103 :
名無しの笛の踊り:05/01/24 22:16:41 ID:wGgbSn04
>>101 今、『学習追走曲』みんな学習者はコピー(場合によってはそれをさらに
コピーしたもの)を使ってる。ばかばかしいけど。
104 :
名無しの笛の踊り:05/01/27 22:06:02 ID:JFzYyB4q
age
シューマン
『音楽と音楽家』創元社、1948年(吉田秀和 訳)→岩波文庫、1958年
『若き日の手紙』音楽文庫(音楽之友社)、1957年
ハンス=ヨーゼフ・オルタイル編、ロベルト・シューマン、クラーラ・シューマン『愛の手紙』国際文化出版社、1986年(喜多尾道冬 他訳)
Eva Weissweiler ed. The complete Correspondence of Clara and Robert Schumann.
New York: P. Lang, 1994-2002(Hildegard Fritsch, Ronald L. Crawford 訳)
妻とのやりとりは3巻本になるぐらい大量にある。
クララ・シューマン
クララ・シューマン、ヨハネス・ブラームス『友情の書簡 クララ・シューマン ヨハネス・ブラームス往復書簡集』ダヴィッド社、1950年(原田光子 訳)
ディーツ=リューディガー・モーザー編『おばあちゃんからの手紙 クラーラ・シューマンから孫娘ユーリエへ 』春秋社、2000年(伊藤はに子訳)
>>61で予告したけど、リスト『ショパン その生涯と芸術』の紹介。
前にも書いたけど、表紙と奥付でタイトル名が微妙に違っている。
原書Chopinは1852年にパリで出版された。
8つの章にわかれている。
第一章 ショパンの作品概観
第二章 ショパンの作品(ポロネーズ其他)
第三章 ショパンの作品(マズルカ其他)
第四章 ショパンの演奏
第五章 ショパンの生活(天才と日常)
第六章 ショパンの生ひ立ち
第七章 レリア(ジョルジュ・サンド)
第八章 ショパンの最後
この本は、ショパンの作品を分析、研究した本ではない。
「……今はその様な研究の時でも場合でもない。これらは
対位法や和声学の大家の興味をそそる丈だから。」(第一章)
また、ショパンの演奏について語るわけではない。
「彼の死が鋭く心に感ぜられる我々には、このやうな分析をする元気
もない。又我々が全力をあげて努力したとしても、どれ程の効果を
予期できようか。彼の演奏の比類なく詩的な魅惑を、実際に聞いた
事のない人に分らせる事は、殆んどのぞみない事である。」(第四章)
また、ショパンとの個人的なつきあいについて書いた本でもない。
人とつきあう時のショパンはこんな感じだったよといったことは
書いているのだが、著者がはじめて彼に出会った時のエピソード
などは省略されている。
また、「ショパンの曲はこう弾いたらいいよ」という本でもない。
それではどんな本なのか。
リストは、訳者が指摘しているように、「極めて多くの頁をポーランドの
歴史、風俗、国民性、伝統などの観察のために割いてゐる」。
そのことが最もよく現れているのが第二章と第三章である。
第二章では、ショパンのポロネーズそのものよりもはるかに多くの
スペースを使って、昔のポーランドのポロネーズの様子や、
伝統的なポーランド人論の記述に力をつくす。
>>109 ジョルジュ・サンドに関係している第七章だけ抜けてるのを確認した。
-----------------------------------
つづき。
この本のもう一つの特徴は、訳者が指摘していないことだが、
芸術家論が随所にはさまれていることである。
第五章では、最初の1/3を使っている。リストによるとこうだ。
「芸術作品を創造して高貴な感情を美しく表現する」芸術家の
日常生活に、人々は多大な関心を持つ。
彼ら(人々)は、「芸術作品を創造して、高貴な感情を美しく
表現」する芸術家が、実生活においても、「高尚な生活」を
送ってもらいたいと願っている。
その願いが裏切られた時、人々は芸術家を誹謗し、芸術家の
霊感を蔑むのだ。
リストは人々に対し、芸術家に「寛大な態度を以て臨むのが
正しいのではあるまいか」と主張する。
芸術家が現実の生活でよくない行動をしていたとしても、
作品によって、多くの人々を激励し、高貴な道に向かわせたのだから、と。
このように自らの主張を展開していくのを見た読者には、
