作曲家の著作について語るスレ

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103名無しの笛の踊り:05/01/24 22:16:41 ID:wGgbSn04
>>101
今、『学習追走曲』みんな学習者はコピー(場合によってはそれをさらに
コピーしたもの)を使ってる。ばかばかしいけど。
104名無しの笛の踊り:05/01/27 22:06:02 ID:JFzYyB4q
age
105( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/01/30 20:23:08 ID:Usno3Efo
シューマン
『音楽と音楽家』創元社、1948年(吉田秀和 訳)→岩波文庫、1958年
『若き日の手紙』音楽文庫(音楽之友社)、1957年
ハンス=ヨーゼフ・オルタイル編、ロベルト・シューマン、クラーラ・シューマン『愛の手紙』国際文化出版社、1986年(喜多尾道冬 他訳)
Eva Weissweiler ed. The complete Correspondence of Clara and Robert Schumann.
New York: P. Lang, 1994-2002(Hildegard Fritsch, Ronald L. Crawford 訳)

妻とのやりとりは3巻本になるぐらい大量にある。

クララ・シューマン
クララ・シューマン、ヨハネス・ブラームス『友情の書簡 クララ・シューマン ヨハネス・ブラームス往復書簡集』ダヴィッド社、1950年(原田光子 訳)
ディーツ=リューディガー・モーザー編『おばあちゃんからの手紙 クラーラ・シューマンから孫娘ユーリエへ 』春秋社、2000年(伊藤はに子訳)
106( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/04 00:04:15 ID:hOBmOWkF
>>61で予告したけど、リスト『ショパン その生涯と芸術』の紹介。
前にも書いたけど、表紙と奥付でタイトル名が微妙に違っている。

原書Chopinは1852年にパリで出版された。
8つの章にわかれている。
第一章 ショパンの作品概観
第二章 ショパンの作品(ポロネーズ其他)
第三章 ショパンの作品(マズルカ其他)
第四章 ショパンの演奏
第五章 ショパンの生活(天才と日常)
第六章 ショパンの生ひ立ち
第七章 レリア(ジョルジュ・サンド)
第八章 ショパンの最後
107( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/04 00:39:41 ID:hOBmOWkF
この本は、ショパンの作品を分析、研究した本ではない。
「……今はその様な研究の時でも場合でもない。これらは
対位法や和声学の大家の興味をそそる丈だから。」(第一章)

また、ショパンの演奏について語るわけではない。
「彼の死が鋭く心に感ぜられる我々には、このやうな分析をする元気
もない。又我々が全力をあげて努力したとしても、どれ程の効果を
予期できようか。彼の演奏の比類なく詩的な魅惑を、実際に聞いた
事のない人に分らせる事は、殆んどのぞみない事である。」(第四章)

また、ショパンとの個人的なつきあいについて書いた本でもない。
人とつきあう時のショパンはこんな感じだったよといったことは
書いているのだが、著者がはじめて彼に出会った時のエピソード
などは省略されている。

また、「ショパンの曲はこう弾いたらいいよ」という本でもない。
108( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/04 01:04:23 ID:hOBmOWkF
それではどんな本なのか。
リストは、訳者が指摘しているように、「極めて多くの頁をポーランドの
歴史、風俗、国民性、伝統などの観察のために割いてゐる」。

そのことが最もよく現れているのが第二章と第三章である。
第二章では、ショパンのポロネーズそのものよりもはるかに多くの
スペースを使って、昔のポーランドのポロネーズの様子や、
伝統的なポーランド人論の記述に力をつくす。
109名無しの笛の踊り :05/02/04 19:42:30 ID:X9VIyf5F
>>106-108
その本だったらこんなサイトもあるが。
ttp://homepage.mac.com/kobakoshi/hondana_4210.html
110( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/05 13:20:19 ID:Sh1aKbc8
>>109
ジョルジュ・サンドに関係している第七章だけ抜けてるのを確認した。

-----------------------------------
つづき。
この本のもう一つの特徴は、訳者が指摘していないことだが、
芸術家論が随所にはさまれていることである。
第五章では、最初の1/3を使っている。リストによるとこうだ。

「芸術作品を創造して高貴な感情を美しく表現する」芸術家の
日常生活に、人々は多大な関心を持つ。
彼ら(人々)は、「芸術作品を創造して、高貴な感情を美しく
表現」する芸術家が、実生活においても、「高尚な生活」を
送ってもらいたいと願っている。
その願いが裏切られた時、人々は芸術家を誹謗し、芸術家の
霊感を蔑むのだ。

