1 :
吟遊詩人 :
04/08/19 02:01 ID:HW2UEOhV いえ、ね。夏の終わりにそう思ったんです。 フィドル片手にご婦人方の前にハベって歌うんですわ。 秋にはギター片手に酒場のながしに変わってるかもしれません。。。
キモイヤツ。で、クソスレたてるか。マジで死ねよお前みたいなヤツは。
3 :
吟遊詩人 :04/08/19 02:12 ID:7IASib8L
なりきりグッズのリスト 歌集…まずこれが必要ですわね。さて何が良いか? イカットの布…アラビア風ショールの代りです。 単パンに白タイツ…必須ではありません。 フィドルか縦笛…フィドルは10万くらいだそうです。弾き方知りません。なので縦笛も追加。 街のおばちゃん…本当にハベってくれるでしょうか?
4 :
吟遊詩人 :04/08/19 06:57 ID:vFBu3NE8
好きなCDです ダンテとトルバドゥール 演奏:セクエンツィア(DHM盤) 12〜13世紀のダンテと関わりのあるトルバドゥール芸術を集めたもの。 パリのエスコリエ 演奏:Ens.ギル・バンジョワ(Cantus盤) 13世紀パリのトルヴェール芸術を集めたものですね。 ピエ・カンツィオーネス 演奏:ホルトゥス・ムジクス(Musica Sveciae盤) フィンランドの宗教歌集です。色んな時代のラテン聖歌が集められています。 イタリアの民謡と聖歌 演奏:コンパーニュ・ノナ・シマ(Musique du Monde盤) 中世イタリアの民謡と聖歌をパントマイムを織り交ぜて演奏する集団です。 Putunik 演奏:Sirine Ensemble(Opus111盤) ロシアの巡礼をかたどって中世聖歌を集めた珍しいCD。スラヴ民謡風の歌い方が良いです。 不思議なのは、この手のCDがオムニバス扱いで異常に多いこと。(検索で250枚近く) どこで知り合って演奏技術を磨いてるんでしょうかね?と、さらに不思議に思う。 楽譜は、ピエ・カンツィオーネスが出版されているのですが他は…捜してきます。
5 :
名無しの笛の踊り :04/08/19 21:38 ID:lienvGje
意外と良スレの予感。
6 :
吟遊詩人 :04/08/20 02:15 ID:vh8pBY5/
7 :
名無しの笛の踊り :04/08/20 03:25 ID:ULRnljTD
ふと電波少年のウクレレえいじを思い出した。
8 :
吟遊詩人 :04/08/20 07:50 ID:Ug3XYCEZ
そうならないように頑張るんだいっ!
9 :
名無しの笛の踊り :04/08/20 08:40 ID:oNk5sFA+
私も今夏、トルバドゥールに興味があって、CDを買ったんです。 世界最古のトルバドゥール、ギョーム9世のはよかったですよ。 HMVの古楽コーナーですぐ買えると思う。 トルバドゥールの音楽は、夏にテラスのパラソルの下でキーンと冷えた白ワイン でも飲みながらきくのがいいね。もっとも今夏は猛暑だったので室内ですが。
10 :
吟遊詩人 :04/08/20 11:03 ID:UlqdqOkY
トルバドゥールやトルヴェールは創作をする人で楽士はジョングルール(ミンストレル)。 昔の演奏では孤独にハープなど爪弾く演奏が多かったですけど 最近は楽士をひきいて賑やかに披露する演奏が増えましたですな。 で、楽譜を探して演奏しているうちはジョングルール。 そのうち作詞・作曲などで認められるとトルバドゥールに昇格。 なかなか御婦人にハベってもらえるまでの道のりは長いとみた。
11 :
名無しの笛の踊り :04/08/20 12:00 ID:oNk5sFA+
私も夏になるとトルバドゥールになりたいとときどき思うよ。 言葉も今のフランス語と違うしね、聴いててすごく不思議な気持ちになる。
12 :
吟遊詩人 :04/08/20 12:36 ID:UlqdqOkY
/\ //\\ // \\ // __ \\ // / ,,.ノ ヽ、,,ヽ \\ //. ./| ● ● |ゝ \\ // ヽ|. (_●_) .|/ \\ \\ ヽ |∪| ノ // \\ ./ ヽノ l .// \\ / __ / // \\ {} U }/ // \\ ̄ ̄ // \\.// \/ ┌───┴┴───┐ │ 負け犬に注意! .| └───┬┬───┘
14 :
吟遊詩人 :04/08/20 21:05 ID:v/RBg96Q
とりあえず聖母マリアのカンティガ集の楽譜は大小こもごもゲットできそうなので そこからなんとか始めましょうか?。。。とおもふ。 楽器はプサルテリーやゴシック・ハープというのも魅力的ですよね。
15 :
名無しの笛の踊り :04/08/20 21:09 ID:lUT1nkCh
教えてくれ なんで、闘牛士になりたいのか? ビゼーの聞きすぎじゃないのか
16 :
名無しの笛の踊り :04/08/20 21:10 ID:lUT1nkCh
トーレアドール! なんとからひょん! いいねえ、エスカミーリョちゃん
17 :
吟遊詩人 :04/08/20 21:15 ID:hs1kQV5q
カルメンシータに振られた腹いせに、御婦人に恋歌を添える楽士に成り上がろうと。。。 というのはウソでし。 中世歌謡を心技共に楽しもうという一夏の恋というやつですよ。
18 :
名無しの笛の踊り :04/08/20 21:34 ID:lUT1nkCh
ようはカルメンのハナシだろ? いよっ、闘牛ちゃん!
19 :
トルバドゥール :04/08/20 21:36 ID:1r/VU01f
今ギョーム9世の曲を聴いてます。ここが現代日本ということをすっかり 忘れてしまいます。これは11世紀末の南フランスの俗語、オック語を 使ってるんですね。アルフォンソ10世の音楽も聴きたいです。
20 :
トルバドゥール :04/08/20 21:39 ID:1r/VU01f
まわりに中世歌謡を聴いてくれる人、皆無です・・
21 :
名無しの笛の踊り :04/08/20 21:41 ID:lUT1nkCh
花の歌最高、ミカエラねえちゃん!
22 :
吟遊詩人 :04/08/20 21:51 ID:3uk4TRF8
どうしてペラキチからワーグナーの話題が出ないのかと。。。 トリスタン物語、マイスタージンガー、聖杯伝説と目白押しなのだが。 その主人公たちが奏でた音楽が中世ドイツの音楽なのですよ。 カンティガ集はデュファイ・コレクティヴの演奏で。 キッチュな十字架ケースが、いとオカシでございます。
23 :
名無しの笛の踊り :04/08/20 21:54 ID:lUT1nkCh
前田吟 か
24 :
吟遊詩人 :04/08/20 22:30 ID:hs1kQV5q
日本近代の書生節は、どういうわけかヴァイオリン(フィドル)伴奏で歌ってた。 多分、アメリカ経由でミンストレル・ショーなどが流れてきて受け継がれたと思われるが こういう土着の楽士の伝統も中世のトルバドゥールやジョングルールの芸能と結び付いてる。 「ナイナイ尽くし」や「のんき節」など日本の押韻詩の系統に加えるべきか。。。というのは冗談です。 ちなみに演歌は、書生節の政治風刺を演説風と受け取った当世流の呼び名で 演技を加えてというのは、浪速節や古賀政男の出現以降のことになります。 これもカルミナ・ブラーナなど権力へのパロディ趣味を伝統として。。。とうのは嘘です。
信州行け。
26 :
名無しの笛の踊り :04/08/20 23:31 ID:8oXRUjNs
芸名というか、名乗る名前は考えてあるの?
売り込み先の宮廷は目星つけてあるの…?