「ショパンも、私生活ではやはり問題があったんだろうな」と
思わせてしまうことだろう。
しかし、リストはその推測を否定する。
ショパンには、人々に誹謗されるような行動がなかったのだ。
だから、彼はより素晴らしいのだと。
というわけでこの本は、「一人の作曲家を扱った本」にしては、
ショパンに関する記載が少ない。著者も認めている(第八章 p.202)。
ここで挙げられた伝記的事実の中には、後世の研究で
修正されたものもあるだろう。
ショパンの演奏家やファンの必読書とはとてもいえない。
ただ第一章は、「現代音楽論」として読むと、とても面白かった。
新しい言語に精通する為には努力が必要である。多くの人が
外国語を習はうとしないのは此の努力を嫌ふからである。音楽
の場合も同様である。新しい作品は習慣の惰性に染まらず、
熱烈な魂と、若々しい溌剌とした想像力を持つ人々の努力を
通じて受入れられてゆく。
ショパンも生きていた当時は、「大胆な表現」を使う現代音楽
作曲家だったし、彼の音楽を受けつけない聴衆も大勢いたの
だということがあらためてわかる。
後世の研究成果を反映した新訳の出版をお願いしたい。
ショパン&ジョルジュ・サンド
アーサー・ヘドレイ編『ショパンの手紙』白水社、1965年→2003年(小松雄一郎 訳)
足達和子『ショパンへの旅』未知谷、2000年
少年期の書簡集「シャファールニア通信」の完訳つき
持田明子編・構成『ジョルジュ・サンドからの手紙 スペイン・マヨルカ島、 ショパンとの旅と生活』藤原書店、1996年
113 :
名無しの笛の踊り:05/02/12 16:08:27 ID:uXNewrMK
>>112 ショパンに詳しいようですけど、もしかして
>>109のサイトの人でつか?
音楽関係の本についてまとめてある本とかあるの?
いつもどの辺で本を購入してますか?
リスト『ショパン その生涯と芸術』、良さそうですね。
>>113 ショパンに詳しいわけでも、
>>109のサイトの人でもない。
音楽本ガイドってそういえば思いつかない。
誰か書くといいのに。
本は地元の本屋かネット。最近ではネットの割合が多い。
音楽本の多くは手に入らないか、値段が高いから、図書館から借りている。
そこにない場合はよその図書館から取り寄せてもらう。
>>114 第二章と第三章がこの本の醍醐味。
116 :
113:05/02/12 23:11:33 ID:mp3GpsVI
>>115 失礼しました。ここ2、3スレだけ読んでそうかなって勘違いしました。
【バッハ文献集】とか>109のサイトとか、個々の作曲家に詳しいサイトはあるけど
音楽全般の本について扱ってるサイトってないですね。
是非
>>115さんまとめサイト作ってくださいよ。
http://www.bk1.jp/0247/02476190.html 山田耕筰『生れ月の神秘』、実業之日本社から近く出るみたい。
さて、この本の紹介を。
>>19では1925年と書いたけど、それは、国立国会図書館に
残っている4版の出版年であって、初版がいつかは不明。
1972年に復刊された際に、耕作の妻、山田真梨子が文章を寄せている。
それによると、出版された当時、占いの専門家もこの本を参考にして
いたそうだ。占い関連の本じたい、とても珍しかったらしい。
ただし、なっちがちょっと調べてみたところ、「占ひ」と名乗る本だけでも
「現代独占ひ」「お指の占ひ」「開運御鬮独占ひ」「西洋新式花占ひ」
「吉凶占ひ」などがあった。ただ、誕生月占いとなると、どうだろう。
ともかく、山田が誕生月占いの火付け役となったのは間違いない。
この本はロングセラーとなった。
「トリビアの泉」では、山田耕筰に関するこんなトリビアが
紹介されたことがある。
> 「赤とんぼ」を作曲した山田耕筰は自分の頭に毛がないこと
> を悩み名前の「作」の字にカタカナの「ケ」(毛)を付けた
しかし、真梨子によるとこうだ。
> 山田耕作という同名の人が多くて、よく電話が間違ってかかる
> ことが多かったので、『筰』の字に変えたのだと聞いております。
真梨子の序文には耕筰に関する面白いエピソードが他にも書かれて
いるのだが、あまりダラダラ書くわけにもいかない。
肝心の耕筰の占いにうつろう。
この本の構成を説明しよう。
各月ごとに「○月生れのひと」というタイトルがつけられた章が
設けられている。それぞれの章には、「性格」「なすべきこと」「短所」