リストは人々に対し、芸術家に「寛大な態度を以て臨むのが
正しいのではあるまいか」と主張する。
芸術家が現実の生活でよくない行動をしていたとしても、
作品によって、多くの人々を激励し、高貴な道に向かわせたのだから、と。

このように自らの主張を展開していくのを見た読者には、
「ショパンも、私生活ではやはり問題があったんだろうな」と
思わせてしまうことだろう。
しかし、リストはその推測を否定する。
ショパンには、人々に誹謗されるような行動がなかったのだ。
だから、彼はより素晴らしいのだと。
111( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/05 13:57:32 ID:Sh1aKbc8
というわけでこの本は、「一人の作曲家を扱った本」にしては、
ショパンに関する記載が少ない。著者も認めている(第八章 p.202)。
ここで挙げられた伝記的事実の中には、後世の研究で
修正されたものもあるだろう。

ショパンの演奏家やファンの必読書とはとてもいえない。
ただ第一章は、「現代音楽論」として読むと、とても面白かった。

  新しい言語に精通する為には努力が必要である。多くの人が
  外国語を習はうとしないのは此の努力を嫌ふからである。音楽
  の場合も同様である。新しい作品は習慣の惰性に染まらず、
  熱烈な魂と、若々しい溌剌とした想像力を持つ人々の努力を
  通じて受入れられてゆく。

ショパンも生きていた当時は、「大胆な表現」を使う現代音楽
作曲家だったし、彼の音楽を受けつけない聴衆も大勢いたの
だということがあらためてわかる。

後世の研究成果を反映した新訳の出版をお願いしたい。
112( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/12 11:04:33 ID:bOUGVCTx
ショパン&ジョルジュ・サンド
アーサー・ヘドレイ編『ショパンの手紙』白水社、1965年→2003年(小松雄一郎 訳)

足達和子『ショパンへの旅』未知谷、2000年
少年期の書簡集「シャファールニア通信」の完訳つき

持田明子編・構成『ジョルジュ・サンドからの手紙 スペイン・マヨルカ島、 ショパンとの旅と生活』藤原書店、1996年
113名無しの笛の踊り:05/02/12 16:08:27 ID:uXNewrMK
>>112
ショパンに詳しいようですけど、もしかして>>109のサイトの人でつか?
音楽関係の本についてまとめてある本とかあるの?
いつもどの辺で本を購入してますか?
114名無しの笛の踊り:05/02/12 16:16:59 ID:xS7JheqD
リスト『ショパン その生涯と芸術』、良さそうですね。
115( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/12 22:12:13 ID:bOUGVCTx
>>113
ショパンに詳しいわけでも、>>109のサイトの人でもない。
音楽本ガイドってそういえば思いつかない。
誰か書くといいのに。

本は地元の本屋かネット。最近ではネットの割合が多い。
音楽本の多くは手に入らないか、値段が高いから、図書館から借りている。
そこにない場合はよその図書館から取り寄せてもらう。

>>114
第二章と第三章がこの本の醍醐味。
116113:05/02/12 23:11:33 ID:mp3GpsVI
>>115
失礼しました。ここ2、3スレだけ読んでそうかなって勘違いしました。
【バッハ文献集】とか>109のサイトとか、個々の作曲家に詳しいサイトはあるけど
音楽全般の本について扱ってるサイトってないですね。
是非>>115さんまとめサイト作ってくださいよ。
117( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/12 23:46:43 ID:bOUGVCTx
>>116
音楽本に関するサイトでは、これらを見つけた。

http://www11.plala.or.jp/komposition/
「音楽系書斎」のところで、主に20世紀音楽に関する本を紹介している。

http://www.critical.ne.jp/~monoe/
作曲に関する本をいろいろ扱っている。
レビューがあったり、作曲家の言葉が紹介されているのがよい。

http://chorch.fc2web.com/
「作曲家関連の本」「作曲家関連の本(日本人編)」で、作曲家の
著作を含め、いろいろなものがリストアップされている。
工事中と書かれているけど、すごい。

『ショパン その生涯と芸術』の次は、山田耕筰『生れ月の神秘』
について書く予定だべ。
118( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/24 00:51:24 ID:bu8ACaIq
http://www.bk1.jp/0247/02476190.html
山田耕筰『生れ月の神秘』、実業之日本社から近く出るみたい。