28 :
吟遊詩人 :04/08/20 23:42 ID:0ZSsTBFL
名前か。。。愛と正義の戦士! セー○ー。。。 (*_*)\バキッ
29 :
名無しの笛の踊り :04/08/20 23:46 ID:8oXRUjNs
マーキュリーかサターンだとみた。
30 :
吟遊詩人 :04/08/20 23:49 ID:0ZSsTBFL
おいおい。せめて今夜は畳王様とお呼。。。 (+_*)\バキッ
31 :
トルバドゥール :04/08/21 00:04 ID:xePd/KWL
異色のスレ
32 :
吟遊詩人 :04/08/21 00:06 ID:nTK1cQoS
戯夜羽夢(ギヨウム)とか亜流浮音想(アルフヲンソ)とか。。。下は一郎でも花子でも。
地下道でゆずのコピーかなんかをがなってる連中は、ジョングルールの末裔と思われ。 彼らが宮内庁のお抱えとなり、雅子さんへの報われぬ愛でも歌うようになれば、 吟遊詩人の仲間入り。
34 :
吟遊詩人 :04/08/21 00:22 ID:UEPAeQdJ
宮内庁の楽士はイケメンが多いからなぁ。。。到底分け入れそうにない。
宮内庁楽師の西洋楽器の演奏レベルには、十分付け入る隙がある。 琵琶でも篳篥でも必死でマスターし、宮内庁楽師としてもぐりこみ、 機会を見て、得意のリュートで、外遊中の浩の宮の留守中に雅子さんを お慰めする。
36 :
吟遊詩人 :04/08/21 06:45 ID:Z2Xvb1dt
そうか。静養音楽部があったか。 でも、至純の愛の薬効は、まず街のおばさまたちから初めねば。 てか、まだ楽器も歌集も持ってねぇつうの。カンティガ集、ラウダ集、バラダ集。。。
37 :
吟遊詩人 :04/08/21 21:19 ID:KTyY54ZV
今日ゲットした楽譜、というか楽譜付きの論文。 'Prion en chantant' Devotional Songs of the Trouveres M.J.Epstein 13世紀トルヴェールらによるマリア賛歌についての論考と歌集49曲。 世俗曲と聖歌の中間にあった当時の状況が示されています。 CDではアノニマス4が取り上げています。 麺のようにスルスルと咽を通る感じがたまりませんねぇ。。。 あとは11世紀アキテーヌ地方でのキリエ歌唱の広がりについての論考と譜例。 Ens.オルガヌムあたりが取り上げていると思うけど未聴です。 キリエ・エレイソンに注釈の歌詞を織り交ぜたトロープスについて紹介されています。 11世紀フランスで作られた聖歌での、ラテン語の押韻法に興味をもって購入しました。 トルヴェールのものと比べるというのも無駄ではないように思います。
38 :
名無しの笛の踊り :04/08/21 23:35 ID:gItd/G+s
>11世紀アキテーヌ地方 セクエンツィアが二枚出してるぞ
39 :
吟遊詩人 :04/08/21 23:50 ID:15+Bfuxi
レパートリーが増えたかな?。。。ゲットいたしましょう=(^o^)ノ
40 :
吟遊詩人 :04/08/22 09:03 ID:i2OtLODV
ちょっと調べるとアキテーヌはトルバドゥールの故郷なのですね。 本のほうはモノディーですが、CDは初期ポリフォニーのようで 当時の習慣でアレンジしてみるのも一興のように思います。 トルヴェールの歌もアレンジが必要ですし。 フックスの古典対位法くらいのアレンジならできるんですけど あれは後期ネーデルランドのスタイルなんですよね。(平行5度の禁止) 中世音楽のアレンジについての本も必要になりますね。。。日本語じゃ無理かな。
カルミナ・ブラーナ(もちろんversion originale)を歌ってくれるなら。
42 :
吟遊詩人 :04/08/22 14:13 ID:bDOdEJbF
歌ってくれるなら。。。だったらどうなるんだよぉ? 気になって昼寝もできないじゃないか!!
43 :
スナフキン :04/08/22 21:48 ID:oID0rlB5
吟遊詩人殿は、マンローの「十字軍の音楽」はお聴きですか。 このLPを聴き、吟遊詩人に憧れた、わが青春の日々・・・
44 :
吟遊詩人 :04/08/22 22:18 ID:5LXd9dqf
十字軍の音楽は10年前ほどにCDで聴いたような。。。 掘り出すまで3日ほど掛かりそうです。 一瞬スンフキンさんが十字軍に参加したかったのかと勘ぐってしまいました。 きっとムーミソ谷も大騒ぎですね。
45 :
吟遊詩人 :04/08/23 12:02 ID:DeIxhE+i
46 :
吟遊詩人 :04/08/23 23:16 ID:DzNQJJ24
47 :
名無しの笛の踊り :04/08/23 23:35 ID:uzbO6n8j
良スレになりそうで嬉しい
>>45 GOOD JOB!
ふつうのネウマ譜読みとナントカ書体の解読じゃダメなのか?
譜頭のフラットは“シ”についてるんだと信じたい。
49 :
吟遊詩人 :04/08/24 11:39 ID:eI8qO/Kx
>>48 現代譜に直されたものを幾つか参照できれば判るように思うけど
ロンドーのように3拍子系に読み換えるのが良いみたい。
トルヴェール歌集の楽譜とアノニマス4の演奏でもそういう違いがありました。
カンティガ集は幾つかエディションが出てるようだけど
とても高価なのと、いつ入荷するのか不明だったりと色々難しいようで。
この前、輸入楽譜屋さんに行ってみて、その現実の厳しさを知りました。
中世音楽のアンサンブルって、何か当たり前のように楽器のアレンジしてるけど
何かノウハウがあるのかなぁ??? とても気になります。
50 :
スナフキン :04/08/24 23:02 ID:klUqLvrp
吟遊詩人殿は何だか専門家っぽいので、私などがあれこれ言うのはおこがましいのですが、 中世の、特に単旋律の作品のアレンジって、以下のような感じかと。 ・リズムをちょっとずらしたり装飾を入れたりして、ヘテロフォニックにからむ。 ・ドローンを加える。 ・長・短調に傾斜した旋律線でも、通奏低音風のカデンツは避ける。 ・曲想に応じて楽器を適当に選択するが、特に打楽器は大胆に使用する。 ・対旋律は、4度主体に構成する。
51 :
吟遊詩人 :04/08/25 07:35 ID:Pe9ewW5R
>>50 スナフキンさん
自分はルネサンスのモテットやマドリガルはよく歌ったのですが中世物はからっきしなんです。
クリスマス・キャロルを2本のリコーダー用にアレンジしたことがある程度です。
中世の単旋律の歌は、それ自体でトーンをもっているような感じで
メロディの美しさと響きのうつろいを同時に楽しむ感じがあって面白いです。
そういう作曲は大体16世紀前半までがひとつの目安のようですね。
それ以降はメロディが和声に引きずられていくように感じます。
ドローンを使ったアレンジは響きを補完するのに良さそうですね。
ヘテロフォニーというのがいまいち判っていないのです。
ただカデンツ風に3和音が鳴り響くと、どうしてもメロディが重くなるのは判ります。
楽器はレベックがデザインもよいし価格的にも手頃で良さそうですね。
擦弦楽器は初めてですが無謀でしょうか?
高校時代にJ.J.フックスの「古典対位法」に出会ったときは
弟子と師匠の問答形式がとても面白かったのと
和声で音合わせをしていた頃に、対旋律という線で合わせる音楽の理屈が
とても新鮮だった憶えがあります。
実際にキャロルなどを教則通りに斜行、平行などとアレンジすると
不思議とそれらしく響くので素人目にも面白い本でした。
当時は何も知らず純正調の出るヤマハのキーボードで音を取ってたのですが
メロディの進行で固い部分が出るのを、どういう風に解決するか?という課題があって
ルネサンスの場合は、斜行があると5度の響きを得るため3度はピタゴラス的に広く
平行のときはミーントーンで3度を狭く取る、という感覚を持っていたように思います。
G.ダレッツォ師「ミクロログス」などを含めた
9-11世紀の音楽理論書の原文ページを見つけたのですが。。。ほぼ絶叫状態です。
ttp://www.music.indiana.edu/tml/9th-11th/9TH-11TH_INDEX.html フックスの本も基本的には中世のオルガヌムの教則本に沿っているようですが
細かい注意点の美観がルネサンス時代のものを基準にしているようです。
>>52 マジですか…!?
専門家でも訳出に数年を要しそうな。
54 :
吟遊詩人 :04/08/25 16:49 ID:9SsHgr3u
ごめんなさい。>52です。 絶叫は「全くダメダメ状態」ということです。 ミクロログスの日本語訳って。。。手に入らないですよね。
あ、いやこちらも
>>53 ですが、
マジですか…!?
は素直に、こんな資料落ちてるんですか…!
っていう意味です。
56 :
吟遊詩人 :04/08/25 22:46 ID:zt+oK2yB
>>55 どうも各資料は抜粋で、全部の段落が含まれているというわけでもなさそうですが
図を見るだけでも、統計的にどういうことが当時の話題に上っているか、という感触が判りますね。
いろいろなエディションの違いもあるらしく、後の時代の写本研究当時の書き写した方法によって
図の表記の仕方や多少の異同はあるようです。
私もうっかりしてたのですが The Thesaurus Musicarum Latinarum というプロジェクトで
以下のリンクの下のほうに似たようなマークがいっぱいあるのは
ラテン語で書かれた文献は3-17世紀までほとんどが揃ってるようです。
ttp://www.music.indiana.edu/tml/start.html 14世紀のところでは「アルス・ノヴァ」のさわりの部分も確認できます。
考えてみるとアメリカの情況は写本やそのコピーを簡単に見れる状態ではなく
こういう研究資料を電子情報として蓄えているように思います。
なにはともあれ、文献名だけでなく実物の片鱗に触れさせていただくのは嬉しい限りです。
(コピーライトの確認:
ttp://www.music.indiana.edu/tml/ )
57 :
吟遊詩人 :04/08/25 23:34 ID:X7eJD3Nz
>>56 の追記
ちなみにもうひとつ便利なのがデータベース用語検索です。
例えば "organum" という用語で引くと、全文献での使用例が串刺しで閲覧できます。
organum speciale 、organum medium, organum superius, organum inferius 等々
意味の分化と技法との関係がプレビューで追えるようにもなります。
検索エンジンで、原文を元にした用語集(=辞書)という使い方も可能なわけです。
こうしてみると中世音楽っていうのは、本当に奥が深いのだなぁ。。。と溜め息が出ます。
58 :
吟遊詩人 :04/08/26 16:32 ID:Yceqf6p3
59 :
スナフキン :04/08/26 22:02 ID:yDcNWhmP
>>58 弾き語りには、何と言っても撥弦楽器がいいですね。
このショップの品揃えに、ああ、よだれが・・・
60 :
名無しの笛の踊り :04/08/26 22:44 ID:KEzeKFYw
トゥルバドゥール、が原音に近い発音です。
61 :
吟遊詩人 :04/08/27 08:11 ID:0jD0uM5+
>>59 ケルティック・ハープもレバー付だと扱いが簡単そうだし
パキスタン製も質が良くなってるらしいです。
カンティガ集などウードで伴奏しても良さそうですね。
>>60 原音ほとんど知らないんですよ。オック&オイル語。
例えばtroubadourの語源はtropareという中世ラテン語からきたようです。
”tropesを創る”という意味なのだそうで。pがb、vに訛って発音されてたんですよね。
pの発音がケルト&ゲルマン圏で難しいのはpsychologyなどの発音にも残っています。
(古アイルランド語ではpaterがathairに訛った例もあるようです)
逆にラテン語のvはuとほぼ同じ。trouvereともなると、pが発音されずv=uに近いかもしれません。
rの発音も南欧では巻き舌、北欧では咽音という違いがあり
フランスのようにノルマン&ゴートがケルトに被った地域ではこれも難かしいです。
62 :
吟遊詩人 :04/08/27 13:14 ID:z2doJ1i5
63 :
名無しの笛の踊り :04/08/27 13:39 ID:D9wpvTg1
この際ドイツっぽくミンネジンガーでもいいのでは・・・ 北フランスがトゥルベール、南フランスがトゥルバドール、 と呼ばれたはずです。 この話題について語るとき、 吟遊詩人→ローランの歌→シャルルマーニュ→東西ヨーロッパ形成、 という風に思考がそれてゆく自分が気持ち悪い。 各地を遍歴したトゥルバドゥールたちは、封建制度のもとで荘園が広がる 自分達の世界をどう思っていたのでしょう。 そして、中世の終わり頃から、「地理上の発見」により経済の重心が西に傾き、 かつての彼らの世界が彼らが生きていた頃のビザンツ帝国のように 都市が発展していったことを、天国でどんな目で眺めているのでしょう。 近代世界システム論なるものが唱えられて久しいですが、 日本では西ヨーロッパが現在にいたるまでの世界を語る上での 起点になっている傾向があります。 しかし、ただ東西ヨーロッパ、そして他の地域が違う歴史を歩んでいっただけなのだ、 と解釈するのが正しいのではないのでしょうか。 ウォーラーステインもきっとそういう捉え方をした上で この学説を提唱したのでしょう。 音楽から世界を捉え直すのもも素敵な知の営みです。スレ違いスマソ
64 :
名無しの笛の踊り :04/08/27 13:59 ID:HuMMJzuI
良スレage
65 :
吟遊詩人 :04/08/27 15:52 ID:z2doJ1i5
>>63 さん
私はまだカジりたてなのでトルバドゥールの歴史的な背景が判ってないのです。
とくに十字軍のこととなるとほとんどお手上げです。
ビザンツ帝国救援でもなく、永続的なアラブ支配の計画もなかったのに
あれだけの情熱を傾けた人々の心がどうもよく理解できない。
スペインの聖ヤコブ巡礼と対になって、東方世界に憧れたのか。。。?
