物凄い数の人がいて ドイツ音楽で苦戦というのはどうもあたらないと思いますが。
>>101 エルフェは工科大卒だったから、露骨に嫌われたんだよ
それを演奏の密度で乗り越えた素晴らしいピアニストだったけど
近年、晩年近くの演奏やクセナキス解釈が間違いだらけという声もきかれるが
ブークレシュリエフの群島1の奇跡的名演を凌いだピアニストはどこにもいない
そういう点も含めて逆風の吹きっぱなしの人生だった
「ブレーズのソナタを1980年時点で全三曲録音したのは私くらい」
このコメントが、フランスの音楽事情を物語る
>>102 フランス人でドイツ音楽が得意だったのはコルトーとナットだけ
あとはどうにも癖が残る
104 :
名無しの笛の踊り :04/11/25 04:54:15 ID:FzkQHsdh
さすが博識だなノダゲソ。
>ブークレシュリエフの群島1の奇跡的名演を凌いだピアニストはどこにもいない あなたはエルフェ氏があの楽譜の「どこ」を弾いているのか、具体的に指差せるんですか? イタコ並だな。 >「ブレーズのソナタを1980年時点で全三曲録音したのは私くらい」 ポリーニのDG録音ならびに全世界での実演から5年以上も経過していたのに、 あのヨイヨイっぷりは自慢出来ることなのだろうか。
>>105 >あなたはエルフェ氏があの楽譜の「どこ」を弾いているのか、具体的に指差せるんですか?
んなこといったって、楽譜はああ不確定なんだし、
彼以上にブークレシュリエフを弾く人材が目下いないんだから仕方ない
いたら速攻で過去の異物化ではあろうが
ほかに演奏者いるの?群島Wならイディル・ビレットのがあるが。
>あのヨイヨイっぷりは自慢出来ることなのだろうか。
ポリーニのブレーズは正確無比だが
どこかブレーズ的に聞こえてこないのは私だけか?
ポリーニのシェンベルクも同じ事を感じる
エルフェはトリルがうまく弾けないなどの技術的障害を克服できなかったが
彼は技術的不備の多かったナットと同じく、何かを教えてくれる音源をのこしたことは間違いない
107 :
名無しの笛の踊り :04/11/25 11:49:36 ID:/LWoBK/C
ポリーニはシュトックハウゼンでもプレーズでも彼流の 演出はありますよね。だから作曲者からは必ずしも好かれてない。 ただブレーズのようなスタンダードなレパートリーで他に多くの 演奏があるのに、今さらエルフェのわざとらしいスタイルは 時代遅れと言われても仕方ないですね。
108 :
名無しの笛の踊り :04/11/25 12:12:54 ID:ccXQTdDN
エルフェが時代遅れってんなら俺は喜んで時代遅れになりますよ。
>>102 様
私はイヴォンヌとオリヴィエは区別しています。
正直言って、エルフェで自分が好きな演奏はバルトーク、ドビュッシー ラベルです。ベトーベンは聴いたことなくて、非常に聴きたかった です。現代の作品なら他のピアニストの方が興味あります。
>>106 43 : ◆MG64yE6TCE :04/11/18 19:03:40 ID:k2sXjF/u
(ゎ・_・ぉ)<
>>41 ブクレシュリエフはペテン演奏がしやすい。
(ゎ・_・ぉ)<
>>111 またエルフェの旧録リマスターがでるじゃん。ピアノ協奏曲だけど、、。
あれもペテンやろか。
しかし、困ったことにブー様の曲誰も弾かないよね。どうしてだろ。
このスレには兄弟がいないな。
114 :
名無しの笛の踊り :04/11/30 01:04:08 ID:4xLLOszD
ぶっちゃけ、俺らが登場してはまずいか、ということだ。 ∧_∧ ∧_∧ (´<_` ) ( ´_ゝ`) / ⌒i / \ | | 兄者、あと100レスぐらいは様子を見た方が。 / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ UNO / .| .|____ \/____/ (u ⊃
>>115 そう願います。
というか、このスレ、静かに落としてやりたかったのに、あげるから…
叩きスレになったり、スレ違いの連鎖になったり…
八木必死だな
>>117 115だけどさ、彼だと思われたのか。違うよ、俺はピアニストですらない。
彼の演奏は聴いたこともあるが、ほとんど記憶に残っていない。その程度。
俺は音楽家でもない。エルフェのファンではあるけど、どっちかいうと現代音楽には疎い。
エルフェ氏に好意的だと、エルフェ派の人間か弟子だと思われるのね。
これが現代音楽ピアノ弾きの世界かよ。正直、うんざりする。
このスレ、最近は、ほとんど現代音楽専門のピアニストしかいないんだよね。
門外漢の俺でも、誰が誰だかおぼろげにわかるような感じだ。
もっというと、わかってもかまわない、という感じだ。
それで、MG64yE6TCE氏は別だが、
ほかはみんなでジャーゴン駆使して、追悼スレでエルフェ叩きしている。
それがあんたたちの普通のやりかたなのかな。だけど、あんたたちだって、
最後は普通のファンに聴いてもらわないとだめなんだろ。
そうでなきゃ食っていけないんだろ?
