全然上達が認められず苛々している人は、アルツハイマー病治療薬を飲んで練習しる。
アセチルコリンエステラーゼ阻害薬な。
じじばばの薬だから……などと侮ってはいかん。
詳しいことは自分で調べてくれよな。最近じゃ健康な人も飲むべきだという声がある。
そんなわけで、実験がてらわたしはガランタミンを摂取して練習してみたわけだが、
次の日に弾いてみると、腕や指の動き(あるいは運動への意識の介入)が明らかに違っていた。
普段よりずっと短い一時間という時間しか練習していないにも関わらず、
体が鍵盤の位置を覚えてしまったというような感覚であった。これは個人的にはなかなか期待だ。
まあやるかやらないかは自由であるから、「薬は怖いもの」と定義している堅物や、
どういうわけかこういうことに対して「自分の力で」と主張する人などにはどうでもいい話だろうがね。
ちなみに、そうして練習するときは速度を落として正確に弾くのがいいだろう。