ホイジンガ著「中世の秋」なんて読んでると
恋愛詩とマリア賛歌の繋がりがとても身近に感じます。
文化の熟成期というありきたりな日常に生きる人々が奏でる
奇妙な仕草のひとうひとつが歌舞伎役者のように思い浮かぶんです。
中世ヨーロッパ特有の至高のイメージが見えてくるような気がします。
バルトルシャイティス著「幻想の中世」を読むと
驚くほどオリエント趣味が広がっていて、文化の独自性というのも危うい感じです。
西欧のギリシャ的というのは後世のレトリックじゃないのか? と思うくらいです。
貴族のトルバドゥールの恋愛詩はそういう東洋趣味と繋がっていそうな気もします。
ウードとリュート、吟遊詩人と武勇伝、と繋がると
ウードの子孫の琵琶と平家物語の繋がりなどにも思いを馳せますね。
あれも何だか突如出てきたジャンルだったように思うのですが。。。いかがでしょう??
66 :
吟遊詩人 :04/08/28 20:45 ID:NV0Bg0N0
中世ヨーロッパのオリエント世界との関わりに思いを巡らすしてるうちに エミール・マール著「ロマネスクの図像学」がようやく理解できるようになりました。 まずシリア、ヘレニズムの宗教画の伝統を写本をつうじて独自に伝えたルーツの解明と トロープスやトルバドゥールにみられるラテン聖歌と共通する特長とが折り重なります。 逆に独自性の強い図像として当時の典礼劇との関わりが紹介されています。 復活劇で香料を買う3人のマリア、エマオに現われた巡礼者の姿のイエス、 それぞれがオリエントの図像から逸脱した作品は典礼劇で脚色したセリフと関わっています。 その発展として「ロランの歌」「アーサー王物語」などの武勲詩を主題にした作品が 旅芸人の多く集ったローマ巡礼路に沿った教会堂に残されています。 いずれも12世紀を中心とした出来事として描かれ考証されています。 こうした事柄をひとつひとつ観ていくと、中世の音楽がただ鑑賞するだけのものではなく 人間の営みに深く関わっていた様子が生き生きと感じられます。
67 :
スナフキン :04/08/29 20:21 ID:JqmNdRUi
レスが高尚過ぎて中々ついていけませんが、第6次十字軍に従軍したとされるミンネゼンガー、 ワルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデにとって、エルサレムはどのように映ったのでしょうか。 かの絶唱、パレスチナの歌は、マンロー盤などで聴く限り、神聖な憧れの地に辿り着いた喜びより、 疲れ果て、アラブの進んだ文化に圧倒され、十字軍の正当性に疑問を抱く、一詩人の心情が 込められているように思うのは、穿ち過ぎでしょうか。 芸術家には、為政者の思惑を超えた、真実を見抜く視点があってほしいという、私の願望かも しれませんが。
69 :
吟遊詩人 :04/08/29 21:46 ID:HJR9Ge+x
ワルターは伝説的ともいえるミンネゼンガーなんですね。 調べてみるとパスラーレ風の「低きミンネ」の他に格言詩を得意としてたようです。 美しい修辞よりもユーモアを交えることで人間の本音を引き出すのは カルミナ・ブラーナの精神と同じ血を受け継いでいるようです。 ワルターは騎士ですが、放浪学生、職人ギルド、修道僧。。。 ドイツの中世は一筋縄では行きませんね。
70 :
吟遊詩人 :04/08/29 23:38 ID:pKnAqhOf
中世音楽を話題にするとき 作品論を言ってるのか社会史を言ってるのかゴッチャになるんですよね。 そういうパラドックスに頭を悩ませたり逆に楽しんだり。。。そんな感じです。 それだけ演奏される場と生活習慣とが密接に関わってた時代なのだと思います。 ドイツの放浪楽師となると阿部謹也著「ハーメルンの笛吹き男」での著述が実感が湧きますし もう少しフォーマルなものだとW.ザルメン著「音楽家の誕生」で通観できます。 放浪楽師は身分よりも現金収入を選んだ人々のようです。 こうした人たちからみるとカルミナ・ブラーナはまだ誇らしい歌のようですね。 14世紀の情況が抜け落ちてるのは迫害の最も激しかった時期で 15世紀には町の楽師として定住し身分も安定していくのですが 16世紀以降の版画では放浪楽師は老夫婦という設定が定着していることからも 吟遊詩人のスタイルは前世紀の遺物のように扱われていたように感じます。 16世紀スイスの「放浪学生プラッターの手記」など読むと 街角で喜捨をもとめて聖歌を歌う子供がいる一方で 街へ入るには市民との知り合いである証明が必要だったとのことです。 街内で楽師を囲い込む反面、放浪する楽師を規制していた名残が伺えます。 18世紀のクヴァンツの自伝など読むと、楽師の徒弟制度が残されていたことに驚きます。 19世紀初頭のシューベルトの歌に出てくるライアー弾きが最後の姿でしょうか。 こうして通観すると演奏スタイルそのものとは別に 時代によって聴く人々の身分や評価で大きく変わっているのが判ります。 往時の騎士の姿で恋する人を演じるか、身分を隠し謎めいた格言を吐く放浪者となるか。。。 これもちょっとした楽しみのようでもありまする。
71 :
63 :04/08/30 19:38 ID:+A2+GY5h
>>67 さん
もはや十字軍は第4回以降はめちゃめちゃですからね。
聖地奪回なんてのはもはや建前に過ぎなくなってしまいました。
封建制の下で秩序の安定を迎えた西欧に、その秩序の安定により
商業の復活を迎え、荘園制が動揺し、都市が復活します。
第四回十字軍は、西欧で発展した都市の一つに数えられるヴェネツィアの商人が、
東欧の都市、商売敵であるコンスタンティノープルを攻撃し、
一時ビザンツ帝国を滅亡にまで追い込みます。
ただこの裏で糸を引いていたのがローマ教皇インノケンティウス3世です。
彼もビザンツ帝国のコンスタンティンノープル総主教を
憎らしく思っていましたから、ヴェネツィア商人と利害が一致したわけです。
こうして十字軍が腐敗していく中で、
(皮肉にも教皇権はその後衰退していきますが)
中世という時代が終わりを告げていきます。
第六回十字軍については詳しくありませんが、イスラームとの対立から始まった
純粋な宗教的情熱が衰えているのは明らかですから、
67さんのおっしゃることも充分に考えられます。
72 :
名無しの笛の踊り :04/08/31 23:58 ID:lMrXlaG0
吟遊詩人は旅に出ちゃった?