こんなやり方していて、一般ファンがついてくるはずないだろう。
あんたたちのやり方なら、現代音楽専門のピアノ弾きなんて滅ぶね。
人間性疑ったピアニストの音楽に、いい意味で興味を持つはずないもの。
悪意をもって、貶すためなら切符を買うかもしれないけどね。
ああ、間違えた。あんまり怒るもんじゃないな。 118で115と名乗っているが、これじゃあ、ana兄弟になってしまうじゃないかよ。 119=118=116だ。ブラームスみたいだな。
120 :
12 :04/12/02 19:39:10 ID:ygTJeHOc
>>118 私には全然分かりませんし、一音楽ファンの私には、
最近このスレッドで展開されている議論から
排除されている感覚を抱いていました。
最初の頃は勉強になったのに…
初期にいろいろなことを書き込んでくださった皆さん、
ありがとうございました。
だから「所詮2ch」とは断じて言いません。
もう逝きます。
>>119 俺らはUNO兄弟だ。
∧_∧
∧_∧ (´<_` )
( ´_ゝ`) / ⌒i
/ \ | | ANA兄弟は別にいるといえよう。
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ UNO / .| .|____
\/____/ (u ⊃
>>121 こりゃ失礼した。そういえば、こーほー氏の弟、どうなったんかな?
>エルフェ氏に好意的だと、エルフェ派の人間か弟子だと思われるのね。 >これが現代音楽ピアノ弾きの世界かよ。正直、うんざりする。 エルフェ弟子で結構名の知られた邦人奏者を3人ほど存じ上げてますが、 彼女たちでさえエルフェの演奏は全肯定なんかしてませんでしたよ。 一度まともに音楽学校で勉強した人なら当然のことでしょう。
124 :
名無しの笛の踊り :04/12/04 21:31:37 ID:5a2FGiWS
>>123 >彼女たちでさえエルフェの演奏は全肯定なんかしてませんでしたよ。
>一度まともに音楽学校で勉強した人なら当然のことでしょう。
もう少し詳しく。どの辺がダメなんですか?
エルフェを酷評する人たちは 一体誰の演奏を肯定しているのかが気になるね
126 :
カサドシュ :04/12/05 02:46:01 ID:Pbd41/iL
ここで展開されている神学論争は、既に一九五〇年代パリで行なわれている。
>>124 エルフェさんは男性として素敵だったんですって。それから、エルフェの甥がギリシア彫刻
みたいなハンサムだったと言ってましたよ。
良い家柄のぼっちゃんでエリート大学に少し在籍していた経歴があったから、
ヨーロッパみたいな階級社会では世に出るのに何かと便利だったのでしょうね。
>>125 あなたは
>>106 と
>>111 でエルフェさんを誹謗していた人でしょう?
>>126 要するに、ハンサムで家柄が良かったからダメだ、ということですか?
よくわからないな。
ああ、アンカー・ミスだ。正確には、次の通りです。
>>127 要するに、ハンサムで家柄がよかったからダメだ、ということですか?