さて、この本の紹介を。
>>19では1925年と書いたけど、それは、国立国会図書館に
残っている4版の出版年であって、初版がいつかは不明。

1972年に復刊された際に、耕作の妻、山田真梨子が文章を寄せている。
それによると、出版された当時、占いの専門家もこの本を参考にして
いたそうだ。占い関連の本じたい、とても珍しかったらしい。
ただし、なっちがちょっと調べてみたところ、「占ひ」と名乗る本だけでも
「現代独占ひ」「お指の占ひ」「開運御鬮独占ひ」「西洋新式花占ひ」
「吉凶占ひ」などがあった。ただ、誕生月占いとなると、どうだろう。

ともかく、山田が誕生月占いの火付け役となったのは間違いない。
この本はロングセラーとなった。
119( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/24 00:59:49 ID:bu8ACaIq
「トリビアの泉」では、山田耕筰に関するこんなトリビアが
紹介されたことがある。

> 「赤とんぼ」を作曲した山田耕筰は自分の頭に毛がないこと
> を悩み名前の「作」の字にカタカナの「ケ」(毛)を付けた

しかし、真梨子によるとこうだ。
> 山田耕作という同名の人が多くて、よく電話が間違ってかかる
> ことが多かったので、『筰』の字に変えたのだと聞いております。

真梨子の序文には耕筰に関する面白いエピソードが他にも書かれて
いるのだが、あまりダラダラ書くわけにもいかない。
肝心の耕筰の占いにうつろう。

120( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/24 01:36:12 ID:bu8ACaIq
この本の構成を説明しよう。

各月ごとに「○月生れのひと」というタイトルがつけられた章が
設けられている。それぞれの章には、「性格」「なすべきこと」「短所」
「慎むべきこと」「子どもの運勢」の5つの節が設定されている。

付属資料として、「○月生れの偉人、名士と芸能人」が各章の
最後に配置されている。
復刊にあたって、ある易学者の手により、「○月生れの偉人、名士と
芸能人」には近年の有名人が新たに追加された。
長嶋茂雄、藤田まこと、朝岡雪路など。

文章は丁寧体。
改行するたびに、前の文章との間を1行開けるというスタイル。
たいてい1行から4行書くごとに改行される。

ということで、ページは余白だらけ。
普通の本で頭がクラクラしてしまう人でも、この本なら「文字の羅列」
に苦しむことはないのではなかろうか。

さらに、古めかしい用語があまり使用されていない。
そのため、今の時代を生きる我々でもたいして違和感を感じずに、また
あまり辞書に頼らずに読むことが可能だ。

やがて占い本が百花繚乱する時代になってもこの本が版を重ねて
いられたのは、上のようなことによるのだろう。
121( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/25 23:11:31 ID:hqdWYLfC
各月生まれがどう言われているか、冒頭を紹介する。
生まれつきこれらの傾向があるってこと。

1月 指導者、思索家としての素質あり。
2月 人一倍強い人間であり、また一方では人一倍弱い人間でもあるといわれる。すぐれた才能を持つ。
3月 工学、演劇、文学の才能に恵まれている。
4月 頭脳のはたらきを必要とする職業につけば、必ず頭角を表す。
5月 才知と技術に恵まれている。
6月 二重の性格を与えられていることが多い。良い方を活かすよう絶えず心がけよ。
7月 大きな事業を画策し完成することにかけて、卓抜した才知と非凡な能力に恵まれている。
8月 心優しく、寛大で、磁力を豊かに備えている。
9月 寛大で、情に厚く、心がやさしくて、磁力にめぐまれている(←8月生まれとほとんど一緒!)
10月 度量が大きく、胸は大望に燃えている。
11月 絶倫な意力と、偉大なおちつきとを備えている。 
12月 淡白な、精力的な、進歩的な性格をもち、同胞の信頼を勝ち得る。

どの月生まれでも何らかの才能があるってことらしい。
なお、磁力とはこの場合、「人をひきつける力」。
122( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/02/25 23:53:29 ID:hqdWYLfC
この本には、いろいろな人生訓が書かれている。
「なすべきこと」「慎むべきこと」で列挙されているもののなかには、
迷信だと批判されるであろう項目(例参照)もあるにはあるが、それら
の割合は少ない。多くは、他の月生まれが読んでもためになるだろう。
このことも、ロングセラーになった理由だと思う。

例 四月生まれの女性は、紫水晶か金剛石(ダイヤモンド)か瑪瑙
(メノウ)の入った指輪をはめろ。男性は、これらのいずれかの石を
用いたネクタイピンをさせ。

そして、この本は基本的に前向きだ。
誰しも才能や欠点を持っている。己の長所と短所をよく理解し、
その上でなすべきことをなしていけば、幸せになれるのだと。
著者が直接そのように書いているわけではないのだが。