73 :
吟遊詩人 :04/09/01 00:30 ID:JJT78DMg
ウードの修行にアラブ方面に逝くか ケルティック・ハープの研鑽のためアイルランドに向かうか 悩んでおりますわ
74 :
吟遊詩人 :04/09/01 07:18 ID:3J6Gj+Ke
いちよ行の終わりをu-aの母音で統一し爽やかさを演出したのですが。。。 ただのネカマ風だったりして。。。(鬱
75 :
吟遊詩人 :04/09/02 07:18 ID:UvOl2BB2
76 :
吟遊詩人 :04/09/02 09:12 ID:R+y4Tyog
77 :
名無しの笛の踊り :04/09/03 23:12 ID:T5Wn/Z9F
吟遊詩人がいないよ。
78 :
吟遊詩人 :04/09/04 11:50 ID:ScjTj9EG
今日はディランを聴いてるよ。Mr.ジョ〜ンズ ヽ(´▽`)ノ
79 :
スナフキン :04/09/04 20:59 ID:qMu5XbdI
とりあえず、地下道でマショーの弾き語りでもやってみようかと。
80 :
吟遊詩人 :04/09/04 21:15 ID:6+bJhfAy
おおっ!活動開始ですな。 マショーといえば老人になってもファンの女性と恋文を交わしたという伝説の御人。 ヴィルレー、ロンドーと楽しみは尽きないですね。
81 :
吟遊詩人 :04/09/05 21:57 ID:AfU5Vp+i
トルバドゥールの楽器として挙げられるリュート伴奏の演奏って意外にないですよね。 ハープ、フィドルは多いのすが。。。絵的にも15世紀の歌人の姿に顕著みたい。 実際どうなのでしょう?
82 :
名無しの笛の踊り :04/09/06 00:48 ID:x2KUC3/F
衣装の準備は出来てるのですか?
83 :
名無しの笛の踊り :04/09/06 00:51 ID:kBBmwdnt
カストラートになりたい
84 :
吟遊詩人 :04/09/06 12:35 ID:0dhG1fBm
>>83 カストラート…今さらチョン切っても遅いぽ
>>79 地下道でストリートミュージシャン風の若者が、
マショーなんかやってたら、感動して夜眠れなくなるよ〜
86 :
名無しの笛の踊り :04/09/08 14:35 ID:la5gj/Cm
めざせ!重要無形文化財。。。適用:大道歌本屋
初心者ですが、 地方のタワレコくらいでも流通していて、 入門用におすすめのトルバドゥールものってありますか? 録音は90年代半ば以降をキボン。
88 :
吟遊詩人 :04/09/08 20:24 ID:rh8pnMt2
>>88 おお、ありがとう。
個人的レコメンドが確かに素敵そうですが、
ひとまずワン・ヴォイスのほうが売ってないかCD屋
言ってみまつ。
90 :
吟遊詩人 :04/09/09 13:08 ID:LeyWRjvv
以前はイギリス系の古楽奏者じゃなければ 「演奏ヘタクソ」でバッサリ斬ってたんですけど 最近はラテン系ミュージシャンのゆるゆるな感じが たまらなく好きになりました。 ヴェラール氏のアンサンブルは巧いのですが いわゆるカッチリ精度良くというよりは 各自の自発性の範疇でまとめます。 レベルディなどは家庭料理のような雰囲気で和みますね。 つとに気になってるのがヴェラール氏のCDに載ってる 耳を押さえながら歌ってる写真。(実はメンバーも。。。) 旋法についての細かい配慮をしているのか?と思っとります。 リソース知ってる人がおりましたらお願いします。
>>88 無かった…田舎者逝ってきます。
webで買うしかないか。。
92 :
名無しの笛の踊り :04/09/09 19:47 ID:TWLjwtcn
>>91 ガンガレ。漏れも田舎者だが何とかエンジョイしている。
「トルバドゥール詞華集」 瀬戸直彦 /大学書林
というのがあって、注文してしまいますた。
ラング・ドックと日本語との対訳本だそうです。
93 :
吟遊詩人 :04/09/09 21:29 ID:WI8mXSca
都会では常に新しい音楽やってても 田舎では昔ながらの雅な音楽をやってるんだい!! …って、900年前のだけど。
94 :
吟遊詩人 :04/09/10 09:15 ID:Wjr4MH2T
トルバドゥールを廻るモチーフ ◆トーナメント 名誉の他に真実の愛を賭けて闘ったということも多かったようで。 ラッパと太鼓の華やかなエスタンピーが騎士を誘導します。 聖母のカンティガ集ではトーナメントよろしく始まる録音もあります。 北仏ではピュイという歌のコンクールが行われ 優勝者には冠を模したトロフィーが与えられました。 カントゥス・コロナトゥスという名称の云われともされています。 ◆サンチャゴ巡礼路 アルビジョワ十字軍で没落したアキテーヌ地方の騎士が辿った道は サンチャゴ巡礼路の反対方向(北仏、南独、北伊)だったようです。 ちょうどルネサンス期のブルゴーニュの作曲家を思い浮かべると イタリア、ドイツ、フランスでそれぞれ活躍の場を見出してるのと 似ていなくもありません。 それぞれの地域文化の応答も面白いもので イタリアでは教会のモザイクで騎士物語を描き ドイツでは警句や道徳の規範で応え 北仏では宮廷政治の一部としてイギリスにも波及します。 スペインの状況はセファルディやモサラベ、ドイツからも楽士が集い 王の前で演奏をしたといいますので 本来の南仏の状況はこっちに近かったのかもしれません。
>>95 関係者の知り合いなだけで、
名前しか知りません。
うちにあった!!トルバドゥールっぽいCD ARTENOVA / Clemencic guillaume de Machaut La Messe de Nostre Dame [1]-[5] Minstrels and beggars play at the entrance of the church. これってトルバドゥールでいいんですよね。いいわぁ。
98 :
吟遊詩人 :04/09/10 19:36:08 ID:MDtu3qSm
>>97 う〜ん、オシイ。外角いっぱいの釣られ球という感じでしょうか。
ttp://www.medieval.org/emfaq/cds/atn85289.htm を見ると
マショーは14世紀のアルス・ノヴァの大家
Li Roi de Navarre シャンパーニュ伯チボーは13世紀のトルヴェール
その他の無名氏は11世紀前後のセクエンツィア作家のようです。
(一部フランス語の世俗曲も見受けられます)
題名のように聖堂の入り口での乞食やミンストレルが歌ったレパートリーを並べたもので
いわば亡命した吟遊詩人が徘徊した14世紀初頭の北イタリアの情況そのものだと思います。
この後にトレチェント芸術がフィレンツェ、ボローニャ、ペルージャという都市に展開していきます。
とても興味深い視点&録音ですね。
なるほど、ちと違うのですね。 やっぱり注文せねば…
100 :
吟遊詩人 :04/09/11 07:43:17 ID:PTmwYSmX
このスレ的にはクレマンシックの評価ってどうなんでしょう? 私は仏HMの中世ものとか大好きだったんですが、 評論家筋からは「やりすぎ」とかあんまり評判がよろしくないようで・・・。
102 :
吟遊詩人 :04/09/11 20:06:52 ID:lDfsCamG
今日、パニアグア演奏の聖母マリアのカンティガ集を仕入れてきました。
予想を裏切らない地中海臭たっぷりのアレンジが大好きです。(録音も良いです)
聖母のカンティガ集はデュファイ・コレクティヴの演奏も好きで
こちらは地声と太鼓でプチ・フランス風(ナンノコッチャ)の小気味良い演奏です。
>>101 これらに比べればクレマンシックはフツーではないでしょうか。。。
仏HM時代に参加してたD.ヴェラールの現在があるのも彼の功績ですね。
103 :
101です :04/09/11 22:59:05 ID:kM419iea
>>102さん あ、パニアグアも好きです。民俗音楽とかも結構好きだからかな。 録音もいいですよね。
104 :
吟遊詩人 :04/09/12 07:57:00 ID:qBhYk6+W
>>103 パニアグアの演奏聴いてると、ビザンツ聖歌と重なりますね。
4度平行やドローンで歌唱をアレンジしたり、結構「?」と思えても最後には納得してしまう。
クレマンシックやパニアグアは民族音楽から古楽を見据えたパイオニアで
中世の精神性と技能との結び付きを、従来の楽式論から解放した人たちのように思います。
実はよくできた旋律はそれだけで響き渡るし、演奏家のアレンジも自由に施せます。
それでいて曲の個性は失われない驚くような芯の強さがあります。
音楽史もデュファイ以前、マショー以前という区分を付けてくれると良いですね。
マショー以前と以後では芸術家の地位が格段に違いますが
アルビジョワ十字軍とそこから生じた放浪楽師の取り締まりを考えると
そういう保護をしないと音楽家の身分を正しく保てなかったのかとも思えます。
逆に12世紀は楽士の身分間や民族間の交流が多かったように思います。
異なるメソッドの楽士が交流しない演奏は風通しが悪くて窮屈な感じさえします。
105 :
スナフキン :04/09/12 18:28:37 ID:THrDuEGd
>>101 ちょっと遅れましたが、クレマンシック、いいですねえ。
カルミナブラーナがヒットしましたが、特に賭博師のミサでの怪しげな雰囲気、
好きだったなあ。
それこそトルバドゥールなるタイトルの3枚組LPもありました。
吟遊詩人殿にはフツーと言われてしまいましたが、独特の猥雑感と言うか、
埃っぽい感じが立ちこめて、これぞ中世!と私などは思ってしまいます。
106 :
101です :04/09/13 01:38:51 ID:Qz/ZG4vI
おお、クレマンシック支持のかたっていらしたのですね。 一時期「ロバのミサ」とかの国内版が出たとき 「レコ芸」あたりではほとんど下手物扱いで酷評されていましたので 真面目なクラシックファンには受けないのかと・・・。 マンロウだってトラッド系の歌手と共演したアルバムを残しているんだから ああいうアプローチもありだと思うんですがねえ。 パニアグアは、昔東芝EMIから国内版の出ていた「14世紀以前のカタルニアの音楽」の、 特に「モンセラートの”朱い本”」からの曲が良くって、今でも繰り返し聞いています。 うつくしー。
107 :
吟遊詩人 :04/09/13 21:18:54 ID:jngn2WQu
「トルバドゥール詩華集」が届きました。対訳と解説が付いていてとっても便利です。 特に一般には判りにくい宗教的な隠喩についてのコメントが多く参考になります。 しかしこれだけの機知に富んだ文学性を秘めてたとは驚きでした。 12人のトルバドゥール(最後は自分)の堕落ぶりを歌ったダルヴェルニェには爆笑ものです。 オーヴェルニュの歌は20世紀パリでミュゼット弾きとともに広がっていきますが 古いアキテーヌの貴族たちがそうした道の第一歩を踏み出したのは愉快なものです。
>>107 ごめん、それって何だっけ。本?
alphaのCDと一緒に聴くとよいってやつだったか…?