よくわからないな。
130 :
126のカサドシュですが :04/12/05 22:11:08 ID:YW+jSv71
アンカー・ミスでよかったものの、横から口出すと、
>>129 の件について、皮肉なことに、フランス人がパリ楽壇で出世するにはユダヤ閥が大きく立ちはだかってるんですよ。
とくにエルフェは日本で言えば東大理工学部出のバリバリピアノエリートですからなおさら。
あとルックスが良いのも事実。あまり欠点らしい欠点がない。
似たタイプがハイドシェックで、ランスの財閥エドシエーク家の御曹司でピアノの天才(その後奇才)。
彼もホモとユダヤの謀略に負けた一人の優秀な音楽家だったのでした。
ホモの、あるいはユダヤのすぐれた音楽家がいるのも事実ですが、それを取り巻く社会が悪すぎる。
おかげであおりを食った才能がたくさんある。それでもパイが余るほどあるのでガクッと衰退するわけでもない。
かくして差別などしたくもない人まで閉ざしている社会が現実にある。
これを「逆差別」という。
けっきょくユダヤとホモとパリ楽壇「正統派」の情報コントロールに乗って、日本の半可通が 騒いでるだけのスレか。みっともないな。
132 :
名無しの笛の踊り :04/12/05 22:56:19 ID:YW+jSv71
133 :
名無しの笛の踊り :04/12/05 23:14:33 ID:Z06SS6Ki
>125 エルフェを酷評したつもりはないけど、ブーレーズのソナタで ヘンクや大井、エマールと比べるとエルフェは弾けてないと言われる のではない?
そりゃそうかもなぁ、、当時のリリースはケルメンディとかビレットとかあの辺だしなぁ、、
135 :
127 :04/12/05 23:57:29 ID:vpL1NTNH
ひとつ思い出しました。 パリでベートーベンの協奏曲第4番か何かを弾いたとき、その門下生が 「これでエルフェ先生はもう演奏活動が出来なくなるんじゃないか、、」と思ったくらいの 残念な出来だったそうです。が、そのあと順調にシュヴァリエもドヌールも 受章していたようで、「エコル・ポリテクニックの同級生なんかが政府内部に 大勢いるんでしょうね」とのことでした。生前にそれ相応の名誉は受けている わけですから、「逆風人生」「独立独歩」は言い過ぎじゃないかな。。
フランスに「全生涯」逆風人生の音楽家はいない
>>136 本当にヒマそうだね。
全生涯逆風人生の音楽家はネット上に名前も残らないだろうから、
おまえが知らないだけだろ?もう少し推敲してからカキコしたら?
小生らといえば、ぶっちゃけヒマではある。 ∧_∧ ∧_∧ (´<_` ) ( ´ ゝ`) / ⌒i 仕事で疲れてはいるけどな。 //E| ̄|¬ | | ( ' /~`-/ ̄ ̄ ̄ ̄/ | __ | / ANA / .| .|____ \./____/ (u ⊃
140 :
名無しの笛の踊り :04/12/13 10:25:38 ID:O47fABal
141 :
名無しの笛の踊り :04/12/13 13:38:18 ID:KNRoJq9w
久しぶりに来てみたら随分と荒れてきてるね。 そろそろ穴兄弟と宇野兄弟のお出ましかなw でもジェリー・ゴールドスミススレもまだ残ってるしなぁ。 かくいう小生は映画音楽もブーレーズもクセナキスも好きだ。
142 :
名無しの笛の踊り :04/12/13 14:14:08 ID:ot6/E4go
この人、昔はマイナーレーベルから沢山レコード出してたんだな
143 :
名無しの笛の踊り :04/12/13 14:43:32 ID:lCUDnn37
私はこの人のドビュッシー「影像」を聴いてベネデッティ=ミケランジェリの呪縛から解かれました。
144 :
名無しの笛の踊り :04/12/20 00:18:16 ID:M0hUReoF
で、エルフェの遺した録音では何がお薦めなんですか? ディスコグラフィが載ってるサイトがあれば教えて下さい。
145 :
名無しの笛の踊り :04/12/20 02:00:05 ID:LNpchBkj
>>144 このスレをまとめると、世界でも最も完備されたディスコグラフィができる。
146 :
名無しの笛の踊り :04/12/23 01:42:41 ID:4UWd/Xbt
147 :
名無しの笛の踊り :04/12/23 09:30:41 ID:BTiMyXXZ
>>146 これに基本資料であるハムモニア・ムンディとエラートとディスク・モンテーニュの各盤を併せるとひととおり揃うかな?