『生れ月の神秘』のレビューは以上で。
123( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/01 00:07:30 ID:WvqyaVOR
次は、高橋悠治の書いた絵本『けろけろ ころろ』のレビューをするべ。
124名無しの笛の踊り :05/03/01 10:46:33 ID:lXjRWtdZ
あげ。
125( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/08 11:50:57 ID:VmPRH7m7
高橋悠治

『ことばをもって音をたちきれ』晶文社、1974年
『音楽のおしえ』晶文社、1976年→2003年
『ロベルト・シューマン』青土社、1978年
『たたかう音楽』晶文社、1978年
『水牛楽団のできるまで』白水社、1981年
高橋悠治、坂本龍一『長電話』本本堂、1984年
『カフカ/夜の時間』晶文社、1989年
高橋悠治作・柳生弦一郎絵『あたまのなか』福音館書店、1991年
『音楽の反方法論序説』青空文庫、1997年
http://www.aozora.gr.jp/cards/000059/card374.html
高橋悠治文・音楽、富山妙子絵『けろけろころろ』福音館書店、2004年
『高橋悠治 コレクション1970年代』平凡社、2004年
『音の静寂静寂の音』平凡社、2004年

訳書
ヤニス・クセナキス『音楽と建築』全音楽譜出版社、1975年
オリヴィエ・ルヴォ=ダロン『クセナキスのポリトープ』朝日出版社、1978年
マリー・シェイファー『教室の犀』全音楽譜出版社、1980年
『エリック・サティ』リブロポート、1984年(岩崎力との共訳)
ホセ・マセダ『ドローンとメロディー 東南アジアの音楽思想』新宿書房、1989年

『長電話』は、本当に2人が長電話した本。
いろいろなことをしゃべってたけど内容は忘れた。
126( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/10 23:59:43 ID:t0+yKmnN
ヴェルディ
アルド・オーベルドルフェル編『ヴェルディ 書簡による自伝』カワイ出版、2001年
Charles Osborne ed. Letters of Giuseppe Verdi, London: Gollancz, 1971(Charles Osborne 訳)
Marcello Conati and Mario Medici ed. The Verdi-Boito Correspondence. University of Chicago Press, 1994
Hans Busch ed. Verdi's Falstaff in Letters and Contemporary Reviews. Bloomington: Indiana University Press, 1997

ヴェルディに関する最初の日本語本
歌劇では、1922年に東京演芸通信社から出た『アイーダ』。
作曲家そのものを扱った本としては、1924年に大阪開成館から
出版された『ヴエールデイ 伊太利楽劇の父』らしい。
127( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/11 22:00:05 ID:udU7RPhK
『けろけろころろ』やるか。

この絵本はCDつき絵本。
高橋悠治が文を書き、ピアノ曲を作曲し、自分で演奏した。
楽譜はサイト上で見ることができる。いわゆる図形楽譜。
ttp://www.ne.jp/asahi/kerbau/kerbau21/pdf/kero.pdf
楽譜をパソコンで書き、ネットに載せるってことは、誰かが再演するのを期待しているわけか。

演奏を聴いて、かつてマンデルブロ音楽に接したときのことを思い出した。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AD%E9%9F%B3%E6%A5%BD&lr=
何らかのルール(旋法とか)であの楽譜を解釈し演奏している
ようだけど、明らかに楽譜に従っていない箇所があった。
たとえば、ゆうだちのところの空白(silence)が無視されている。
128( ☆´ー) ◆PpNattILVM :05/03/11 22:28:36 ID:udU7RPhK
ともあれ、あの音楽を聴いても蛙のイメージがちっとも沸かない。
たぶん、他の読者の多くもそうだろう。
高橋悠治をよく知っている人は、「ああ、実にあの人らしいな」と
思うかもしれないけど。

ストーリーは、蛙たちが、池に浮かんでいる、黒くてでかい物体に
遭遇するもの。その物体の正体は、物語の最後で語り手によって
明かされる。
蛙の絵本だったらみんなそうだろうけど、蛙の鳴き声がふんだんに
ちりばめられている。
文章は普通。たいしたひねりもなく、安心して読み進められる。