109 :
吟遊詩人 :04/09/13 21:47:54 ID:4r5ksvJM
「トルバドゥール詞華集」 瀬戸直彦著 /大学書林 6500円する「本」です。 alphaのCDはギョーム9世だと思いますが、この本には3篇しかありません。 逆に23人38篇の詩が紹介されていて、かえって鳥瞰的な見方ができます。 そのサロン的な雰囲気や、高貴な恋愛と教会との緊張関係などが伺えます。
110 :
スナフキン :04/09/14 22:58:28 ID:GoEP6hwc
>>106 スペイン古楽集成ですね。
あの頃のパニアグア、良かったなあ。
「朱い本」はその後沢山録音が出ましたが、素朴で拙いながら、
真摯な雰囲気があって、名盤ですね。
マンロウがトラッド系の歌手と共演したというアルバムとは何ですか?
111 :
吟遊詩人 :04/09/15 12:48:02 ID:YE6UWVny
オランダやドイツがルネサンス〜バロックという結びつきで古楽が盛んなのに対し スペインやフランスは中世〜ルネサンスという結びつきが強そうですね。 フランスの中世史など読み漁っていると、ヨーロッパ的な萌芽が多く散見され ルネサンスとはプロヴァンス地方を発祥とするのではないかと思うほどです。 もうひとつはヨーロッパ宮廷が文芸サロンを繰り広げたのも中世で 雑多な身分の人たちが入り乱れる都市の雰囲気と 宮廷での洒落なやり取りとが微妙にミックスされる面白さがあります。 イギリスでのマンロウの位置は非常に特殊ですね。 ほとんどの人がチューダー朝に思い入れを持ってるのに 博物館のようにレパートリーを発掘していった感じ。 中世イギリスはケルト〜ノルマンの間で紛争だらけ。。。 かつて「マクベス」という暗鬱な映画があって、その印象に染まってます。
112 :
阿呆杖 :04/09/15 13:05:29 ID:H2bOrtPy
>>111 > かつて「マクベス」という暗鬱な映画があって、その印象に染まってます。
もしかして、音楽をプログレ・ロック系のサードイヤーバンドがやっていて、
楽師の登場シーンではトロンバマリーナが出ていたにもかかわらず、ちっとも音には反映されていなかった、
あの映画のことですか?
113 :
吟遊詩人 :04/09/15 13:23:41 ID:YE6UWVny
>>112 細部は憶えてないけどポランスキー監督のやつ(1971年製作)
冒頭の「きれいは汚い、汚いはきれい」という魔女のつぶやき声が耳に残ってる。
114 :
吟遊詩人 :04/09/15 13:40:24 ID:YE6UWVny
115 :
阿呆杖 :04/09/15 14:42:23 ID:yVb9TemF
>>114 > 何となくアルバムを聴いてみたくなりました。
私もあの映画で、暗く土俗的な欧州中世を垣間見た気がしました。
今ならCDは比較的容易く手に入ると思います。
サントラではなくロックに分類されています。
映画同様どろどろした感じで、好き嫌いがわかれます。
中世ルネサンス系の音では、まったく、ありません。
そういえば、マンロウが音楽を担当した映画もあったはずですが、
タイトルを忘れてしまいました。
やっぱりヨーロッパの時代劇映画だったと思うのですが。
116 :
吟遊詩人 :04/09/15 16:20:41 ID:YE6UWVny
>>115 中世ヨーロッパを扱った映画で印象深いのは「薔薇の名前」ですね。
他にもジャンヌ・ダルクは数知れず、聖フランチェスコも数編。
こうした映画は生活史を知る上で色々面白い情報をくれますね。
音楽のほうは「ジャジャーン」ていう感じですが。。。
117 :
スナフキン :04/09/15 16:52:19 ID:IW0jcagd
>>116 薔薇の名前は、原作が良かったので、
むしろがっかりしてしまった口。
確かに、
>>116 のような見方で見直すと
なにか興味深いものがあるかも…
119 :
阿呆杖 :04/09/15 23:21:28 ID:JYWtO+h6
>>117 スナフキンさん、さんくすです。
吟遊詩人のあり方としては、
モンティパイソンの「ホーリーグレイル」に登場する、
サー・ランスロット(だったかな?)付きの楽師が楽しいですね。
勿論モンティパイソンは史実とは違いますが、
イギリスは放浪楽師やニュース売りの歌い手とかの歴史も長いし、
中世の吟遊詩人以後、面白い歴史を持っているような気がします。
でも、トルバドゥールとは系譜が違いますね。
120 :
阿呆杖 :04/09/15 23:45:44 ID:JYWtO+h6
>>119 、「映画の中の」吟遊詩人のあり方としては、
ということです。失礼しました。
121 :
吟遊詩人 :04/09/16 11:57:27 ID:u51dsaxP
122 :
阿呆杖 :04/09/16 13:22:29 ID:RePViqmQ
>>121 どうもありがとうです。
いやあ、吟遊詩人さん、ホントにスゴイです。
おみそれしました。
それにしても、少々興味本位に話をそらしすぎてしまったようです。
しばらくromに戻ることにいたしますです。
失礼いたしました。
123 :
スナフキン :04/09/19 21:35:17 ID:k3vjp+lc
吟遊詩人殿に触発され、「トルバドゥール詩華集」を入手してしまいました。 さすが大学書林、巻末に「中世オック語文法表」まで付いてるのに苦笑。 ダルヴェルニェは、笑っちゃいますね。 「拙者、所詮は、壷の中の蛙ですから、切腹!」ですか。
124 :
吟遊詩人 :04/09/19 21:59:49 ID:u4NWFOVg
>>123 ね、ね。いいでしょ。
ああいうサロン的な雰囲気は後の放浪楽士からは想像が付かないのですが
往時のアキテーヌ公国の華やいだ姿なのですよね。
多分ヨーロッパで最も早くに成熟した文芸サロンだと思います。
125 :
オルガン屋 :04/09/19 22:09:13 ID:jGvG2C1Q
>>1 =8
亀レスだけどワラタ。それにしても随分ノーブルな趣味だな。何だか素晴らしい。
126 :
吟遊詩人 :04/09/19 22:32:49 ID:rQ+fl2tQ
>>125 そういう貴侯も今日からちょうちんブルマに白タイツを履いて。。。
”愛と正義の戦士! セー○ー。。。 (*_*)\バキッ
127 :
オルガン屋 :04/09/19 22:53:44 ID:jGvG2C1Q
>>126 いや、マジでちょっと興味出ました。フランスでもそういうことを趣味にする香具師は
もはやほとんど絶滅してます。とりあえずCD探しに行ってみます。器楽曲なら14、5
世紀のものを持ってるんですが。アラビア音楽みたいなやつ。トロヴァトーレについて
は、カッチーニのアマリリみたいなやつを勝手に連想していたんですが、実は全然
違うんですよね。面白そうだ。
128 :
吟遊詩人 :04/09/20 07:13:56 ID:/8YWBr4Z
>>127 思われ人への恋慕は雅なサラセン布に肢体を包む獅子のようでもあり。
これになせる我が奉仕の長けは唯流れる歌声のみ。
今日のオラはなんというか詩人ですだ。。。(+_*)\バキッ
129 :
名無しの笛の踊り :04/09/25 01:22:50 ID:yHKCHcJS
age
130 :
吟遊詩人 :04/09/25 16:00:20 ID:EsJx+fjh
トルバドゥールの時代はゴシックに突入する直前の欧州文化の萌芽期です。 逆に言えば古代から中世に入った時期にあたるわけで 今流にいうスローライフの原点的な位置付けもできると思いまする。
阿部謹也のヨーロッパを見る視角というのを読んでるんだけど、 トルバドゥールへの言及があって面白いよ。 当時の男女関係を読み解くための素材として出てくるんだけど、 トルバドゥールがどういう人たちだったのかわかりやすい。
132 :
オルガン屋 :04/09/25 16:56:27 ID:JrTm7kp2
モンタネッリのルネサンスの歴史のなかに、ほんのちょっとだけフレスコバルディやら 何やらといったあたりの描写が出てくるけど、筆が立つというか、生き生きと描いてるね。 イタリア史の随想はイタリア人に書かせろとういうことかな。
133 :
名無しの笛の踊り :04/09/30 01:06:26 ID:pzquehnL
age
前に書いてた田舎人だけど、 CD屋の棚の端っこの方でハケーンしたので買ってきました。 CHANSONS DE TROUVERES Paul Hillier HMF PRODUCTION USA 1996 秋の夜長に、窓開けて聴いてまつ。
135 :
名無しの笛の踊り :04/10/02 10:43:46 ID:7OUHVmU1
鳴かぬなら泣かせてみせようトルバドゥール
これから寒くなるから吟遊詩人をするのも大変ですね。
137 :
名無しの笛の踊り :04/10/05 01:04:33 ID:uFhCyrZw
人肌の温もりが欲しいにゃ。。。(マッチ売りの少女化)
じょんぐるーるでもいい
139 :
吟遊詩人 :04/10/09 14:28:27 ID:K2oRyEB9
ジョングルールは凄く見入りが良かったようですよ。 トルバドゥールは騎士たちの余興のようなものですが ジョングルールはいわゆる職業音楽家。 でも当時の世界では騎士の名誉を重んじる姿が尊ばれ 遊興を稼業にする旅芸人は蔑まれました。 銭を払えば一曲歌うというのは愛の奉仕にならないようです。 騎士の愛は無私で清純なものでなければなりません。
140 :
吟遊詩人 :04/10/10 16:31:12 ID:UAhotLDn
近況のCD購入歴…今回は英米の演奏家によるものを集めてみました。 ◆13c聖マリア賛歌集/アノニマス4 13cのトルヴェールおよびノートルダム楽派のオルガヌムを演奏。 ロマン風の色香がありすぎるとの批判もあるが個人的には好き。 ◆チヴィターレの聖週間/Ph.ピケット、ニュー・ロンドン・コンソート 北イタリアの写本より行列歌と典礼劇を演奏。平行オルガヌムでのオルガンの使用など 色々興味深いアレンジを披露。しかし派手さもなく手堅い演奏である。 ◆ノートルダムの神秘/ローレンス=キング、ザ・ハープ・コンソート 12cのトルヴェール、Gautier de Coincyの作品を集めたCD。 ハープ、コルネットなど器楽寄りのアレンジは多彩で劇的な効果を狙った演奏。 英米の演奏家の中世観というのは、なんとなく19世紀のゴシック・ロマンのような芳香があり 仏伊のように等身大の人物が歌って踊るという感じではないのがユニークです。
凍死するにはまだ早いのにいないよ。
142 :
名無しの笛の踊り :04/10/23 15:13:05 ID:TRwedMIt
hage
トルバドゥールにhageはOK??