「慎むべきこと」「子どもの運勢」の5つの節が設定されている。
付属資料として、「○月生れの偉人、名士と芸能人」が各章の
最後に配置されている。
復刊にあたって、ある易学者の手により、「○月生れの偉人、名士と
芸能人」には近年の有名人が新たに追加された。
長嶋茂雄、藤田まこと、朝岡雪路など。
文章は丁寧体。
改行するたびに、前の文章との間を1行開けるというスタイル。
たいてい1行から4行書くごとに改行される。
ということで、ページは余白だらけ。
普通の本で頭がクラクラしてしまう人でも、この本なら「文字の羅列」
に苦しむことはないのではなかろうか。
さらに、古めかしい用語があまり使用されていない。
そのため、今の時代を生きる我々でもたいして違和感を感じずに、また
あまり辞書に頼らずに読むことが可能だ。
やがて占い本が百花繚乱する時代になってもこの本が版を重ねて
いられたのは、上のようなことによるのだろう。
各月生まれがどう言われているか、冒頭を紹介する。
生まれつきこれらの傾向があるってこと。
1月 指導者、思索家としての素質あり。
2月 人一倍強い人間であり、また一方では人一倍弱い人間でもあるといわれる。すぐれた才能を持つ。
3月 工学、演劇、文学の才能に恵まれている。
4月 頭脳のはたらきを必要とする職業につけば、必ず頭角を表す。
5月 才知と技術に恵まれている。
6月 二重の性格を与えられていることが多い。良い方を活かすよう絶えず心がけよ。
7月 大きな事業を画策し完成することにかけて、卓抜した才知と非凡な能力に恵まれている。
8月 心優しく、寛大で、磁力を豊かに備えている。
9月 寛大で、情に厚く、心がやさしくて、磁力にめぐまれている(←8月生まれとほとんど一緒!)
10月 度量が大きく、胸は大望に燃えている。
11月 絶倫な意力と、偉大なおちつきとを備えている。
12月 淡白な、精力的な、進歩的な性格をもち、同胞の信頼を勝ち得る。
どの月生まれでも何らかの才能があるってことらしい。
なお、磁力とはこの場合、「人をひきつける力」。
この本には、いろいろな人生訓が書かれている。
「なすべきこと」「慎むべきこと」で列挙されているもののなかには、
迷信だと批判されるであろう項目(例参照)もあるにはあるが、それら
の割合は少ない。多くは、他の月生まれが読んでもためになるだろう。
このことも、ロングセラーになった理由だと思う。
例 四月生まれの女性は、紫水晶か金剛石(ダイヤモンド)か瑪瑙
(メノウ)の入った指輪をはめろ。男性は、これらのいずれかの石を
用いたネクタイピンをさせ。
そして、この本は基本的に前向きだ。
誰しも才能や欠点を持っている。己の長所と短所をよく理解し、
その上でなすべきことをなしていけば、幸せになれるのだと。
著者が直接そのように書いているわけではないのだが。
『生れ月の神秘』のレビューは以上で。
次は、高橋悠治の書いた絵本『けろけろ ころろ』のレビューをするべ。
124 :
名無しの笛の踊り :05/03/01 10:46:33 ID:lXjRWtdZ
あげ。
高橋悠治
『ことばをもって音をたちきれ』晶文社、1974年
『音楽のおしえ』晶文社、1976年→2003年
『ロベルト・シューマン』青土社、1978年
『たたかう音楽』晶文社、1978年
『水牛楽団のできるまで』白水社、1981年
高橋悠治、坂本龍一『長電話』本本堂、1984年
『カフカ/夜の時間』晶文社、1989年
高橋悠治作・柳生弦一郎絵『あたまのなか』福音館書店、1991年
『音楽の反方法論序説』青空文庫、1997年
http://www.aozora.gr.jp/cards/000059/card374.html 高橋悠治文・音楽、富山妙子絵『けろけろころろ』福音館書店、2004年
『高橋悠治 コレクション1970年代』平凡社、2004年
『音の静寂静寂の音』平凡社、2004年
訳書
ヤニス・クセナキス『音楽と建築』全音楽譜出版社、1975年
オリヴィエ・ルヴォ=ダロン『クセナキスのポリトープ』朝日出版社、1978年
マリー・シェイファー『教室の犀』全音楽譜出版社、1980年
『エリック・サティ』リブロポート、1984年(岩崎力との共訳)
ホセ・マセダ『ドローンとメロディー 東南アジアの音楽思想』新宿書房、1989年
『長電話』は、本当に2人が長電話した本。