なっちはここで蛙詩の巨人、草野心平のことを思い出す。
機会があれば、《勝手なコーラス》や《第八月満月の夜の満潮時の
歓喜の歌》や《誕生祭》を読んでいただきたい。
それらと比べると、高橋流の鳴き声には物足りなさを覚えてしまう。
129名無しの笛の踊り:2005/03/27(日) 06:54:47 ID:SrlP14+F
良スレ保守(・∀・)
130( ☆´ー) ◆PpNattILVM :2005/03/27(日) 14:56:46 ID:32UMVM2b
保守されたか。
最近はゆっくり書く時間がとれなかった。

次はドビュッシーの『音楽のために』を紹介する予定。
131名無しの笛の踊り :皇紀2665/04/01(金) 14:20:12 ID:EdSOUcLF
↑楽しみにしてます保守
132名無しの笛の踊り:皇紀2665/04/01(金) 14:58:47 ID:SJ/221l5
>>16
いま露語版に挑戦中だけど、かなり手強い。
こっちの語学力がダメダメなせいだけど。
133名無しの笛の踊り:音盤暦128/04/02(土) 00:46:17 ID:AyEmeIdO
誰かブーレーズの著作読んだ人いませんか?
134名無しの笛の踊り:音盤暦128/04/02(土) 07:45:53 ID:MFrKiMsI
音楽思考のための標柱、は前、読んだw
ふつーの音楽教育を受けてきた人には辛い内容w
余程のブーレーズファン、キワ物好き音楽家志望にしかオススメできない。
135名無しの笛の踊り:音盤暦128/04/02(土) 07:49:24 ID:MFrKiMsI
マセダのドローンと〜は前一万くらいで落札されてたw
クセナキスの雄二訳の本は元値800円なのにこれも
1万円くらい。信者はボロイなw
136名無しの笛の踊り:音盤暦128/04/02(土) 07:56:32 ID:MFrKiMsI
:( ☆´ー) ◆PpNattILVM さんは
ハービーアイメルトのエレクトロニクスミュージック、
題は忘れたけんどラ モンテ ヤングとモートンフェルドマンの本
拝見されましたか?
メルテンのアメリカンミニマルミュージシャンは英訳と細川訳たまたまあったから
見比べたけど細川訳はダメだなw
137名無しの笛の踊り:音盤暦128/04/02(土) 08:03:31 ID:MFrKiMsI
近藤譲さんはあまりウケが悪いよね。
経済学者みたいな論理的な物腰が恣意趣向の音楽好きには
高圧的で好かないらいいw
138名無しの笛の踊り:2005/04/05(火) 00:32:37 ID:8QMIxhzI
ゲソオタ馬鹿過ぎ。
139名無しの笛の踊り:2005/04/05(火) 22:51:22 ID:BVOdvK5E
>>136
メルテン・細川訳、すごい昔に買った。
文章より譜例にワクワクしたもんだ。(音楽の本てたいがいそうか)
ちなみにミュージシャンじゃなくミュージック。
140名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 20:20:06 ID:jf8xYuIq
>>138お前のほうがうぜえ
>>139
でもさ一応、売り物なんだから翻訳くらいちゃんとしろよ、と思った
細川周平の読み物も読んだことあるけど文才は無いかな、と思った。
邦訳はでてないけどアイヴス、カーター、パーチの読んだしと居る?
141名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 01:16:29 ID:zrjM8lvy
>>近藤譲さんはあまりウケが悪いよね
あまりウケが悪い?
日本語わかってんのか?

>>経済学者みたいな論理的な物腰が恣意趣向の音楽好きには
>>高圧的で好かないらいいw

近藤の方で大衆を拒絶しているんだろ。
お前らゲソオタだってそうじゃないか。
勝手解釈してwつけんじゃねえよ。

好かないらいい? らいい?
お前、たった3行もまともに書けんのか?
他人に向かって文才どうこういえるのか?
現代音楽より日本語勉強しろよ。ボケ。
142名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 02:08:40 ID:zrjM8lvy
137のように
むちゃくちゃないいがかりをつけて
語尾に「w」をつける、
こんな自己満足は、本当に不愉快だ。