マショーは老年に18歳の乙女と文通しておりますた。
145 :
名無しの笛の踊り :04/10/27 08:10:31 ID:P7etFgz7
中世の秋
冬を待たずに凍死しちゃったか。
冬ソナに負けた。秋のトルバドゥール。
トルバの秋
最近、歌謡曲もいいな〜と思ったり。。。やっぱり秋なんよね。
アルビジョワ枯れススキ〜♪
151 :
名無しの笛の踊り :04/10/30 11:22:43 ID:TO78hnJQ
ミンネジンガーってどうよ? お勧めのCDなど教えてくだされ。
ミンネジンガーホイジンガーマジンガー ンガー
ミンネジンガーとは中世エロッパ研究家の水木一郎氏が大魔人に変身することでつか?
154 :
名無しの笛の踊り :04/10/30 14:41:12 ID:EbIHTTIr
トルバドゥーラ、メンチカブーラ、ビビデバビデブゥ!
155 :
名無しの笛の踊り :04/11/03 15:53:21 ID:j43ynr9b
早く人間になりた〜い♪
なれましたか?
美女のキッスで魔法がとける仕掛けです。
158 :
名無しの笛の踊り :04/11/06 07:52:55 ID:bx3mpHEa
トルバてクラシクなの?
12c頃に栄えた南仏の宮廷で流行った世俗の歌唱芸能です。 アルビジョワ十字軍で当地の騎士は落人と化し イタリア、北フランス、ドイツと遍歴しながら散り散りになります。 ルネサンス文芸の手本とされたダンテやペトラルカは 旅すがらにこうした人々と交流し文筆を磨いていきました。 今では民謡と呼ばれる類にもトルバドゥール芸術の影響があり 「低きミンネ」という農民の娘への牧歌的な恋愛が歌われました。
一代限りの成り上がり芸人なので弟子は取らないと云ってまひた。
161 :
名無しの笛の踊り :04/11/12 01:33:57 ID:hwGWDnUv
アフリカの吟遊詩人といえば。
162 :
名無しの笛の踊り :04/11/12 08:50:51 ID:oB/zANM+
アフォばっか。ルネサンス基本的に(・∀・)━━━━キラ〜イ!18cからしか古賀区と認めず!残念っ!
フムフム。良いアフォリじゃ。 トルバドゥールは呪われた吟遊詩人&没落騎士。 今も真実の愛と仕えるべき主人を捜して彷徨っておるのじゃ。
死者の軍勢ですか!
というか怨念でつ
昨日、ひとりの亡霊騎士に魅入られた。 その名もヴォルケンシュタイン家のオズヴァルト。 片目でウィンクしながらこっちをジッと見ております。
>>162 ここはルネサンスではなく中世ですが何か?
168 :
吟遊詩人 :04/11/22 13:01:21 ID:gpivOFZj
169 :
吟遊詩人 :04/11/22 20:54:43 ID:R9r9eXfQ
日本で中世物の流行らない理由のひとつとして レコ芸の執筆陣が演奏にオーセンティックな流儀を求めすぎている所為もあるにゃ。 外国では新譜も少なくないのに、国内販売は未だにマンロー世代が幅を利かす有様だし。 ロンドン中世アンサンブルのデュファイ以後、論評は20年以上出遅れている。 同じ曲に多様なアレンジを許容する中世音楽について門戸を開いて欲しいですにゃ。
171 :
吟遊詩人 :04/11/22 21:21:21 ID:xBt1UsCS
口調はやや柔らかく言おうとしてるが。。。茨のクリスマス・ツリーみたいな。。。ね? でも言いたいことは判るな。皆見切って輸入盤に走るのが普通だものね。
>>170 けどどうなんやろ。マーラ・プニカのような
スブティリス物は結構評価高いと思うのですが。
自分が好きだからこそ、そう思いたがってんのかな?俺は。
173 :
名無しの笛の踊り :04/11/23 04:43:29 ID:Tp+1PAyK
>>172 アルス・スブティリスは楽譜があっても長らく禁断の園だったので大歓迎なんだろな。
ただ音楽史そのものが単旋律→ポリフォニーという進化論的思考に陥りがち。
単旋律のほうが音楽家の技量を発揮できる器であることに気付くべき。
(ルネサンス期のダウランドのラクリメの流行などでもあきらか)
作品の完成度を評する視点の違いがあきらか。トラッドや民族音楽の評価にも通じる。
174 :
吟遊詩人 :04/11/23 08:38:40 ID:MLK8Q8d2
ますますデビューしにくくなってきたな。。。ていっても、公園デビューだけど。 夕暮れは木枯らしが身に染みるぜぃ、くぅぅぅ。
公園デビューw 遠赤外線靴下がおすすめ。
176 :
名無しの笛の踊り :04/12/02 17:01:00 ID:kBDzGEE3
hage agari
◆■◆トルバドゥールなにくたい■◆■
178 :
吟遊詩人 :04/12/08 12:39:15 ID:2zzNJfT4
高貴な愛に肉体関係はいらない。 連綿とした性のうめきを高貴な言葉で綴ることこそ騎士たる者の剛毅。
ランスロットは にげた〜
みんな 南にいってしまったのだろうか さみしいな
お嬢さん 流れ者には 女はいらねえ …… とかなんとか
>>182 陰謀渦巻く宮廷にリュートを抱えた渡り鳥が不意に現れて
「ちょほいと待ちなぁ、一曲歌わせてもらうぜぇ・・・
♪あぁかい〜ゆうひよぉ〜もぉえぇ〜おぉちてぇ〜。」
もうひとつ 「王宮での吟遊詩人コンテストにひとり遅刻してきても堂々としてる御人が。 歌い出したら『ジョングルールはぁ〜気楽な稼業と来たもんだっ』」 てのはどうよ。
王族没落、王宮解体、パトロン逃走、純愛霧散で、 ハイそれまでよ
世もまつだな
ええじゃないか ええじゃないか ええじゃな〜いか
お伊勢参りとサンチャゴ・コンポステラの関連性について5行以内で答えよ
>>189 > お伊勢参りとサンチャゴ・コンポステラの関連性について5行以内で答えよ
答え:どちらも多くの巡礼を集めることで有名だが、関連性については不明な部分が多い。
しかしながら、そのどちらについても、巡礼者は自分の故郷にお土産を買って帰るのがならわしであり、その義務をはたすのに大変な努力と財力を要することで共通点を見出しうるだろう。
ちなみに伊勢は太陽の地でありコンポステラは星の原である。
伊勢参りでの与太話ってのはよくあるのだが サンチャゴでそういうネタって出ないのかな。 トルバドゥールの得意とするところのような気がするんだが。
人生一度はちょほぃと巡礼の旅に出るものサー
ダンスマスターもかくや
194 :
名無しの笛の踊り :04/12/23 02:05:49 ID:zHrR4ta2
昔のお伊勢参りは「精進落とし」と称するセックル遊びが不可欠だった(らしい)が、サンチャゴ・コンポステラの場合はどうだったんだろうね。
>>194 お参りする前にすると抜けなくなるラスイ
スペイン人らしいラテン・ジョークだ。気に入った。
197 :
名無しの笛の踊り :04/12/26 17:37:13 ID:aAoiIeO8
おいおい。クリスマスが終わったら門付の準備だって。 あ〜ん、いそがすいなぁ。もぅ〜!