148 :
名無しの笛の踊り :04/12/23 12:08:30 ID:d/SG6zET
>>147 実際に37、38を書き込んだ者です。
これだけでは、エルフェの録音は網羅できません。
まだまだあります。
149 :
名無しの笛の踊り :04/12/23 22:42:14 ID:NzqdN3yQ
ベートーヴェンのトリプルコンチェルトとかね
150 :
名無しの笛の踊り :04/12/24 00:08:45 ID:L1F2eZXY
151 :
名無しの笛の踊り :04/12/24 22:24:51 ID:M7Y0m6jh
>>149 >>38 に既出
その他ブーレーズのソナタ三曲、ベートーヴェン22、あと色々…。
152 :
名無しの笛の踊り :04/12/27 10:03:40 ID:IgGuKPoZ
153 :
名無しの笛の踊り :05/01/03 22:13:11 ID:p4ZmCdr9
保守上げ
154 :
名無しの笛の踊り :05/01/06 09:28:52 ID:iLVozdma
さすがにもうネタ切れか?
正直シンドイ
156 :
名無しの笛の踊り :05/01/07 12:09:35 ID:L/k/LvHE
158 :
157 :05/01/07 12:40:57 ID:6+pWSNDT
>>157 誤解を招く表現だったので自己レスしとく。
エルフェの演奏を批判する人たちは、
自分の、つまり批判する人たち自身の演奏がエルフェより上と本気で考えているのだと思う。
エルフェはピアニストの同世代の中でも 長所と欠点を同時に有する瞬間をもつ部類だった コルトー、ぺルルミュテール、ナットらも この属性を共有している おそらくエルフェを批判する人々は ナットも受け付けないだろう
160 :
名無しの笛の踊り :05/01/08 05:41:35 ID:4vUiBXEL
>>158 なるほど!
もう一つ考えられるのは、エルフェを恐れていたか。
>>1 >主に現代音楽で知られ、ブーレーズやクセナキスなど多くの初演を果たしました。
ブーレーズについては「プリ・スロン・プリ」のピアノ・パートだけ。
クセナキスについては「エリフソン」だけ。
>158
>エルフェの演奏を批判する人たちは、
>自分の、つまり批判する人たち自身の演奏がエルフェより上と本気で考えているのだと思う。
あなた誰?
エルフェ弟子でも多少世に出ている人ならば、本気でエルフェのピアノが上手いと
思っている人なんかいないよ。
普通に東京の音大出てれば、そのくらいの耳は持ってて当然でしょ?
私の場合は、やっぱりシェーンベルクの新録音だったかな、最後の一線は。
御冥福はお祈りするけど。
162 :
161 :05/01/08 07:36:59 ID:ahSkpJhh
#あと「アケア」と「プル・モリス」のピアノ・パートもあった。
↑ これは荒らし? だったら相手しないでおこーかな エルフェのピアノが上手いと思えないんだったら、芸大桐朋武蔵音その他、どこ出てても意味無いから音楽やめたほうがいいよ っていうと、音を「とる」とか指の廻りとかいうんだろうかね ラモー、バッハはもちろんのこと、ブーレーズ、ブクリシュリエフからマヌリーまで弾いて、 なおかつ彼の本領はドビュッシーとラヴェル、この正反対のソノリティを持つ作曲家と、 そしてなにより、ベートーヴェンの後期(五大ソナタにディアベリ、もちろんバガテルも)にあった 「現代音楽のスペシャリスト」とか「フランスのエスプリ」とか、宣伝用の惹句に踊らされなけりゃね、 この人の凄さがわかると思うけどね でもこいつには無縁なものなんだろうなー そしてそのほうが本人にとっても幸せかも… 「知らぬが仏」。
例えば シェーンベルクのLPですよね あれを聴いて、「単に音が煤けているだけ」ととるか 「いやシェーンベルクにぴったりの解釈」ととるかは 後世、論が分かれるかもしれません 現にヒストリカルのピアニスト全般を 「単にへぼなだけ」としか聞けない聴き手も居るので エルフェがだめだ、としか聴けない人は LP時代に活躍した多くのピアニストの偉業を、 完全に受け付けない耳になっているかも知れません 受け付けないままでいい、というのならそこまでです
165 :
名無しの笛の踊り :05/01/08 19:18:08 ID:0ByU+XA+
おおっと再び盛り上がってきましたね。