>>論理的な物腰
物腰に論理的、なんてものがあるのかね。
例えば? 具体的にいってくれ。

>>恣意趣向の音楽好き
たとえば誰??名前を出してくれ。

経済学者みたいな論理的な物腰=高圧的?
全然イコールじゃないだろう。

たった3行で
よくもこれだけむちゃくちゃな文章が書けるものだ。
近藤の弟子はみんなそうなのか?
143名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 03:46:03 ID:2rCCEY3i
なんでキレてんねん・・・。
144名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 20:51:19 ID:rQ8faQ3R
>141 142
ここまでオこらえるとは・・・素面じゃないときに気軽な気持ちで
書き込んですいませんでした・・・
ただヤングやフェルドマンやアイヴス、カーター、パーチの著作物
についての意見交換がしたかっただけなので。
ココは良スレらしいので荒しちゃだめですよ
145( ☆´ー) ◆PpNattILVM :2005/04/08(金) 22:02:40 ID:s22/HkTt
>>133
『意志と偶然』『現代音楽を考える』などを斜め読みした程度。
本は1冊も持ってない。

ブーレーズ
『意志と偶然 ドリエージュとの対話』法政大学出版局、1977年(店村新次 訳)
『ブーレーズ音楽論 徒弟の覚書』晶文社、1982年(船山隆、笠羽映子 訳)
『参照点』書肆風の薔薇、1989年(笠羽映子、野平一郎 訳)
ポール・テヴナン編『クレーの絵と音楽』筑摩書房、1994年(笠羽映子 訳)
『現代音楽を考える』青土社、1996年(笠羽映子 訳)
『標柱 音楽思考の道しるべ』青土社、2002年(笠羽映子 訳)
セシル・ジリー聞き手『ブーレーズは語る 身振りのエクリチュール』青土社、2003年(笠羽映子 訳)
John Cage and Pierre Boulez, The Boulez-Cage Correspondence. Cambridge University Press, 1993(Jean-Jacques Nattiez 編注、Robert Samuels 編訳)
Jean Vermeil, Conversations With Boulez. Amadeus Press, 1996(Camille Naish 訳)
Rocco Di Pietro, Dialogues With Boulez. Scarecrow Press, 2001

フランス語の本だと、『ブーレーズとシェッフナー(André Schaeffner)
の手紙 Correspondence: 1954-1970』、イタリア語だと、『ベリオのための
セクエンツェ Sequenze per Luciano Berio』っていうのがある。
146( ☆´ー) ◆PpNattILVM :2005/04/08(金) 22:19:49 ID:s22/HkTt
>>136
どれも読んでない。
アメリカの作曲家では、ケージやバーンスタインが他に比べて
優遇されすぎ(よく出版されているということ)。
ライヒのWritings on music, 1965-2000(ポール・ヒリヤー編)
が数年内に翻訳されることを祈る。

> ラ モンテ ヤングとモートンフェルドマンの本
ヤングとフェルドマン共著の本があるの? 知らなかった。
147( ☆´ー) ◆PpNattILVM :2005/04/08(金) 22:50:23 ID:s22/HkTt
ラ・モンテ・ヤング
La Monte Young and Marian Zazeela, Selected Writings. Heiner Friedrich, 1969
→ubuclassics, 2004

PDFで読める。今回検索してはじめて知った。
http://www.ubu.com/historical/young/young.html
148名無しの笛の踊り:2005/04/08(金) 22:50:54 ID:rQ8faQ3R
書き方がおかしかったですね。俺が読んだヤツは
ヤングの本→セレクテッドライティング
フェルドマンの本→コレクテッドライティング・オブ・モートンフェルドマン
でした。
149( ☆´ー) ◆PpNattILVM :2005/04/10(日) 17:20:00 ID:6APpRt9Y
『生れ月の神秘』、実業之日本社から4月28日に発売予定だって。
出版社のサイトに書いてあった。
150( ☆´ー) ◆PpNattILVM :2005/04/29(金) 23:25:36 ID:iR6XzEOP
>>145で紹介した『ブーレーズとシェッフナーの手紙』は、
音楽之友社から『ブーレーズ―シェフネール書簡集 1954-1970』
として出版された。
151名無しの笛の踊り:2005/05/07(土) 12:24:20 ID:ZTLf1HQr
ブーレーズの音楽論の類はチラッと見たけど自分には無理っぽい・・・(゚∀。)?
『ブーレーズは語る 身振りのエクリチュール』は素人にも面白いけど
ちょっと短いですね。現代も含めた作曲家の話をもっと続けてほしかった。
『クレーの絵と音楽』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448087240X/
には興味あるけど、¥4,587 (税込)・・・読んだことある人はいねがー?
152( ☆´ー) ◆PpNattILVM
うぉ、板のスレが半減したけど生き残った。

ドビュッシー『音楽のために』をレビューする前に、
まず彼がどんな曲をほめたたえているかを書くことにしよう。

と思ったけど明日。