198 :
名無しの笛の踊り :05/01/01 07:47:57 ID:YbozlIno
みなさま、あけましておめでとうございます。 染之助、染太郎で御座いま。。。(*_*)\バキッ
旦那〜 歌わせて ちょうだ〜いな〜
【新着カラオケ番号】 三人目のマリー 納取惰眠バンド 1135-A 蟹は死んだカニ? 魔性の戯鸚鵡 1333-B 鳥巣タンの投げキッス 番 情波 1425-A さらば桶毛虫 除素感 1498-A おお春代 門塀亭 涙出 1565-A ・ ・ ・ 以下省略(200ゲト)
なんだか、トゥルバドゥールとジョングルールがごっちゃになってる希ガス 「芸人」的要素が強いのはジョングルールで、トゥルバドゥールって、 どっちかというと「詩人」じゃなかったっけ・・・
202 :
吟遊詩人 :05/01/11 21:05:11 ID:yhfNeeqU
やばい、1000超えた。。。いや、スレ順のことっすけど。
炬燵と蜜柑とロマンスと
ウツラウツラ
ほぜん
206 :
スナフキン :05/02/01 16:54:09 ID:rTCpzVNf
ムーミン谷から戻ってみれば、こんな所に。
207 :
名無しの笛の踊り :05/02/02 02:10:09 ID:CcpwWDRx
よっこらさっと
ウツラウツラ
パトロンはいねが?
津軽の冬は厳しい。。。
211 :
パ :05/02/10 19:06:13 ID:JlSP25KC
やさしがったのは朝鮮から来だ労働者だげだあ たぎびに当だらせでくれだあ
話がリアル杉
おら もう疲れただよ パト……
214 :
男泣き :05/02/11 18:44:27 ID:h5f5pjdc
パトラッシュぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜!!!! グォォォォォォォォォ〜〜〜〜!!!!
215 :
名無しの笛の踊り :05/02/11 19:48:26 ID:VszJDaDH
おまいら、トルバドゥールになりたかったんじゃないのか?!
しょせん旅芸人の一座ですから
しょせん牛乳配達のアルバイトですから。。。パトラッシュぅぅぅぅ〜。
トルバドゥールのドゥ・ギッシュは旅に出ました。 屋敷を十字軍に焼き払われ、王家も没落。 馬のシルベスタンと一挺の竪琴。そして歌だけが彼の友でした。 森を抜け、山を越え、アルプス峰のふもとの村に辿り着きます。 教会のある小さな広場でシルベスタンに水を飲ませたあと 彼は聖堂の階段に膝を預けて歌をうたいました。 宮廷で思慕を重ねたマドンナの瞳を、この村の美しい景色に見立てて。 そして古代の英雄の物語を、自らの放浪の身を闘いに見立てて。 村人や貴人は、最初は奇異な目でこの旅人をみつめていましたが やがて風のうわさで聴いた悲惨なできごとに思いいたり 彼の身の上を察して村はずれに小屋をたて住まわせました。
何か唐突に美しい話が始まってるな。
数年の歳月が過ぎ、男はいつしか村人からイル・カパンノ(小屋の人)と 呼ばれるようになっていた。かつての高貴な衣は小屋の裏に葬り 竪琴の弦も緩み切れかけていた。眼光は猟師らしく伏し目気味になり かつての真っ直ぐ人をみる威厳はすでに消え去っていた。 ある日、男はいつものように鹿狩りに出かけた。 ところが鹿を射たつもりが茸狩りをしていた乙女であった。
幸い乙女の傷は肩のみで気を失っただけであった。 血の気を引いたような頬の色は生来のものらしい。 イル・カパンノは乙女を抱き上げ自分の小屋に寝かせた。 やがてうっすらと薔薇色の頬が浮かぶと乙女は目を覚ました。 乙女の名はイザベラといった。
222 :
名無しの笛の踊り :05/02/15 21:37:57 ID:QNbyubsU
ロベルト・シューマン「美しきマゲローネ」 って吟遊詩人の歌語り の設定だよね
ロマンタレブゥー
225 :
222 :05/02/17 18:56:01 ID:IZ95vDk3
ハズカシや〜
>>222 の「マゲローネ」はR・シューマンでなくって、
J・ブラームス、でげす
夢想家ブラームス好みのあま〜い、おセンチな、星菫趣味な、恋物語です。
226 :
名無しの笛の踊り :05/02/17 22:50:08 ID:JaToZ2Ft
なにを隠そう、私こそがドゥ・ギッシュとイザベラの末裔なのですた。 と、一手みたい。ウプ)
227 :
名無しの笛の踊り :05/02/18 20:18:48 ID:aJtR9uff
228 :
名無しの笛の踊り :05/02/18 21:11:51 ID:XbdyRgp0
イヤァ〜ン、ヴァカ〜ンス。
229 :
¥ :05/02/18 21:14:23 ID:aJtR9uff
>>228 木久蔵さんですか? ラーメン売れてますか?
大道芸ラーメンてのに、鞍替えしません?
出汁は誰がなんといおうとスガキヤです
231 :
パンの笛 :05/02/19 20:33:38 ID:lmJtOQU8
冬の間、彼らはどこで、なにしてたんだろ ムーミンみたいに、冬眠?
イザベラは母のカタリナと二人暮らしだった。 イル・カパンノはそれは知っていたが言葉を交わしたことはなかった。 男はたどたどしく自分の名を名乗った。 私の名はドゥ・ギッシュという。人々はイル・カパンノと呼んでいるが。 知っております。と娘は答えた。広場で歌ったあの声を今も覚えてございます。 男は少し驚いた。それは娘の聡明さにではない。むしろその高貴さにであった。 そして例えひとときでも獣と間違えて弓を引いたことを深く恥じた。
トルバドゥールの ドゥ・ギッシュ 十字の嵐に 為す術知らず 屋敷を追われ 国追われ 命からがら 旅の空 愛馬の名前は シルベスタン うちまたがるは ドゥ・ギッシュ 竪琴つま弾き 歌口ずさみ 旅路のともの 道連れよ ファララ……
アルムの山の そのふもと 村の広場で 言の葉を 紡ぐうたびと あわれみて 人のなさけの 小屋住まい 琴を弓矢に 持ちかえて 幾年月が 流れ去り いつしかその名も イル・カパンノ 貴人の威風も 野に去りぬ ファララ……
鹿を射たのも つかのまに 倒れ伏したる 乙女の姿 おのれを羞じたる イル・カパンノ 看病しきりの 小屋の中 やがて乙女は 目を開き 名をイザベラと 申したり 薔薇の頬の 乙女イザベラ 母とふたりの 暮らしとや ファララ……
世の男たちよ。おおいにロマン垂れブゥ。
237 :
名無しの笛の踊り :05/02/23 19:45:59 ID:WQLCabQZ
ファらら‥‥
238 :
名無しの笛の踊り :05/02/23 19:49:30 ID:3sO/huzD
ぷらぷら…
239 :
名無しの笛の踊り :05/02/24 10:06:14 ID:9yZB/aKR
良スレッドの予感。
男は黙ってロマン垂れブゥ
良スレの確信...
242 :
名無しの笛の踊り :05/02/24 21:34:43 ID:IVGnuGi9
やがて旅芸人はフランダース(フランドル)の野原に・・・(
>>217 )
従者 : おいおい。そっちはイタリアとは反対方向だよ。
244 :
名無しの笛の踊り :05/02/25 11:30:12 ID:ikqZhOkg
>>243 従順なるサンチョ・パンサよ
ドゥルネシーア姫が、拙者の来訪を、頸長うして待っておられるのじゃ
従者 : だから旦那、あれは風車小屋だって。
ほら、あれが有名なフラダンスだよ。パトラッシュ。
247 :
名無しの笛の踊り :05/02/25 18:48:34 ID:BCCMM8Bw
ネロー、風車小屋の下で待ってるからね きっと早く来てね、パトラッシュもよ (アロア)
248 :
名無しの笛の踊り :05/02/25 18:56:29 ID:BCCMM8Bw
おはなしまだかな おはなしまだかな(アロア)
中世という名を借りたあまりにも現代的な課題がこのスレには横たわっている。 物語の不在と文化的な倦怠感である。哲学などいらぬ。ロマンスと踊りが必要なのだ。
250 :
名無しの笛の踊り :05/02/25 20:16:37 ID:BCCMM8Bw
ジグジグジグ
253 :
名無しの笛の踊り :05/02/26 17:43:25 ID:3oNqixHT
_,.. ---- .._ ,. '" `丶、 / ` 、 ,..-‐/ ...: ,ィ ,.i .∧ , ヽ. . ,:' .l .::;',. :::;/..://:: /,':/ ', l、 .i ヽ . ,' ..::| .::;',' :;:','フ'7フ''7/ ',.ト',_|, , ',.', ,' .::::::!'''l/!:;'/ /'゙ / '! ゙;:|:、.|、| 'l . ,'. .:::::::{ l'.l/ 、_ _,. 'l/',|.';| l :::::::::::';、ヾ  ̄ `‐-‐'/! ';. ' . ! :::::::::::/ `‐、 ゝ |'゙ | | ::::::::/ \ 、_, _.,.,_ ノ::: ! 春にはめでたくパトロンが見つかりますように。 |::::/. _rl`': 、_ ///;ト,゙;:::::./ .. `´ /\\ `i;┬:////゙l゙l ヾ/ ,.:く::::::::`:、\ 〉l゙:l / !.| . /:.:.:.:\:.:.:.:.`:、ソ/:.:| | | /.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:У:.:;l /./ . /:.:.:.:.:.:.:.r'´`‐,`、:/.,.:‐{ | !`:、 ,'.:.:.:.:.:.:.:.:.';_,゚.,ノ.:./,:':.:.:.:', | |`、:| !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙、:.::/:.:.:.:.:.:.ヽ, / ,!:.:`、
娘アンネよ。それはもう云うな。屋根裏だって結構住み良いものだよ。
なにげにオーケストラの少女のような展開になってるな。ストコ節でハンガリー音頭とか。
256 :
名無しの笛の踊り :05/02/28 19:28:57 ID:qFA6tilk
純朴なるサンチョ・パンサよ
そちには見えたか
わが尊きドゥルネシア姫の憩う山小屋に
いま
肩に弓を負った卑しい間者(
>>235 )が忍び込んだのを?