いろいろなことをしゃべってたけど内容は忘れた。
ヴェルディ
アルド・オーベルドルフェル編『ヴェルディ 書簡による自伝』カワイ出版、2001年
Charles Osborne ed. Letters of Giuseppe Verdi, London: Gollancz, 1971(Charles Osborne 訳)
Marcello Conati and Mario Medici ed. The Verdi-Boito Correspondence. University of Chicago Press, 1994
Hans Busch ed. Verdi's Falstaff in Letters and Contemporary Reviews. Bloomington: Indiana University Press, 1997
ヴェルディに関する最初の日本語本
歌劇では、1922年に東京演芸通信社から出た『アイーダ』。
作曲家そのものを扱った本としては、1924年に大阪開成館から
出版された『ヴエールデイ 伊太利楽劇の父』らしい。
ともあれ、あの音楽を聴いても蛙のイメージがちっとも沸かない。
たぶん、他の読者の多くもそうだろう。
高橋悠治をよく知っている人は、「ああ、実にあの人らしいな」と
思うかもしれないけど。
ストーリーは、蛙たちが、池に浮かんでいる、黒くてでかい物体に
遭遇するもの。その物体の正体は、物語の最後で語り手によって
明かされる。
蛙の絵本だったらみんなそうだろうけど、蛙の鳴き声がふんだんに
ちりばめられている。
文章は普通。たいしたひねりもなく、安心して読み進められる。
なっちはここで蛙詩の巨人、草野心平のことを思い出す。
機会があれば、《勝手なコーラス》や《第八月満月の夜の満潮時の
歓喜の歌》や《誕生祭》を読んでいただきたい。
それらと比べると、高橋流の鳴き声には物足りなさを覚えてしまう。
良スレ保守(・∀・)
保守されたか。
最近はゆっくり書く時間がとれなかった。
次はドビュッシーの『音楽のために』を紹介する予定。
131 :
名無しの笛の踊り :皇紀2665/04/01(金) 14:20:12 ID:EdSOUcLF
↑楽しみにしてます保守
>>16 いま露語版に挑戦中だけど、かなり手強い。
こっちの語学力がダメダメなせいだけど。
誰かブーレーズの著作読んだ人いませんか?
134 :
名無しの笛の踊り:音盤暦128/04/02(土) 07:45:53 ID:MFrKiMsI
音楽思考のための標柱、は前、読んだw
ふつーの音楽教育を受けてきた人には辛い内容w
余程のブーレーズファン、キワ物好き音楽家志望にしかオススメできない。
135 :
名無しの笛の踊り:音盤暦128/04/02(土) 07:49:24 ID:MFrKiMsI
マセダのドローンと〜は前一万くらいで落札されてたw
クセナキスの雄二訳の本は元値800円なのにこれも
1万円くらい。信者はボロイなw
136 :
名無しの笛の踊り:音盤暦128/04/02(土) 07:56:32 ID:MFrKiMsI
:( ☆´ー) ◆PpNattILVM さんは
ハービーアイメルトのエレクトロニクスミュージック、
題は忘れたけんどラ モンテ ヤングとモートンフェルドマンの本
拝見されましたか?
メルテンのアメリカンミニマルミュージシャンは英訳と細川訳たまたまあったから
見比べたけど細川訳はダメだなw
137 :
名無しの笛の踊り:音盤暦128/04/02(土) 08:03:31 ID:MFrKiMsI
近藤譲さんはあまりウケが悪いよね。
経済学者みたいな論理的な物腰が恣意趣向の音楽好きには
高圧的で好かないらいいw
ゲソオタ馬鹿過ぎ。
>>136 メルテン・細川訳、すごい昔に買った。
文章より譜例にワクワクしたもんだ。(音楽の本てたいがいそうか)
ちなみにミュージシャンじゃなくミュージック。
140 :
名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 20:20:06 ID:jf8xYuIq
>>138お前のほうがうぜえ
>>139 でもさ一応、売り物なんだから翻訳くらいちゃんとしろよ、と思った
細川周平の読み物も読んだことあるけど文才は無いかな、と思った。
邦訳はでてないけどアイヴス、カーター、パーチの読んだしと居る?
