各作曲家のナンバー1を決めよう!Part 5

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17名無しの笛の踊り
カンタータをはじめ声楽曲に超名曲が目白押しで投票に苦慮する。

楽曲の完成度とホルンとバイオリンの目覚しいパッセージが魅力的な「BWV1」
青年にしか書けない深い感情の率直な表出「BWV4」
死をこれほど身近で優しいものとして捉えた例は芸術史上他にない「BWV8」
バッハの祝祭的な表現のひとつの到達点を示す「BWV11」
ラメントバスと大胆な不協和音によって深い苦悩を音で表現し尽くした「BWV12」
Vn.抜きの特異な楽器編成でレチタティーヴォの可能性を究めた「BWV18」
深い感情表出が心を打つバッハ最大のカンタータ「BWV21」
無伴奏Vn.パルティータとミサ曲ロ短調の音楽を含むバッハカンタータの到達点「BWV29」
雄大な冒頭合唱をはじめシンフォニックカンタータともいえる濃密な響きの「BWV34」
声楽入りコンチェルト・グロッソの奥義を尽くした「BWV42」
対して、声楽入りソロ・コンチェルトならこの曲「BWV51」
グールドも絶賛した曲頭の属7はベートーヴェンの第一交響曲を経て近代に直結する「BWV54」
苦悩と厳しさの果てのなぐさめ「BWV56」
「運命の動機」の執拗な繰り返しの先にベルクが引用したリディア調のコラールが鳴り響く「BWV60」
バッハのカンタータの「典型」ともいえる様式の内に主を待ち望む純粋な喜びを歌った「BWV61」
18名無しの笛の踊り:04/06/20 23:37 ID:7l0pVbJ6
「魂の救い」をテーマに、音楽史上最高に純粋な喜びに溢れたデュエットを含む「BWV78」
有名なルターのコラールを元に若きバッハの総決算とも言うべき力を尽くした「BWV80」
死を魂の安息として捉え冒頭から終曲まで間然するところのない名旋律に満ち満ちた「BWV80」
伸びやかな春の息吹につつまれたパストラーレの名曲「BWV104」
バッハの音楽修辞法の極点、節ごとに音価を増やしていくコラール伴奏が衝撃的な「BWV105」
「死」こそがヨハン・ゼバスチァンの幼い頃からの親しい友であった。バッハの本質を示す「BWV106」
音楽的な深さと祝祭的表現が両立することを見事に示した市参事会交代式用の「BWV119」「BWV120」
痛切な贖罪の感情を確かな希望で柔らかくつつんだ「BWV131」
マタイ、ヨハネを既に成した巨匠が満を持して書き上げたカンタータの最高傑作「BWV140」
音楽史上最高のオブリガートを持つコラールを核に人間の罪深さと神の愛を鋭く対比させた「BWV147」
イエスのもたらす慰めをテーマに最も美しく甘いソプラノアリアを冒頭に持つ「BWV151」
悩みに満ちた「私」に繰り返し優しく平安を語りかけるバスの柔らかな響き「BWV158」
死への憧れを妖しいほどの美しさで陶然と歌うアルトの響き「BWV170」
複雑な構成を素朴なリコーダーの響きに秘めた小受難曲「BWV182」
痛切な葬送の足取りが胸を打つ。バッハが全霊を尽くして書き上げた葬送音楽「BWV198」

一体この中からどれを選べばいいのだろう。
しかもなお、ヨハネ、マタイの両受難曲、クリスマス、復活祭のオラトリオ、ロ短調を筆頭に種々のミサ曲、
軽妙もしくは壮麗な世俗カンタータ、マニフィカトもあるというのに・・・。