>>161 ひょっとして某スレの402さん?w コテハンになってこのスレも盛り上げて下さいね。
161さんが評価できるエルフェの録音をご教示下さい。
とりあえず、シェーンベルク新盤以降はダメダメで確定。
>>163 あなたも某スレの1○氏にソックリですね。w あなたもコテハンになって(ry
>彼の本領はドビュッシーとラヴェル、この正反対のソノリティを持つ作曲家と、
>そしてなにより、ベートーヴェンの後期(五大ソナタにディアベリ、もちろんバガテルも)にあった
彼のベスト演奏は録音として残ってるのでしょうか? ご教示願います。
私は不幸にして実演に接する機会を持てませんでしたので、「CDでは彼の良さの100分の1も伝わらない」(鵜野広報氏風)では私には意味ナシです。
>>◆MG64yE6TCE さん
>>159 エルフェの欠点というのは、
>>106 だけでしょうか? 他にもありますか?
あと、こういう欠点があるというのは、素人の私には致命的と思えるのですが、
>>163 さんはあまり気にされてないようです。何故なのでしょうか?
バロックから現代音楽まで全部こなせた(と言われている)とは信じ難いです。
>>164 シェーンベルクのLPというのは旧盤ですよね?
新盤ならCDがあるようなんですが。
http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/B0000007L2/ 旧盤とは大分演奏に違いがあるものなのでしょうか?
166 :
名無しの笛の踊り :05/01/08 20:18:55 ID:4vUiBXEL
いるよな、こういう言葉が出てくるヤカラが。
>>161 >普通に東京の音大出てれば、そのくらいの耳は持ってて当然でしょ?
167 :
名無しの笛の踊り :05/01/08 20:22:00 ID:4vUiBXEL
166 おっと、付け加え。上記なような言葉が出る、というのは、偏差的な考えである。 日本の音楽大学出身者で、海外で揉まれなかった方たちに、このタイプはわりと多い。
どうしてクラシック板で ヒストリカルの演奏家のスレッドが立たないか 或いは立っても叩きしか出てこないかは このスレッドを見ているとよく解る
>>165 402氏の名誉と不名誉のために述べておくと、
>>161 は彼ではない。
彼はエルフェをそんなに詳しく知らないから。
でも
>>161 に書いてあるデータは、調べれば誰でもわかること。音楽の理解は、誰でも、というわけにはいかないようで。
私は◆MG64yE6TCE氏の云わんとしてることがわりとわかる。ハイフェッツスレでプシホダ論争が起こってるが、向こうは録音技術のファクターが重大で、演奏そのものの議論は二次的であるようだ。
しかるにエルフェは…当然ながら音質において鑑賞上不備は無いにもかかわらず、しかしやはり演奏そのものの議論に十分及んでいないようである。
ヒストリカルVnに比して、こちらは恵まれているのかそれとも不幸なのか…。
尼に頼んでたドビュッシー、バルトーク、シェーンベルクのCDが 入荷見込みがないとかでキャンセルされますた…。 一番楽しみにしてたのに(つД`)
どこにお住まいかわからんが、タワーなど店頭に無いかなぁ
173 :
名無しの笛の踊り :05/01/09 20:59:09 ID:jh4Npnlt
174 :
名無しの笛の踊り :05/01/09 21:10:16 ID:HK6W3Fyo
技術は手段のひとつ、目的は芸術的メサージュの伝達。 こんな大前提を理解できないなんて・・・ 技術的に不完全でも、多くを訴えてくる演奏もあるし、 技術的に完全でも、・・・・・な演奏は巷に溢れかえっている。 技術があった方がbetterだけど、それだけでいいはずがない。
175 :
名無しの笛の踊り :05/01/09 21:11:20 ID:HK6W3Fyo
技術的な優劣は素人目にもすぐわかるけれど、 音楽性を見るには受け手にも感性が必要とされるからね。
だからむやみに数値化などしちゃいかんのだよ◆MG64yE6TCEくん
178 :
名無しの笛の踊り :05/01/09 23:36:58 ID:z5BUO3Fw
>>177 ある程度実技の心得のある物なら概ね共通了解を持てる範囲で
客観的に数値化できる要素は存在するんだから、
それぐらいやったって全然問題ないんじゃない?