行け 姫をお救い申せ
257 :
名無しの笛の踊り :05/02/28 20:56:47 ID:qFA6tilk
(アロア)ネロー、絵ばっかり描いていないで
こっちで遊びましょ
ね、パトラッシュ?
あなたもそう思うでしょ?(
>>248 )
258 :
名無しの笛の踊り :05/02/28 21:05:42 ID:BpskHnVo
259 :
名無しの笛の踊り :05/02/28 21:11:09 ID:qFA6tilk
>>234 >アルムの山の そのふもと
村の広場で 言の葉を
(ペーター)
ハイジ、ユキみなかったか?
おーい、ユキー、どこ行ったんだよー
おら もう疲れただよ パト…… レイバー……
261 :
名無しの笛の踊り :05/03/01 11:36:16 ID:STGyK35Y
(ペーター) だめだよ、眠っちゃ! 目を開けなよ! 凍え死んじゃうよ!
262 :
名無しの笛の踊り :05/03/01 13:00:30 ID:STGyK35Y
あ・・・ ・・・イル・カバンノ・・・でなくて、ペーター・・・、 ずっと看ててくれたの?・・・ ・・・そこにいるのは・・・パトラッシュ・・・でなくて、ユキちゃんね・・・ どこに隠れてたの、ユキちゃん・・・ でも、見つかってよかったぁ・・・ ん・・・? ・・・おばあさん・・・でなくて、おじいさんもそこに?・・・ うれしいわ・・・あたしならもう大丈夫よ・・・ 安心してね・・・(ガクッと、項垂れる)
263 :
名無しの笛の踊り :05/03/04 00:09:33 ID:bcDmRgmm
age
264 :
名無しの笛の踊り :05/03/05 15:25:18 ID:50U503uH
カバンノおじさん、まだかな、まだかな〜
266 :
名無しの笛の踊り :05/03/07 19:50:11 ID:cfXJVgDs
え〜、カバン屋さんでしょ、靴屋さんだっけ? あ、すいません、時計屋さんでした(ここスイスだし)
おお イル・カパンノ おお イル・カパンノ 野に下り 衆に交わり 弓を手に獣を追うとも 胸の奥に歌があふれ その両手が奏でるは 清らな恋の 永遠の調べ
良スレ発見! 今週末にリュートニストのナイジェル・ノースのコンサート行ってきます。(サンフランシスコ在住) ダウランドはトルバドゥールと呼ばれる時代・国の人ではないかもしれんが、ああいう分かりやすい感情的な歌って好きだ。
おお 友よ このスレに集うて トルバドゥールを志されたる 高邁なるはらからよ 耳を楽しませ心を解きほぐす 言葉のタペストリを紡ぎ織るべく 詩神に仕えし者ならば このスレの上にては 歌にて会話をなそうではないか 歌にて会話をなそうではないか なんてね
270 :
パン :05/03/11 19:40:31 ID:OXWP734S
糸染めあぐる草花を 求めに山に入りたれば 腹すかせたる年若き 黒毛の・・・ 熊に出くわせり〜
272 :
名無しの笛の踊り :05/03/16 07:09:51 ID:iPpZbbf0
バグパイプってどうじゃろか。十字路て民族楽器屋で4マソ程度で売ってるのが気になる。
上達するにはスカートと胸毛も必要アルネ。
ポシェットとでっかいバックルのついた革靴も忘れずに。
275 :
名無しの笛の踊り :05/03/18 18:59:18 ID:7quigCO7
春がきた、大地にあるものすべてが跳びはね踊る季節じゃ
うたをわすれた カパンノは うらのこやぶに すてましょか
いえ、ただのガルガンチュアになるんで。旦那。
イル・カパンノには乙女イザベラの高貴さに加え気になることがあった。 イザベラが祖国の宮廷で歌ってたあの歌を褒めてくれたことであった。 彼はこの土地では自分はただの哀れな流れ者に過ぎなかった。 歌のことに言葉を添えた人間に出会ったことはついぞなかった。 猟師の身にやつした小屋住まいの男を美しい歌人と呼んだのはなぜ? うっすらとした薔薇色の頬からこぼれ落ちる高貴な言葉の数々はどこから?
華と散れ
恥じ入るばかりの イル・カパンノ 聡き瞳の イザベラは このうたびとを 知るという その歌声と その名前とを 薔薇の頬なる イザベラは 如何にてわが歌 知りたもう 祖国を追われて 幾星霜 誰が知るや ドゥ・ギッシュの名を
あのイザベラとの一件があったのち冬が過ぎて春が訪れた。 街は復活祭の時期に相応しい陽気に輝いていた。 春麦の収穫の前に行われる祭りの頃になると 方々より放浪楽士が集まり街は陽気なにぎわいに満ちていた。 ドゥ・ギッシュもあの一件以来、宮廷人としての誇りが蘇りつつあった。 あるとき広場の縁日で賑わうなか、放浪楽士たちが芸を競いだした。 人垣が大きな大団円を描くなかには、かのドゥ・ギッシュの姿もあった。
収穫祝う 春祭 活気と笑いが 街の歌 集い来るは 放浪楽師 競うは 手だれの芸と歌 集いし楽師の その中に 立つは猟師の イル・カパンノ 弓を琴に 持ち替えた 気高き姿の トルバドゥール ファララ……
>>283 お若いの
「大団円」とは
「人の輪」のことではないぞよ
実際の輪を意味するのではないのじゃ
それでも物語はつづく
大団円か!?
宴の季節
289 :
くま :2005/04/08(金) 12:46:06 ID:+nZI0JY/
がおー、がおー 冬眠から 目覚めたぞー がおー、がおー
すみません。そのクマは昨年の熊送りの儀式に出し忘れたやつです。速攻回収します。
春の陽気に 浮かれ踊るは 浮かれ踊るは 誰あろう〜 あれは あれは あれは我らが トルバドゥ〜ルなり〜 とくらあ
トルバドゥール トゥルバドゥール どっちの表記の方がいい?
ポンパドゥールかロンパルームのどちらかと思ふ
パルムドール
日本の吟遊詩人が亡くなられたそうです
単なる呑兵衛でしょ。。。つくづく惜しい人を亡くした。追悼盤でるかな?
飲兵衛の吟遊詩人…… いい……
確かに高田渡氏は門付芸人→書生節→ナンセンス・ソングの系統を引いた正統派だ。 どちらかというと戦前に立ち消えた昭和ヒトケタ代のシュールな世界を思わせるが あがた森魚ほど大正ロマンにのめり込んではいなかった。
299 :
名無しの笛の踊り :2005/04/22(金) 19:27:30 ID:EJ1w2UbX
>>290 北海道関係者でつか
トンコリ抱えた、アイヌの吟遊詩人の方でつか
歌ってほしい・・・
>>295-298 高田渡ベスト、キボンヌ!
300 :
300ゲト :2005/04/25(月) 12:25:08 ID:A7FcQki6
世の東西を問わず放浪芸というのは存在するものだ。 そしていつのまにか風のように消えていく。
「最後の越後瞽女」小林ハルさん死去 目の不自由な女性旅芸人「瞽女(ごぜ)」の伝承者として知られ、 「最後の越後瞽女」と言われた小林ハル(こばやし・はる)さんが 25日午前2時10分、老衰のため死去した。105歳だった。 小林さんは1900(明治33)年、同県南蒲原郡旭村(現・三条市)生まれ。 生後約100日で白内障にかかって両目を失明。7歳から瞽女の修業に取り組み、 県内外の温泉地や山村を回ったと伝えられている。30歳を過ぎてから「親方」 として巡業を続けた。 78年、瞽女伝承者として3人目の「無形文化財」保持者に 選ばれた。
302 :
名無しの笛の踊り :2005/04/29(金) 10:06:05 ID:Oyvfnepu
嵐を呼ぶトルバドゥール コバイヤシーハル・オイワケスキ
> コバイヤシーハル・オイワケスキ 一瞬、クリスチャン・ベンダーだかダンベールだかの関係者かと 思ってしまいましたよ。 コバイヤ星のトルバドゥール……。
304 :
名無しの笛の踊り :2005/04/29(金) 18:10:10 ID:n/vDO4AQ
なりてぇ〜♪
宇宙の吟遊詩人
306 :
名無しの笛の踊り :2005/05/02(月) 18:04:40 ID:3H1+CLQy
ビンクリーがEMIに録音してた中世物がレフレックスで安売りパックになってた。 5枚組で4000円程度。多分日本では未発売だったが演奏の腕のほうが気に掛かる。 カンティガとかマショーをはじめ、ヴォルケンシュタイン、コワンシィなど珍しいものも。 あとBBCのOpus Arteシリーズでビンゲンの神秘劇のDVDがあったので衝動買い。 ときおりオペラ風の演出があって水を差すもののビジュアルで観ると いったいこの人たちはどういう宗教の人たちだろうかと疑う感じ。 それくらいに中世の宗教的情熱というものが異常だったのかもしれない。
307 :
名無しの笛の踊り :2005/05/02(月) 21:34:46 ID:yRRG43aj
ビンゲンか。。。老齢にいたっても濃い芸筋はコバイヤシーハル・オイワケスキと良い勝負だな。
吟遊詩人
(>o<) こりゃまた1本ミズを刺されましたわぃの
こりゃまた
311 :
$ :2005/05/10(火) 19:26:33 ID:rnePioRw
放浪によい季節 ひとり旅にでますかい
陽気に浮かれて みんな旅に でてしまったのかい
昨日の大雨に討たれて小休止です。
おっちゃん!! いつものふたつ!
♪亭主持つなら 堅気をお持ち とかくやくざは 苦労の種よ