>>近藤譲さんはあまりウケが悪いよね
あまりウケが悪い?
日本語わかってんのか?
>>経済学者みたいな論理的な物腰が恣意趣向の音楽好きには
>>高圧的で好かないらいいw
近藤の方で大衆を拒絶しているんだろ。
お前らゲソオタだってそうじゃないか。
勝手解釈してwつけんじゃねえよ。
好かないらいい? らいい?
お前、たった3行もまともに書けんのか?
他人に向かって文才どうこういえるのか?
現代音楽より日本語勉強しろよ。ボケ。
137のように
むちゃくちゃないいがかりをつけて
語尾に「w」をつける、
こんな自己満足は、本当に不愉快だ。
>>論理的な物腰
物腰に論理的、なんてものがあるのかね。
例えば? 具体的にいってくれ。
>>恣意趣向の音楽好き
たとえば誰??名前を出してくれ。
経済学者みたいな論理的な物腰=高圧的?
全然イコールじゃないだろう。
たった3行で
よくもこれだけむちゃくちゃな文章が書けるものだ。
近藤の弟子はみんなそうなのか?
なんでキレてんねん・・・。
>141 142
ここまでオこらえるとは・・・素面じゃないときに気軽な気持ちで
書き込んですいませんでした・・・
ただヤングやフェルドマンやアイヴス、カーター、パーチの著作物
についての意見交換がしたかっただけなので。
ココは良スレらしいので荒しちゃだめですよ
>>133 『意志と偶然』『現代音楽を考える』などを斜め読みした程度。
本は1冊も持ってない。
ブーレーズ
『意志と偶然 ドリエージュとの対話』法政大学出版局、1977年(店村新次 訳)
『ブーレーズ音楽論 徒弟の覚書』晶文社、1982年(船山隆、笠羽映子 訳)
『参照点』書肆風の薔薇、1989年(笠羽映子、野平一郎 訳)
ポール・テヴナン編『クレーの絵と音楽』筑摩書房、1994年(笠羽映子 訳)
『現代音楽を考える』青土社、1996年(笠羽映子 訳)
『標柱 音楽思考の道しるべ』青土社、2002年(笠羽映子 訳)
セシル・ジリー聞き手『ブーレーズは語る 身振りのエクリチュール』青土社、2003年(笠羽映子 訳)
John Cage and Pierre Boulez, The Boulez-Cage Correspondence. Cambridge University Press, 1993(Jean-Jacques Nattiez 編注、Robert Samuels 編訳)
Jean Vermeil, Conversations With Boulez. Amadeus Press, 1996(Camille Naish 訳)
Rocco Di Pietro, Dialogues With Boulez. Scarecrow Press, 2001
フランス語の本だと、『ブーレーズとシェッフナー(André Schaeffner)
の手紙 Correspondence: 1954-1970』、イタリア語だと、『ベリオのための
セクエンツェ Sequenze per Luciano Berio』っていうのがある。
>>136 どれも読んでない。
アメリカの作曲家では、ケージやバーンスタインが他に比べて
優遇されすぎ(よく出版されているということ)。
ライヒのWritings on music, 1965-2000(ポール・ヒリヤー編)
が数年内に翻訳されることを祈る。
> ラ モンテ ヤングとモートンフェルドマンの本
ヤングとフェルドマン共著の本があるの? 知らなかった。
書き方がおかしかったですね。俺が読んだヤツは
ヤングの本→セレクテッドライティング
フェルドマンの本→コレクテッドライティング・オブ・モートンフェルドマン
でした。
『生れ月の神秘』、実業之日本社から4月28日に発売予定だって。
出版社のサイトに書いてあった。
>>145で紹介した『ブーレーズとシェッフナーの手紙』は、
音楽之友社から『ブーレーズ―シェフネール書簡集 1954-1970』
として出版された。
151 :
名無しの笛の踊り:2005/05/07(土) 12:24:20 ID:ZTLf1HQr
うぉ、板のスレが半減したけど生き残った。
ドビュッシー『音楽のために』をレビューする前に、
まず彼がどんな曲をほめたたえているかを書くことにしよう。
と思ったけど明日。