音楽を客観的に語る手段を何一つ持ってない人は可哀想ですね(w>市丸氏
180 :
市丸 :05/01/10 10:45:10 ID:c9qOJM0H
エルフェの公開レッスンで聴き逃した最大の損失は、プロコ8だった。 もともとロシアものを持って行くレッスン生も少なかった (エルフェ=現代、フランス、ベートーヴェン、というイメージが強すぎたのだろう)。 直弟子かどうか知らぬが矢沢嬢が当時のリサイタルでプロコ8を採り上げていたし、 エルフェのプロコについて彼女と少し話した記憶もあるが、話の中身は記憶に無い(苦笑)。 コンチェルト3くらいじゃ判断材料として乏しすぎる。そもそもプロコ自体ロシアとしては異質だし。 むしろ、おそらく彼にはシマノフスキなどがひじょうに向いていたのではなかろうか。
181 :
同上 :05/01/10 18:18:52 ID:nbF5HII8
と、暫く考えてみて、やはり違うかもな、と。
183 :
名無しの笛の踊り :05/01/16 10:57:52 ID:0Zsmeie/
185 :
名無しの笛の踊り :05/01/22 23:07:53 ID:kclmxVs8
最近立て続けに中古CDが手に入った。HMFのシェーンベルクとラヴェル。 追悼ボックスでも出るのかな?
186 :
名無しの笛の踊り :05/01/25 10:05:10 ID:ZDd2Gaik
>>180 レクチャーでロシアものを題材にしていることもあった
187 :
名無しの笛の踊り :05/01/25 23:32:14 ID:xFRTUbtt
正直、エルフェの良さがわからない。 たとえばクセナキス「エヴリアリ」 あれを完璧に弾ける人なんてめったにいないと思うが、エルフェの演奏はそう言うレヴェルのもんじゃないと思った。 とにかく指定のテンポが二分音符=60なのにかなりおそい。 計ってないからわかんないけど、四分音符=90くらいじゃないかな? それでもちゃんと弾けてるなら良いけど、序盤の、弾くのが比較的楽な部分でボロボロミスしてるし。ライヴならともかく、スタジオ録音で。 高橋悠治だって完璧ではないけども、テンポ、ノリはまっとうな演奏であると思うよ。 エルフェみたいなまったりした演奏じゃメドゥーサの髪みたいな異様な雰囲気が全然無いよ。
188 :
名無しの笛の踊り :05/01/26 00:39:05 ID:gNrc+vQF
>>187 エルフェ・ファンですが・・・
それは比較的晩年の演奏ですよね。
晩年の彼は、確かにミスが多かったりしました。
実際、カザルス・ホールでのドビュッシーのエチュードは不調でした。
ただ、若いときのエルフェは、それはすばらしい。
レコード会社の怠慢で、彼の若いときの録音があまり再発売されてこないのは、非常に残念なことです。
DGGへのブーレーズとベルク、ムジディスクへのプロコフィエフ3番コンチェルト、バルトーク3番コンチェルトは本当にすばらしいです。
189 :
名無しの笛の踊り :05/01/26 20:20:13 ID:lc9riji0
>>188 エルフェの絶対的名盤をお好きなだけ挙げて下さい。
このスレを10年後に読む人のために。
ラヴェルは普通だったが、普通聞こえない音が響いてきたり、独特。 普通というのはテクニックのことね。繊細さを求めるならお奨めしない。
>>190 エルフェのラヴェル(ハルモニア・ムンディ盤)は、
ドライで、クールで、骨太で、そこがとてもカコイイと思ふ。
192 :
名無しの笛の踊り :05/01/27 13:26:14 ID:XNfI42BI
この人ベートーヴェンも弾くんでしょ? どうなの?
