★マイルス・デイヴィスを聴こう★

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16ポーコーチン
マイルス・デービスは名盤「ジャック・ジョンソン」のA面「ライト・オフ」がベスト演奏といえよう。
リズム・セクション、特にビリー・コバムのドラムスの魅力が抗し難いほどであり、他のパートを含めた
アンサンブルも特筆に価する。ジョン・マグローリンのギターも雄弁の限りで、そのカッティングは
凡百のギタリストとは別次元の躍動感を漂わせ、ソロ・パートでの爆発は神の怒りであり恐怖を伝える。
マイケル・ヘンダーソンのベースも力がこもり、薄味のところが皆無なのだ。スチーブ・グロスマンは
心情があふれ、聴くものの肺腑をえぐる。ソプラノ・サックスの美しさはチャーミングの限りで、
言語に絶するほどだといえよう。