>>192 ライブで、よく弾いていた。
ハンマークラヴィーアとか、ディアベリとか。
やはり骨格がしっかりした、テンポもリズムもきっちりつきつめられた、
迫力と説得力のある演奏だった。
いくらかミスがあるのはわかっていたが、
説得力が抜群だったから、俺は気にならなかった。
実際、他の有名ピアニストを聴いても、
もっとミスだらけの演奏が、ライブでは普通にある罠。
あと、これまで、そんなに意識してこなかったけれど、
聴き比べてみたら、ハルモニア・ムンディ盤のバルトークもよかったな。
194 :
192 :05/01/28 11:21:01 ID:etVuJVVt
>>193 非常に丁寧なレス多謝。
>ハンマークラヴィーアとか、ディアベリとか。
技巧的にかなりムズいと言われるのを弾いてたんですね。せめて一度聴いてみたかった。
CDは残ってないのでしょうか?
ブクリシュリエフの群島4 マヌリのクリプトフォノス 後者はCD持っとるが、最近聴き返してないんでよーわからん というわけで、録音のマイベストはおそらくベートーヴェンのトリプル協
196 :
名無しの笛の踊り :05/02/01 22:35:10 ID:1Of+c4QI
>>193 確かに説得力あったよな。よってミスタッチなど気にならず。
197 :
名無しの笛の踊り :05/02/07 19:59:53 ID:3pancnu7
引っ越ししてたらルイス・デ・パブロのCDが出てきた。これって既出? 裏ジャケの猫がかわいーよ。
猫アゲ
199 :
名無しの笛の踊り :05/02/19 15:51:51 ID:b5wx4zC5
CDいちまいも見ない。田舎はいやだ。
200
201 :
名無しの笛の踊り :05/02/27 20:01:18 ID:iOZSYCvo
新譜に期待
予定あるのですか?
203 :
名無しの笛の踊り :05/03/14 09:07:56 ID:Orn4Xttp
age
204 :
オスのさが :2005/03/25(金) 07:01:40 ID:FXLYfkCw
205 :
名無しの笛の踊り :2005/03/27(日) 09:24:58 ID:SrlP14+F
1922年生まれ
身長190cm強
このスレで既出かどうか調べてもいないが、昨夜LPの整理中エルフェのハルモニア・ムンディ=デンオン盤ドビュッシー前奏曲全曲(のべ2枚)発見。 べつに珍しいものでもなかろうが、でもこれCDにもなってないんでないかの? すくなくともオラ持ってないだよ。
208 :
名無しの笛の踊り :2005/04/04(月) 09:55:23 ID:fMw5MYEv
>>207 全部録音してるとは知りませんでした。いつCD化されるんだろう?
209 :
名無しの笛の踊り :2005/04/04(月) 15:33:51 ID:KduUY19u
>>207 エルフェはドビュッシーの主要曲はほぼ録音していますよ。
LP6枚分ですね。
早くCD化してほしいものです。
個人的には、コンサートホールのものも復刻希望。
210 :
名無しの笛の踊り :2005/04/18(月) 11:31:04 ID:mHJpP4Z7
>>209 おお、それは素晴らしい。
早く復刻されますように。
211 :
名無しの笛の踊り :2005/04/18(月) 13:12:10 ID:8VgiHmEI
ブリ御用達みたく思われてるアウストボと一緒にやってるね
212 :
名無しの笛の踊り :2005/04/28(木) 02:35:00 ID:/lAGKGHk
>>211 ということは、鰤からエルフェBoxが出たりする?
213 :
失礼します :2005/05/05(木) 00:59:54 ID:lrYfBIFk
どなたかブクレシュリエフの群島5d(Alchipel 5d = Anarchipel no.4)の楽譜お持ちでないですか?
214 :
失礼します :
2005/05/05(木) 01:19:04 ID:lrYfBIFk どなたかブクレシュリエフの群島5d(Alchipel 5d = Anarchipel no.4)の楽譜お持ちでないですか?